魔法技能師開発研究所は、
日本に設立された
魔法師開発機関である。
全部で10ヶ所の研究施設が存在し、それぞれ研究施設によって研究テーマが異なっていた。研究テーマが非人道的なものから次々と閉鎖され、2095年11月時点で稼動しているのは半数である。しかし、公式には閉鎖された研究所も、5ヶ所の内3ヶ所は看板と運営主体を変えて実質的に存続している。
これらの先駆けとしては、2002年に設立された陸軍総司令部直属の秘密研究機関がある。2010年代から2020年代にかけては、そこから派生する形で
エレメンツを開発する研究機関が稼働していたが、魔法師開発の方針の変化に伴って閉鎖された。その後、新しい開発方針に従ってこれらの10ヶ所の研究施設が設置された。。
研究所
魔法技能師開発第一研究所
2031年設立。2092年時点では既に閉鎖され、跡地に
金沢魔法理学研究所が作られている。
一条家、
一之倉家、
一色家、一花家を輩出。一花家は
数字落ちして
市原家に。
研究テーマは「対人戦闘を想定した生体に直接干渉する魔法」
魔法技能師開発第二研究所
2031年設立。淡路島にて稼働中。
二木家、
二階堂家?、
二瓶家?を輩出。他に
数字落ちして深見家になった家がある。
研究テーマは「無機物に干渉する魔法」
酸化還元反応に関わる吸収系の魔法の研究。
魔法技能師開発第三研究所
2032年に厚木に設立。稼働中。
三矢家、
三日月家?、三枝家を輩出。三枝家は魔法技能開発第七研究所に移管され
七草家となる。
研究テーマは「多種類多重魔法制御」「魔法同時発動の最大化」
閉鎖されずに稼働している5箇所の研究所の中で最も活発に動いており、多くの軍人魔法師が出入りしている。
魔法技能師開発第四研究所
国立の研究施設として第四研究所となったのは2033年頃であるが、母体となった民間研究所は2020年代以前から稼働していた。政府から閉鎖されたと発表されているが、実際には政府から独立して元の民間研究所として設立時のスポンサーの下で
四葉家により運営され、現在も魔法師の開発が行われている。
かつてのオーナーは
東道青波で今は四葉のスポンサーでもある。
四葉家を輩出。
研究テーマは「精神干渉魔法を利用した精神改造による魔法能力の付与・向上」
魔法技能師開発第五研究所
2035年愛媛県宇和島市に設立。稼働中。
五輪家、
五頭家、
五味家?を輩出。
研究テーマは「物質の形状に干渉する魔法」
流体制御を主とする物質の形状に干渉する魔法の研究。
バハムートと
深淵(アビス)の二つの
戦略級魔法を開発したことで国際的にも名を馳せている。
魔法技能師開発第六研究所
2035年仙台市に設立。稼働中。
六塚家、
六角家?、
六郷家?、
六本木家?を輩出。
研究テーマは「魔法による熱量制御」
魔法師開発のための遺伝子操作が最も盛んに行われた研究所でもある。
魔法技能師開発第七研究所
2036年東京に設立。閉鎖。
七草家、
七宝家、
七夕家、
七瀬家?を輩出。
研究テーマは「対集団戦闘を念頭に置いた魔法」
研究成果は「
群体制御」
魔法技能師開発第八研究所
2037年北九州市に設立。稼働中。
八代家、
八朔家、
八幡家?を輩出。
研究テーマは「魔法による重力、電磁力、強い相互作用、弱い相互作用の操作」
魔法技能師開発第九研究所
2037年奈良市に設立。閉鎖。
九島家、
九鬼家、
九頭見家?を輩出。
当初の研究テーマは「合理化し再体系化した
古式魔法を
現代魔法として実装した魔法師の開発」。
第三次世界大戦終結から程なくして閉鎖されたが、
第九種魔法開発研究所として名前を変え
九島家、
九鬼家、
九頭見家?の三家共同出資の民間研究所となっている。
魔法技能師開発第十研究所
2039年東京に設立。閉鎖。
十文字家、
十山家、十神家を輩出。十神家は
数字落ちして
遠上家に。
研究テーマは「空間に仮想構築物を生成する
領域魔法」
多種多様な
対物障壁魔法を開発。
2066年に閉鎖される。国防の為に流出を防がなければならない旧第十研の研究を管理する役目が
十文字家に与えられ、跡地はまるまる十文字邸の敷地となっている。
関連
登場巻数
5巻、
8巻、
9巻、
12巻、
13巻、
14巻、
17巻、
21巻
コメント
施設 用語 組織・団体
最終更新:2024年11月10日 15:54