重力制御型熱核融合炉(じゅうりょくせいぎょがたねつかくゆうごうろ)とは、
重力制御魔法で継続的な核融合反応を維持することでエネルギーを発生させる装置のことで、実現するのが困難なため、
加重系魔法の三大難問の一つに数えられている。技術的に不可能とされているのは、
重力制御魔法の対象である質量が核融合反応中に少しずつ減少していくために継続的な核融合ができないからである。
2097年に
司波達也が
ESCAPES計画にて
恒星炉プラントを建設し、
重力制御魔法式熱核融合炉を実現。
市原鈴音のアプローチ
2095年度の
論文コンペで
国立魔法大学付属第一高校の
市原鈴音が「
重力制御魔法式熱核融合炉の技術的可能性」をテーマにして発表。
鈴音のアイデアは
クーロン力制御魔法の併用によって重力制御魔法の必要強度を下げ、「継続的」核融合反応へのこだわりを捨て「断続的」核融合反応を
ループキャストにより継続的核融合を実現するというものだ。そのために現状は高ランクの
魔法師が必要だが、エネルギー回収率の向上と設置型魔法による代替でいずれは点火に
魔法師を必要とするだけの核融合炉を実現予定。
司波達也による恒星炉(常駐型重力制御魔法式熱核融合炉)
2096年4月25日に
国立魔法大学付属第一高校で
司波達也をはじめとする生徒会メンバーで、
クーロン力制御、
中性子バリア、
ガンマ線フィルター、
第四態相転移、
重力制御の魔法を用いた「常駐型重力制御魔法を中核技術とする継続熱核融合実験」(
恒星炉実験)を実施し、短時間ながら炉を動かすことに成功。しかし、必要な魔法スキルが高く、個人の魔法技術に依存するために実用化には程遠いものだった。
2097年5月末に達也は
ESCAPES計画を発表し、
巳焼島に
恒星炉プラントを建設。恒星炉には魔法式保存効果を持つ人造レリック(
聖遺物)「
マジストア?」が使われており、マジストアには
クーロン力制御、
中性子バリア、
ガンマ線フィルター、
第四態相転移、
重力制御の魔法式が保存されている。
恒星炉プラントにより達也は常駐型重力制御型熱核融合炉の実用化に成功。
登場巻数
6巻、
7巻、
12巻、
16巻、
17巻、
24巻、
25巻、
26巻、
27巻、
30巻、
31巻、
メイジアン・カンパニー1巻
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最終更新:2022年07月08日 16:38