冠東近畿戦争とは
四国及び近畿・中国地方獲得を目論む
カンタルシア帝国は、その足掛かりとして
大東方帝國の支配を目論み、
ドラコニック帝国、
日ノ出国と連合軍を組む。大東方が人道支援やミッドウェイ沖での大規模な軍事演習で本国の守りが手薄になっていた151年7月、カンタルシアは大東方に向け西上を開始するのであった…
場所
大東方帝國、淡路島、カンタルシア帝国
交戦勢力
大東方帝國側
カンタルシア帝国側
高槻の戦い
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侵攻を開始したカンタルシア陸軍は最初に、高槻をはじめとした大東方北東部の支配を目論んだ。我らの奇襲に大東方の歩兵は腰を抜かし、一瞬にして高槻一帯はカンタルシア陸軍の支配下に置かれた。
↑カンタルシア軽戦車の猛攻
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第一次淡路島の戦い
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淡路島は、大東方の心臓部である紅魔京に近い。竹下空軍大元帥は一気に大東方を叩くべく淡路島の獲得を計画。空軍の猛攻の末、淡路島はカンタルシアの手中に落ちた。
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大阪大空襲
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カンタルシア側は休むことなく次の計画を実行する。大東方の海軍力を少しでも削るため、大東方の工場をD-1310機が一斉に戦術爆撃を行った。どれ程の被害を与えることができたかは不明である。
↑空襲を行うD-13 写真内では少なくとも480個の爆弾が投下されているようだ。
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第二次淡路島の戦い
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大東方海軍は、カンタルシア空軍の紅魔京への攻撃を阻止すべく、深夜にドレッドノート級戦艦4隻で淡路島への艦砲射撃を行った。飛行場の被害は軽微なものであったが、カンタルシアの守備隊を怯えさせるには十分であった。
↑淡路島に向け艦砲射撃を行う大東方帝國の戦艦
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摂津・和泉の戦い
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第二次淡路島の戦いの直後、カンタルシア陸軍は大東方北部一帯、そして南東部の農村地帯を占拠した。大東方の兵も応戦したが、カンタルシア騎兵隊の前には歯が立たなかった。
しかし、この勝利によるカンタルシアの気の緩みが後に大失敗を招くことになるのだ…
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第三次淡路島の戦い
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大東方帝國は、カンタルシアの支配下に置かれている淡路島の飛行場を破壊すべく、クラスター弾を搭載したミサイルで淡路島を攻撃する。この攻撃で飛行場は破壊され、守備隊長の勝沼中将をはじめとした淡路島守備隊は壊滅した。なんとか生き残った兵も、翌日に上陸した大東方陸軍の餌食となり、大東方帝國は淡路島を奪取することに成功した。
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大阪湾海戦(カ号作戦)
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カンタルシア帝国・ドラコニック帝国・日ノ出国の連合艦隊は大阪湾に向け出撃する。大東方帝國のミッドウェイ艦隊はこれを叩くべく大阪湾に急行。しかし、これはカンタルシア帝国らの仕掛けた罠であった。ミッドウェイ艦隊の背後を、カンタルシア帝国らの別動隊が襲ったのだ。この海戦で、カンタルシア帝国側は大東方の軽空母や付随の駆逐艦を何隻か沈めることに成功したものの、大東方の圧倒的な大艦隊の力に押し負けてカンタルシア・ドラコニック・日ノ出国連合艦隊はほぼ壊滅したのであった…
↑ドラコニック帝国の海軍本拠地「インプレン・フォート」から出港した軽空母や重巡
↑三河沖に到着した日ノ出国の艦艇
↑秋月を敵砲弾から庇う春月(日ノ出国艦艇)
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三河沖海戦
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大阪湾海戦の後、本国へ全速力で撤退するカンタルシアの艦隊を、大東方の第一・第二艦隊が追跡していた。そして三河沖に差し掛かったとき、大東方の艦隊は予想外のものを目にする。そこでは、カンタルシアが予め待機させておいた艦隊が大東方を待ち受けていたのだ。
こうして戦いの火蓋は切って落とされた。この戦いでの被害は不明。
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淡路島奪還作戦(第四次淡路島の戦い)
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カンタルシア帝国皇帝・伊那宮 兼治と大東方帝国総統・アルス=スカーレットは淡路島奪還作戦前夜にそれぞれ演説を行った。
カンタルシア皇帝演説
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我が父上・巳武宮一世は、松本の小領主の身から信濃統一を志し、数多の敵を打ち破り、広大な信濃をわずか5年にして平定した。ここには父上が松本領主だった頃から仕えている重臣たちも多くいる。お前たちも父上の偉業はよく知っている筈だ。信濃が5年で平定できるのだから、淡路島など簡単に奪還できるだろう。この一戦に国の興廃がかかっている。勝てば戦況はこちらに傾き、負ければ敵に隙を与えてしまう。命が惜しい者は帰れ。余が求めているのは、敵に囲まれようと敵を討ち果たすべく孤軍奮闘する誠の冠国兵だ。一人十殺では足りぬ。全員、一騎百殺の覚悟で臨め。敵を地の果てまで追いやるのだ!カンタルシアの名の元に!武運を祈る!
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大東方総統演説
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淡路島は我が国の防衛にとってかなり重要な拠点である
カンタルシア軍は淡路島奪取のためついに動き出した
総員、淡路島を死守せよ
この戦いに勝てば敵は隙を見せ一気にこちらから仕掛けることができる
負ければ祖国の存亡に関わる事である
祖国の存亡この一戦にあり、健闘を祈る
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両軍は淡路島東で対峙する。
先に動いたのは大東方帝國であった。空母機動部隊が先制攻撃を行ったのだ。カンタルシア帝国側もこれに応戦、淡路島の空では大激戦が繰り広げられた。
しかし、肝心の揚陸艦を大東方帝國は見つけられなかった。
淡路島東で大激戦が繰り広げられている間に、揚陸艦は大東方の目をかいくぐり西に回り込んでいたのだ。
こうして、淡路島にカンタルシア帝国側の軍勢が上陸することになった。
一時は淡路島の一部を占領することに成功したカンタルシア軍だったが、大東方帝國の築いた強固な陣地と猛攻によってカンタルシア陸軍は最終的には淡路島からはじき出されてしまった。
そのころ淡路島東では、両軍の激しい海戦が行われていた。大東方帝國の圧倒的な海軍力にカンタルシア側は圧倒されていた。なんとかカンタルシアは持ちこたえていたが、ここで予想外の事態が発生する。
大東方帝國が派遣していた人道支援艦隊が戻ってきたのだ。
人道支援艦隊の帰還など夢にも思っていなかったカンタルシア側は、軍を引き上げざるを得なかった。
↑淡路島に上陸したカンタルシア陸軍
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三河港奇襲
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淡路島奪還作戦後、大東方帝國はカンタルシア三河軍港を奇襲すべく第二艦隊を再編成、出撃した。
航空隊の攻撃により、カンタルシアは
軽空母二隻沈没
戦艦・駆逐艦四隻重大損傷
という甚大な被害を被った。
大東方海軍はまだ淡路島奪還の傷が癒えていないと油断していたカンタルシアの大敗北であった。
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八雲港奇襲
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日ノ出国は、大東方帝國の戦艦・空母を攻撃するべく、八雲港にF-12×250機で奇襲を行うという計画をたてる。
作戦当日、日ノ出国はレーダーサイトに電子妨害を行い、その一時間後に奇襲を行った。
八雲港には大東方帝國最強を誇る第一艦隊が停泊しており、戦艦11隻、空母6隻が大破着底した。幸い、港湾内だったため喪失は免れたが、この戦争には復帰できなくなった。
なお、第二艦隊は洋上にいたため難を逃れた。
↑主力艦隊を攻撃した第352対艦攻撃部隊
↑電子妨害を行った情報収集艦五月
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摂津の戦い(紅魔京攻め)
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淡路島奪還を失敗したカンタルシアは、帝国の威信を取り戻すべく次なる策を模索していた。
そんな中、カンタルシア皇太子の伊那宮 利治(陸軍中将)が、自ら軍を率い大東方帝國の心臓・紅魔京に和泉と摂津の南北から攻め寄せ、大東方帝國の兵力を分散させた上で攻め落とすという策を提案する。
皇帝は齢21の若者にそのような事はできまいと、却下していたが、カンタルシアの大元帥をはじめとした陸軍の重臣の多くがこの案に賛同したため最終的にはこの案を受け入れ、皇太子に二万の兵を預けた。
作戦は極秘に進められ、紅魔京は簡単に陥落するとだれもが思っていた。摂津・和泉の戦いから数も強さもこちらが圧倒的に勝っていると油断していた。
しかし、この作戦は大東方帝國に筒抜けであった。
摂津にて朝食をとっていたカンタルシア軍に、大東方軍が襲いかかってきた。
カンタルシア軍は大混乱し利治は自ら先陣を切り応戦したものの腿を撃たれ落馬、大東方に捕らえられた。
摂津のカンタルシア軍は大打撃を受け、高槻まで撤退したという。
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四條畷講和会議
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大東方帝國に捕らえられたカンタルシア皇太子・伊那宮利治の引き渡しを求めるカンタルシアは、大東方帝國に講和を持ちかける。
大東方帝國はこの講和を受け入れ、大東方帝國の四條畷にて講和会議が開催された。
この会議にて、平和条約やお互いの港湾を使用することを認めた。
カンタルシア皇太子の伊那宮利治の引き渡しも無事行われ、講和会議は終了。冠東近畿戦争は終結した。
会議の後、食事会が行われ出席者には白沢牛が振る舞われたという。
2021 8/24(8/23?) 終戦
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最終更新:2021年08月24日 13:05