21世紀深夜アニメバトルロワイアル@ウィキ

我が良き友よ

最終更新:

Bot(ページ名リンク)

- view
だれでも歓迎! 編集

我が良き友よ ◆PuVQoZWfJc



「――っ!? なんだ!?」「わからんっ! 行ってみるか!?」
漸く見えたホテルの方角から爆音が聞こえてきて二人は顔を見合わせる。爆音自体は
何度か耳にしたことがある二人だが状況が状況だけに楽観視することはできなかった。その場でホテルから
誰か出て気はしないかとその場で少しの間待つものの辺りは静けさを取り戻すばかりだ。

「誰も出てこないな、神山」「出てこないって事はまだ中に爆発を起こした張本人がいるって事だよ林田くん」
このままでは埒が明かないので少しだけホテルに近づくと誰かが血を流して倒れているのが見える。
傍目にはもう死んでいるようにも見えたがそれで捨て置くことは彼らにはできなかった。

「......どう見ても死んでるようにしか見えないし助かりそうもないけど確認の必要はあると思うんだ」
神山が血溜まりに沈んでぴくりとも動かない人を見ながらそう言うと林田も同意を示してくる。

「ああ、生きてるかも知れないし他にもまだ殺されてない人があそこにいるかも知れない。危険だが
行ってみる価値はあるだろう、ただ何時でも逃げられる準備はしとかねえとな。」

そしてホテルにこっそりと侵入すると二人で周囲を警戒しながら死体に近づく。年の頃は自分たちとそれほど
違わないようでその事が一層危機感を煽る。

「もしもし、大丈夫ですかっ」
神山が声をかけ体を少し揺らすが反応はなく、息も止まっていて僅かに開いた目はどこも見ておらず
林田は首を振ると彼の目を閉じさせてやり、上の階へと続く階段へと目を移すと攻撃的な声をかけられた。

「そこに誰かいるのか!」
階段から降りてきたのはワイシャツにズボンといったごく普通の青年だった。但し普通なのはそこまでで
両肩にデイパックと映画に出てきそうなマシンガンを下げており剣呑な目付きで神山たちを、というか
特に神山を睨みつけている。片手には奇妙に銃身の長い銃を構えている。

「こんな格好をしてはいますが武器は持っていません、抵抗もしませんの銃を下げてもらえませんか」
そう言うと銀行強盗にでもやらされるように両手をゆっくりと挙げて頭の後ろへ組み膝を付けて座る。
林田もそれに習うが目の前の普通っぽい男から危険なモノを感じ取っていた、見た目に反して銃が
あまりに馴染みすぎている。ない方がむしろ違和感を覚えそうなくらいに。

「.........わかった、だが帽子を取ってくれないか?顔が見えたほうが安心できる、そっちの君、取ってあげてくれ」
林田がそれ見ろと言わんばかりに神山の帽子を取り膝の上に置くと男、ジョゼはまだ警戒しながらも降りてきた。
神山の頭が露出するが顔の下半分は襟に埋もれたままだ。

193 名前:我が良き友よ ◆PuVQoZWfJc [sage] 投稿日:2010/10/20(水) 19:57:50 ID:BM7MIBrk
ジョゼは始め彼らが訪れたことに内心で焦っていた、クレイモアの爆音の後に何の物音もしなかった為ので
先程の少女二人を始末できたかと死体の確認のため二階へと向かったその矢先に彼らの声が聞こえてきたのだ。
黙ってやり過ごすか不意を打って処理するか、それともあえて友好的なフリをして使うかを逡巡しつつ接触する。

状況的にも疑われる事は必至な事から最後の選択肢はまずないとして、仕損じの無いよう近づいて行く。
「先に行っておくが、その少年は僕じゃないぞ。僕が来たときにはもう撃たれていたし、さっきの爆発音も
上の階でその子を殺した犯人が爆弾を使ったからだ。ちなみにそっちでは女の子が死んでいる。なんだった
ら見てくるといい」

血よりも真っ赤な大嘘を息するようにジョゼは吐いた。こんなことは公社での勤めからすっかり慣れっこに
なっていた。自分はイタリアの警官で仲間か数人この島にいて探していると告げるがモヒカンの青年は
懐疑的な様子で自分の行ったことを問いただしてくる。既に先程の自主的な拘束は解いていた。

「本当にあんたがやったんじゃないんだな」
「君たちの方には逃げなかったから分からないだろうけど相手は僕が入ってきた方へと窓から飛び降りて逃げたんだ。
仮にも警官の僕が子供を三人も殺すような凶悪犯を見逃す訳がないだろう、仕留め損なった事は済まないと思うが」

ジョゼの返答の内容はともかくとして、二人は彼の銃が似合うという違和感には一応納得した。海外の警官なら
銃は所持しているだろう、だがそれははっきりとジョゼを警戒するに充分な裏付でもあった。この人は躊躇なく撃つ
だろうと。

「それで君たちは何か武器を持っているのかい、まさか手ぶらで乗り込んで来たんじゃないだろうね」
その言葉に二人は返す言葉がない。武器は無く有るのは微妙な代物ばかりだ。様子見程度でもその行いは
充分無謀だと言えた。

「呆れたな。もう少し命は大事にしないといけない」
ジョゼは露骨に落胆して言う。これでは出てくるだけ損だったかも知れない。戦利といえばふたり分の処理が
済むことだが放っておいても良かっただろう、素人が都合良く高性能な装備を持って来てくれる事を期待
していたが流石に虫が良すぎたか。

「何はともあれ場所を変えましょう、このままここに留まるのも気が引けますし」
神山が提案してジョゼもそれに乗る。今は帽子は被らず胸の位置で持っている状態だ。
自分で殺しておいてなんだがやはり多少ながら後ろめたい気持ちが無いわけでも無いのだった。だが


194 名前:我が良き友よ ◆PuVQoZWfJc [sage] 投稿日:2010/10/20(水) 20:00:00 ID:BM7MIBrk
「林田君、どこへ行こうというんだい」「ションベンだ、流石にこんな次から次からへと死人を見せられちゃな」
林田が用を足しに行こうとするとジョゼが危険だから止めておくように言うが、死体があちこちにあるホテルの
トイレを使う気には到底なれず最初に入ってきた方向とは逆の入り口から外に出ていってしまう。

「さっきの話なんだけど、僕の同僚を見かけたりしなかったかな」
そう言って名前を言い特徴を告げて見るが神山は残念ながらと首を振る。この後どうするのかと聞かれたが
神山はこの島から脱出するために人と逸れたクラスメートを探すつもりだと答える。

「脱出か、確かにそれが君たちにしてみれば一番現実的かもしれないね。でも他の人はどうだろうな、人を信用するのが
何よりも難しいって人がけっこういたような気がするけど」
そういうと自分と同じく公社の仕事をしている兄のジャンの顔が思い浮かぶ、今の自分も彼と大差はないだろう。

「いいえ、話せば分かってもらえる筈です。この殺し合いで優勝して願いを叶えてもらうという事の方がどれだけ
虫のいい馬鹿げた妄想かを教えて差し上げれば僕たちよりも現実的な方々はきっと手を貸してくれるはずです。」

ジョゼは自分の聞き間違いかと思いそっと耳に手を当て指を擦る。遠くなってはいない。だからもう一度聞き返す。

「いいですか、優勝するってことはこの殺し合いでただ一人生き残るってことです。言ってて無理だと思うでしょう。
それなのにカタギじゃない方々はそっちの方が慣れてでもいるのか真っ先に人に話しかけるよりも先に行動を
開始しました。程度の差はありますがこれでは登校拒否児や自閉症児と同じです!」

言われて初めてヘンリエッタを思い出すが不思議と違和感を覚えない。神山はなおも力説する。

「よしんば生き残ったとしてあの人達が本当に願いを叶えてくれるでしょうか、
片方の人なんか寝言で『私は嘘しか吐きません』って言いそうだったじゃありませんか。そこまでこんな事をして
生き残ってきた人の願い事なんか叶えますか、僕なら叶えません」

こんな事で少年の死体を指さして息を荒げる、一通り言い終わって呼吸を整えているとジョゼは疑問を口にした
「なるほど、言われてみればそんな気がするが叶えて貰えないという保証もないだろう、脱出が最善だと、
君はその事にいくらかでも根拠を持って言っているんだろうね。優勝でも主催の打倒でもなく」

ジョゼからしてみれば既に3人殺した(と思っている)以上なかったということになれば困るなどというものではない。
今すぐ撃ちたかったがその前に彼の言い分を否定しておきたかった。

「もちろんです」だが神山は彼の問いかけを肯定する。いいですかと前置きをするとまた話し始める。
「思い出して下さい。まず始めに殺された女の子たち、そして下着姿の子達に僕たち、他にもいましたが明らかに
本職の方々と学生とで分けられています。これが一つ目です」「一つ目?」

195 名前:我が良き友よ ◆PuVQoZWfJc [sage] 投稿日:2010/10/20(水) 20:02:13 ID:BM7MIBrk
「なんであれこの様な催しであれば参加者全員にどれほど小さくても生き残る、勝つ可能性がなければ成立しません
競馬で倍率0の馬なんて出走しません。学生でも銃が撃てれば飛び出た弾丸は人殺せるでしょう。ですがそれだけです。
いざ殺そうと思ってもできて同じ素人まででしょう。その辺りは僕より警官のジョゼさんの方が分かっているのでは」

ジョゼは苦々しく頷く。一般の学生如きが義体処理の済んだ少女たちを相手に連続で不意を突きヘッドショットが
成功するとは思えないし彼女たちが殺されているなら更に凶悪な殺人者を相手にすることになる。軍隊経験がある
ジョゼに言わせれ論外だ。

「だが、もし、もしもとても高性能な兵器があればどうだろう、それが支給されていれば素人でも生き残れるような」
それでも自分の意見を曲げてなおも食い下がるが梨の礫だった。やれやれと首を振られる。

「それですよ。それが当たりさえすれば・・・では他の人は?当たりが一つなら暫定的に当たらない勝率0の人が残ります、
人数分のアイテムが有るのなら話は別ですが僕たちにはなかった。ジョゼさん、殺された人たちや犯人、そして
ジョゼさん自身にそんな超兵器が持ってましたか」

今度は首を振る、仮に入っていたとしても首を振らざるを得ない。銃を握る手に力がこもる。

「つまり初めから殺される為だけに参加させられた人がいるということ、それはつまりその人の願いを
聞く気がないとも取れ、必然的に叶えるのは優勝候補の願いに絞られます。これが一つそして二つ目は
ジョゼさんが言ってくれましたが.........これです」

デイパックをぽんぽんと叩く。これは何ですかと問われたのでジョゼはデイパックだと答えるが他にはと聞かれる。
「.........支給品?」「そうです、では支給品いや支給の意味は?」「物やお金を給与として払い渡すこと......」

「そうです、その銃もこの変な服も全て与えられた物です。しかし相手に武器を渡すにしても自分に危険のある物を
わざわざ渡すでしょうか。もしもあればですが素人が生き残れるような超兵器があったとしてもやはり通用しないと
考えた方がいいでしょう。これが根拠の二つ目です。」
実のところ参加者の一人に超兵器の心当たりが神山にはあったのだがここは伏せておく。

じっとりと冷や汗が背中を濡らして行くのを感じながらジョゼはこの自分より年若い青年をにわかに警戒し始めていた。
早く黙らせないといけない。最後まで言わせてはいけない。然し何故だか体は動かず声も出ない。
「三つ目」はっきりと指を立てて続きを言う。

「もしも自分が主催者だったら?もう一度言いますが僕なら叶えません」
そうきっぱりと言い放つと同時にジョゼの体に感覚が戻ってくる。まるで何かに拘束されていたように錯覚する。
「そうか、確かに君の言う通りかもしれないな」「分かって頂けて何よりです」

だが、と小さくジョゼは呟くと同時に薄く笑みを湛えてコンテンダーを銃口を神山の帽子ごと胸に押し付ける。

「言うのが少しだけ、遅かったね」


196 名前:我が良き友よ ◆PuVQoZWfJc [sage] 投稿日:2010/10/20(水) 20:05:29 ID:BM7MIBrk
おかしい。ジョゼは先程犯人は窓から逃げたと言っていた。だが外に出てホテルの上の階を見ても開いている
窓はない、他に異常があるとするなら非常階段の二階の踊り場がごっそり失われている事だった。

(どういうこった、犯人は爆弾を使ったって話だが近くの部屋の窓にはヒビも入ってねえ、これじゃまるで
金田一少年の事件簿だぜ、神山を呼んで聞いてみた方がいいかもしんねえな)

それは全くの偶然だった、用を足した時に途方に暮れて上を見上げたときに爆破されたと思わしき非常階段を
見つけ、違和感に気づいてしまった。後で窓を閉じたのだろうと一言で片付く事だが何故かそうは思えなかった。
人殺しと爆発があった場所で犯人が窓から逃げるのを見ておいてその窓を閉める。そんな事があるか。

思考が纏まらない中で、嫌な予感だけが急激に膨張していく。そしてそれは形にならない答えとなり
林田の体を動かした。 

(神山が危ねえ!)

振り向いてホテル内に戻ろうとしたその時、手遅れだとでも言うかのように音は響いた。
「逃げるんだ!はやしっ,,,,,,,,,」
神山の声と、遮るようにくぐもった銃声が連続して林田の耳に届く。

違和感はあった、ずっと機会を伺うような危険な雰囲気と死んだ魚のような目、状況が状況だけに仕方がない
ようにも思えたしそう思いたかった。だからこそ敢えて警官だという嘘臭い言葉を鵜呑みにして思考を止めた、
自分を安心させるために。

だが甘かった。ここで死んでいた少年の存在に打ちのめされて安易な選択をした、それが甘かった。
やはりこの男、ジョゼがこの場の人間を皆殺しにしたのだ。分かっていたはずだ。
そして逃げる手段もあったはずだ。トイレに行くといいデイパックを置いて物色されているうちに逃げたり
二階を見に行ってそれこそ窓から逃げるとか、あったはずなのに

会話で先手を打たれた事、怯えていた事、考えたくなかった事、話に夢中になっていたこと、
様々な要素がこの自体へと彼らを導いていった。そして今神山は事態を把握してジョゼの目を見る。笑うばかりで
何も映さないこの目を決して忘れまいと固く心に誓うと外に出ている林田へと大声で警告を発して飛びかかろうとする。
だができたのは名を呼ぶまでだった。

普段は級友を無碍に扱ったり素っ気ない態度ばかりの彼だがいざという時には友の為に全力を賭す好漢である。
しかし今は一発の銃弾にその意思は砕かれようとしていた。胸に鈍い痛みを覚えてその場に倒れるとジョゼは
とどめを刺さずにコンテンダーを仕舞うと入り口まで行きスコーピオンのセーフティを外して林田を待ち伏せた。

197 名前:我が良き友よ ◆PuVQoZWfJc [sage] 投稿日:2010/10/20(水) 20:08:48 ID:BM7MIBrk
(助けに来ないな、慎重に行き過ぎたか、そういえば今はヘンリエッタがいないんだった)
軽く舌打ちし諦めて神山の止めを刺そうと振り向くと視界を何かが埋める。咄嗟に避けるとソレは音を立てて
砕け散る。どうやら側のカウンターに置いてあったガラスの灰皿を投げてきたらしいが問題はそこではない。

(馬鹿な、防弾にしてもこんな.........!)
先程確かに帽子ごと撃ちぬいたはずだった、しかし蹲っていた青年は今や背を向けて外へと走りだしていた。
「っ!待て!」言いながらその背に向けてスコーピオンを打ち続けると奇妙な現象が起きる。仮装だと思っていた
ジャケットの表面に銃弾が当たるたびに小さな破片が零れては治っていく。その光景は水面で水が跳ねるようでも
あった。

二人の最大の誤算、幸運と不運の分かれ目、それはどちらも同じ感違いに依るものだった。
「武装錬金シルバージャケット」 防護服というにもやや度を越した防御力を誇るこの服を彼らはただの服だと思っていた。

ジョゼの不運は逃げられないようにとスコーピオンを出し惜しみ一発しか打てないコンテンダーで神山を撃ったこと、
神山の幸運は外せと言われた帽子を胸に持っていたこと。本家本元のシルバースキンならばそのまま打ち止めを
待っても良かった、しかし支給されたこれは遥かに性能が劣化しており至近距離で撃たれれば防ぎきれたかは分らない。

遠ざかる背中に打ち止めになるほど撃ったが僅かにシルバースキンの回復する方が早く神山の体に埋まることはなかった。
(まずいな、まさかあんな物があるなんて......)
マガジンを入れ替えて防護服を着ていない林田を追おうと外に出たその時、ジョゼに取って最悪の事態が起こる。

『ジョゼさんはこの殺し合いに乗りました!一見すると優男に見えそうな自称イタリアの警官で複数銃を持っています!
近くにいる方は直ちに避難してください!仲間がいるそうですが彼らも乗った可能性が極めて大きいです!背の高い男の
ジョゼッフォ・クローチェさんです!既に3人も殺傷しており僕も撃たれました!皆さんは避難してください!』

すぐに追って息の根を止めようと思ったが先程の防護服を思い出す。自分の武器では通らない。林田はもとより神山の
拡声器を使った大声も徐々に遠のいている。最早ここで待ち伏せはできそうにない。やむを得ずホテルを飛び出す。

『繰り返します!ジョゼという男性が銃を乱射しっ.........!』
背中にもう一度銃撃を浴びせつつ彼らが元来た方向に走りだす。彼らだけで来たということはこちらに人はいないだろうと
踏んでのことだった。放たれた弾丸は案の定防護服に阻まれるが声は止めることには成功した、
だがこれでこの近くにいる者には聞かれてしまったかも知れない。公社の連中に知られれば目論見は
水泡に帰す事になるだろう。ジョゼは神山の顔を深く心に刻むとその場を後にした。

(どういった所で僕はもう優勝するしかない、生き残ってエンリカを生き返らせる以外に僕が「戻る」方法はないんだ
彼の言った事は絶対じゃないんだ、ならそれに賭けるしかない.........)


「済まねえ、神山済まねえ!俺なんかのために!」
林田慎二郎は神山ともジョゼとも異なる方角、最初に探知機で見たメカ沢達のいる方へと急ぐ。助けに行ったつもりが
却って助けられる形となり林田は後悔の念で頭が一杯だった。少し後に拡声器を使ったような大声が聞こえて
安堵したものの、再度一続きの銃声が聞こえてまた声は沈黙してしまった。

今度こそ助からないだろうと林田は安堵を打ち砕かれた事に傷つきながら振り返ることなく走り続けた。
(神山、お前のやろうとしてた事は俺にもなんとなく分かる、必ずメカ沢達と合流して見せる。そんで、
もし、もしできたら、敵はとってやんぜ、だから済まねえ神山!)

わずかな時間のやりとりが終わり、ホテルの中は寝静まったように動くものはいなくなった。


【一日目 G-5 ホテル前 黎明】

【神山高志@魁!!クロマティ高校】
[状態]:胸部に痣、疲労(中)
[装備]:核鉄「シルバースキン・アナザータイプ」@武装錬金
     拡声器@現実
[道具]:基本支給品×1 未確認支給品0~1
[思考]
基本:この島から逃げる為に仲間と協力者を集める
1:僕の考えは正しかった!
2:一刻も早くメカ沢くんを手に入れる.
3:このコートは防弾ジャケットだったのか!
備考:商店街方面へ逃走、拡声器を使用した為ホテルの近くにいる人間に聞かれた可能性があります。

【林田慎二郎@魁!!クロマティ高校】
[状態]:健康、疲労(大)、自責
[装備]:首輪探知機残り@バトロワ 使用回数4回
[道具]:基本支給品×1 未確認支給品1~2
[思考]
基本:とにかくクロ高の仲間を集める
1:神山の遺志を継いでメカ沢たちを見つける
2:神山の敵を討つ
備考:洋館方面へ逃走、自分を逃がすために神山が死んだと感違い

【ジョゼッフォ・クローチェ@GUNSLINGER GIRL】
[状態]:健康、憎悪
[装備]:T/C コンテンダー(0/1)@現実、Vz.61 スコーピオン(20/20)@GUNSLINGER GIRL
[道具]:基本支給品×2、5.56NATO弾×18、スコーピオンの予備弾倉×2、盗聴器@GUNSLINGER GIRL、M18クレイモア@現実×2、ランダム支給品0~2

[思考]
基本:優勝して、エンリカを生き返らせる
1:優勝する
2:公社の人間は利用出来る
3:今はこの場を全力で逃れる
4:神山への報復の機会を待つ
備考:空港方面へ逃走、周辺の人物にマーダーと認識された可能性有り



036:永別 投下順に読む 038:絶望と、希望と
035:混浴~ふれあい~ 時系列順に読む
025:DEAD OR ALIVE !? 神山高志 043:思い出は奪われ、憎しみの熾火が燻ぶる
林田慎二郎 050:クロマティ 逃げた先にも クロマティ
022:チャオ ソレッラ ジョゼッフォ・クローチェ 000:[[]]

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
ウィキ募集バナー