015 鮫は地を這い、竜は天を撃つ ◆Xb3cjlZ4Zs
『こちらサーニャ……主催者達の本拠地は発見できない』
闇夜を切り裂いて、サーニャ・V・リトヴャクは高速で飛行していた。
運よくストライカーユニットを支給され、上空からの偵察行動を取れたのだ。
使い慣れているMig60でなくスピットファイアだったのは残念だが、なんとか乗りこなせている。
サーニャは持ち前の索敵能力を活かしてこのゲームを仕組んだ者達への
手がかりを探しているのだが、一向に見つからないのだ。
それどころか、魔法陣による防御シールドや魔導針による索敵、通信範囲まで制限されているらしく、
幾度の念話の試みも失敗に終わっていた。
運よくストライカーユニットを支給され、上空からの偵察行動を取れたのだ。
使い慣れているMig60でなくスピットファイアだったのは残念だが、なんとか乗りこなせている。
サーニャは持ち前の索敵能力を活かしてこのゲームを仕組んだ者達への
手がかりを探しているのだが、一向に見つからないのだ。
それどころか、魔法陣による防御シールドや魔導針による索敵、通信範囲まで制限されているらしく、
幾度の念話の試みも失敗に終わっていた。
(あんなに簡単に人を殺すなんて……連中はネウロイ以上の悪魔! なんとかしなきゃ……ッ!?)
索敵を続けるサーニャに衝撃走る。
突如、ストライカーユニットが煙を吹いて中空での慣性制御にブレを生じさせたのだ。
サーニャがそれがユニットの故障ではなく、外的要因……狙撃だと気付いた時にはもう遅し。
音なき銃弾が再びユニットを貫き、魔導エンジンと動力部を破壊。
完全に機能を停止したスピットファイアはサーニャの脚から外れ、爆散する。
突如、ストライカーユニットが煙を吹いて中空での慣性制御にブレを生じさせたのだ。
サーニャがそれがユニットの故障ではなく、外的要因……狙撃だと気付いた時にはもう遅し。
音なき銃弾が再びユニットを貫き、魔導エンジンと動力部を破壊。
完全に機能を停止したスピットファイアはサーニャの脚から外れ、爆散する。
(一射目でユニットがどこを撃たれればどう動作するかを確認して、的確に動力部を見抜いて撃ち抜いた……!?)
(そんな狙撃手、いるはず……)
高度が落ちると共に、サーニャの意識が急速に薄れていく。
ウィッチとしての魔力を大幅に制限され、ユニットをも失った今の彼女では、
爆発的にその華奢な身体を襲う気圧変動と、猛風に耐え切れる筈もなかった。
両眼球は眼窟の奥深くまでめり込み、瞬く間に脳に到達して、うち一方が砕けて眼窩からすり抜けた。
四肢はまるで糸の切れた操り人形のように滑稽に曲がりながら、その先端の指を破裂させる。
失禁し、脱糞した局部からは、ドロドロの血の混ざった液体がボトボトと風にさらわれていく。
首は480度捻転し、脳味噌と頭蓋骨と顔の肉がシェイクされて可憐さを失った顔からは、
顔皮の4割が剥げ落ちた事によって、赤紫のプリンのような半固体が零れ落ちていった。
死の間際、サーニャは何を思ったのだろうか。
生き別れた両親の事だろうか、このゲームに乗って自分を殺した誰かの事だろうか。否―――
ウィッチとしての魔力を大幅に制限され、ユニットをも失った今の彼女では、
爆発的にその華奢な身体を襲う気圧変動と、猛風に耐え切れる筈もなかった。
両眼球は眼窟の奥深くまでめり込み、瞬く間に脳に到達して、うち一方が砕けて眼窩からすり抜けた。
四肢はまるで糸の切れた操り人形のように滑稽に曲がりながら、その先端の指を破裂させる。
失禁し、脱糞した局部からは、ドロドロの血の混ざった液体がボトボトと風にさらわれていく。
首は480度捻転し、脳味噌と頭蓋骨と顔の肉がシェイクされて可憐さを失った顔からは、
顔皮の4割が剥げ落ちた事によって、赤紫のプリンのような半固体が零れ落ちていった。
死の間際、サーニャは何を思ったのだろうか。
生き別れた両親の事だろうか、このゲームに乗って自分を殺した誰かの事だろうか。否―――
(エ……イラ……)
戦友の、面影であった。
絶命したサーニャが、バラバラになる一瞬前に教会の壁に叩きつけられる。
神のおわす場所に真っ赤な百合のような模様を残して、ウィッチの一人はあっさりと脱落した。
絶命したサーニャが、バラバラになる一瞬前に教会の壁に叩きつけられる。
神のおわす場所に真っ赤な百合のような模様を残して、ウィッチの一人はあっさりと脱落した。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ドドドドーン!
突如教会の中に響いた轟音に、ユイは素早く反応した。
何が起こっているのかを確かめるため、即座に教会の外に出ようとする。
今の音は砲撃だろう。下手をすれば、砲手は外に出ても見えない遥か遠い場所にいるのかもしれない。
しかし一瞬の気の迷いが取り返しのつかない事態を生む事を彼女は良く知っていた。
一足飛びに一目散に教会のドアに向かうユイを、しかし火村が静止する。
何が起こっているのかを確かめるため、即座に教会の外に出ようとする。
今の音は砲撃だろう。下手をすれば、砲手は外に出ても見えない遥か遠い場所にいるのかもしれない。
しかし一瞬の気の迷いが取り返しのつかない事態を生む事を彼女は良く知っていた。
一足飛びに一目散に教会のドアに向かうユイを、しかし火村が静止する。
「迂闊に飛び出さない方がいいな」
「何でですか!」
「遠距離から何かを撃ってくるって事は、ここに近づく度胸もしくは確証がないって事だ。
教会の中に誰かがいるとわかってしまえば、相手も腹をくくってしまう。ここは隠れてやり過ごすべきだ」
教会の中に誰かがいるとわかってしまえば、相手も腹をくくってしまう。ここは隠れてやり過ごすべきだ」
「く……私に偉そうに指図すんな!!!!!!」
ユイは一瞬躊躇するような素振りを見せたが、結局自分の最初の選択を覆さずに入り口を抜ける。
気の迷いが何を生むのか分かっていたはずなのに、愚直に突進してしまう。
その結果は、彼女が知るとおり、『死』という噛砕で報われた。
気の迷いが何を生むのか分かっていたはずなのに、愚直に突進してしまう。
その結果は、彼女が知るとおり、『死』という噛砕で報われた。
「……へ?」
ゴシュリ、と嫌な音を立てて、ユイの喉笛が消失する。
同時に噴出していく血の量が、火村にももう彼女が助からない事を理解させた。
それを行ったのは、教会の入り口前に身を潜めていたらしい金髪の青年。
荒事に慣れていそうな、狂暴な外見は、火村を恐れさせるには至らない。
だが次の瞬間、青年は異形の変貌を遂げた。
顔だけが鮫の形に変わり、目を白黒させているユイの頭部を噛み砕いたのだ。
首をなくして血を噴出するユイの体幹を見ながら、火村の精神が爆発する。
これは夢だ。夢だったのだ。こんな生き物が存在するはずがない……。
混乱に陥った思考の中で、火村はなんとか懐からスモークディスチャージャーを取り出し、撃つ。
煙に包まれた魚人は戸惑うように右往左往しているが、火村の残りの武器、
果物ナイフではとてもではないが対抗する事はできない。
同時に噴出していく血の量が、火村にももう彼女が助からない事を理解させた。
それを行ったのは、教会の入り口前に身を潜めていたらしい金髪の青年。
荒事に慣れていそうな、狂暴な外見は、火村を恐れさせるには至らない。
だが次の瞬間、青年は異形の変貌を遂げた。
顔だけが鮫の形に変わり、目を白黒させているユイの頭部を噛み砕いたのだ。
首をなくして血を噴出するユイの体幹を見ながら、火村の精神が爆発する。
これは夢だ。夢だったのだ。こんな生き物が存在するはずがない……。
混乱に陥った思考の中で、火村はなんとか懐からスモークディスチャージャーを取り出し、撃つ。
煙に包まれた魚人は戸惑うように右往左往しているが、火村の残りの武器、
果物ナイフではとてもではないが対抗する事はできない。
「うわああああああああああああああああ!!!」
恐怖そのものを肺から吐き出しながら、火村は惨めに逃走した。
逃げる背中の後ろから、あの魚人がユイの内臓を貪るような、幻聴を耳にしながら。
逃げる背中の後ろから、あの魚人がユイの内臓を貪るような、幻聴を耳にしながら。
走り続けて、島の端にたどり着いた火村。
彼がそこで目にしたものは、死体を運んで島周を流れる船だった。
片手の指で足りない数の死体が載せられている。
その中に、彼の良く知る者もいた。
彼がそこで目にしたものは、死体を運んで島周を流れる船だった。
片手の指で足りない数の死体が載せられている。
その中に、彼の良く知る者もいた。
「……」
やはり、これは悪夢だったのだ、と火村は悟る。
彼にとって、雨宮優子は死んだ存在だ。
もういない女が、生きて歩き回っているはずがない。
だから目の前で死体になっている雨宮優子には何の矛盾もない。
だが、それでも彼にとって優子は特別だった。
死体に近寄り、自分の妄想の産物なりに目の前に現れてくれた彼女に、何かを言おうと口を開く。
彼にとって、雨宮優子は死んだ存在だ。
もういない女が、生きて歩き回っているはずがない。
だから目の前で死体になっている雨宮優子には何の矛盾もない。
だが、それでも彼にとって優子は特別だった。
死体に近寄り、自分の妄想の産物なりに目の前に現れてくれた彼女に、何かを言おうと口を開く。
ターン
銃声を認知する前に、火村は死んでいた。
心が折れた人間に、生き残りを懸けた争いに参加する資格は、既にないのだから。
心が折れた人間に、生き残りを懸けた争いに参加する資格は、既にないのだから。
「これは……煙幕弾を打ち出す装置って奴か。便利そうだな」
死体の山から起き上がった少年が、頭をポリポリ掻いて死体になった火村を船に引きずりこむ。
男はナイフを持っていた。自衛の為だろうとなんだろうと、凶器は凶器。
武器を持っている者は、何かの拍子に人を殺しかねない。故に殺す。
少年、中村剛太の意志に一切の曇りは見られない。
男はナイフを持っていた。自衛の為だろうとなんだろうと、凶器は凶器。
武器を持っている者は、何かの拍子に人を殺しかねない。故に殺す。
少年、中村剛太の意志に一切の曇りは見られない。
「この女の人を見ていたな。知り合いかもしれないし、並べておいてやるか」
ドライな彼にも、多少の情はある。
火村が優子を見る目に、どこか自分が津村斗貴子を見る目を重ね、死体を隣り合わせにしてやった。
火村が優子を見る目に、どこか自分が津村斗貴子を見る目を重ね、死体を隣り合わせにしてやった。
「さて……この調子で、島を一周するまでに大勢釣れるといいな」
死体役に戻り、剛太は再び死臭の中で息を潜めた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
B-6に、ぽつんと立っている塔がある。
その頂上に、一人の少女が居た。
その頂上に、一人の少女が居た。
(変わった格好だったな)
消音機付きの狙撃銃を収め、遠見真矢は静かに呼吸を整える。
サーニャ・V・リトヴャクを撃墜したその狙撃テクニックは、普段の彼女の物ではない。
竜を殺し、その首を奪う巨兵、ファフナーに搭乗している彼女の特性だ。
勿論、彼女は生身。ファフナーになど乗っていないし、狙撃銃だって生身で撃った事もない。
だが、彼女に支給されたニーベルング・システムとシナジェティック・スーツが、あの狙撃を可能にした。
手袋のような形状に加工されたニーベルングの指輪は、ファフナーに搭乗した際のような精神の変容を
引き起こし、スーツは狙撃の姿勢補助に役立ってくれる。
未だファフナーに搭乗していない彼女にとっては、これらを装備する事は
他のパイロット達と同じになれたような高揚感と興奮を与えてくれた。
サーニャ・V・リトヴャクを撃墜したその狙撃テクニックは、普段の彼女の物ではない。
竜を殺し、その首を奪う巨兵、ファフナーに搭乗している彼女の特性だ。
勿論、彼女は生身。ファフナーになど乗っていないし、狙撃銃だって生身で撃った事もない。
だが、彼女に支給されたニーベルング・システムとシナジェティック・スーツが、あの狙撃を可能にした。
手袋のような形状に加工されたニーベルングの指輪は、ファフナーに搭乗した際のような精神の変容を
引き起こし、スーツは狙撃の姿勢補助に役立ってくれる。
未だファフナーに搭乗していない彼女にとっては、これらを装備する事は
他のパイロット達と同じになれたような高揚感と興奮を与えてくれた。
(みんな、待っててね。私が頑張って、なんとかするから)
フェストゥムと共に自爆して死んだ筈の翔子を、真矢は最初の場所で目撃していた。
主催者達が死者を蘇らせることができる事は絶対の事実。
よって彼女の目的は、全参加者の殺害による自分の関係者の蘇生である。
冷徹な今の彼女の思考には他の参加者も全て生き返らせてもらうという選択肢は存在しないが、
そんな願いが無意味な事は十分に理解できていた。殺し合いをさせる意味がなくなるからだ。
願いは一つ、ならば生き返らせられるのも一人ということもありうる。
仲間の為に自分を殺せるかどうか……冷徹な今の真矢にも、それは分からない。
だが、最悪の場合は一騎と翔子のどちらかを生き残らせて、
死んだ片方を生き返らせるという道を選ぶだろうという予感はあった。
主催者達が死者を蘇らせることができる事は絶対の事実。
よって彼女の目的は、全参加者の殺害による自分の関係者の蘇生である。
冷徹な今の彼女の思考には他の参加者も全て生き返らせてもらうという選択肢は存在しないが、
そんな願いが無意味な事は十分に理解できていた。殺し合いをさせる意味がなくなるからだ。
願いは一つ、ならば生き返らせられるのも一人ということもありうる。
仲間の為に自分を殺せるかどうか……冷徹な今の真矢にも、それは分からない。
だが、最悪の場合は一騎と翔子のどちらかを生き残らせて、
死んだ片方を生き返らせるという道を選ぶだろうという予感はあった。
(翔子、一騎くんと一緒になれるんだよ。私、翔子の友達だもんね。絶対に叶えてあげるからね)
冷徹なのはあくまで思考。想いは友人思いな少女のままである。
だが、目的の為に障害になりそうな知り合いもいる、とニーベルングが真矢に語りかける。
だが、目的の為に障害になりそうな知り合いもいる、とニーベルングが真矢に語りかける。
(春日井くんはフェストゥムに侵食されていたから、きっともう春日井くんじゃなくなってる。殺さなきゃ。
皆城くんは信用できない。何を考えてるか分からないところもあるし、一騎くんを島から追い出した)
皆城くんは信用できない。何を考えてるか分からないところもあるし、一騎くんを島から追い出した)
(……)
浮かぶ疑心。
だが、真矢はニーベルング・システムを取り外して深呼吸する。
だが、真矢はニーベルング・システムを取り外して深呼吸する。
「駄目だよね。友達だもん……信じなくちゃ。きっと、皆が幸せになれる道がある」
指輪を外すと同時に襲い掛かってくる恐怖と罪悪感に飲まれそうになりながらも、
真矢はきっぱりと行動方針を決めた。そこに、階段を上がってくる音。
真矢はきっぱりと行動方針を決めた。そこに、階段を上がってくる音。
「真矢ちゃん、お待たせ……やっぱり、この塔の中には人はいなかったよ」
「私も、この鉄砲のスコープで周りを見てみたけど、誰もいないみたい」
現れた少年の名は、武藤カズキ。
塔の中で真矢がシナジティック・スーツに着替えていた時に出会った、ごく普通の人間だ。
真矢には、周囲の人間の表情から何を考えているか看破する第六感的な力がある。
カズキが真矢を見る表情からは、思春期独特の、身体のラインが出るスーツを着ている女性に対する
遠慮の気持ちと、心から真矢を心配する真摯で清廉な、男らしい印象が読み取れていた。
だからこそ、真矢は彼を『隠れ蓑』として選んだ。
いくら何でも、何の工夫もなしに狙撃だけで生き残れるとは思っていない。
真矢は弱者を装う(実際、接近戦闘だと参加者の大半に殺されるだろうと思っている)事で、
降りかかる火の粉を少しでも減らそうと考えていた。
カズキは「少女が化け物に襲われるのを助けようとしたらここにいた」など妄言を吐いていたし、
戦力としては心もとないが、何故か真矢は彼と一緒に居るのを心地よいと感じていた。
塔の中で真矢がシナジティック・スーツに着替えていた時に出会った、ごく普通の人間だ。
真矢には、周囲の人間の表情から何を考えているか看破する第六感的な力がある。
カズキが真矢を見る表情からは、思春期独特の、身体のラインが出るスーツを着ている女性に対する
遠慮の気持ちと、心から真矢を心配する真摯で清廉な、男らしい印象が読み取れていた。
だからこそ、真矢は彼を『隠れ蓑』として選んだ。
いくら何でも、何の工夫もなしに狙撃だけで生き残れるとは思っていない。
真矢は弱者を装う(実際、接近戦闘だと参加者の大半に殺されるだろうと思っている)事で、
降りかかる火の粉を少しでも減らそうと考えていた。
カズキは「少女が化け物に襲われるのを助けようとしたらここにいた」など妄言を吐いていたし、
戦力としては心もとないが、何故か真矢は彼と一緒に居るのを心地よいと感じていた。
「それで考えたんだけど……俺、神社や温泉の方へ人を探しに行こうと思うんだ!」
「危ないよ、ここにいた方がいいよ」
「大丈夫!何を隠そう、俺は人探しの天才だ!」
「誰が良い人で誰が悪い人なのかもわからないのに、人探しなんておかしいよ。
でも、カズキくんが行くなら、止めはしないよ。私、ここでずっと待ってるから」
でも、カズキくんが行くなら、止めはしないよ。私、ここでずっと待ってるから」
「分かった!じゃあ、放送が来るまでには戻ってくるよ」
「誰か来たら、隠れてやり過ごすけど、いい?」
「俺にも知り合いはいないし、良い人かどうかなんてわかんないもんな……仕方ないかな」
カズキが、バールのような物を持って塔を降りていく。
また一人になってしまって少し不安だったがエサを連れてきてくれるならしょうがない、と真矢は再び狙撃銃を担ぐ。
スコープを通してしばらく周囲を見張っていると、神社の方へ走っていくカズキが見えた。
今撃てば、簡単に殺してしまえるだろう。でも、彼にはもっと助けて貰わないといけない。
また一人になってしまって少し不安だったがエサを連れてきてくれるならしょうがない、と真矢は再び狙撃銃を担ぐ。
スコープを通してしばらく周囲を見張っていると、神社の方へ走っていくカズキが見えた。
今撃てば、簡単に殺してしまえるだろう。でも、彼にはもっと助けて貰わないといけない。
「頑張ってね、カズキくん」
ニーベルング・システムを装着しながら、真矢は狙撃銃に弾を装填した。
【サーニャ・V・リトヴャク@ストライクウィッチーズ 死亡確認】
【火村夕@ef - a tale of memories./melodies. 死亡確認】
【ユイ@Angel Beats! 死亡確認】
【火村夕@ef - a tale of memories./melodies. 死亡確認】
【ユイ@Angel Beats! 死亡確認】
【残り 57人】
【一日目 B-5 教会 黎明】
【シャーク藤代@瀬戸の花嫁】
[状態]正常
[装備]ベレッタM92(15/15)@Phantom ~Requiem for the Phantom~
[道具]基本支給品×2、ベレッタM92の予備マガジン×4 ランダムアイテム1~5(本人確認済)
[思考]
基本:瀬戸組以外は皆殺しにし、その後のことはその後で考える
1:瀬戸燦、政以外の参加者を全て殺害する(永澄優先、留奈、巡については手心を加えないでもない)。
2:瀬戸燦、政と合流
[状態]正常
[装備]ベレッタM92(15/15)@Phantom ~Requiem for the Phantom~
[道具]基本支給品×2、ベレッタM92の予備マガジン×4 ランダムアイテム1~5(本人確認済)
[思考]
基本:瀬戸組以外は皆殺しにし、その後のことはその後で考える
1:瀬戸燦、政以外の参加者を全て殺害する(永澄優先、留奈、巡については手心を加えないでもない)。
2:瀬戸燦、政と合流
【一日目 B-4 海(浜沿い) 黎明】
【中村剛太@武装連金】
[状態]:健康
[装備]:マテバ 2006M@Phantom ~Requiem for the Phantom~
[道具]:基本支給品×1、ランダム支給品0~5(確認済み) H&K G3A3@GUNSLINGER GIRL
睡眠薬搭載弾装填拳銃@現実 CZE Vz.61 “スコーピオン”@Phantom ~Requiem for the Phantom~
歩兵用手持式煙幕弾発射装置@現実 果物ナイフ@現実
[思考]
基本:津村斗貴子を守る
1:戦力を持つ参加者の殺害(カズキ、ヴィクター優先)。
2:斗貴子、火渡と合流する。
3:民間人の保護。
[備考]
※斗貴子にカズキ再殺指令を伝える直前からの参戦です。
※B-4から島の岸を沿って右側に流れる潮に、中型の船が乗っています。速度は後の書き手さんにお任せします。
※船には、中村剛太と、ドライ、桜花、優子、政、銀、火村の死体とそれぞれの基本支給品が乗っています。
[状態]:健康
[装備]:マテバ 2006M@Phantom ~Requiem for the Phantom~
[道具]:基本支給品×1、ランダム支給品0~5(確認済み) H&K G3A3@GUNSLINGER GIRL
睡眠薬搭載弾装填拳銃@現実 CZE Vz.61 “スコーピオン”@Phantom ~Requiem for the Phantom~
歩兵用手持式煙幕弾発射装置@現実 果物ナイフ@現実
[思考]
基本:津村斗貴子を守る
1:戦力を持つ参加者の殺害(カズキ、ヴィクター優先)。
2:斗貴子、火渡と合流する。
3:民間人の保護。
[備考]
※斗貴子にカズキ再殺指令を伝える直前からの参戦です。
※B-4から島の岸を沿って右側に流れる潮に、中型の船が乗っています。速度は後の書き手さんにお任せします。
※船には、中村剛太と、ドライ、桜花、優子、政、銀、火村の死体とそれぞれの基本支給品が乗っています。
【一日目 B-6 塔 黎明】
【遠見真矢@蒼穹のファフナー】
[状態]:健康 精神変容(冷徹・小)
[装備]:ワルサー WA2000@GUNSLINGER GIRL ニーベルング・システム@蒼穹のファフナー
シナジェティック・スーツ@蒼穹のファフナー
[道具]:基本支給品×1
[思考]
基本:優勝し、アルヴィスの仲間達を全員蘇生する
1:一人しか蘇生できなそうなら、翔子か一騎のどちらかを生き残らせて死んだ方を蘇生させる
2:カズキが帰ってくるのを待つ
3:狙撃の射程圏内に入った参加者は、誰であっても(翔子と一騎、カズキ除く)狙撃する。
[状態]:健康 精神変容(冷徹・小)
[装備]:ワルサー WA2000@GUNSLINGER GIRL ニーベルング・システム@蒼穹のファフナー
シナジェティック・スーツ@蒼穹のファフナー
[道具]:基本支給品×1
[思考]
基本:優勝し、アルヴィスの仲間達を全員蘇生する
1:一人しか蘇生できなそうなら、翔子か一騎のどちらかを生き残らせて死んだ方を蘇生させる
2:カズキが帰ってくるのを待つ
3:狙撃の射程圏内に入った参加者は、誰であっても(翔子と一騎、カズキ除く)狙撃する。
【一日目 C-6 草原 黎明】
【武藤カズキ@武装連金】
[状態]:健康
[装備]:バールのようなもの@現実
[道具]:基本支給品×1、ランダム支給品0~2(確認済み)
[思考]
基本:生き残る
1:友好的な参加者を探す。
2:殺し合いが起きているかどうか確かめ、起きていれば止める。
[備考]
※一話にて、斗貴子を助ける為に飛び込む寸前からの参加です。
【武藤カズキ@武装連金】
[状態]:健康
[装備]:バールのようなもの@現実
[道具]:基本支給品×1、ランダム支給品0~2(確認済み)
[思考]
基本:生き残る
1:友好的な参加者を探す。
2:殺し合いが起きているかどうか確かめ、起きていれば止める。
[備考]
※一話にて、斗貴子を助ける為に飛び込む寸前からの参加です。
014:Phantom Beats... | 投下順に読む | 016:トゥルーデは戦場へ行った |
007:黄昏 | 時系列順に読む | 020:悪魔が目覚める日 |
000:胎動 | 武藤カズキ | 036:永別 |
遠見真矢 | 038:絶望と、希望と | |
シャーク藤代 | 042:オープンウォーター | |
中村剛太 | ||
火村夕 | GAME OVER | |
ユイ | GAME OVER | |
サーニャ・V・リトヴャク | GAME OVER |