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  • 【SS】古代の来訪者

[二代目]みんなで創る“最強”Wiki*

【SS】古代の来訪者

最終更新:2025年09月07日 09:43

tohfu

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プロローグ

[Date:2023年12月18日 Place:ローズベル大連合王国南帝統治下オレンジ公国]
 超大国・ローズベル大連合王国にあるオレンジ公国は,考古学者たちにとって知の宝庫ともいえる洞窟壁画などが多く点在するため,一大考古学研究拠点が創立されている。
 今日も,この国の大洞窟で考古学者とその助手は,洞窟の掘削作業員たちとともにと調査を行っていた。

「......まったく......今日も収穫なし,ってことになったらもうやってられませんよ~」
「助手君,考古学はとにかくここ,足が大事だと言ったはずだろう?......しかし君の気持ちも分かる。何年も成果が出ていないのだから,研究を続けることに不安が出てきているのだろう?」
「まあ,そうですね」
「何とかなるものさ。さあ,続けよう......ん?」

 すると,近くの作業員は急に動きを止めた。
「......君?どうしたね?」
「......あ......あああ......人間だ......」
「まさか......人間がここに住んでいるわけもあるまい。何をそこまで怖がるのかね?」

 助手は,同じく震えていた。
「......先生。気づかないのですか?『強大な魔力』を近くに感じます......自分,ここで逃げさせてください」

 強大な魔力,洞窟......。考古学者の男は次の瞬間,何か重大なものを思い出した。
 そしてそれは,彼に興奮と恐怖とを感じさせることとなった。
「......まさか......『古代魔人(エンシェント・デーモノイド)』ッッ!?」

メタ説明

 作者の豆腐です。初めて作るSSです。駄作かもなので,そこらへん宜しくお願いします。
 「こういう展開にしてほしい」など,質問や希望があればコメント欄に投稿してくれるとありがたいです!

Chapter 1 《発端》

第1話 邂逅

+ ...
[Date:2023年12月18日 Place:ローズベル大連合王国南帝統治下オレンジ公国 ある洞窟内]
 考古学者・橋本長次(はしもと たけつぐ),助手の言葉,今いる場所,自分の記憶から,考えられる事実を想像していた。
「......『古代魔人(エンシェント・デーモノイド)』?先生,一体何を?」
「そこにいるのだろう早く出てきたまえ!」
「先生......早く帰りましょう。安全のためにも」

 すると,いきなり目の前に黒い肌,190cmもあろうかという巨体の者たちが5人,現れた。その者たちの放つ威圧感は,彼らの眼前にいる人間たちを恐怖させるには充分であった。
「で......出た。本当に」
「......君たち,『古代魔人』かね?伝説でしか聞いたことがないのだが」
「先生,安全そうですけど,言葉とか彼らに分かるんですか?」

 巨体の者たちの一人は,彼らの言葉に応じる。
 それも,古代人たちの言語ではなく,考古学者たちや作業員らの使う『共通言語』でである。
「貴様らの言葉は完全に理解しているぞ?それはそうと,『古代魔人』......だったか。まあ,そう呼ぶ者もいるだろう」
「......言葉が,通じる!?まさか,先程のたった数分で『共通言語』を理解したのか!?」
「私はバルトン。警備と執事をしている」

 その中でもひときわ華奢な者と,その付人らしき者も会話に混ざる。
「......私はカーラ。古代魔人の王女よ」
「付き人のヨルギスだ」
 そして,古代兵士のような恰好をした者たちも名乗る。
「そして,近衛兵のフェリールに」
「お兄の妹の,サリエルでーす!」

「なんと......これは大発見だ!」
「......あなたたちは何者?名乗りなさい」
 カーラが命じると,考古学者らは『奇妙な感覚』を味わった。『意思とは関係なく,兎に角本名を名乗らなくてはいけない』,彼らの潜在意識への命令。
 彼らに拒む術などなかった。
「......考古学者の橋本長次だ」
「助手の小野和市(おの かずいち)です」

 バルトンは言った。
「王は封印のさなか,嘆かれていた。『……早く我らの安住の地を取り戻したい』……それは正に,王の悲願でもある。ところで,今は何年だ?」

「……新暦2023年12月18日です」
「……新暦?すると……そうか。長い年月が経ったのか……ならば、今ここは別の国ということか?」
「そのようだね。今ここはローズベル大連合王国さ」
「ローズベル……だと!?」
と,ヨルギスは驚いた。

 バルトンは魔力を『少し』集中させる。すると,彼の威圧感はさらに増した。
「……貴様らは知らんだろう……我らの力を……かつてこの大陸を統べていた,魔人の力を」

 彼らは明らかに恐怖していた。ライオンに狙われるシカのように……彼らは暗に,既にこの者たちを『自らより上位の存在である』と認識させていた。
「……は……はは……なんということだ」
「……ま,まずい……」

 そして,彼らは,次のようなとんでもないことを口にし始めた。
「……教えてくれた礼に,貴様らだけは生かしておいてやろう……どれ,この国の主を倒し,再び我々の安寧なる地を取り戻そうぞ!」
 なんと,『この国でクーデターを起こすこと』を宣言したのである。
 彼らは頷き合い,そして姿を消した。

 ……考古学者たち,作業員たちは,急いで洞窟を出ると,すぐに警察を呼んだ。
「……あの伝説は………事実だッ!奴らは……この大陸を……統べていたのだッ!!」
「……ええ。先生。彼らなら……出来てもおかしくない」

 そして後に,彼らは知ることとなる。
 『古代魔人』たちの戦闘力,能力が……如何に優れているのかということを。

《第1話 完》

第2話 黎明

+ ...
[Date:2023年12月19日 Place:ローズベル大連合王国南帝統治下オレンジ公国 とある警察署内にて]

「だーかーらー,まだ事件が起きていない以上,こちらも動けないんですって!」
 警察署にて,あの『古代魔人』についての話を橋本はしていた。
「それに何です?『古代魔人』って?オイシイんですか?」
「くっ……」
 あの者たちの危険性を熱弁するも,それが全く伝わらない彼は歯がゆい思いをしていた。

 すると,担当者に無線での連絡がくる。
「はい……こちら喜多川……え?」
 そして,無線での連絡が終わると……喜多川と言った彼は血相を変え,彼らにこう告げた。
「……すみませんが,どうやらよくないことが……」
「な……」
「今すぐ,オレンジ公国軍基地に連絡をしておきます。あなた方は今すぐ避難を」
 そう言い,彼は軍の基地と思われるところと無線で連絡をし始めた。

 そこへ,突然爆音が鳴り響く。
 彼らはその場で立ち尽くしていた。
 『警察署の壁が破られ,警察官たちが吹っ飛ばされた』光景が,彼らに絶望を与えていた。

「む……ハシモトか。今は貴様に用はない。ここに用があるのだ」
 喜多川は,黙ってこの光景を受け入れていた。そして,橋本は続ける。
「……喜多川さんでしたかな?彼が『古代魔人』の一人,バルトンという者だ」
「なぜ彼の名前を?」
「彼とは面識がありましてね……」
「……そこをどけ,ハシモト。貴様を傷つけるなと,王から命じられている」
 バルトンはすでに魔力を少し集中させていた。しかし,橋本は拒否した。
「出来ないね」
「なぜだ?」
「……君は止まるべきだ。国を敵に回したくないのならね」
 この国に対する侵略,それは国家への反逆を意味する。
 詰まる所,彼ら5人に対し,この超大国にある兵力,兵器がすべて彼らに対して向けられるのだ。

 しかし,それに対する彼の返事は,やはり……。
「……もとより,貴様らの国を滅ぼし,我らが統べるつもりであるからな。当然,国と戦う用意などできている。邪魔をするなら……貴様も倒す」
「……喜多川さん……どうやら説得も通じないようだ」
「おいおい……」
 喜多川は内心,焦りと恐怖を感じていた。 バルトンなる者から発する『異様かつ強大なオーラ』は,常に周囲を威圧し,存在感を示していた。
 万事休すか……と彼らは諦め始めていた。
 が,彼らがその場で立ち尽くしていると,外から,ザッザッザッという足音,ウイーンという重車両の走行する音が聞こえる。バルトンはこの音から察した。
「……ほう……もう兵が駆け付けたか。動きが素早いな」
「……やった!これでこいつも……」
 喜多川は内心安堵していた。圧倒的な武力。個を重視する者にとって数は弱点にもなり得る。自国の軍が駆けつけてくれたことに,彼は安心していた。
 そして,外から投降を促す声がする。
『古代魔人のバルトンと名乗る者!今すぐ攻撃行動をやめ,投降せよ!繰り返す!攻撃をやめ,投降せよッ!』
「だがしかし,五月蠅いハエどもだ!」
 バルトンは後ろに手をかざすと,その手のひらから極太ビームを放出した。
『未知の攻撃……総員,攻撃を行え!生死は問わん!攻撃し続け……%%  %%ぐわあああああああ!!!』

 このとき,オレンジ公国軍が鎮圧のために差し向けた兵力は43式戦車20台,兵士約3万名であったことが,後の調査において判明している。しかし,バルトンと名乗る者は,この9割をたった一回の攻撃のみで殲滅してしまったのだと,調査団の代表は語る。

「下等種族のもつ『技術』とやらが多少なりとも進歩しているかと思ったが,どうやら買い被りだったようだな」

 この様子を見ていた喜多川たちは,もはや絶望以外の感情を持ち合わせていなかった。
「な……オレンジ公国軍が……瞬殺?ま……マジか……」
「……な,なんということだ……なんということだッ!」

 彼らはただ咽び泣き,慟哭していた。
 国家戦力すらも跳ね除けるその暴力に,絶望するしかなかった。

《第2話 完》

第3話 発覚

+ ...
[Date:2023年12月19日 Place:ローズベル大連合王国 最大都市エクレシア 王国連合情報軍司令本部]

 ここはとある王国連合情報軍基地にある司令本部。元帥の烏丸欣介(からすま きんすけ);は,『オレンジ公国陸軍戦力3万を瞬殺した者がいる』という,オレンジ公国情報軍の報告から耳にしていた。

「……分かりました。どうやら,私も対応する必要がああるようだ」

 一国の軍隊が個人に圧倒される。これはすなわち,国家の危機にすら等しい。
 そう判断した彼は,こう告げた。
「……我々上層部で緊急会議を開きます。階級は少将以上の者。内容は『古代魔人について』です」

 烏丸は焦燥に駆られると同時に,とにかく情報を欲していた。『正確性が高い情報』を。
(今すぐ動かないとまずい……!そして,一刻も早く『古代魔人を知る』という者とコンタクトがとれるようにしなくては)

  会議にて

 まず,問題となったのは『古代魔人を知る』橋本長次への聞き取りであった。

「……それで,橋本という方と連絡は?」
「現在,オレンジ公国空軍が対象者をこちらへ移動させているとのこと。予定では……翌日9時には王国連合空軍A-032基地に到着するようです。飛行状況などは監視を続けていますが,今のところ問題はありません」
「……無事に到達してくれると良いのですが。それでは次に  」
「はっ……」
 これについては,現在の飛行状況の監視を行い,到着した後に改めて話を進めることで結論が出た。
 そして,次に議題に上がったのは『その古代魔人の能力』についてであった。
「……現状,判明している能力は『ビーム攻撃』……これだけです」
「……ビーム攻撃?」
 ただのビーム攻撃。これに会議にいる者たちはどよめいた。
「ただのビーム攻撃でここまでの損害が出ただと?」
「はい。しかも……目撃情報では『あれは本気ではないかもしれない』……と」
「どちらにせよ……現状は不確定」
「はい」
「……分かりました。情報は追って上層部に報告をお願いします」
 まだ情報が集まっていない以上,会議は意味なしと思われたが,彼の目的は一部達していた。
 それは『緊急対応のための体制の確立』。情報が迅速に共有されるようにする必要があったため,わざわざ緊急会議を開いたのである。
「……そして,やはり『魔法』……。『あの部隊』も動くか」

 彼は『あの部隊』とつぶやいた。その部隊とは  。

[Date:2023年12月19日 Place:ローズベル大連合王国 最大都市エクレシア 王国連合軍A-002基地]
 ここは,対魔術特殊部隊の本部が設立されている王国連合軍A-002基地である。
 対魔術特殊部隊第108魔術師団長,ディアス・レフリーは今日も,訓練のためにここに来ていた。
「……暇だ」
 彼女は退屈していた。彼女は,天候を自在に操る候属性魔法の高名な使い手の一人である。しかし,彼女はその強大すぎる力故に,あまり戦うことなく暇を持て余していた。
「修業で暇はもう……200年は潰したか。訓練がてらに,今日は天気で少し遊ぶか」
 そう呟くと,彼女は魔力を集中,練り始め,『思い浮かべた天候』をイメージし始めた。

 天候を現実に投影しようとすると,突然,彼女の脳裏に『天にも達するほどの巨人』が現れた。

「  ッッッ!!!???」
 思わず彼女は,恐怖のあまり身体がビクンッ!と跳ね,その後固まっていくのを実感した。
「……なんだこの気配……不吉な予感しかしない……とりあえず,エイレンに相談するか」
 彼女は恐怖で汗をかきつつ,エイレンがいるはずの執務室へと足を運んだ。

  執務室にて
 王国連合陸軍中将にして対魔術特殊部隊隊長,エイレンはディアスの珍しい様子になにか,ただならぬものを感じ取っていた。
「ディアスがそう言うなんて,珍しい」
「……ああ。私も正直言って,本当かどうかは分からなくて」

「……『巨大な魔力』?」
「ああ。それが一気に」
「……ディアス?魔力探知はどのくらいの範囲を調べられる?」
「おおよそ30kmといったところか?しかし……改めてみてみたが,やはりおかしい……」
「それについては,私も疑問に思ってる。『範囲内には目立って大きい魔力はない』のに」

 通常,魔力探知は範囲内の魔力の場所やその量を示す能力であり,魔術師系の職業に就く者にとっては必須。しかし,巨大な魔力を感じる直前には,彼女は何も探知していなかった。
「もしかすると,何らかの予兆……だったりとかかな?」
「杞憂であってほしいが」
 現時点で,彼女らの結論は,『何らかの予兆ではないか』ということだった。ディアスはとりあえず落ち着いたのか,少し笑顔になっていた。
 安心したところで,エイレンに通達がやってきた。発信元は『王国連合情報軍』……。彼女は覚悟してその内容を聞いた。
「……?情報軍から?一体何が」
『……王国連合軍及び全地区軍へ通達。オレンジ公国が敵性勢力による攻撃を受け,壊滅状態。王国連合各軍の司令部は,すぐに遠隔緊急会議に参加せよ。繰り返す……』

 ディアスの嫌な予感は当たっていた。
「や……やはり……私が感じたのは……」

 未知の敵性勢力の襲来。
 それは彼らに,近く来るべき熾烈な戦いを覚悟させることとなった。

《第3話 完》

第4話 対峙

+ ...
[Date: 2023年12月19日 Place:ローズベル大連合王国エクレシア 王国連合軍A-002基地]

 対魔術特殊部隊の副隊長,加賀涼介は現在,かなり焦りだしていた。
「……こりゃ絶対ヤバいってさぁ……」
「そのようだ……」
 ディアス・レフリーは現在,彼の執務室に来ていた。彼女の顔はかなり青ざめていて,体調不良を疑われるほどだった。
「地区軍が壊滅するくらいの戦力だ。情報軍からの報告じゃ,ウチの第118魔術師団の1小隊が偵察・追跡しているみたいだが……。」
「やはり」
「……あまり朗報は期待できねえかもな」
 その小隊からの定時連絡によると,なんと軍が壊滅状態になったオレンジ公国の隣国にも現在,古代魔人たちが向かっているという。が,なんとその隣国の地区軍をなんと1日で壊滅してしまったそうである。

「……一体何が目的だ?」
「さぁな……ただここまでするということは,余程この国に怨念があるか……ま,確実なことは言えねえっすわ」

 彼は今,かなりストレスがかかっていた。今後の手の打ち方では,『最悪部隊が壊滅する』こともあり得るためである。彼は,祈るような気持ちでその小隊の無事を願っていた。

[Date: 2023年12月19日 Place:ローズベル大連合王国 王国連合軍基地A-051]

 ここは位置情報が隠匿され,さらに地下約3kmに作られている情報軍の総司令部である。
「……目隠しで歩くのは怖いですなぁ……」
「全くですよ。それに何も聞こえないし」
 古代魔人を最初に目撃した橋本長次と小野和市は,ガイドの職員とともに目隠しと耳栓,軍用イヤーマフをされながら基地の内部を移動していた。
「軍用の飛行機を降りてからもう2時間もこの状態だ……もういいかね」
 軍用機でエクレシアまで移動した後は,『軍の最高機密保持のため』という理由から,情報軍基地内部に入るまでこの状態である。
 こうして彼らがしばらく歩いていると,職員が突然イヤーマフ,耳栓,目隠しをとる。
「ま,まぶ!」
「おお……!」
「大丈夫です。すぐに慣れますから」
 彼らは突然の光に目をくらませ,十数秒間目を覆っていた。
 そこへ,情報軍の上級士官が現れる。職員はそこから退室していった。
「王国連合情報軍大尉の……アリンコ・ウェルベーといいます」
 中肉中背の,スーツを着た男が彼らの前に現れた。彼は,意味不明なことをさせられた彼らを労った後,早速本題に入った。
「例の『古代魔人』……あれ本当なんですか?なんでも伝説だとか。当方も調べては見ましたが……」
「そうだ!」

 橋本は,これを一喝した。そしてさらに彼は続ける。

「そして彼らの矛は……我々に既に向いているのだ!!この大陸に住む,我々全員にだッッ!!」
「……分かりました。相当重い事態なのは重々承知しています。(……現在,オレンジ公国の隣国であるロリレンズ共和国の防衛力も,もはや壊滅状態にある……相当マズいぞ)彼らについて,何か重要な情報はありますか?些細なことでも構いません!」
 アリンコはこれを聞いて,橋本らの許可を得,元帥ら幹部に現在の録音音声を送信し続けることにした。橋本は……さらに口を開く。
「……私の推測だが……奴らは『建国以前にこの大陸全土を統治していた』可能性がある」
「統治していた?(何を言っている?)」
 彼は怪訝な顔は橋本に次の言葉を促した。
「奴らはこう言った。

『この国の主を倒し,再び我々の安寧なる地を取り戻そうぞ!』

……と」
 彼はその言葉の意味するところを,瞬時に理解してしまった。
 この国の主……それは最終的に,この国に居わす大皇帝陛下を指す。
 その方々を倒し……彼らが台頭するようになる。
 彼の思考では,この事態は一大事というほかなかった。いずれ大惨事になるという,その予感しかなかった。
「ッッ!!(ま,マズい……何としても早く動かねば……五風帝陛下達も……大皇帝陛下も……全員殺されるッッ!)」
「奴らについて知っているのは……これだけだ」
「他に何かないのですか?」
「……ない。ただ……色々調べてはみるつもりだ」
「そうですか……」
 アリンコは,慌てる心中,橋本達に次の事を依頼した。
「橋本先生とその助手の方……今回の件,貴方の協力が必要です。ぜひとも我々に力を貸していただきたい」
「……いいのですか?」
「既に,元帥より許可は下りております。事件解決において重要であると判断されました」
 元帥の烏丸とは既にコンタクトを取っており,『餅は餅屋』ということで了承がなされたらしい。
「分かりました。協力しましょう」
「ありがとうございます。早速,行きますか」
 小野は尋ねた。「……どこに?」
「あなた達の一時的な作業場です。自由に使ってくださいとのことです」

[Date: 2023年12月19日 Place:ローズベル大連合王国 エレンドル王国内のとある町]

 現在,対魔術特殊部隊第118魔術師団第23小隊所属の,ある数名の魔術師たちは,古代魔人フェリール,サリエルを偵察,追跡していた。

『……こちら前川,現在230m先に女性の古代魔人と男性の古代魔人を魔力探知で発見。偵察を行う』
『了解。前川班,偵察を続行せよ』

 前川有咲,王国連合陸軍軍曹,23小隊の前川班の班長である。彼女は部下と共に,古代魔人の追跡を行っていた。
(《魔力探知》,《天眼》……視認はされていない。《魔力抑制》,《存在抑制》も正常に働いている。抜かりはない)
 彼女は隠密向きの能力をフルに使い,彼らを監視していた。しかし……彼女はここで異変を覚えた。
(……部下が,部下の反応が……)
 なんと自分の配下の魔力の反応が次々と消えていったのである。この状況に彼女は恐怖を覚えた。そして,突然声を掛けられる。

「……お前だったか」
「えへへ~みーつけた!」

 最悪な顛末として,偵察部隊という隠密行動を主とする部隊を率いる彼女は,あろうことか偵察目標に発見されてしまった。

 彼女の運命やいかに……ッ!

《第4話 完》
《Chapter 1 完》
《Chapter 2に続く……》

Chapter 2《かの者たち,襲撃》

第5話 対抗

+ ...
《Chapter 2 始》
[Date: 2023年12月20日 Place:ローズベル大連合王国エレンドル王国 とある町]
 対魔術特殊部隊第118師団第23小隊の前川班班長,前川有咲(まえかわ ありさ)は現在,あろうことか偵察目標である,古代魔人フェリールとサリエルに発見された。
「みーつけた!」
「……ッッッ!(見つかった……!?)」
 彼女は構え,魔力を集中させ臨戦態勢を取る。彼らはそれをじっと見ているだけであった。

「ねーねーお兄ちゃん」
「なんだ?」
「あの人と遊びたい!いいよね?」
「ああ……好きにするといい」

 なんとこの兄妹は,前川に『遊ぶ』という言葉を使った。
「あ,遊ぶ……?」
「うんそうだよ~。遊んであげるよ~」
 サリエルは,魔力を集中させている彼女を見て楽しそうに言った。真剣に戦おうとしていた彼女は,自らが侮辱されたかのように感じ,激情に駆られた。
「……《テラブレイズ》ッッ!!」
「えちょ  」
  彼女はサリエルを3000℃は超えよう大きな炎で巻き込み,その周囲を業火で焼き尽くした。
「ふん……くく……はははははは!!遊びで襲い掛かるからそうなるのよ!!」
 魔法が当たった。しかも当てた魔法は最上級クラス,ただでは済むまい。
 そう思って彼女は大笑いしていた。

「ちょっと暑かったなぁ」

 だがしかし,サリエルはまだ生きていた。彼女は死ぬどころか,火傷一つすら負わず,その場に立っていた。

「えっ……」

「ひどいなあ,せっかくの女の子の肌が台無しじゃん」
「い、生きている筈がない!あんなの喰らったら,火傷ぐらいするでしょ!?」
「無理だよ,『こんな火力』じゃ倒せないよ~」

 そして,彼女は内臓がえぐられるような痛みを認識して,意識を手放した。

「あれ?魔法使わなくてもよかった,お兄ちゃん?」
「まあ,『本気すら出していない』のなら仕方あるまい」

 二人は全滅した部隊をあとにしようとしたが,突然にして彼らに向けてのメッセージが聞こえてきた。
『……こちら,C.M.A.第118師団長。前川班は全滅してしまったか。想定内か……部下が全滅したのは残念だ』
「……ほう」

『貴様らは我が国を敵に回した……。これから,貴様らに一時も休む暇を与えるつもりはない』

『部隊,いや陸軍のみならず,全軍が総力を挙げ,貴様らを倒す』

『震えて眠るがいい』
「……」
「……」
 サリエルはこのメッセージに,高笑いをした。
「あはははははは!!バッカじゃないの~!!」
 しかし,フェリールはなにか嫌な予感がしていた。
(……しかし……どれほどの戦力だというのだ……想定内だと?それに,『なぜ人間の魔力を感じない』?)
 周囲に人間一人もいない。彼はかなりいぶかしんでいた。すると,その嫌な予感は的中する。
 彼らの目の前で巨大な物体が地表に衝突。
 閃光がきらめく。
「えっ  」
「なっ  」
 これは一体何なのか。
 しかし,彼らは理解した。
 『自分たちは今,死んだのだ』,と。次第に霞んでいく意識の中,彼らは自分たちが一瞬にして蒸発していったのを理解した。そして,その原因が飛来してきた物体にあるとも理解し,『テレパシーで』すべてを他の者たちに伝えた。。

[Date: 2023年12月20日 Place:ローズベル大連合王国エクレシア 王国連合陸軍A-001基地]

 それは彼らが閃光を味わうことになる1時間ほど前に遡る。
「考え直してください!!『たった二名に対して』ミサイル,韋駄天を撃つんですか!?」「仕方ないのだ!それほど事態はひっ迫している……ここまでするほかない!!」
 部下と上官と思しき者たちが言い合いをしている。
「今,元帥に要請をした。もうすぐ返答がくるはずだ」

 すると,一人が執務室に駆け込んでくる。
「元帥より,極極超音速巡航ミサイル『韋駄天』の発射許可がおりました!」

 制御を行う者たちはミサイルの発射準備を急いでいた。
「目標,補足完了。衛星による到達座標調整,よし」
「システム,オールグリーン。いつでも発射可能!」

 そして,上官と思しき男は,発射を命じた。
「よし……撃て!」

 『韋駄天』。それは地上から発射する,マッハ20以上もの速度で飛行できる巡航ミサイルである。爆破範囲は約2.5km,爆発力はTNT換算で2Gt以上,ツァーリ・ボンバの20倍以上である。

「……(既に5つの地区軍が滅亡している……5つの地区,国が既に滅んだも同然,致し方ない)」

 これが命中すれば,いくら『古代魔人』といえども一溜まりもない……そう思った彼らは早速,発射を指示し,様子を見ていた。
「到達予定時刻,13時29分30秒。約23分後です」
「目標,現在C.M.A.第23小隊と交戦中」

 そして,23分経った頃。もうすぐ地表にミサイルが命中するところであった。

「目標,沈黙」
「まもなく目標に到達!」
「3....2....1...」

 そして,ミサイルは彼らに命中し,とてつもなく大きな爆発が起こった。
「命中!」「やったか……?」
 そして,情報軍から通達がくる。
『こちら情報軍,目標から約2.5km以内の範囲に生命反応,なし』
「おおおおおお!!!」
「……な……本当にやったのか……」

 辺りは歓喜に包まれた。

「『古代魔人』2名の撃破に成功!」
「やった……!」

 古代魔人は倒せる。この事実こそが,彼らに勇気と希望とを与えた。
 すぐにこの結果を元帥に報告した彼ら。
 その通り,この1週間は安息の日となった。
 

しかし,まだ,これは絶望の始まりであった。
《第5話 完》

第6話 沈黙

+ ...
[Date: 2023年12月20日 Place:ローズベル大連合王国 とある町]
 古代魔人カーラ,バルトンは彼らからのメッセージを受け取り,驚愕していた。
「……フェリールとサリエルがやられただと!?」
「え?マジで?」
「は……そのようで」
「ふーん……やるじゃん」
 彼らは,交戦した部隊と戦った際に魔力の使い方をその場で覚えた上,魔術も習得していた。当然,《魔力抑制》も習得している。相手が魔術師でもまず気づかれない。
「カーラ様,呑気に構えている場合では……」
「ええ。もちろん」

 すると,なにやら大きめのゴキブリのようなものが彼らのもとに這ってきた。
「人間ごとき,この程度の虫も同然よ」
「……そう……そうかもしれませんな」

 すると,これらの虫が近づいた瞬間,爆発した。もちろん,彼らは防御魔法で無事だった。
「……ね,カーラ様?」
「ヤバいわこれ……こんなものまで作ってんの?」

 そしてさらにゴキブリのようなものが這い寄ってくる。が,バルトンは自分とネアの周りに防御結界を構築し,その動きを止めた。
「……カーラ様,やはり一定の距離以内に近づくと爆発するようです」
「なるほどー、魔法というのは便利なものね」
 異常なレベルで魔法を習得し,知識を身につけていくネア達。彼らと現代人の差は徐々に埋まりつつあった。
 そして,彼らは君主がエクレシアという都市にいるという情報も掴んでいた。王国連合軍と彼ら,そして王が衝突するのは時間の問題であった。

[Date: 2023年12月21日 Place:ローズベル大連合王国 エクレシア 王国連合軍A-002基地]
 加賀は愕然としていた。
「全滅……マジか」
「そのようだね」
「……ホンマに大丈夫なんか?この状況」
 隊長の陸軍中将,エイレンや師団長たちは今後のことで加賀と話していた。小隊が壊滅した話はすでに共有されており,部隊全体はお通夜のような空気であった。
「一応交戦記録見てみたんですけど……アイツら相当知能が高いですね」
と,ストレング・グレンジャーが反応する。
「知能?」
「ああ。『途中から魔法を使ってる』……そのように見えます」
「つまり,私たちの魔法戦術が使えなくなると?」
「それだけやない。防御魔法も身につけているんなら,通常の兵器はもちろん,魔法も通じへんくなる!!」
「考えれば考えるほど,勝機が見えにくくなるな……」
「とにかく,古代魔人が近くに迫ってる。エイレンさんは今,総司令部でてんやわんや……」

 加賀は現・隊長代理として判断する立場なのだ。彼もまた,あせっていた。

《第6話 完》

第7話 さらなる覚醒

+ ...
[Date: 2023年12月22日 Place:ローズベル大連合王国エクレシア 王立博物館]

 デート中の男女は石像らしきものの4柱を見ていた。
 その石像はなんでもオレンジ公国から出土したものらしく,『まるで生きているようだ』とまで言われる逸品。しかし,それは今にも動き出しそうなものであった。


 橋本は古代魔人について,台座部分の石碑や壁画の文字を解読し知ろうと奔走していた。
「はやく……」

 情報軍のアリンコ大尉はその中へ報告に入ってきた。

「オレンジ公国からの出土した石像は,エクレシアにあるものも含め,すべて把握し終えました」
「ご苦労様だ……どうだった」
「4柱がエクレシアの王立博物館に,残り89柱は発見された地域から一か所に向けて輸送を開始しました。石像はすべて,兵器による破壊を検討します」
「そうか……勿体ないが仕方ない」
「しかし生物を石像化させるとは……なぜ?」

 アリンコ大尉はその方策に驚いていた。
「当然だよ。石像で保管すれば%%  %%元に戻せるという保証がある前提だが  1億年単位で保存できる。そして,その魔法に気づいた者がその解除を試み,復活させられると考えての事だろう」
「ええ……しかも恐ろしいのは,石像化させる魔法です。現代のものとは違う。石碑の文字を一部解読しましたが,やはり古代の魔法です」
「……待ってください。まさか……」

 橋本はパソコンの画面を見て答える。
「思った通りだ。古代と言っても,『数十億年も前』の古代だ」
「……古来存在,ですか」
「ああ」


 王立博物館に,軍隊が入ってくる。

 男女は怪訝そうな顔をする。
「わー,すっごーい!本物!?」
「なにかあったんすか?」
「離れて下さい!危険です」

 石像を取り囲み,銃口を向ける兵士。レーザー銃や電磁機関砲をその石像に向ける。

「え?まさかね?」

「全員,撃て!」
 けたたましい銃弾の発射音が数十秒間響いた。

 しかし,石像は壊れず,変形した跡もない。
「HQ,こちらA班,携帯火器による破壊は不可能。重火砲による攻撃支援を要請する」
『こちら本部。A班,レールガンを向かわせる。攻撃を続行せよ』
「A班,了解。……各員攻撃続行」

 その無線の直後,石像は色を取り戻し始める。
「HQ!救援は間に合わない!撤退を要請する!!」
『撤退は許可できない。民間人の避難を優先するのだ!』
「……ッ!了解!」

 その場にいた兵士たちの隊は,銃が効かないと知りつつも,石像に向かって攻撃をやめようとはしなかった。

「早くこちらに避難してください!ここは危険だ!!」
 その中には非戦闘員である民間人の非難を促す者も大勢いた。銃声が鳴りやまないこの状況で、この場に残っていくのは軍人だけであった。
 攻撃のさなか,石像はついに完全に色を取り戻した。
「……目覚めにしては、随分とうるさいではないか」
「目覚めてしまった……」
 石像だった男は手をかざすと,その場にいた数十人の兵士を一斉に後方へ吹き飛ばした。そのうちの何人かは壁にめり込み,持っていた機関銃はひしゃげて使いものにならなくなっていた。
「む……」
「な,なんだ……」
「『ネア』の気配がする……懐かしい」
「ね,ネア!?何を言い出すんだ」
 まだ生き残っていた者は男の言葉に戸惑いを隠せない。その様子に彼はフッと笑い,こう言う。
「おい。人間。今の我は気分がいい。貴様の命は見逃してやろう」
 そう言って,彼はどこかへ消えた。
「て,転移魔法か?とにかく……追わなくては」
 生き残っていた兵士は立ち上がり,彼の行方を捜し始めた。

 橋本は,震えていた。アリンコ大尉はその様に不穏な予感を感じ始めていた。
「なんという……なんということだッッ!!!!」
「なにか,あったんですか?」
「これを見てくれ……」
 アリンコ大尉にコンピューターの画面を見せる。そこには,AIによる古代文字の解析結果が記されていた。
 古代魔人たちが使っていた言語は解析が進んでおり,石像の文字,壁画の文字などの解読が加速度的に進んでいた。
「まだまだ未解読の者は山ほどあるが,アリンコ大尉,ここを見ろ。何と書いてある……」

 アリンコ大尉は,共通言語で記述されている翻訳結果に顔が青ざめた。
「……『古代魔人の王 エルゥ』……!?」

 いくつもの地域の防衛力を容易く無力化・殲滅してきた古代魔人。
 そんな彼らもまた,『ただの一兵卒でしかなかった』のだ。
《第7話 完》

第8話 王の帰還

+ ...
[Date: 2023年12月22日 Place:ローズベル大連合王国 某所]
 ここはローズベル大連合王国の某所。軍事演習や火力演習を行うため,半径1000kmの範囲に渡り王国連合軍の管轄の下非居住地域となっている。ここへ,古代魔人の石像がヘリや輸送機で運び込まれつつあった。
「オーライ,オーライ」
 石像は数にして89柱。ご丁寧に列を揃えた状態で兵士たちによって並べられていく。
「はぁ……はぁ」「今から壊れるってのに,なんで並べるんだよ」
 現地の兵士たちからは不満が飛ぶものの,『威力が高い武双による攻撃』が許可されているとのことなので,一部の者にとっては火力演習のようなものなので彼らはいきり立っていた。

 すると,上官を通して本部から指令が伝えられる。
「この場にいる全員に告ぐ!これより、王国連合陸軍,空軍,宙域軍による合同軍事作戦を行う!!」

「空軍による空爆を先ほど設置した石像に向けて行い,続いて宙域軍による衛星兵器の照射を実行する。我々の出番は、そのあとだ!」
「「「イエッサー!!」」」
「攻撃は20分後だ。それまで待機だ」

 空爆や攻撃衛星によるレーザー照射を待たずして,石像は目を覚ましていく。
「gwrfi」「fewfewoif!」「pmfeovipifw!!!」

 兵士たちはその様子に,肌でその危険性を感じていた。彼らは思わず,銃をとり,目覚めた者たちに対して構えた。
「め,目を覚ましたぞ!」「銃をとれ!奴らを足止めしろ!!」
 すると,無線が聞こえてくる。爆撃機からのようだ。
「こちら空軍!空爆を開始する!その場から離れろ!」
「攻撃衛星,全機スタンバイ。砲撃準備完了。いつでも撃てます!」
 上空に爆撃機『ボンバーマン』が数十機が飛び,一機一機が機銃や榴弾を放つ。それらは地面に大小問わず無数に穴を開けていく。そして,それが止むと今度は空から無数の光が降り注ぐ。

 爆撃や照射が続くこと二十数分が経過。地面は荒れ,凹凸が激しい状態になっている。
 その場にいた兵士たちは勝利を確信していた。先ほど感じていた危機感が,まるで嘘のようになくなっていたからだ。
「見たか!これがローズベルの力だ!」「ざまあみやがれ!!」「所詮は古代人……現代兵器にはかなわなかったみたいだな!」

 が,その確信はすぐに打ち砕かれることになる。彼らの眼前に1人の民族風の衣装を着た者が現れる。だが,その衣装は華美で,金の豪華な装飾まで身につけていた。
「な,なんだ!?」「あの空爆でも生きてんのかよ!!」

 その者たちはこの場において,異常な程の威圧感と強者としての存在感をあらわにしていた。
「ふむ……これが現代の、人間か……フフ。相も変わらず脆弱なものよ」
 その場にいたのは数千人単位の兵士たち。戦車も、自走レールガンも、自走ミサイル砲まで用意されているというのに,たった1人でこの態度である。
「こっちは3個師団も控えているんだぞ!」
「だからどうしたというのだ?数に恃むことしかできぬ人類如き,我らの敵ではない」
 兵士たちの銃を持つ手は震えていた。物理装甲を溶かし,貫通する最新鋭のレーザー銃、至近距離の爆発をもものともしない強固なアーマー。
 それらを装備しているという安心感以上に,これらが全く通用しないのではないか,そして事実それらが脅しとして機能していないという不安と絶望感とで彼らの心中は覆われていた。
「ククク……仕方あるまい。我らは生態系の圧倒的頂点にいる。さて……今の我は気分がいい。せっかくだ。貴様らに我らの名を教えてやるとしよう」

 満足げにうなづきつつ,中心にいる者は名乗り始める。
「我が名はエルゥ……古代魔人の王だ」

《第8話 完》

第9話 永き日を跨ぐ再会,そして……

+ ...
[Date: 2023年12月23日 Place:ローズベル大連合王国 エクレシア]

 古代魔人・ガレーンは,ネアの気配がする方向へ向かっていた。
「この向きのはずであるが……」

 すると,一人の少女がその近くにいる。
「あの?どうされましたか?」
 彼女は古代魔人の事は,直接は知らないようだった。彼女はガレーンを目にしても何も疑問には思っていなかった。
 茶髪で黒い瞳をしていて,学校の制服のようなものの上にローブを着ている。彼女は坂口きらら。
 近くで古代魔人による暴動が起きているというので,単身で向っているところだった。
「まあよい……貴様、『ネア』を知っているか?」
「ネア,ですか?あーしは知りませんけど……」

 とぼけているように感じたのか,ガレーンは少女を殴りつけた。
「嘘をつくな……貴様から『ネア』の気配がする。とぼける必要もあるまい」
「がはっ……」
 少女は倒れ込み,気を失った。彼はその様子に鼻で笑う。
「こんなものか,ネア。仕方あるまいな……我らは年を取り過ぎたのだから」

「……それで、終わりか?」

 むくっと彼女は起き上がる。髪の色も赤くなり,瞳も緑色になっていた。
「……ガレーンか。フッ……今は古代上位魔人だったか?望み通り,出てきてやったぞ」
「ネア……ああ。懐かしい」
 ガレーンはネアに抱き着こうとする。が,彼女はそれを跳ね除け,彼を数十mも吹っ飛ばす。
「貴様……私のきららに傷をつけたことに対しての謝罪はないのか?」
「くっ...さすがはネア。力は健在という訳か。その件に関しては、謝罪する。だから……」
 彼はネアを蹴り飛ばし,彼女の体で建物を破壊する。 
「一人だけで裏切った貴様を始末する」
「よかろう……来るがいい」

 ネアは拳を構え,がレーンと対峙する。彼らの周りの空気は闘気で歪み,近くにいた虫すらも逃げ出していた。



ガレーンはネアを蹴り,ネアは彼の腹に拳を浴びせる。
「……ネアよ。変わらん強さだ。上位魔人に匹敵するほどの強さをまだ持っているとは……フフ」
「……貴様とは違うからな。当然だ」
 ガレーンが1人の人格しか持たないのに比べ,ネアの方はきららの人格も控えている。ネアの地の力がガレーンと同等ではあるものの,それはネア一人に限ればの話である。
(きららが私の魔力を使い,防御結界を張っている。ガレーンからのダメージも抑えているという訳か。フッ,気遣いのいい娘よ)
「ネア……貴様。魔法を使ったのか」
「この体は『私一人のもの』ではないからな」
「意味が分からん。貴様……何をし  」
「《突然の隕石(サドゥン・メテオ)》」

 ネアから体の主導権をきららに切り替え,詠唱を行う。ガレーンに,魔法によって錬成された隕石が猛スピードで向かっていく。
 もう一つの太陽が現れたのかとばかりに,隕石は輝きながら落下している。
「隕石は数十t,なかには数百tもの重さを持つ。速さは音速の数十倍……200ミリ砲の比じゃないよ」
「隕石如き……石如きにィィィィィ!!!!?????」

 ガレーンは隕石によって叩き潰された。情けない最期の言葉に,きららは同情を覚えると同時に,2人ほど彼に似た反応があるのを魔力感知で感じ取っていた。
「ネア……ヤバいって」
『ヤバいのは当然だが……朗報だ。我々が今倒した古代魔人は古代上位魔人……古代魔人よりも強い力を持つ者だ』
「……もしかして」
『貴様が感じ取ったのも.古代上位魔人のものだな』

 きららは仲間に先ほどの事を報告し始めた。
『もしもし,坂口か。至急基地に戻ってくれ』
「うん。さっき魔人やったよ」
『……え?』
 電話の向こうの相手は加賀であった。魔人をやった、という彼女の言葉に疑いを持ちつつも,連絡を続けようとする。
『まあいいや……とにかく,今すぐ基地に戻ってくれ』
「おけまる水産」
『……あと,魔人をやったことについては後で聞くから』
「うんうん。それじゃまた」

 彼女は転移魔法で基地に戻っていった。
 決戦の時は近くに迫っていた。

《第9話 完》
《Chapter 2 終》

Last Chapter《決戦》

第10話 カーラvs謎の少女

+ ...
《Last Chapter 始》

[Date: 2023年12月23日 Place:ローズベル大連合王国 エクレシア]

カーラとバルトンはエクレシアに到達した。
「ほう……ここが」
「王のいる地……さっさと行きましょう」

 すると,着物を着た少女がやってくる。彼女は刀を差していて,短い黒髪であり,彼らにとっては見たこともない風貌であった。
「……貴様,何者だ」
「ウチ?人に名前を聞くんやったら,まずそっちから名乗らんかい」
「失礼な子ね。私たちの事,知らないのかしら」
 カーラは魔力を集中させ,彼女に向けて光線を放つ。が,彼女が感じたのは手ごたえではなく,『自分の右手の間隔が失われる感覚』であった。
「……ウチは一条楓や。よろしゅうなぁ」
「……バルトン,逃げて。この娘,相当強いわ」
「はっ」

 バルトンは瞬間移動を行い,その場から離脱する。カーラは魔法陣を構築し,魔力で空間が歪み始める。
「おお怖いなぁ」
 彼女は刀を抜き,構える。その刀には魔力が流れており,カーラはそれを感じ取っていた。
「異常な程の魔力……いいわ。すごくいい」
「そんだけかいな?」
「だからこそ,それに応えてあげる!!」
 カーラは周囲を数万度の爆炎で焼き尽くす。近くにいた楓は吹っ飛ばされる。その筈であった。
「……なぜ,立っているの?」
「さぁ?なんでやろか」
「ふざけないで頂戴」
 カーラは,魔法を喰らっても平然と立っていた楓を殴り飛ばし,かかとで彼女をさらに蹴り落とす。そして何度も踏みつける。
「はぁ……はぁ……」
「……もう終わりかいな?」
 地面には半径10m以上の範囲にひびが入っている。しかし,楓は平気でいた。
「なぜ!?人間のくせに,なんで平気なのよ!!!さっさとくたばりなさいよ!」
「……ッ!」

 彼女は,オーラと魔力を刀身に込め始める。
「ええこと教えたる。ウチは,この世界に来る前は病弱でなぁ,何もできひん人間やった」
「それがどうした!!」
「せやから,この世界に来てから,私は決めたんや。『しつこく,諦め悪く生きたる』ってなぁ」
 カーラにとって彼女の言葉は理解できなかった。生まれ持った才能,力,地位,それらを余すことなく兼ね備えている自分が負けるはずがない。
 しかし,目の前の現実が彼女の思考をすべて否定する。
「《マジック  」
「人間如き,人間の如きがァァァアア!!!!!!??????」
「  ストライク》!!」
 世界ごと斬る斬撃。それが彼女を真っ二つに断つ。
 カーラの生まれ持ったものが,悠久の年月をもって楓の努力・執着によって覆されたのだった。

《第10話 完》

第11話 バルトンvs加賀

+ ...
 バルトンはカーラの反応が途絶えたことに気がついた。
「……あの人間,やはり……とんでもない者がいたものだ」
 バルトンは,内心不安を覚え始めていた。ただの人間の少女に,カーラが圧倒的敗北を喫したからである。
 焦りと不安を感じながら歩いているところへ,一人の男に声を掛けられる。
「おい……アンタ」
「な,なんだ?」
「アンタ,噂のアレだろ?」
 その男はひょうきんそうな顔をしていて,黒髪に黒い瞳と言う,この国では同じく珍しい容姿をしていた。
「貴様,名前は」
「加賀涼介……」

 その瞬間にバルトンは数百m吹き飛ばされていた。
「アンタを倒す男さ」

 バルトンは吹っ飛ばされた先でなんとか立っていた。
 先ほどのものは,魔力で発生した衝撃波によるものと判断した彼は,加賀の方を見やる。
「フフフフ……このバルトンが不意を突かれるとは」
「驚いたぁ……なんで生きてんのよ?」
「貴様ら人間とは,出来が違うのだ」
「ふーん……」

 加賀は指を鳴らす。すると,彼の周囲から電撃が飛び出す。バルトンは咄嗟に反応できず,魔法陣を構築する前に攻撃を喰らった。
「だいたい電圧にして……数億ボルトってとこかな。まあ,雷みたいなもんだ」
「ぬわぁ!……やるではないか」
 しかし,古代上位魔人の耐久力は,雷すらも跳ね除けるほどのものであった。
「フフフフ……まだ私は生きているぞ,加賀よ」
「マジかよ」
「貴様は私の声を聴いた。その時点で,『貴様は負けていたのだ』」
「はぁ?何言ってんだよ」
 バルトンの発現に彼は不信感を抱いていた。声を聴いた時点で負け,そんな言い分に彼は疑問を持ちつつも,なにか危険な予感を感じ取っていた。
「貴様はすでに洗脳済み。私の声によってな」
「……アンタは俺をどうしようってのさ」
「我が忠実なる駒として貴様を使ってやろう」
「……まったく……なんてことだ」

 加賀は,バルトンの泰然とした語り口に不愛想にふるまっていた。
「貴様にとっては屈辱ではあるが……受け入れろ」
「そうかい……」
 加賀は諦めたようにつぶやく。

「……なーんてな。《魔力大放射(マジック・バースト)》」

 バルトンは膨大なエネルギーと魔力によって歪んだ空間と共に,その体は塵を全く残さずに消えていった。

「洗脳対策は当たり前にやってるさ。味方が敵に変わる,なんてのは組織を大事にする軍隊じゃ,恐ろしくてたまんねえからな」
 彼は《魔力変換(マジック・トランスフォーメーション);》により妨害音波を常に魔力から作り出していた。また,防御結界による魔術防御にも手を抜いているどころか,今回の戦いに備えて丁寧に調整していた。
 彼は,同情するような目で戦場を一瞥したあと,その場を後にした。

《第11話 完》

最終話 最後の戦い

+ ...
[Date: 2023年12月22日 Place:ローズベル大連合王国 某所]

 古代魔人の王・エルクは異常な闘気を放っていた。
「さて……貴様ら。覚悟はできているのだろうな」
「あ,ああ……」
 彼の放つ闘気に,兵士たちは怯え,中にはその場で股からなにかを漏らす者もいた。その場にいるだけで昏倒しそうなほどの気に,兵士たちは銃すらも投げ出すほどの恐怖が彼らを支配していた。
 そこへ,戦闘ヘリ部隊がやってきた。
「地上部隊,攻撃をやめるな!」
「機関砲,発射!」

 ヘリ数機から40mm電磁重機関砲を同時に発射。エルゥは数百発,音速の十倍以上の速度をもった弾丸を受けるが……。
「……なんだ,今のは?」
「マジか,こいつダメージ受けてねえぞ!!もっと撃ちやがれ!!」
 ヘリから弾丸を撃ち込まれるが,その度に身体から弾丸が次々と排出されていく。あまりダメージを受けていないようであった。
「そんなもの効かん。消えろ」
 エルゥが手をかざすと戦闘ヘリは爆散する。
「これが……真の力だ」
 大声で高らかに笑う彼。そんな彼の頭が撃ち抜かれる。
「……ッ!そこか!!」
 数km離れた場所を見通せる,彼の視力で目に入ったのは,空を飛んでいる戦闘ヘリの姿であった。
 彼の目がそれを捕らえると,片目に弾丸が撃ち込まれる。

 戦闘ヘリに乗ったベリシモは,1km以上離れた地点から狙撃銃【ライサンダーZF】を構えていた。
「目標命中」
「さすがですね……ベリシモ少将」
 彼女はさらに一発,今度は彼の目に完璧に命中させた。

 エルゥにとって,視界を片目でも封じられてしまったことは,初めての事であった。
「な,なんだと……!!目を.撃たれた!!!???」
 エルゥは撃たれた目を覆っていた。その様子に兵士たちは勝機を見出し,勇み立った。
「う,うおぉぉぉぉぉ!!」
「対魔術弾だ!!さっさと打ち込め!!」
「サーイエッサー!!」
 全員が一斉に機関銃やレーザー銃で撃ち続ける。
 エルゥは,魔術防御でも防げない弾を撃ち込まれ,超高出力のレーザーで身を焼かれ,再生能力が追い付かなりつつあった。
「……くぅっ……余が……余がぁ……!」
 ダメージの蓄積に長け兼ねた彼は,眼前にいた兵士たちを一気に爆炎で焼き尽くした。
「はぁ……はぁ……さすがに疲れたぞ……」

 エルゥはその場に座り込み,目や焼けた体を治していた。
「ふぅ~」
「……おい」

 白髪の男にエルゥは話しかけられた。飄々とした態度にエルゥは苛立ちを少し覚えるが,
「なんだ……?余は今,体を休ませているところだ」
「そうか。アンタ,古代魔人の王だってな?」
「ほう……知っているのか」
「ああ。だが……」

 白髪の男が指をさすと,エルゥは『次元の歪みのようなもの』に巻き込まれる。
「な,なにをするか!!」
「悪いが,俺はアンタよりも『遥かに強い』んだ」
「貴様ら人類如きの分際で……!ぬわあああああああ!!!!!!」

 エルゥはこの世界とは異なる亜空間の中に,永久に封印された。
「じゃあな。強く『永遠に生きろよ』」
 その亜区間は時間の概念のない空間であり,エルゥは生きたまま,何もない場所に永久に閉じ込められてしまったのである。

 こうして,4日間で甚大な被害を出した古代魔人らとの戦いは幕を閉じた。

《最終話 完》
《Last Chapter 終》

エピローグ

+ ...
 戦いから数日後。
 一条楓,坂口きらら,加賀涼介ら,古代魔人の撃破に貢献した者たちには,大皇帝から褒賞が与えられた。坂口と加賀は軍の戦後処理などに追われていたため、その合間を縫っての参加となっていた。防衛が無力化された地区には臨時で人員が派遣されることになり,被害を受けた地域の復興を目指すとしている。

 橋本達は,今回の事件で得た膨大な資料についての研究をさらに進めるようだ。事情が事情であっただけに,資料がこれ以上得られない今が彼にとっては惜しまれるようである。『できるなら彼らに直接聞きたかった』と彼は語っているという。

 古代から来訪してきた古代魔人たち。彼らはローズベルに大きな爪痕を残した。
 しかし,この戦いには『彼らの孤独感や自衛』による一面があると,橋本は指摘している。彼は,『この時代に居場所がなかった』,『居場所を作る方法に戦いを選んでしまった』など,彼ら自身に原因を見出した上で,『彼らも,行動こそ違うが異世界人と似たような点が多い』ともしている。

 墓地を訪れた市民たちは,破壊された町や死亡した人々を悼み,花を手向けるなどしていた。中には軍服を着ていた者までおり,涙を流し声を漏らすものまでいた。

 ローズベルに古代魔人たちがもたらした被害は大きかった。今後の復興に期待するばかりである。

 最後に。

 ローズベルに栄光あれ!

《古代からの来訪者 終》

あとがき

+ ...
作者の豆腐です。完成した作品としては第二作になりました。

製作開始から1年以上かかってしまいました。
終盤は半ばやっつけのような感覚で,一気に書いています。

文才もあまりない作者が書いた作品ではありますが,だからこそ読んでくださった皆様には感謝しかありません。

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