ダメージの算出方法についてです。


与ダメージ算出

あなたの振るった剣は怪物に致命的な一撃を与えることができただろうか。それとも虚しく空を切ったのだろうか。
ダメージを算出する際には以下の4つの条件が絡み合い、簡単な四則演算の結果によって最終ダメージが算出される。

【ダイス(D10)】
攻撃には基本的にシンプルなD10(10面ダイス一つ=コンマ下一桁の値)で示される。
基本的にD10が<1>の時は攻撃がミスをしたことを意味し、D10が<0>の時は敵に致命的な一撃を与えたことになる。
クリティカルをした場合はもう一度D10を振り、さらにダイスの値を加算させることができる。

【ダイス倍率】
攻撃の際にミスをしなかった場合、条件を満たしていればD10の値を数倍にする事ができる。
例えば戦士や強戦士といった[[ID属性]]を持っている状態の[[物理攻撃]]は、ID属性に応じたダイス倍率を得ることができる。
また、魔法を使う際に自分の属性点分だけD10を倍化させることができる。

【攻撃補正値】
装備している武器の性能に応じてあなたの攻撃ダメージが加算される
これは「物理攻撃補正」と「魔法攻撃補正」の二つに分かれており、対応する攻撃をした場合のみダメージが加算される。

【敵の防御補正値】
敵の中にはあなたの攻撃や魔法を軽減するものも存在する。
それぞれに定められた値を上記のダメージから減算し、最終ダメージが決定する。



物理攻撃

手にした武器や素手で敵に攻撃します。与えるダメージの計算式は、
『最終ダメージ=D10×(ダイス倍率)+物攻補正値-敵の物防補正値』となります。
特別特性とは、その日のID属性が物理系特殊ID属性だった場合(戦士,強戦士,英雄戦士,伝説戦士)にかかる補正です。

例)ID属性「戦士」が『R1物理NQ(物攻+1)』で攻撃し、ダイス<4>を出したの場合
4×2+1=9(最終ダメージ9)

なお、物理ダメージは装備の仕方や武器の種類によって、様々なダメージ算出やルールがあります。
特殊ルール
両手持ち 武器の物理攻撃補正値が1.5倍(端数切捨て)
二刀流 D10をもう一度振り、合計値がダイス値となる*1。物攻補正は両武器の平均値
弓※ <9>が出てもクリティカルとなる
銃※ ダメージ算出が特殊。装填弾を撃ち尽すとリロードが必要
※:弓と銃で攻撃するには、それぞれ矢と弾が必要


魔法攻撃

魔法を唱えて敵を攻撃します。
魔法攻撃のダイス倍率はその日の属性点*2まで倍化させることができます。
与えるダメージの計算式は、
『魔法ダメージ=D10×(属性点までのダイス倍率)+魔攻補正値-敵の魔防補正値』
となります。
例)『炎水×4』が属性点5点分の魔法を唱え、コンマ<0>を出した後<3>を出した場合(装備補正なし)
(10+3)×5=65(魔法ダメージ65)


また、属性点が2以上であるか、Sアクション「詠唱」後の魔法攻撃は対象を全体へと広げることができます。
全体魔法はダイス倍率からは-1されますが、LP貫通特性*3を持ち、
さらにD10の値を敵の数分だけ倍化させることができます。
与えるダメージの計算式は、
『全体魔法ダメージ=D10×(属性点-1)×敵の数+魔攻補正値-敵の魔防補正値』
となります。
例1)『炎水×4』が敵2体に対して属性点5点分の全体魔法を唱え、コンマ<30>を出した場合
(10+3)×(5-1)×2=104(魔法ダメージ104:LP貫通)

例)『炎』が敵2体に対して「詠唱」後に全体魔法を唱え、コンマ<30>を出した場合
(10+3)×(1+1-1)×2=26(魔法ダメージ26:LP貫通)


落下ダメージ

高いところから飛び降りて攻撃した場合、通常の物理攻撃に落下ダメージが追加されます。
落下ダメージは『高さ×5』の固定ダメージとなります。
この場合の高さは移動アクションによって高所移動を行った数となります。
なお、落下ダメージは連続して与えることはできません。


反撃

敵の攻撃対象が自分になった場合、反撃を行うことができます。
反撃には行動点を消費しませんが、反撃を行うためには準備アクションを行うか特定の特殊強化素材を合成する必要があります。
反撃にはあらかじめD10の値を一つ宣言しておく必要があり、被ダメージ算出時にその目が出た場合
『被ダメージ×1/2+攻撃補正値』のダメージを返すことができます。被ダメージの減算はできません。



被ダメージ算出

敵の振り下ろした爪があなたの鎧を引き裂いたか、あるいは堅牢な盾と素早い身のこなしによって避けられたか。
それも与ダメージ算出と同様に、その殆どがD10によるシンプルな四則演算によって決定されます。

敵の行動を決定する方法についてはすでに述べられているので割愛します(『こちら』を参照)。
敵の行動が決定し、それが攻撃であった場合<被ダメージダイス>を振り、敵の攻撃でPCが受けるダメージを算出します。
与ダメージ算出のときと同様に、この時の出目が<0>だった場合は攻撃はクリティカル<1>が出ればミスとなります。

敵の攻撃による被ダメージの計算式は、各探索地の敵データに記載されていますので、そちらを参照してください。
なお、「物理攻撃」「特殊物理」は物理防御補正で、「魔法攻撃」「特殊魔法」は魔法防御補正値で軽減することができます。



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最終更新:2013年02月22日 16:05

*1 コンマ十の位で代用可能

*2 IDで出た属性の数の総和。炎水×2ならば4

*3 LP減少によるダメージカットを無効化