&bold(){&size(1.6em){[[硝子の揺籃>>URL]] 作者:ruin}} マスタリング難易度:ふつう シナリオ難易度:初心者向け #contents() *シナリオについて **凡例 通常の文字で書かれている部分は、そのままPLに対して読み上げたり、チャットに貼ったりして構いません。 &bold(){太字で書かれている部分}は、必要に応じてPLに伝えてください。 **シナリオ概要 参加PL人数:2~4人 必要時間:3時間前後 合計悪意点: -PL2人 / 17点 -PL3人 / 25点 -PL4人 / 32点 シナリオ名の読みは「がらすのゆりかご」。 基本ルールブックのみでもプレイ可。 サイケデリックは禁止することをお勧めします。 **あらすじ &bold(){このシナリオのネクロマンサーは、芸術家を自称する人間です。} &bold(){彼はある日、ネクロマンシー開発以前の古いシェルターから、死体愛好家達が保存した少女の遺体を掘り当てます。} &bold(){遺体を材料に、彼は彼の芸術家人生を賭けた作品を造り上げます(つまり、それが本シナリオのドール達です)。} &bold(){しかし彼は、自分の作品の出来に納得出来ず、全ての過去作品を破棄してしまいます。} &bold(){遺された最後の作品は、起動したままの機械装置やアンデッド達が破壊してくれることを期待して、彼は自殺をしてしまいます。} &bold(){果たして、何も知らないドール達は目覚めました。} &bold(){彼の目論見通り、彼女達は他の作品共々破棄されてしまうのでしょうか。それとも……。} *『アドベンチャーパート』 **導入 貴方は、貴方が無数の花に囲まれて横たわっていることに気付きました。 貴方は広い部屋の中央で目覚めたようです。部屋の床一面には、花が敷き詰められています。 部屋の様子を探ろうとするより先に、貴方は思い至りました。貴方には、自身についての記憶が殆ど無いのです。 貴方が自分について思い出せるのは、貴方がアンデッド、中でもドールと呼ばれる存在であること。 幾つかの欠片のような記憶、それと、自分の名前のみです。 身体を起こすと、貴方の身体から一枚の紙片が落ちました。 部屋には貴方の他にも、貴方と似たような少女達が寝かされているようです。 貴方はまず、他の少女達と話をしてみることにしました。貴方の不安を埋めるには、それ以外に方法は無いでしょうから。 &bold(){自己紹介を行う。} &bold(){それぞれの未練に初期の3点の狂気点獲得(「たからものへの依存」を含む)。} **カルマの獲得 &bold(){アドベンチャーパートカルマ『紙片の内容を読み解く』を獲得する。} &bold(){「言語知識を持った状態で紙片を読む」のイベントを発生させることで達成となる。} **目覚めた部屋 部屋には床の花と、鍵の掛かっていない扉以外には何も見当たらず、明かりもありません。 &bold(){花はすべて造花。薔薇や椿など。} &bold(){(花に行動判定を試みるなら、失敗しても以下のことが分かる)床の花は比較的、白の椿が多い。} **紙片を調べる 貴方達は、持っていた紙片を確認します。 そこには写真と、幾つかの文章が印刷されています。 写真は、それぞれのドール達の姿が写されています。 文章は、貴方達姉妹の誰も知らない言語で書かれているようです。 写真のすぐ下に書かれている文字が、自分の名前かもしれない、ということは辛うじて推測出来ました。 しかし、それ以上のことは何も分かりませんでした。 **扉を開ける 貴方達は扉を開け、外に出ます。 扉の外にあったのは、かなり広めの部屋です。 そこには、様々なものが無造作に置かれています。 キャンバス、イーゼル、顔料や油絵具。あるいは、彫刻刀や鑿、大きな石材などです。 ここは所謂、アトリエであるようです。 アトリエに置かれたものの中には、アンデッドの材料や制作設備も混ざっています。 ここには、貴方達が入ってきた扉の他に、幾つかの出入り口があります。 それぞれ、木の扉と、鉄の扉と、瓦礫で塞がった通路です。 天井は大きな天窓になっており、光が差し込んでいます。 **アトリエで強引な行動を起こす(1回目) &bold(){アトリエに居る際に、扉や壁を壊そうとする、塞がれた通路の瓦礫をどかそうとする、天窓を壊そうとするなど、大きな音が出るような行動をした際に発生する。} &bold(){進行が滞るような場合にも、このイベントを起こす。} 突然、鉄扉の向こうから、音がします。 大きなものが壁にぶつかるような、激しい音です。 貴方達を追い立てるような乱暴な物音を聞いて、不意に、貴方達に記憶が蘇ります。 貴方達は、誰かに付きまとわれ、追跡され、拐われそうになった経験があります。 その何者かは、貴方の家の扉を乱暴に、何度も、何度も叩いたのです。ちょうど、今のように。 その後、貴方達がどうなったのかは思い出せません。 急に蘇った過去の記憶は、貴方達の心に負担を強いることでしょう。 狂気判定を行ってください。 &bold(){全員に狂気判定、補正値はなし。} &bold(){判定後、『46 尾行者』の記憶のカケラを入手する。} しばらくすると、音は鳴り止み、静かになりました。 尤も、それが一時の平穏でないという保証はどこにもありません。 **アトリエで強引な行動を起こす(2回目) &bold(){アトリエで強引な行動を起こす(1回目)の後に発生する。} &bold(){アトリエに居る際に、扉や壁を壊そうとする、塞がれた通路の瓦礫をどかそうとする、天窓を壊そうとするなど、大きな音が出るような行動をした際に発生する。} &bold(){進行が滞るような場合にも、このイベントを起こす。} 鉄扉の向こうから、再びあの、扉を叩く大きな音がします。 今回は、それが鳴り止む事はありません。 扉の向こうでは明らかに、何かが扉を壊そうと、衝突を続けています。 そしてついに、扉が破壊されました。めりめりと音を立て、壁から鉄扉が引き千切られます。 その奥に現れたのは、巨大な作業機械です。 作業機械の中央には大きな「口」が備わっており、その周りは血糊でべったりと汚れています。 それは、アンデッドを掻き集めて潰す、自立したゴミ処分装置です。 機械は軋みを上げながら、貴方達ににじり寄ってきます。 見れば、巨大な機械の他にも、鉄扉の向こうからアンデッド兵器や機械装置がぞろぞろと湧き出して来ます。 それらは明らかに、貴方達を処分の対象として認識しているようです。 &bold(){アドベンチャーパートの終了に進む。} **アトリエを調べる &bold(){行動判定、補正値はなし。視覚や思考能力に関わるパーツが使用可能。成功で以下イベント。} まず、画材や彫刻の材料を調べても、特に変わった所は無いようです。 ただ、それらの中に、完成した作品は一つも見当たりません。 次に、アンデッドの制作設備ですが、それらは血に汚れ、幾度も使用された形跡が生々しく残しています。 そこに残された肉片や機械のパーツ、衣類の切れ端をよく調べると、それが貴方達に使われているものと同じであることが分かりました。 貴方達は、きっとここで制作されたに違いありません。 **書斎に入る(木の扉) &bold(){木の扉に鍵は掛かっていない。} 貴方達は扉を開けます。扉の向こうは本棚が並べられた、図書室か書斎のような部屋になっているようです。 ですが、貴方達が詳しい部屋の様子を確認するよりも先に、視界に何かが飛び込んできます。 扉の向こう、貴方達の目の前に、部屋の上からそれは落下してきました。 どさりと音を立てて床に落ちたそれは、ヒトの屍体です。 腐乱しあちこちが崩れかけた、成人らしき人間の遺体です。 ここがまともな場所、まともな時代ではないということは、貴方達は知識としては知っていたでしょう。 しかし、突然に起きたその出来事は、只の少女である貴方達の心を傷つけるのに十分です。 狂気判定を行ってください。 &bold(){全員に狂気判定、補正値はなし。} 遺体は、動き出したりするようなことは無いようです。 気味の悪さを除けば、部屋を探索するのに障害となるものはありません。 部屋はそれほど広くはないようです。 その部屋には、本棚が多く並べられ、また、一人用の机も置かれています。 **死体を調べる 死体は腐敗が酷く、元の性別や体格、顔立ちを判別するのは困難です。 死体の首にはロープが括り付けられていて、縊死の痕があります。 **本棚を調べる &bold(){行動判定、補正値はなし。思考能力に関わるパーツ、図書や読書に関わる記憶のカケラが使用可能。成功で以下イベント。} 貴方達は、本棚の本を手当り次第に調べました。本のジャンルは、技術書や科学書、また特に、文学や芸術に関するものが多いようです。 本の言語はまちまちで、貴方達に読めないものも多いです。また、読むことは出来ても、貴方達には難解な内容ばかりです。 そんな中で、貴方達は本棚の一角に、辞書が並べられた区画があることに気付きます。 &bold(){以下、紙片を調べていれば} その中には、紙片に書かれた文章の言語の辞書も含まれているようです。 辞書と照らし合わせれば、紙片の内容を読むことが出来るでしょう。 **机を調べる 貴方達が机を調べると、机の上に一冊の本が載っていることが分かります。 本の表紙には、「日記」とあります。持ち主の名前などは特に書かれていないようです。 **日記を読む 貴方は日記を開き、中に書かれた文章を読み始めました。 日記は、貴方の知る言語で書かれています。所々破れたり朽ちたりしていて、読めない部分もあります。 読める部分の、日記の内容は以下のようなものです。 ○月16日 作品のインスピレーションが湧かない。 今日は何も進めることが出来なかった。 スランプ、と言えば聞こえがいいのだろうが、生憎私のそれはそんな高尚なものではない。 単に、僅かな才能が枯れ果てただけだ。 いや、それを才能と呼ぶのすら烏滸がましい。 ああ、そうだ。今迄私は、芸術と称した詐欺を行っていたに過ぎないのだ。 自分までをも欺き、そしてそれすら出来なくなった憐れな詐欺師だ。 明日の気候がまだまともならば、残った区画を探索出来るが望みは薄いだろう。 遂に筆を折るときが来たのかも知れない。 ○月17日 ああ神よ! 私は遂に手に入れた! これだ。これだったのだ。 今迄、私が挫折、停滞、苦難と呼んでいたものは、この運命に巡り合う為の布石でしか無かったのだ。 であるならば、それらは何ら恥ずべきことではなく、その紆余曲折はむしろ、私の才能を際立たせる為のコントラストなのだ。 もう私は恐れない。私を無才と呼んだ屑どもの声が、夢で私を苛むことももう無いだろう。 興奮が収まらないが、今日はもう日記を書いて寝ることにしよう。 なに、焦ることはない。どっしりと、余裕を持って作品作りに臨むのが一流というものだ。 △月12日 脚部の荷重問題について、素晴らしい解決を思いついた。 私は天才だ。 しかし、昨日設計した駆動系が気に入らない。 天才に妥協は許されない。やり直しだ。 △月14日 今日追加したパーツと、全体の色彩とのバランスが取れない。 なぜそんな簡単なことが出来ないんだ? これが天才のお手並みだと? 屑、下手糞、三流以下だ! 何が芸術家だ。辞めてしまえ。 △月28日 昨日までの私は、どうしてあんなものを至高の芸術だと、そう思い込むことが出来たのだ? 何が完璧だ。何が運命だ。 私のしたことは、あの素晴らしい素材を、只のガラクタに貶めただけだ。 瞳を点ずるのを忘れた龍の絵のように、疵のついた硝子細工のように。 完璧から一つでも、ほんの一箇所でも劣るものは屑同然なのだと、私はそう知っていた筈なのに! こうして後から見てみれば、知らず識らずのうちに妥協をしていた部分の、なんと多いことか! 私は詐欺師ではなく、道化だったのだ。 **瓦礫で塞がれた通路を調べる この部屋にある通路の一つは、完全に瓦礫で塞がれています。 この瓦礫をどかすのは、アンデッドの力でも非常に大変な作業でしょう。 **鉄扉を調べる それは、鋼鉄で出来た、大きな扉です。 どうやら、鍵が掛かっているようです。 丈夫そうな扉ですが、壁との接合部などならば、アンデッドの力で壊すことは可能でしょう。 **天窓を調べる &bold(){行動判定、補正値はなし。視覚に関わるパーツが使用可能。成功で以下イベント。} 貴方は、天窓をよく観察しました。天窓は一見すると、淡い光が漏れ出すステンドグラスのように見えます。 しかし、その光は本物ではない事がわかります。 それは硝子窓ではなく、薄型のモニターのようです。 外の景色を透過しているのではなく、そう見えるように映像を投射しているのです。 **言語知識を持った状態で紙片を読む 本棚を調べる行動判定に成功して辞書を手に入れる、または、ナノマシン注射によって言語を習得している場合、以下のイベントが発生する。 貴方は、紙片に書かれた文章を翻訳していきます。 文書の意味を理解するにつれ、どうやらそれは、美術品の目録、カタログのようなものであることが分かりました。 目録に載せられている美術品とは、他ならぬ、貴方達のことです。 写真の下の文字は、貴方達の名前を表しているようです。 横に添えられた文章には、貴方が如何に美しく、可憐な人形であるかが書き連ねられています。 貴方達に対して滔々と並べ立てられる美辞麗句には、まともな状況であれば、面映ゆさか、あるいは胡散臭さや皮肉を感じたかもしれません。 ですが、ある一語を訳した途端、貴方にそんな余裕は無くなってしまいました。 その単語は、貴方達を褒めそやす文章の上に、後から、別の色のインクで大きく書かれていました。 その単語が意味するのは、「廃棄」。 それを知った途端、貴方は背筋に悪寒が走るのを感じました。 これでは貴方達がまるで、廃棄される予定であるような書き方ではありませんか。 貴方は、無意識に募る不安を消し去ることが出来ません。 その不安、嫌な予感は、貴方の心を蝕むでしょう。狂気判定を行ってください。 &bold(){全員に狂気判定、補正値はなし。} &bold(){アドベンチャーパートカルマ『紙片の内容を読み解く』を達成。} **アドベンチャーパートの終了 必要であれば、最後の対話判定の機会を設ける。 バトルパートの開始に進む。 *『バトルパート』 **勝利条件の提示 『敵を全滅させる』 舞台に配置されたNCの手駒全ての攻撃マニューバを損傷させてください。 **手駒の配置 |配置/参加PL人数|2人|3人|4人| |煉獄|マガドリ✕5|マガドリ×5|マガドリ×10| |地獄|マガドリ✕5|マガドリ×10|マガドリ×10| |||ラフレシア×1|ラフレシア×1| ||||マッドガッサー×1| |奈落|ミートシュレッダー改×1|ミートシュレッダー改×1|ミートシュレッダー改×1| ||マッドガッサー×1|マッドガッサー×1|マッドガッサー×1| **エネミーデータ -ミートシュレッダー改 &bold(){悪意8 最大行動値9} &bold(){ミートシュレッダー(p133)に、装甲板(はらわた相当)を2つ増やしてください。} *『エンドパート』 **修復用パーツの獲得 |PL人数|基本パーツ|強化パーツ| |2人|5|3| |3人|7|3| |4人|8|4| **エンドパートのシナリオ &bold(){エンドパートでは、アドベンチャーパートで行わなかった探索を引き続き行う事が出来る。追加で、以下の探索が可能。} **戦闘終了時のイベント 貴方達は戦闘の末、襲い来る作業機械を破壊することに成功しました。 すると、壊れた機械、ミートシュレッダーと呼ばれるそれの中から、数枚の破れた本のページのようなものが零れ落ちました。 **ミートシュレッダーから出てきた本のページを読む ミートシュレッダーから出てきた本のページは、貴方達が読むことの出来る言語で書かれています。 内容は、以下のようなものです。 △月27日 遂にやり遂げた! 私はとうとう完成させたのだ。珠玉の人形達を。 敬愛する、黎明の死体愛好家達が遺した素材を、私の手で完成させたのだ。 シェルターから掘り出した瞬間に脳裏に想い描いた完成図を、現実のものとすることが出来たのだ! 間違いなく、あれは私の人生の最高傑作だろう。 待て、そうだとすれば、人形とはいえいつまでも床に直に置いているわけにはいかない。 永遠に朽ちない少女には、永遠に朽ちない花の寝台が相応しい。 確か昔の在庫があったはずだ。取り急ぎはそれだな。 △月29日 殆どの作品、いや、屑は廃棄した。 だがあれは、もう見たくもない。 もう、何もかもどうでもいい。 勝手に動いて、勝手に廃棄されるだろう。 終わりにしよう。 **鉄扉の向こうの部屋を調べる 鉄扉の向こうは、狭い部屋になっています。 床のあちこちには彫刻の欠片や、アンデッドのものと思われる肉片が転がっています。 肉片の中には所々、きらびやかな布きれが混じっています。 貴方達のような少女のアンデッドも、ここで廃棄されたのかも知れません。 この部屋には、2つのものがあります。 1つは、部屋の隅に転がされた、大きな注射器のような器具です。 「■■語知識ナノマシン」というラベルが貼られています。 &bold(){一人用。ナノマシンを注射することで、ドールは言語知識を獲得する。} &bold(){言語知識があるものとして紙片を読むことが出来るようになる。} もう1つは、壁に立て掛けてある大きな梯子です。 梯子は、持ち運ぶことが可能です。 丈夫な造りで、かなり高いところまで登ることが出来るでしょう。 &bold(){アトリエの壁に掛けることで、天窓に近づく事ができる。} &bold(){天窓に近づくことで、「天窓を調べる」のイベントが行動判定なしで発生する他、天窓を破る事が出来るようになる。} **天窓を破る 貴方達は、アトリエの天窓を破壊しました。 光差すステンドグラスが粉々になり、砕け散ります。 果たしてそこにあったのは、光に満ちた世界などではありません。 くすんだ鈍色に病的な紫をかき混ぜたような、毒々しい曇り空です。 それは、とても貴方達の解放と旅立ちを祝福するような空模様ではありません。 貴方達が、美しくも脆いゆりかごを抜け出た先は、荒涼とした退廃の空でした。 外の世界がまともではないことに、貴方達は薄々気付いていたでしょう。 しかし、はっきりと示された事実は、貴方達を深く絶望させることでしょう。 狂気判定を行ってください。 &bold(){全員に狂気判定、補正値はなし。} 窓の外にはただ、地平線の向こうまで荒野だけが続いています。 貴方達を縛り付けるものは、もう何もありません。 箱庭を出た貴方達に待っているのは、誰かの被造物として愛玩される日々ではありません。 この狂気が蔓延る世界を、自らの脚で歩く日々です。 それがどんなものになるのか。それは、また別の後日談として語ることとしましょう。 &bold(){エンドパートの終了に進む。} **エンドパートの終了 &bold(){アドベンチャーパートカルマ『記憶のカケラを獲得する』の達成確認。記憶のカケラ取得で達成。} &bold(){アドベンチャーパートカルマ『紙片の内容を読み解く』の達成確認。言語知識を持った状態で紙片を読むことで達成。} 2人 / 8+カルマ達成分 3人 / 8+カルマ達成分 4人 / 8+カルマ達成分 *解説 **シナリオ解説 白の椿には、「完全なる美しさ」などの花言葉があります。 ネクロマンサーの手を離れたドール達は、完全に自由です。様々なシナリオに繋げることが出来るでしょう。 荒野を彷徨い、偶然に事件に巻き込まれることもあるでしょうし、他のネクロマンサーに目を付けられることがあるかもしれません。 **アレンジ 記憶のカケラが少なすぎると感じる場合は、アトリエか書斎、または天窓破壊時などに取得イベントを追加することが出来ます。 その際は、まだ平和な時代を思わせるような記憶のカケラや、もしくは、ドールの元となった人物が死体愛好家に拐われ、殺された場面の記憶のカケラを渡すといいでしょう。 本シナリオの手駒は、かなり弱めに調整されています。 物足りないと感じるならば、手駒を強化することをお勧めします。 「マッドガッサー」は決定力に欠ける手駒です。 「リフトバイス」などに変えることで緊張感を出すことができるでしょう。 「ラフレシア」を煉獄配置の「ドラッグイーター」に変えることで、妨害性能が増します。 あるいは、「ミートシュレッダー」をさらに強化するのも面白いでしょう。 合計悪意点が低めなので、単純に手駒を追加するのもありです。 ただし、低悪意の手駒を追加しすぎると手駒の総パーツ数が多くなりすぎる場合があります。 初心者相手の場合、必ずテストプレイをするようにしましょう。