マスタリング難易度:要アドリブ シナリオ難易度:ぬるめ
『イントロダクション』
レギュレーション
全4話構成のキャンペーンシナリオ
使用ルールブックは『基本ルールブック』『箱庭の物語』
キャンペーン概要
参加PL人数:2~3人
必要時間:各話シナリオ概要参照
背景と真相
以下の情報はキャンペーンの真相であり、基本的にNC以外は読まないようにお願いします。
また、これらの情報にはルールブックに示された背景情報に対する独自の解釈が含まれます。
▼真相を表示
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舞台は日本。終末戦争以前、そこにはとある企業のロケットの打ち上げ施設と、それに付随する宇宙飛行士の訓練センターがあった。
後のネクロマンサー、御門・星士郎はそこに勤務する主任研究員であった。
フロンティア開拓への情熱と、人類の未来を担う責任感を胸に、彼は日々、次世代の宇宙開発研究に邁進していた。
同時に、未来の宇宙飛行士……まだ年端もいかない訓練候補生の少年少女達に知識を授け、教育を施すのも彼の役割であった。
忙しいながらも、戦火と無縁で穏やかな暮らしに、彼は満足していた。
だが、ある時飛び込んできた衛星の故障連絡から、全てが崩壊して行った。
『僕たちは、見捨てられたんだ!』
地上の打ち上げ施設の電力供給を担う、軌道上の大規模送電衛星アマテラス。
隕石の衝突で機能を停止したと連絡が入るも、以降調査、修復を請け負った宇宙ステーションの人間たちからは続報が無い。
痺れを切らした地上側は電力供給が不十分な中、必死の努力でなんとか小型ロケットの打ち上げまでこぎ着ける。
地上の人員を直接ステーションに上げ、情報を得ようとしたのだ。
だが、最後の希望を積んだがロケットが地上から離れた瞬間。天から降り注いだ光の柱がそれを打ち砕いた。
全ては宇宙ステーション側の陰謀だったのだ。
ネクロマンシーで汚染された地上に見切りをつけ、地上人を地球と言う檻の中で壊死させる計画。
送電衛星アマテラスを故障と偽り停止させ、大出力の攻撃レーザーを搭載した衛星砲・アマテラスとして改造し、
地上から脱出をもくろむ者を全て、その鉄槌で撃ち落としていく。
後は勝手に、彼らが滅びて行くだけだ。人類と言う種は自分達軌道人が存続させていく。
そして彼らの狙い通り、地上の人類は地球諸共最終戦争で滅びた。
見捨て、裏切られた怒りを胸に秘めたネクロマンサーが、地下で復讐の牙を研いでいるのを例外として……。
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トレーラー
ごきげんよう。
今日はひとつ、おとぎ話をお聞かせしよう。
これは願いと、希望と、裏切りと。
それに振り回された哀れな者達の物語だ。
彼女らは願いを受け止めるにはまだ幼すぎ、
希望となるには未熟に過ぎ、
裏切りを知るには純粋過ぎた。
そんな無力な彼女らでも、閉幕後の舞台で踊ることは出来たようで。
可愛い小鳥達の囀りを聞きながら、知られざる舞台を鑑賞しよう。
この世に「美しいもの」があると信じた愚者達の
その顛末を見届けようじゃ無いか。
永い後日談のネクロニカ・キャンペーンセッション
「●●●●●●を」
Coming soon!
キャンペーンを行う上での予備知識
特に無いです。
NPCデータ
外見や名前、語り口調については、NCの趣味で適宜変更してもかまいません。
- 御門・星士郎・・・ドール達を創り出したネクロマンサー。優秀な科学者で宇宙勤務を目指していたが、軌道組が地上丸ごと見捨てたため絶望。軌道組に復讐し、斬り捨てたことを後悔させる為復讐劇を始める。「背景と真相」の事件の後、キャンペーンの舞台となる彼の勤務していた訓練施設を占拠、職員を皆殺しにして自身の居城に変えた。その時の兵力になったのが彼の教え子たち……本キャンペーンのPCとなるドール達である。事件当時20代後半~30代前半、眼鏡をかけた穏やかな印象の人物であった。本キャンペーンの現在では既に肉体は崩壊し、培養脳髄だけがロケットの制御中枢と一体化して存在している。
- イノリ・・・星士郎の生徒の一人で、彼の制作した中で最も優秀なアンデッド。簡易的なアンデッド指揮能力も備えたサヴァントです。外見はワンピースに身を包み、右目に眼帯を付けた少女です。ドール達の誰かの実の姉に当たります。また、3人目のドールが居る場合は、3人目のドールの正体でもあります。彼女のアンデッド化の際に生まれた失敗作、分化存在がドール3です。1,2話では顔見せ、妨害をし、3話で激突。データは第3話を参照してください。
- キョウスケ・・・星士郎の生徒の一人。現在はサヴァントになっています。生前は少々嫌味が多いものの、成績優秀な努力家の少年でした。彼の眼鏡は星士郎と同じデザインの物であり、星士郎に憧れていたのかも知れませんね。データは第2話を参照してください。
ハンドアウト
特にないが、以下の注意事項がある。
宇宙に関わる話であることは、3話までPL達には秘密であり、その為キャンペーンタイトルも3話までは「●●●●●●を」となる。
3話目まで窓の無い建物内部で話が進む為、施設が絶滅した感を出す為の破壊された描写をしつこくする必要がある。
そして外に出た時、荒廃した地上を見て絶望できるよう、屋内では綺麗な風景の映像などを意図的に見せると良い。
また、ドールが使えそうな記憶の欠片持ってたら、「大きな筒のような機械/星空を見上げた」というキーワードをあげて良い。
逆に青い空等、綺麗な自然に関する記憶はNG。
プラネタリウムの記憶をぼかして伝える以外では持ってもらっては困るため、取り直しさせること。
最終更新:2017年03月19日 20:32