シナリオフック置き場

シチュエーションのみ思いついたものやシナリオ用のアイデアなど。このページにそのまま書き込んで構いません。
基本的に長さは問いませんが、ある程度の分量があるようであれば未完成シナリオ置き場の方へどうぞ。

例)

『タイトル』:作者名

 内容



『笑顔の食卓』:邪黒蓮

 第一話用のシナリオフックです。
 姉妹はコトリと目の前に何かが置かれた音で、目を覚まします。彼女たちは朽ちた洋館の中、豪華な食卓に座らされていて、今目の前には皿に盛られた料理があります。料理は前菜でしょうか。少量をきれいに盛り付けています。大半は缶詰か何か(豆やコーン)ですが、煮込まれたような肉もあります。皿を持って来たのは非人間的なロボットです。また、姉妹とは別に1~2人の少女(サヴァント)が席に座っていて、ドールには友好的に接します。彼女たちは出される料理を積極的に食べます。
 この時点で姉妹は混乱と共に会話してもらうのみで、狂気判定はありません(対話判定は普通に可)。
 やがてスープや肉料理が持ってこられると共に、スープには明らかな人の指が、肉料理は人の骨付き肉が、入っています。それぞれ狂気判定をさせましょう。ゴシックのドールはボーナスを与えてもよいでしょう(食べてもかまいません)。
 姉妹が席を立って部屋を出ようとするか、肉料理が終わったなら蓋付きの大皿を数体がかりで持つロボットたちがやってきます。蓋が開かれると、中には肉や内臓がご馳走のように盛り付けられ、美しい少女の生首が中央に置かれています。生首の頭頂は頭蓋がぱっかりと開かれてフルーツが盛り付けられています。生首は目を開き、ここまで食事をした、あるいは逃げようとした姉妹に己を食べるよう強いてきます。
 姉妹が普通に食べようとすれば、食べられながら感謝し、嬉しそうに語りかける彼女を食べてしまったなら、ドールは全員自動的に精神崩壊してサヴァントになるとPLに言ってしまいましょう。なお、同席しているサヴァントたちは嬉しそうに食べ始めます。
 食べることを拒めば、皿の上の生首は哀しそうな顔をしながら戦闘となります。皿を運んできたロボット、同席していたサヴァント、皿の生首が敵となります。
 キャンペーンとする場合、生首をネクロマンサーとして逃げさせてもいいでしょう。この生首の少女は当然ながら狂っていて、自身の体を食べた相手しか信用できず、友達にはなれないと考えています。
(tatariさんのフックから派生で思いついたものです。ネタ流用になってすみません!)

『幸福の食卓』:tatari

 ドールたちはどこかの洋館の小奇麗な部屋で目が覚めます。目が覚めると、同じく小奇麗なメイドや屋敷の住人から歓待を受け、何不自由ない暮らしがわけもわからないままに与えられます。ドールたちに対する持て成しの中でも、特に気を使っているのが食事です。ドールたちには“味覚”が与えられており、朝昼晩の三食はもちろん、食後のデザートや、おやつ、間食や夜食に至るまで次々と美味な食事が提供されます。それらは至福といっていいほどの味でしたが、延々と提供される美食に徐々にドールたちは食傷気味になっていきます。
 ドールたちが食事のことについて尋ねたならば、「屋敷の“シェフ”が腕によりをかけて作っている」ということを教えてもらえますが、それ以上詳しいことについては教えてもらえません。やがて、ドールたちが食事に飽きてくると、まるでドールたちに意地でも満足してもらうかのように、様々な珍味や見たこともないメニューが食卓に並ぶようになります。しかし、それらは徐々にグロテスクで得体の知れない内容が次々と饗されるようになります。それと時を同じくして、不思議なことに屋敷から使用人の姿が徐々に消えてゆくのです。
 屋敷の“シェフ”の正体はドールたちを歓待していた使用人の一人で、彼(彼女)がドールを作り出したネクロマンサーです。料理の腕が自慢のネクロマンサーは、自分の作った美食を他人に満足いくまで食べてもらうのが趣味の人間で、サヴァントの通り一遍の賛辞に飽きた彼(彼女)は、自分の作る食事を“本当に”おいしいと言ってくれる存在を求めドールたちを作り出したのです。しかし、食傷気味になってくるドールたちの態度に焦るネクロマンサーの調理は狂気じみたメニューへと変貌し、配下のアンデッドや奇怪なクリーチャーを材料としたゲテモノ料理を次から次へとドールに饗するようになります。ドールたちが“シェフ”の食事をおいしそうに食べている間はよいでしょうが、もしドールたちが食事の真実に気づき、“シェフ”のメニューを拒むようなことがあれば、彼(彼女)は絶望し、ドールたちを切り刻み食材へと変えようとするでしょう。もしドールたちが“シェフ”の悪意に屈せば、彼女たちで作られた美味しい料理は、もちろん新しく生み出された次のドールに提供されるのです。

『少女漂流記』:ねくろまい

 ドールたちは、とある海洋の巨大ゴミベルト上で目を覚まします。ネクロマンサーによってここに連れてこられたのでしょうか、あるいはネクロマンサーの手から逃れるために船に乗り込み、嵐などで難破した末に漂着したのでしょうか。ともかく、自分たちが今いるゴミでできた浮島以外には、見渡す限り海が広がっているのみです。ドールたちの中に海に関する記憶のカケラを持ってるものがいたら、目の前に広がる海が自身のよく知るそれとは全く異なる様相なのが分かるでしょう。
 浮島の上は、漂流物から流出した化学薬品や油などの臭い、生ゴミや木材などが腐った臭いに潮の匂いが混ざり、鼻どころか目まで痛くなりそうな程の臭気が立ち込めています。数千、数万のゴミが集まってできているため、基本的に足場としてはそこまで不安定ではありませんが、場所によっては踏み抜いたらそのまま汚染された海に落ちてしまうような箇所もあるため、移動には注意が必要です。
 ドールたちはこの不快な島を脱出するために動き始めます。まだ使える船か、それに代わるものを大量のゴミの中から見つけようとします。しかし、そう簡単にはいきません。このゴミの島には、人類の廃棄物に混ざって多数のアンデッドが漂着している上に、それらを餌としている鳥型アンデッドや昆虫兵器なども生息しているのですから。更には、それらよりも一際危険な存在もすぐ近くに潜んでいます。勘のいいドールなら、得体の知れない何かが深く濁った海の中からこちらを窺っていることに気づくかもしれません。“それ”は足場のゴミや周囲のアンデッドごとドールたちに喰らい尽き、丸呑みにする機会を耽々と狙っているのです。

『蠱毒の迷宮』:匿名

 むかしむかしあるところに、昆虫兵器を主として開発するネクロマンサーが居ました。ある日、ネクロマンサーは古い文献から「蠱毒(こどく)」と呼ばれる呪術を発見します。それは器の中に多数の虫を入れて互いに食い合わせ、最後に生き残ったもっとも生命力の強い一匹を用いて呪いをするものでした。これは昆虫兵器の開発に応用できると思いつくが早いか、ネクロマン
サーは迷い込めば二度と出られぬ迷宮を作りました。そしてその迷宮の中に、あまたの昆虫兵器を詰め込むのでした。
 ドールたちは不幸にもその迷宮の中へと迷い込みます。その中では気味の悪い虫たちが飛び回り、這い回り、ドールたちの精神を追い詰めます。もしドールが【蟲】の記憶のカケラを持っていれば、相当なストレスとなるでしょう。そして、蠱毒の最後の一匹となりうるほど強大な昆虫兵器も、迷宮を彷徨っています。果たしてドールたちは無事に迷宮から脱出できるのでしょうか。

『人を縛るもの』:邪黒蓮

 姉妹たちが銃火の音に気づき、近づけば無数のアンデッド兵(ソルジャーやブッチャーあたり)がある場所を襲撃している。半ば土に埋もれたそこはシェルターの入り口らしい。地中から首を持ち上げた固定迎撃システムがアンデッドたちを破壊してゆくが多勢に無勢、次々と迎撃システムも破壊されてゆく。姉妹が少し待てば迎撃システムが破壊され、残ったわずかなアンデッドを撃破するのみでシェルター入り口に近づける(迎撃システムがあればドールも攻撃を受ける、戦闘は行動判定で処理してもいい)。
 最後に残ったブッチャーの攻撃がめりこみ、シェルターの扉は半壊している。わずかな行動判定で扉を開き、シェルターの中に入ることが可能。シェルターは個人のものか狭く、本来生活物資を入れるべき場所には無数の現金と金のインゴットがあった。
 そして、今では何の役にも立たないこの宝に執着し続ける狂ったサヴァントがいた。文字通り金の亡者たるこのサヴァントは、老人あるいは肥満した婦人などでもいいが、成金めいた令嬢としてもいいだろう。このサヴァントはドールたちが奪いに来たと言い張って一方的に攻撃してくる(立ち去ろうとしても、背後から攻撃する)。
 サヴァントを倒せば、さらに外からこの無意味な宝を狙うアンデッド兵部隊がやってくるのがわかる。未だに金銭を奪い合うアンデッドの姿と目の前に詰まれた札束と金塊。自身もそれに執着を覚えたドールには「金欲」の記憶のカケラを与えてもいい。また、無駄なものであっても、それが使える場所があるかもしれない…と思えば「たからもの」として幾つか持ち去ってもいい。
 金銭にむなしさしか感じないドールは、身近な人間の浅ましい姿を記憶として取り戻すかもしれない。

『NCコーポ(仮)』:もっこす改二

 世界中で残酷な後日談を編みネクロマンサー達。彼らの手によって、新たな少女が生み出されては、消えてゆく。
 だが、その背後に、そんなネクロマンサー達をも嘲笑う存在が居る。
 『NCコーポ(仮)』。一部のネクロマンサーと契約を結び、ネクロマンサー達が喉から手が出るほど欲している良質な屍肉や、新鮮な少女……あるいはその死体を取引している巨大結社だ。

【収穫部隊】

 貴女達は、NCコーポ(仮)の命を受け、『この世に仇為す』素質を持った人間……とりわけまだ幼い少女を殺害し、世界の平和を守る攻撃部隊の仲間。だがある時、貴女達は自分がとあるネクロマンサーによって生み出されて、目覚める直前にNCコーポ(仮)に保護(?)されたドールであるという事実を知ってしまう。今まで殺した少女達も、ある者はネクロマンサーに売り飛ばされ、ある者は他のさらに強力な部隊となるべく改造されていた。命を奪うという行為が、正義から悪に変わる。奪った命は100か、200か。このままでは、いずれ心が壊れてしまう。ならば、取るべき選択肢は……この歪んだ巨大結社に抗うか、追っ手を撒いて安息の地を求めるか。


『青空サンクチュアリー』:けぷぇろ

 屍少女達は青空の下、巨大なビルの屋上で目を覚まします。そこからは他の建物は何一つ見えず、代わりに凄惨な戦闘の痕跡を目にします。散らばる肉片や鉄片、銃や刀はすべてアンデッドのもの。そして何より目を引くのは、通常のものを遥かに凌ぐ質量を持つ昆虫兵器の死骸。建物内部は住居地、研究棟、発電炉に分かれていますが、見つけるのは強大な昆虫兵器に蹂躙された痕跡ばかり。しかし不思議と、人間の遺体などはありません。
ドール達はこの建物にて生活していた生前の自身達の痕跡を見つける度に、破壊衝動を募らせることでしょう。姉妹へそれが向けられる事は無いでしょうが。
こうしてドール達がネクロマンサーの暗示術中に入る頃、建物の昆虫兵器達はドール達に感づき戦闘が始まります。ですが、破壊衝動に駆られたドール達の敵では無いでしょう。判定をして失敗者のみ数個パーツを損傷する、といった程度の戦闘を行うのが良いかもしれません。
戦闘とも呼べない様な虐殺を済ませたドール達は、遅れて目覚めたと思われる【よぶんなあたま】を持つ少女に出会います。(便宜上このアンデッドをメリアと名付けます。)
メリアに導かれてドール達は入れなかった研究棟の奥深くへやって来ます。そしてメリアはくずおれ、代わりに【よぶんなあたま】が身体の主導権を握ります。
【よぶんなあたま】は少女の顔をしています。話し言葉も年齢相応の少女のものなのですが、どこか白白しさを感じさせるかもしれません。この【よぶんなあたま】の中身はネクロマンサー。昆虫兵器の始末をさせるために、犠牲者であるドール達を作り上げ、監視・誘導してきました。そして今度は、非力なサヴァントに作り替える為にドール達に襲いかかります。その中には、アンデッドと化したドール達の家族も居るかもしれません。
メリアがたからものとして持っていた【日記】からは少女達にかけるネクロマンサーの狂気と愛、そしてこの施設の全てが記されています。メリアをオーバーキルしなければ手に入れる事が出来るでしょう。
  • この施設について
この施設は、ネクロマンサーである男が戦火から人民を守る為という名目のもと立てられました。切れ目一つ、入口一つ無いこの施設の外壁と天蓋は、終末戦争から完全に隔絶された空間を作り上げています。また、気象操作技術を利用し、この空間内を戦前とほぼ同じ環境に保ちます。天蓋はスクリーンとなっており、青空、夕暮れ、夜空を映し出します。ネクロマンサーは数十世帯の家族をこの中に閉じ込め、ひとつの聖域を作り上げました。しかし、それはすぐに破られます。地下の壁が植えられた大樹の根によって突き破られ、昆虫兵器の侵入を許してしまいます。
  • 第一話、もしくは一話完結のショートキャンペーン向きかと。

『第一次学校戦争』:匿名

 最終戦争が勃発し、世界中のすべてと同じように崩壊したとある学校。 その学校に、ひとりだけネクロマンサーがいた。目の前で級友達が死んでいくショックと、有り余る膨大な時間を持て余し歪んでしまった彼(彼女)は云百人近く居る生徒達をサヴァントやドールに作り替え二つの軍隊を作り、"延長義務教育"としてドールとサヴァントを殺し合わせ、学校戦争を起こそうと考えた。
 君たち姉妹は、そのドールたちの軍勢の一つだ。圧倒的な数の差がある理不尽な戦争を生き延びるか、はたまたこの戦場となった学校から抜け出せるか。
 ちなみにサヴァントはどうしてもドールより強くあってはいけない。つまりサヴァントとドールに分けられた時点で勝敗など分かりきっているのである。
 ドールとなったのは彼(彼女)の友人や親しかった教師しかいないが、本人達は過去のことなど覚えていないから、嫌悪や対向を向けることもあるかもしれない。 ネクロマンサーはそれを楽しみにさえするが、サヴァント側に負けてしまえば一切興味を失くし、今度は別の姉妹を目覚めさせるだろう。 自分達以外の姉妹には出会わない。本当に頼れるのは自分と、自分の姉妹たちだけだ。

  • 蠱毒の迷宮追記しました。まだ数が少ないので別ページには分けていません。増えたら適当に移動させてください。 -- 名無しさん (2013-03-20 13:57:53)
  • 取り敢えず書き始め。多分だらだら増えていく。 -- もっこす改二 (2013-11-13 19:57:17)
  • 結構長ったらしくなってしまったけど、別ページで書いた方が良かったのかな -- けぷぇろ (2013-12-28 22:14:54)
  • シナリオ「病葉の繭」お借りします。 -- 名無しさん (2014-08-20 21:49:53)
  • シナリオ「薄明より」お借りします。 -- 名無しさん (2014-08-23 12:37:36)
  • 身内卓にシナリオ「薄明より」お借りします。 -- 名無しさん (2015-01-05 20:36:25)
  • 思いの外長くなってしまいましたが、未完成なのでこちらに追加させていただきました。何か問題があれば、シナリオ置き場の方へ移動させます。 -- ルリ (2016-02-07 19:45:23)
  • 未完成シナリオ置き場を作成いたしましたので、そちらへ移動いたしました。事後報告になってしまい、申し訳ありません。 -- 名無しさん (2016-02-12 11:28:09)
  • ネクロマンシー技術を得る、または得た人材を確保するための施設があって -- おおああ (2016-12-30 22:45:51)
  • 鬱展開もっとほしいです -- 名無しさん (2018-09-02 14:48:21)
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最終更新:2018年09月02日 14:48