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モニイダス - (2022/01/30 (日) 23:04:48) の編集履歴(バックアップ)


モニイダス

古代聖刻文明の末裔達が西方暦紀元前3000年頃に、現アレイ・モアの土地に築いた都市。
モニイダスは異民族の侵略から守るべく、要塞都市を建造している。
また、モニイダスの守護操兵として四操兵が作られ、各要塞にも擬操兵が配されている。

   ディラル要塞(北西域にて稼動)
      クシャール要塞(現存せず)
   モプアス要塞(南西域にて稼動)
   ツァモイ要塞(南域にて稼動)
      ミッカーク要塞(現存せず)
    ドメーン要塞(廃墟として現存)
      ラギドレ要塞(存在せず)
    ベスビセル要塞(廃墟として現存)   規模の大きい順

西方暦紀元前1000年頃に、ケブレス山岳民(ル・ケブレス)が亜竜(ドラヒム)や透妖虫(ゼーマ)を率いて
モニイダスへ襲撃されるも四操兵により撃退する。しかし、透妖虫によりガーヴスの力がほとんど失われる。
紀元前400年頃に東方より、アレイ・ゴーズ・サレント・メキシディカ・モア(以後アレイ・モーア)が
モニイダスを訪問する。
当初は平和的な接触であったが、モニイダスの神官と四操兵がアレイ・モーアとその秘操兵である
ギギィ・ガーグの悪意を感じ取り戦闘が起こる。
この戦いは一週間続き、最終的にアレイ・モーアはガーヴスのゾーン・マギシーナによりギギィ・ガーグごと
貫かれ肉体を失う。

この戦いによりモニイダスはわずかな生存者を残して滅亡する。


肉体を失うも四操兵を制御下に置き、秘術により遠い未来で自身が復活することを知ったアレイ・モーアは、
モニイダス周辺の蛮族(グリム氏族)を住まわせ墓守とし、化け物封じの結界を作り上げて復活の時まで
眠りにつく。
このときに、最後まで破壊の敵わなかった聖都デル・ニーダルを地中に沈める。

この時のグリム氏族と生き残ったモニイダス人が現在のアレイ・モアの祖だと思われる。

(以上、TRPG内設定)

以下は小説版設定。

モニイダスの遺産を護る為に建造された都市国家だが、食料や資源を自給自足できず、守門の操兵や擬操兵の力を元本に周辺国家の防衛を請け負い、本領安堵の見返りに宗主国として朝貢を受けている。

この事により、本来はそれぞれ一体で国(都市)の東西南北を守護するだけであった四操兵とその乗り手は、出陣の度に守るはずの国々へ再建不可能なまでの被害を撒き散らし、属国民の生活が成り立たなくなり難民となってモニイダスに流れ込んで来るという悪循環から抜け出せなくなっていた。

一方でカグラ・ルートを通じて遥か遠くの散亥洛と国交があり、ディエン・ズィ・ルィイ
武繰指南役として迎えている。

国家体制としては古の種族の血を僅かながら受け継ぐ「祭司長」が国家の元首となり、
その下で〈秘装門〉の使い手ソルゴナが(本来ならばデールと共に)執政官として
行政を取り仕切っている。
だがグリークを筆頭とする官僚の腐敗も進んでいたり、周辺諸国との文明・生活レベルの格差も大きく、
更に超人的な存在であり特権階級でもある「魔道師」や「戦士
準戦士」(騎士や僧侶も含む)に対して面従腹背で反発を強めていた。

彼らは自身の暴威を背景として恐怖政治を行うような者たちではなかった(むしろ自分達の力を理解しているつもりか、敢えてそれを抑えていたものの、その破壊力で不毛の地にしてしまった各地の被災者達が憎しみを胸に秘めてモニイダスへ集って水面下で活動している事に気づかない位に鈍感)が、古代人に連なる超越者に対する羨望、そして元々は被支配種族だった頃からの根源的な畏れがそうさせたのだろう。

ケブレスとの戦いの後から圧倒的強者であったモニイダスの国力が衰退している事に気付いたアハル民族達の、支配階級に対する不満や不信感が募っていき、ガーヴスの不在やデールの弱体化も勢いとし、
更に遺産の力を求め来訪した闇の一者アレイ・モーアの襲撃に乗じて周辺国家の諸侯とモニイダス内部の官僚や
内通者が結託して蜂起。
本来は大した脅威となり得ない筈が、アレイの暗躍や内通者達の破壊工作により、四操兵やその操手である
魔道師や準戦士たちまでもが無力化され、諸侯側にて秘密裏に製作されていた擬操兵アガシーパの存在、
想像以上に統制された軍事力、更には闇の一者に支配された者まで出現する始末で、戦場は混沌の坩堝と化していた。

アレイ・モーアの完全復活は阻止されたものの、魔道師や戦士達は表舞台から去り、結果的に政治体制の中心は
周辺諸国へと移行、唯一生き残った諸侯ボルゥト・ゴールオンがモニイダスの新たな王(官吏や将軍の操り人形)
として君臨することになる。



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