ゲティア問題(ゲティアもんだい)とは、知識の古典的定義「正当化された真なる信念」に反例が存在するという問題。1963年にエドムント・ゲティア(Edmund L. Gettier)が発表した論文に登場する。
哲学(未)の一分野である認識論のなかでは、知識と信念を厳密に区別しようとする。その際の"知識"の古典的定義は以下の通りであった。
「ある主体Aが
命題(未)Pを知っている」ための
必要十分条件(未)は、次のi)~iii)を満たすことである。
i)AはPを信じており、
ii)Pは
真(未)であり、
iii)AはPを信じることに於いて正当化されている。
しかし、以下の例では、これらの条件i)~iii)を満たす状況でありながら、PがAの知識であるとは一般には考えられない。
Aは薄暗い部屋でいすに縛られて身動きが出来ない状態にあり、斜め前方3m程の所に火の付いた蝋燭が見える。
Aは、P「斜め前方3m程の所に火のついた蝋燭があること」を信じた。
AがPを信ずることは、見えている状況や蝋燭の燃える匂いによって正当化されていると考えられる。
実際その場所に火のついた蝋燭はあったのだが、実はAが見ている蝋燭は斜め後方にある別の蝋燭が鏡に写った像であった。
他にも、上記の"知識の古典的定義"を反証するような状況がいくつも考えられ、この古典的定義には修正が必要であることが示された。これがゲティア問題である。
「いすに縛られる」という言葉から何を連想したか、という心理テストが思いついた。さらに蝋燭まである。
最終更新:2009年09月28日 21:43