アスペルガー症候群(アスペルガーしょうこうぐん、Asperger syndrome)とは、自閉症のうち知的発達障害や言葉の発達の遅れを伴わないもののこと。
概要
一般に自閉症と言った時、「知的発達が遅れており内向的」であるイメージが強いが、実際にはその様相は多岐にわたる。健常者と重度の自閉症患者との間には、自閉的傾向の強弱や知的発達の度合い(一般に知能指数で計られる)等により様々な程度の人がグラデーションを成して存在している。この様な"グラデーション"全体を一つの纏まりとして捉えた概念を自閉症スペクトラム(自閉症連続体)と言う。
アスペルガー症候群とは、自閉症スペクトラムの中で捉えれば、自閉的傾向が強く知的発達は平均以上であり言語発達の遅れの見られない状態のことを指す。
特徴
アスペルガー症候群の人々には、以下の特徴(必ずしも全てではない)が見られる。
他者に心が存在することを理解し、相手の言動等から相手の心の状態を推測する事や、相手と自分の立場の違いを適格に把握することが苦手である。
自分の好む特定の興味対象(鉄道、カード集め等)についてとことん極めたり、物の置き場所、日々のスケジュール等が少しでもずれるのを極端に嫌がったりする。
通常の人なら冗談やユーモアとして受け流すような言葉を額面どおりに受け取ってしまったり、言いたい事を直接言わずに暗に仄めかす様な言い方をされた時にそれを理解するのが難しかったりする。
アスペルガー症候群の中でも特定の分野で他人に及びも付かない能力を発揮する人をサヴァン症候群という。
サヴァン症候群になりたい(=サヴァン症候群だという診断を受けたい)という人が結構いるらしい。
Un homme vain trouve son compte à dire du bien ou du mal de soi ; un homme modeste ne parle point de soi.
-Jean de La Bruyère
虚栄心の強い者は自分のことをよく言ったり悪く言ったりして得をする。謙遜のできる人は自分のことを語らない。
-ジャン・ド・ラ・ブリュイエール
最終更新:2010年05月12日 10:46