開かずの踏切

開かずの踏切(あかずのふみきり)とは、列車が頻繁に往来し長時間遮断機が降りたままになる事がある踏切の通称。

概要

踏切の中には、駅に近く運行路線が多いなどの理由から列車が頻繁に往来し、時間帯によって長時間遮断機が下りたままになってしまうものがあり、これを一般に開かずの踏切と言う。平成19年4月に国土交通省より公表された踏切交通実態総点検結果によれば、開かずの踏切は全国で589箇所確認されている。

問題と対策

開かずの踏切は、慢性的な交通渋滞の原因となる他、歩行者が遮断機を潜り抜けて線路内に侵入し安全性が確保できない場合もあり、問題となっている。国土交通省では"開かずの踏切"を「ピーク1時間当たりの遮断時間が40分以上の踏切」と定義している。"ボトルネック踏切"*1及び"歩道が狭隘な踏切"*2と共に、抜本対策や速効対策が必要な踏切であると認定し、立体交差化や「賢い踏切(未)」導入等の改良事業を進めている。

松本清張の「点と線」を思い出しました。

待ちぼうけ 待ちぼうけ
今日は今日はで 待ちぼうけ
明日は明日はで 森のそと
兔待ち待ち 木のねっこ
 -北原白秋 「待ちぼうけ」

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最終更新:2009年09月28日 21:29
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*1 「一日当たり踏切交通遮断量(交通量×遮断時間)が5万台時以上の踏切」と定義

*2 「前後の道路に比べ歩道が1m以上狭い、もしくは前後の道路に歩道があるのに歩道がない踏切」と定義