仮面ライダーウィザードこと操真晴人は、[[賢者の石>仮面ライダーウィザードの第51話]]を封印するための旅で、海外のある国を訪れていた。 公園で少年たちが、サッカーで遊んでいる。 1人の蹴ったボールが、石像の上に乗ってしまい、とても手が届かない。 晴人「あっ、やっちゃったな」 &i(){『コネクト・プリーズ』} 晴人「さぁ、ショータイムだ」 晴人が魔法でボールを取り寄せ、少年たちに蹴って渡す。 少年「&ruby(マジシャンですか){Are you a magician} ?」 晴人「&ruby(いや、魔法使いだよ){No... I am a wizard !}」 日本。警視庁国家安全局0課の木崎、凛子、そして仁藤が、古びた建物の中へと突入する。 建物内のカプセルの中に眠っているファントムの姿。 ファントムの首領ワイズマンこと、白い魔法使い・笛木奏のものと同じ人造ファントム、カーバンクル。 凛子「あっ!」 仁藤「どうした? わぁっ!?」 カプセルの中から、数体のカーバンクルが出現する。 木崎「下がれ! やはりここが、人造ファントム研究所だったか」 カーバンクルたちが攻撃を放つが、真由、譲、山本が、魔法の防御壁で食い止める。 譲「ムチャしないでよ、攻介兄ちゃん」 山本「何のために僕らがついて来たと思ってるんだ?」 真由「木崎さんたちは、下がっていてください」 木崎「頼む」 &i(){『♪シャバドゥビタッチ・ヘンシ~ン』} 真由たち「変身!」 &i(){『チェンジ・ナウ!』} 3人が[[メイジ>仮面ライダーウィザードの第51話]]に変身。 真由メイジ「さぁ、終わりの&ruby(とき){時間}よ!」 メイジ3人とカーバンクルたちとの戦いが始める。 &i(){『イエス・ブリザード!』『アンダスタンド?』} 山本メイジがカーバンクルを凍結させるが、カーバンクルは凍結を破って反撃に出る。 山本メイジ「こいつら、一筋縄じゃいかなそうだな!」 そのとき。仁藤たちの背後に現れる謎の男、大須賀。 大須賀「やっと見つけたぜ。あれが人造ファントムか」 仁藤「おぉ? 危ねぇ、危ねぇ」 制止する仁藤たちを突き飛ばし、大須賀は戦いの場へ。 大須賀「どけぇ!」「ジャマだ!」 さらにメイジの戦いに割って入り、メイジたちを突き飛ばし、カーバンクルたちを次々に蹴散らす。 大須賀「うぅおおぉぉ──っっ!!」 絶叫とともに、大須賀が新たなファントム、オーガに変身する。 真由メイジ「別のファントム!?」 メイジ3人がオーガに挑むも、あっさりと吹き飛ばされる。 オーガ「さぁ、このオーガ様にその身を捧げろ」 オーガの胴が巨大な口となり、カーバンクルの1体を飲み込んでしまう。 オーガ「カーバンクル…… 全身に染み渡るぜ。新たな力、早速試してやろう! うおぉぉっ!!」 真由メイジ「危ない!」 オーガが仁藤たちを目がけ、無数の弾丸のような攻撃を放つ。 とっさにメイジたちが盾となるが、変身を解除され、傷だらけの真由たち3人が倒れる。 仁藤「譲!?」 凛子「真由ちゃん、山本さん!?」 地面に、オーガが弾丸のように放ったものが転がっている。それは魔法石。 木崎「魔法石!?」 仁藤「こいつ、食らったファントムの力を自分のものにできんのか!?」 仁藤がビーストドライバーを手にするが、凛子がそれを制止する。 凛子「やめなさい、仁藤くん!」 仁藤「でも!」 凛子「もう一度キマイラを捕まえたのは、研究のためでしょう? ベルトを着けちゃったら、またいつ死ぬかわからないのよ!」 さらにオーガは、残りのカーバンクルたちもすべて飲み込んでしまう。 オーガ「これで俺はまた、最強に一歩近づいたぁ!」 オーガが四方八方に攻撃を放ち、建物が倒壊してゆく。 オーガ「ハハハハ! さて、残るはあいつだ。ハハハハハ!」