ドクター・グリーンことヴァイパーと共謀し死を装ってウルヴァリン(ローガン)の治療能力を得ようとした生命維持装置兼ねてシルバーサムライの鎧を装着した矢志田市朗は娘の矢志田真理子が矢志田市朗(シルバーサムライ)に切り裂かれたアマダンチウムの爪で突き刺され、その隙にウルヴァリンに突き落とされ絶命した。
ウルヴァリン「無事か?」
ウルヴァリン(ローガン)は満身創痍なのか倒れる。
マリコ「ローガン」
ジーン『ローガン×2…』
幻のジーンと対面する。
ジーン『来たのね』
ウルヴァリン「勿論だ」
ジーン『ずっと、いられる?』
ウルヴァリン「無理だ」
ジーン『いられるわ、それが望みでしょ?』
ウルヴァリン「今は違う」
ジーン『私は寂しい。あなたのせいよ』
ウルヴァリン「仕方なかった。愛してるよジーン。これからもずっと…」
幻のジーンは立ち去って、変わって空港の格納庫周辺。
ウルヴァリンは帰る準備をする中、マリコが別れの挨拶として抱いているユキオの元へ行く。
マリコ「寂しくなるわ。たった1人の家族なんだから」
ユキオ「元気でね、お姉ちゃん」
マリコ「近いうちに会いに来て来れるわよね?」
ウルヴァリンはマリコにキスをする。
マリコ「行かないで」
ウルヴァリン「それは無理だ。俺は兵士だもう隠れていられない」
変わって飛行機内。
ウルヴァリンは矢志田産業の引継ぎの報道を聞きながら客席に座る。
リポーター『今夜のビジネスプロフィールは矢志田マリコ。矢志田ファミリーの全権を先代から受け継いだ、孫娘の矢志田マリコが祖父に代わって巨大企業を率いて行く事になります』
マリコ『私どもの企業の目的が利益を上げる事なのは依然と変わりませんが、矢志田産業、コミュニティーにとって楽々存在になれると、私は信じています』
ユキオ「どう?心は決まった?」
ウルヴァリン「何が?」
ユキオ「マリコはどこにでもいいって。どこに行く?」
ウルヴァリン「君は何だ?」
ユキオ「あなたのボディーガード。で、どこ行くの?」
ウルヴァリン「はあ…さあな。まず離陸しろ」
ユキオ「その後は?」
ウルヴァリン「成り行きだ」
ユキオ「面白い」
ウルヴァリンとユキオの乗った飛行機に乗る。
(前半エンドロール)
2年後。
とある海外の空港。
ウルヴァリンはどこかへ行く準備として金属探知機によるセキュリティチェックのゲート前にいた。
ウルヴァリン「ボディーチェックを受ける」
検査員「ボディーチェックだ」
そんな中、ウルヴァリンは金属物が動いていることに気づくと同時にエラー音が鳴る。
検査員「通って下さい」
マグニート「いや待ってよ」
後ろにいたのはキュアで能力が失われたはずの宿敵のマグニートであった。
ウルヴァリンは攻撃しようとするが骨に施行されたアマダンチウム金属が仇となり、マグニートの磁力操作により動けない。
ウルヴァリン「何の用だ?」
マグニート「暗黒の力が存在する。仲間を滅ぼす事になるかもしれない兵器を人間達が造ってるんだ。君の力を借りたい」
ウルヴァリン「お前を信用できるか」
マグニート「しなくていい」
すると空港内にいる客などらが全ての時間が止まったように気づき、エグゼビアことプロフェッサーXがウルヴァリンの元にやって来る。
エグゼビア「やあ、ローガン」
ウルヴァリン「どういう事だ?」
エグゼビア「大昔に君に言っただろ?能力を授かったのは君だけではない」
(終)
最終更新:2017年09月05日 09:02