ジャージー・ボーイズ (字幕版)のエンディング

フォー・シーズンズのメンバーであるフランキー、トミー、ボブ、ニックは様々な苦境やトラブルを乗り越えて、様々な各地で演奏をした末にテレビ番組で出演が決まり「君の瞳に恋してる」で大きな反響を得た。

数十年経てロックの殿堂表彰式 1990年。
ファンが様々なアーティストを賑わう中、フォー・シーズンズが黒いリムジンから降りてくる。

フランキー「みんな変わらないな」
マスコミ「4人そろって歌うのは何年ぶりですか?」
フォー・シーズンズ一同「25年ぶりだ」「1912年以来」
マスコミ「当時と比べて違う点は?」
フランキー「キーを下げたよ、彼は必要ないが」
マスコミ「歌う意味は違います?」
ボブ「長いブランクを経たから、その辺も楽しみだよ」
マスコミ「ありがとう」「トミーだ」

トミーがやってくる。

フランキー「やあ」
トミー「久しぶりだ。トムーチ」
ニック「マッチョーチ」
トミー「元気か、何年も会えなかった。久しぶりだフランキー」
フランキー「どうしてる?」
トミー「何とかやってるよ。握手を」

トミーとフランキーは握手をする。

トミー「いいんだ、分かってる」

トミーとフランキーは抱き着く。

トミー「中へ入ろう」

変わってパーティー会場。
デカルロが司会をしていた。

デカルロ「20余年ぶりに4人が顔をそろえました。今夜は最高の舞台です。皆さん、お迎えください。私の旧友でロックの殿堂入りの受賞者。オリジナルのフォー・シーズンズ!」

フォー・シーズンズが歌う中で一同が鑑賞者に語り掛けるように一言を言う。

トミー「今の仕事か?ジョー・ぺシの助手だ。俺がイジめてた、あのジョーイさ。2カ月前、奴と車で地元へ。奴が「当時の前はどんな奴だった?」。俺は答えた。「誠実で信頼できる奴だ」。すると「正直言って、クソ野郎だったぜ」。「皆、盗品が要るから我慢してた」。人は都合よく記憶するのさ。」
フランキー「皆同じ事を聞く。「ニック、何故、グループを辞めた?」。答えはこうだ。あれは裏取引でもツアーでもトミーとの同室のせいでもなかった。ただ口をついて出た。だが言ったら、本音とわかった。俺は家が恋しかった。」
ボブ「よく「頂点は?」と聞かれる。殿堂入りも手品のような「シェリー」の大ヒットもどれも素晴らしい。だが、まだ駆け出しのころ街灯の下で4人して俺達だけのハーモニーを作った。あの時、他の事は消え失せて音楽だけがあった。最後の瞬間だ」
ニック「昔の地元など懐かしくもない。僕にとってはどうでもいい。今いる所が地元だ。最近はテネシー州ナッシュビル。僕と美しい妻といい葉巻と静かで平和だ。そして自負もある。グループの成功はなかった。僕無しでは」
フランキー「ところで。ベガスのカジノで俺の名を出してみな。誓って言うが、12秒で追い出される。」
ニック「正直に言おう。たしかに存在感の問題はあった。もし4人の中で「リンゴ・スター」なら?子供たちと過ごす方がい」
フランキー「電池の切れない人形のように俺は歩みを止めない。音楽を追い求めて。あのころに帰るために」

最後はフォー・シーズンズが「君の瞳に恋してる」を歌うのを再開し終えた後、変わって時がさかのぼる形で夜の街に若い4人が歌い、人々が踊り、スタッフロールが流れたところで終わる。

(終)

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最終更新:2017年11月09日 20:43