新正歴2199年 11月11日 冥王星宙域
戦闘マップ。
地球とガミラスの艦隊が戦っていたが、
地球側の戦艦が3隻爆発した。
オペレーター「ユウギリ、クラマ、アブクマ、撃沈!他の艦にも被弾!」
山南「長官!」
沖田「・・・まだだ」
オペレ―タ―「敵艦より入電!・・・地球艦隊に告ぐ、直ちに降伏せよ!返信はどうします・・・!?」
沖田「馬鹿めと言ってやれ」
オペレ―タ―「は?」
沖田「馬鹿め、だ!」
オペレ―タ―「はい!地球艦隊より返信!馬鹿め!」
地球側の戦艦が更に3隻爆発した。
オペレ―タ―「タカオ、チョウガイ、アシガラ、撃沈!機動部隊損耗率99%!」
沖田「・・・アマテラスからの入電はまだか!?」
オペレ―タ―「確認できず!・・・いえ、今、信号を確認!」
「外宇宙速度でコースに乗った!間もなく海王星を通過!目標、火星到達まで、あと10分!」
沖田「後は火星に駐留している部隊があれと接触をはたせればいい・・・」
「司令部に暗号を出せ!アマノイワトヒラク!」」
「第一艦隊は現時刻を以て作戦を終了!撤退する!」
沖田の戦艦が下がっていくが、残る1隻の戦艦は残っていた。
山南「あの駆逐艦、どういうつもりだ・・・!?」
沖田「誰の艦か?」
オペレ―タ―「古代三佐のユキカゼです!」
沖田「何をしている、古代!?ワシに続け!」
古代守「沖田さん、僕は逃げません!」
沖田「古代!」
古代守「ユキカゼは戦線にとどまり、キリシマ撤退を援護します!」
沖田「古代!多くの犠牲を払ったが、作戦は成功したのだ!ここは退くんだ!」
古代守「このままでは地球艦隊は全滅です!それでは地球を守る者がいなくなってしまいます!」
「沖田さん!あなたはこんな所で死んではいけない人だ!地球は、あなたを必要としているんです!」
沖田「それはお前も同じだ・・・!同じなのだぞ、古代!」
古代守「・・・ありがとうございます。その言葉だけで十分です」
沖田「頼み!わかってくれ・・・!」
古代守「お元気で!地球の事を頼みます!」
ユキカゼはガミラスの艦隊に向かっていく。
古代守「・・・皆、すまない。これより本艦は、敵艦隊に突撃する!」
オペレ―タ―「ユキカゼ、敵艦隊に突入!」
山南「長官・・・!」
沖田「・・・山南君、進路そのままだ」
山南「・・・進路、そのまま!」
沖田(死ぬなよ、古代・・・)
古代守(沖田さん、ご武運を・・・。地球を・・・お願いします)
ユキカゼの周りで爆発が起き――――
太陽系、火星。
~宇宙船シェヘラザード脱出艇 墜落地点~
古代 「・・・あれが、あの宇宙S年からの脱出艇か・・・」
島「俺達が火星で待機を命じられていたのはあれと接触するためだったようだな」
「しかし、それが目の前で墜落するとは・・・」
古代「とにかく行くぞ。冥王星で戦っている兄さん達のためにも俺達は俺達の任務を果たすんだ」
「!」
古代と島は美女の死体が入ったカプセルを見つけた。
サーシャ「・・・・・」
島「これは・・・・」
古代「あの脱出艇に乗っていた人だろう。・・・残念だが、死んでいる・・・」
島「女・・・だよな?」
古代「ああ・・・。綺麗な人だ・・・」
島「この抱えているカプセル・・・」
古代「これが司令部が回収しろと言っていたものか・・・」
史上初の全人類統一政体である地球連邦・・・・。・
その誕生を新たに新正歴2000年とカウントした
人類は、生活の場を宇宙へ広げていった。
それは新たな戦いの歴史の始まりとも言えた。
一年戦争から始まるアースノイドとスペースノイドの戦いは、
「シャアの反乱」へと至り、
さらにその後の「空白の10年」と呼ばれる時代を生み出した。
そこからさらに100年・・・
人類が本格的な宇宙移民を開始して、
二世紀に近い時間が流れようとしていた。
数年前より、その存在が確認されていた
知的生命体ガミラス・・・・。
木星戦役で木星帝国を退けた地球連邦であったが、
その後に本格化したガミラスの侵攻の前には
為す術もなく敗退を繰り返すことになった。
さらにガミラス冥王星前線基地から発射された
遊星爆弾によって地球は壊滅的な打撃を受けた。
追い詰められた地球連邦軍は残存戦力を結集し、
冥王星宙域でガミラスに戦いを挑んだ。
この「メ号作戦」の発動の最中、
火星に降りた一隻の宇宙船が、
地球に最後の希望をもたらしていた。
メ号作戦で唯一生き残った駆逐艦キリシマは、
火星に降りた宇宙船から回収されたカプセルと共に
地球に帰還した。
それと時を同じくして、月から来た男が
もうひとつの希望と共に地球に降り立った・・・
(男主人公ルート)
それと時を同じくして、地球では一人の少女が
もう一つの希望を月に持ち帰ろうとしていた・・・
(女主人公ルート)
最終更新:2018年06月02日 22:50