大陸横断列車オリエント急行がフランス・カレーに向けて運行する中で積雪により立ち往生した中で乗客の一人であるロバーツが殺害され、国外での事件調査の為に乗っていた探偵のエルキュール・ポアロはその事件を乗っていた乗客12人を捜査した中でロバーツが5年前のデイジー・アームストロング誘拐殺人事件の真犯人であることが判明し、その12人全員がアームストロング家に関わっていた人物であり、全員で共犯したことが明るみとなった。
ポアロは列車内にいた12人に事件の真相を話す。
ポアロ「繰り返しますが…許しがたき殺人犯人は…彼自身、悲惨な最期を遂げました…当然の報いでしょ。申し上げたようにこの事件には答えが二つあるのです。
まず簡単な答えでマフィアのメンバーが車掌に扮して忍びこみ殺した。それとも今、披露したような複雑な方法がとられたのか…その場合は多くの難しい問題を含むと同時に大事件となるでしょうな…その判断は重役のビアンキさんにしましょう!。警察にどちらの回答を示すべきなのか私は素直に言って後者を信じます。」
ポアロがそう言うと椅子に座る。
ポアロ「しかし…疑った警察は当然…」
一方で立ち往生したオリエント急行の緊急連絡を受けた除雪車が積雪した雪をどけていた。
ビアンキ「そこには証拠品として制服があります…。制服がある限り、着た男がいたはずだ。従いまして…第一の回答を選びます」
ビアンキがそう言うと、その答えに乗客らの大半は抱き着く。
除雪車はようやく線路を塞いでいた雪をなんとか除去しオリエント急行の機関車と向き合う。
ビアンキ「ポアロさん。本当にありがとう…」
ビアンキがそういうとポアロは抱きつく。
ポアロ「さーてと、それでは警察に提出する報告書を書きますかな。急がんことには…」
ポアロは報告書を書こうと個室へ戻ろうとする。
グレタ「ママ…」
グレタはハリエットにキスをし抱きつく。
最後は除雪機を搭載した機関車が離れて、オリエント急行が発進したところで終わる。
最終更新:2019年04月25日 21:08