刑事ジョン・ウェンは娘・ミャオとウー・バーで再会した中で突然と人質籠城事件が発生しハイジャック犯はこの店のオーナーであるウー・ジアンであり元が工場である頑丈な鉄壁に客らを閉じ込め拘束され脱走したジョンは中を見回る中でウーの脅しで格闘戦になるもそれに勝った末にジョンも含め人質である客がウーの妹・シャオウェイの死亡事件の目撃者である事が判明後、店の外を包囲していた警察部隊が一斉に突入し銃撃戦となって店内が崩壊した中でウーはミャオを人質にして逃走する。
ミャオ「パパ!」
ジョンはミャオの声に気づき助けようとエレベーターの天井の網を突き破り、滑り台となる地下通路に入ったウーを追いかける。
地下となる部屋でジョンは銃を構えた中、 部屋の中をくまなく探す中でそこは地下鉄のトンネルと繋がっていた場所であった。
ジョン「ミャオ!×2」
ジョンは地下鉄のトンネル内でミャオを呼びかける。
ミャオ「父さん!こっち!ここにいる!」
ジョンは声に気付いて振り返ると、そこにはミャオを人質にしていたウーがおり、ジョンは全速力で走る。
ミャオ「父さん!助けて!」
ジョン「始発を逃したな」
ウー「そのつもりだが、もう乗る意味がない」
ジョン「プランが台無しだ。そんなもの娘は関係ない!」
ウー「大事なのは妹の命だけだ!」
ジョン「人の命を奪う権利は誰にもない!」
ウー「来るな!妹は死んじゃいけなかった!」
ジョン「だから他人を殺すのか…生きていたら彼女は悲しむぞ」
ウー「俺のシャオウェイは死んだんだ!。もう、戻ってこない!」
ジョン「誰の命も大事だ!」
ミャオ「父さん…」
ジョン「頼む…娘は離してくれ」
ウー「5年前を思い出さないか?ジョン?俺も撃てばお手柄だし俺も死ねる!。どちらに特だが、ただ事故の危険がある。」
ジョン「娘を離してくれ」
ウー「離したら俺を見逃すのか?」
ジョン「罪の償いはしてもらう」
ジョンがそういう中でウーがミャオの首にナイフの先端を突きつける。
ウー「銃を投げろ!。」
ミャオ「だめ、父さん渡しちゃだめ!だめよ!」
ウー「投げろ!と言ってるんだ!」
ジョン「やめろ!」
ジョンがそう言った後、銃を床に置きカーリングのように滑らせウーに渡す。
ウー「お前の言う通りだ。誰かが罪を償う。 妹のためならなんだってする!」
ウーがそう言うと持っていた拳銃をジョンのもとへ滑らせて渡す。
ウー「逃げるのは諦めることにした。その代わり最後の勝負と行こう。弾を一発だけ残してる。次の電車が来る前に俺を撃つといい」
ウーがそういうとジョンは彼の拳銃を拾った。
ウー「だが打つと同時にミャオの首にナイフが食い込む恐れがある。だがお前が自分の頭を打てばこの子は離す」
ミャオ「父さん!こいつを信じちゃだめ!」
ウー(だが打つと同時にミャオの首にナイフが食い込む恐れがある。だがお前が自分の頭を打てばこの子は離す)
ジョンの頭の中でシャオウェイ死亡事件とジョンの妻が死亡したことに病院へ行ったことが脳裏に浮かび上がる。
ウー「もし撃たなければこの子はやはり死ぬ。3人の生死はお前にかかっている」
ジョン(病院に遅れたのは別の命を救うためだった。だが失敗した…。)
ウー「どうする?すぐ、電車が来る」
ジョン「わかった。妹さんの死の責任は俺がとる。 これでも人の子の親だ。何の関係もない娘を殺さないでくれ。お願い…」
ウー「よーし。では父親らしさを見せてもらおうか…」
ジョン「分かった」
ウー「10秒だけ待ってやる…」
ミャオ「父さん!やめて!」
ウーがカウントダウンする中でジョンは拳銃を持って自分の頭に突きつける。
ジョン「ミャオ、悪い父親だった。許せ。そばにいてやれなくて心細い思いをさせたすまない…それでもお前のためなら…命は惜しくない」
ジョンは娘を助けるために拳銃で自決しようと引き金を引くが、発砲しない。
ウー「悪いな弾は抜いておいた。試させせてもらった」
ウーは最初から意図的に弾切れの拳銃をジョンに渡しており、それを言った後、ミャオを解放させる。
ウー「いい親だ。負けたよ。行っていい」
ジョン「さあ、ホームで待ってろ!」
ミャオ「一緒じゃなきゃ嫌だ!」
ジョン「お前のため、命令だ!行け!さあ早く!走れ!」
ウー「まだ何かあるのか?」
ジョン「お前を逮捕する」
ウー「逃げたといえ。妹を死なせた償いに。俺も死ぬ」
ウーがそういう中で地下鉄が走ってくることに気付き死のうとするもジョンに止められる。
ジョン「おい!待て!」
ウー「俺の邪魔をするな」
ジョン「死ぬことはない!」
ウー「これが俺のケジメだ!」
ジョン「おい!待て!」
ジョンがジョンがそう言うと、ウーはナイフを突き刺す。
ウー「これが俺のけじめのつけ方だ!」
ジョンとウーの揉み合いの格闘戦が続く中でウーはジョンを吹き飛ばす。
ウー「俺は虫けらだ!人間じゃない!」
ジョンはウーの自殺を止めようと格闘戦で彼を迫ってくる地下鉄が走ってる線路から引き離そうとする中で返り討ちとして押さえ込まれ。
ウー「諦めろお前は生きるんだ!」
ウーがそういった隙にジョンはウーを振り払い、地下鉄が近づき、ジョンはウーを引っ張り出そうとする中、ウーは拳銃をジョンに向ける。
ウー「さよならだ!」
ウーがそう言って放った弾丸はジョンに命中するも運良く腹に当たり、迫って来た地下鉄は路線の切り替えでウーにぶつからず、その後、警官隊らがやってくる。
ジャン局長はジョンの元へ行く。
ジャン局長「医者を呼べ!ジョンしっかりしろ!」
ジョン「お前が切り替えたのか?」
ジャン局長「ばっちりだっただろ?」
ジョン「ギリギリだった…」
その後、テーマソングが流れるとともに今までのシーンが回想として写り、次にジョンが救助隊に運ばれる。
救助隊「気を付けろ」
ミャオ「父さん!」
ジョン「また…」
ジョンが救急車の中に運ばれてジョン局長がやってくる。
ジャン局長「ジョン。よくやった」
ジョン「どうも…痛くて…」
ジャン局長「人質は無事だ。お前にお咎めはなし」
ジョン「ウー・シャオウェイは?」
ジョン「ピンピンしてる。お父さんをよろしく」
搬送される中で車内でミャオがジョンに話す。
ミャオ「父さん、最高だった」
ジョン「大したことはない…」
ミャオ「かっこつけないでバカ!」
ジョン「これからは素直に言うことを聞くか?」
警官「ウーから伝言だお前の勝ちだと。それからこれを預かってる」
最後は付き添いの警官が銀色の蜘蛛のアクセサリーを見せたところで終わる。
最終更新:2019年04月25日 22:06