ボーンは記憶喪失の中でマリーと一緒に匿って過ごす中、何者かに再び追われる身となりマリーが殺害され、逃亡の中で一部の記憶が戻り、アボットによって利用されたことを知り、さらにボーン暗殺依頼を受けたキリルをカーチェイスで追い詰めた末の中でキリルは事故死した。
外にいたグレツコフらは警察に身柄を拘束される。
ロシアの街中を歩いていたウラジミール・ネスキー議員の娘であるイレーナは自宅であるアパートに入ると、 部屋の中にはボーンがいた。
ボーン「静かに声を出さないで」
イレーナ「お金も薬もないわ、何が欲しいの?」
ボーン「いいから座ってくれ。そこの椅子に」
ボーンの言うとおりにイレーナは椅子に座るとボーンに合わせた言語で話す。
イレーナ「言葉なら通じる」
ボーン「乱暴したりしない。心配するな。大きいんだな。想像してたより大人だ。あの写真…大切にしていたのか?」
ボーンの言う通り、イレーナは家族の写真を見る。
イレーナ「別にただの写真よ」
ボーン「君は知らない。ご両親がどうやって死んだか」
イレーナ「知ってる」
ボーン「いいや、知らない。俺なら知りたい。母親は父親を殺していないって事実を。母親も自殺したんじゃない」
イレーナ「それって」
ボーン「違うんだ。君の両親が死んだ理由は俺が殺した。俺が殺した。それが任務だった。俺の最初の任務だ。君の父親は一人のはずだった。だが、君の母親が…どこからともなく現れて。俺は計画を変更した。人生は変わる。真実を知ることで。なぜ愛する人が奪われたのか…。真実を知るべきだ」
ボーンがそう言い終えた後、イレーナは涙を流す。
ボーン「すまなかった」
ボーンはイレーナに罪滅ぼし・謝罪の言葉を行った後、部屋を離れて立ち去り街の雪中を歩く。
変わってニューヨーク。
とあるオフィスでパメラが仕事をしている中、携帯の着信音が鳴り、電話をかける。
パメラ「パメラ・ランディ」
ボーン(電話)『まだ俺を探してるそうだ』
パメラ「ボーン」
ボーン(電話)『何が目的だ?』
パメラ「お礼が言いたかったの。テープをありがとう。あれが欲しかった。おかげで捜査は終了したわ。あなたに謝らないとね」
ボーンはパメラの会話を耳にする。
ボーン「公式の謝罪」
パメラ(電話)『いいえオフレコ。組織は非を認めない。』
ボーン「さよなら」
パメラ(電話)『待って』
パメラはボーンと会話をする中でジェイソン・ボーンに関する書類を取り出しそれを見る。
パメラ「デヴィッド・ウェブ。これがあなたの本名。1971年4月15日、ミズーリ州ニクサ生まれ。ここに来たらもっと教えてあげられる。ボーン?」
パメラがそう言うと、ボーンは窓に近づく。
ボーン「少し休んだ方がいい。疲れた顔してる」
ボーンがそう言うと監視されてることに気付いたパメラは後ろを振り向く。
ビルを出たボーンはニューヨークの大都会の街中を歩いたところで終わる。
最終更新:2019年04月25日 22:07