オープニングタイトルの後、 スペイン ビルバオの街中が映り次にスイス産業銀行ビルバオ支店内。
銀行家「よくおいでくださいましたなボンドさん。急にお呼びだてしたのに恐縮です」
ボンド「相手がスイスの銀行なら、間違いないと思ってね」
銀行家「結構、これでお互い落ち着いて話せる。さぁそちらへ」
責任者となる銀行員のボンドは椅子に座る中で別の職員がやってくる。
銀行素敵に「なかなか骨が折れたがお金は取り戻しました。サー・ロバートにもきっとご満足いただけるでしょう。手数料差引き、今の換算レートで弾き出したものをここにご用意してあります。さあ領収書を」
女性職員「明細書はご利用ですか?」
ボンド「いや、その必要はないだろうな」
銀行家「ではそういうことで…」
ボンド「聞きたいことがある。サー・ロバートの文章が盗まれた時に一度エージェントが殺された」
ボンドはそのエージェントの写真を責任者に見せる。
ボンド「犯人を知りたい」
銀行家「お気の毒に…」
ボンド「誰がやった?
銀行家「さあ私は銀行家としてただ…本来の所有者にお金を返すお手伝いをしただけです。スイスの銀行にしては珍しいことだな」
銀行家が席を離れボンドに話す。
銀行家「おとなしくトランクを持って帰った方が身のためですよ。ボンドさん」
ボンド「そっちも命のあるうちに出て行った方がいいぞ」
銀行か「状況考えたらどうです?たった一人でいきがって所詮、本人づらにはわからない」
ボンド「確かに頭数で負けるがこっちでは秘密兵器がある」
ボンドは持っていたメガネに仕込まれた小型爆弾のリモコンのスイッチを押し爆発で煙が発生させた隙に見張りを一掃し、銀行家を抑えて拳銃を突きつける。
ボンド「ほら、さあ!立て!。どうやら運命が逆転したようだな。誰がやった?」
銀行家「それは言えない」
ボンド「三つ数えるぞ…言わなければ殺す1…2…」
銀行家「わかった…だが身の安全を…」
銀行家がそういった中、口封じとしてか何者かが扉から入ってきて後ろからナイフを首に突き刺され殺される。
ボンドは階段を見る中、部屋の鍵を閉めて窓の外を見て、後ろを振り返ると、気絶して目が覚めた見張りが拳銃を突きつける中で何者かがレーザーポインターを搭載した銃器で撃つ。
ボンドは銃弾が貫いた窓ガラスを見て別の場所から発砲したのを知った中、ドアのノックの音が聞こえ、その中で脱出準備としてか気絶している見張りのベルトに紐をくくりつけてトランクケースを持った後、ボンド自身のベルトにくくりつけトランクケースで窓ガラスを壊した後、ベランダの手すりを乗り越えて下に降りようとするが、気がついた見張りがテーブルの脚にしがみつく中で、その脚は外れて、ボンドは着地した後、紐を離す。
変わってスペインの警官がスイス銀行内に突入し、一方でボンドはトランクケースを持って街中を歩く。
変わってロンドン Mi6本部。
ポンドはトランクケースの中に入っていたお金の札束を確認し整理した後、マネーペニーのオフィスへと入る。
マネーペニー「ジェームズ。スペインのお土産はあるんでしょ?。チョコレート?婚約指輪?」
マネーペニーがそう言うとボンドはスイスの銀行で手に入れた葉巻が入った銀色のスティックを見せる。
ボンド「極上の葉巻だ」
マネーペニー「ロマンチックね。どこかの大統領の真似?」
マネーペニーがそう言うとそのケースを投げ捨てる。
ボンド「まぁ、確かに僕と君のあいだには葉巻なんて小細工はいらないな」
M(無線)『007、邪魔して悪いけど早く中に入って』
ボンド「了解」
ボンドはMがいるオフィスへと行く。
M「サー・ロバートキング。ボンドよ」
ボンドのもとへ行ってきたロバートは握手をする。
ロバート「君のおかげで金を取り戻すことができた。いや、ありがとう。私もこんな優秀な部下が欲しい」
ボンド「僕の専門は建設より破壊の方でして」
M「間に受けないでちょうだい」
ロバート「家族によろしく」
ロバートはMにキスをしMの事務室を去る。
ボンド「前から?」
M「オックスフォードの同窓よ。大物になると思ってた。飲み物は?」
ボンド「いただきます」
M「彼は高潔な人よ」
ボンド「盗まれた物資を買い戻しますからね」
ボンドはMがウイスキーを注いだグラスを受け取る。
ボンド「どうも」
M「殺し屋はわかった?」
ボンド「いえ、でもおそらく雇われたプロでしょ。これが例の文書?」
M「ええ、ロシア原子力省が出した文書よ」
ボンド「なぜ君はこんなものを?」
M「テロリスト情報を手に入れたかったんでしょうね。最近ロシア領内で建設中の彼の石油パイプラインが攻撃された」
ボンド「成程…それにしても僕が生きて銀行に出られたのはどうしてかな…」
ボンドはそういう中、グラスの中に入っていたウイスキーが泡立ち、自身の指に泡が付着していることに気づく。
ボンド「金だ!金が!」
M「すぐに金を止めて!」
ボンドとMは最初から罠にはまった事を知り、止めようとする中でボンドは全速力で本部内を走り金庫へと向かう。
ボンド「どいてくれ!邪魔だ!。止めろー!」
一方でロバートは金庫ないで預金手続きをする中、 そのテーブルの上に置いてあった札束が引火しMI6本部の壁を吹き飛ばすと共に爆発する。
運良く爆発に巻き込まれなかったボンドは不審な白色のモーターボートに気づきそれに乗っていた運転手となる女暗殺者がレーザーポインター付きのサブマシンガンで攻撃するも、ボンドは咄嗟に回避する。
職員らが消火作業に当たる中、ボンドは周辺のガレージにあった秘密兵器である黒のモーターボートに乗り、発進させ白いモーターボートを追跡しようとする。
Q「おい、待て!それはわしの作品だ!ったく!」
ボンドは乗っていたモーターボートのブースターを展開させ女暗殺者が乗っていた白のモーターボートの追跡する。
ロンドンの川で互いにモーターボートのチェイスが続く中、 女暗殺者はボンドにめがけてマシンガンを発砲するも、ボンドの乗っていたモーターボートは頑丈なのかびくともせず、逆にその女暗殺者がボンド追いかけ、中にあったライフルで追撃後、閉まる橋をギリギリで突破した中、ボンドはモーターボートに搭載された潜水機能で閉じた橋をくぐり抜け追跡する中、座標位置のモニターのナビを見て、挟み撃ちするためか 狭い水路を走った末に次はショートカットとして道路を滑走する中でパトカーがやってくるもそれを振り切ってレストランの建物を突き抜けた末に再び水路に跨る。
女暗殺者が乗った白いモーターボートを見つけた中、ボンドは搭載されていた魚雷を発射するもその女暗殺者はモーターボートから離れて是非近くにあったイベントショーの気球に乗る。
女暗殺者「どいて!。さあ出して!」
ボンドは川を飛び越えると同時にモーターボートから離れて気球の紐にしがみ付く中、MI6のヘリがやってくる。
ボンド「よく聞け、もう逃げられない!。誰の指示でやったか、今、助けてやる!。黒幕は誰だ?。おいやめろ!爆発するぞ!。約束する君の運命は必ず守る」
女暗殺者「いいえ無理よ!」
女暗殺者は証拠隠滅のためかガスタンクに向けて拳銃を発砲すると、その弾みでボンドはロープから離れ、女暗殺者は乗っていた気球は爆発する。
ボンドはドームの屋上を転がる中でとっさに支柱となるワイヤーを掴んで外への転落を免れる。
最終更新:2019年09月06日 04:27