大洗女子学園は、アンツィオ高校との二回戦に勝利した。
優花里「やりましたねー、次はいよいよベスト4ですよ!」
みほ「そうだねー。順調に行けば次は・・・」
麻子「アイス食べたい」
沙織「お菓子ならあるよ」
麻子「えー」
みほ達の所に、アンチョビが来た。
アンチョビ「いやー、今年こそは勝てると思ったのになー、でも、いい勝負だった!」
みほ「はい。勉強させていただきました」
アンチョビ「決勝まで行けよ、我々も全力で応援するから!」
「だよなー」
アンツィオの生徒たち「「「「お――――っ!」」」」」
アンチョビ「ほら笑ってーもっと手振って-!」
みほ「ありがとうございまーす」
アンツィオの生徒達がトレーラーから、機材や食材を取り出し出した。
みほ「何が始まるんですか?」
アンチョビ「諸君、試合だけが戦車道じゃないぞ。勝負が終わったら、試合に関わった選手、スタッフをねぎらう。これがアンツィオの流儀だ!」
瞬く間に料理とテーブルが広げられていった。
柚子「凄い物量と機動力・・・」
アンチョビ「我が校は食事のためならどんな労も厭わない!・・・この子達のやる気がもう少し試合に行かせるといいんだけどな・・・まあそれはおいおいやるとして・・・・」
みほ達「「「「いただきまーす!」」」」」
大洗とアンツィオによる食事会が開かれた。
食事会が盛り上がる中、カルパッチョは、幼なじみであるカバさんチームのカエサルといた。
カルパッチョ「たかちゃんも装填手だったんだ」
カエサル「うん・・・」
カルパッチョ「最後はやっぱり装填スピードの勝負だったね。ん・・・ふふ」
カエサル「何だよ」
カルパッチョ「お友達が心配してるみたい」
カバさんチームの他のメンバーが物陰からカエサルの方を見ていた。
エルウィン「生徒会がリーダーに招集をかけてる気がするんだが・・・取り込んでるなら私が行くぞ」
カエサル「今行くよー」
カルパッチョ「来年もやろう、たかちゃん」
カエサル「たかちゃんじゃないよ」
カルパッチョ「え?」
カエサル「私はカエサルだ!」
カエサルは、カバさんチームの仲間たちの元へ向かった。
カルパッチョ「そうね。じゃ、私はカルパッチョで!」
そして時は流れ、大洗と黒森峰の決勝前夜。
アンツィオのトレーラーが決勝会場の富士山麓にやって来た。
アンチョビ「よーし、我々が一番乗りだな」
ペバロニ「これで明日の決勝には余裕で間に合うっスね」
カルパッチョ「でもまだ早すぎませんか?」
アンチョビ「物事を勧めるのは慎重なくらいが丁度いいんだ」
ペバロニ「流石姐さん!抜かりないっス!」
アンツィオの女子たちは、大洗の応援グッズを持ってきていた。
生徒たち「メガホンと双眼鏡持ってきた」
「横断幕も用意した」
「あたい達、本当に準備いいよな!」
アンチョビ「よーし!時間もたっぷりあるしー宴会だー!湯を沸かせ-!釜を炊けー!」
生徒たち「「「「おーう!」」」」」」
アンツィオの生徒たちは、宴会で夜通し騒ぎ続け――――
翌日には眠りこけていた。
そうしてる間に――――
審判「大洗、Ⅲ式走行不能!」
黒森峰生徒「マウスがやられました!」
エリカ「何やってんの!」
エリカ「回収車急いで!」
ナカジマ・ホシノ「「ゆっくりでいいよー」」
審判「優勝!大洗女子!!」
アンチョビ「・・・しまった!寝過ごした!!」
最終更新:2019年12月17日 17:10