少年が川で魚に石槍を刺して捕まえとうとする。
しかし、失敗して熊に持っていかれてしまう。
その後、川に飛び込んで泳ぎ、素手で魚を捕まえる。
少年は魚を持って戻るが、村は悲惨なことになっていた。
少年「トヌー! カヌー! ああーっ!」
少年の後ろに時空の穴が出現。少年を吸い込んでしまう。
野比家。
ママは0点を取ったのび太に説教をしていた。
ママ「のび太! あれほど言ったのに、どうしてこんなことになるの? 先生から電話をいただいて、ママがどれだけ恥ずかしかったか…… それに、なんなのこれ?」
答案の裏には絵が描いてあった。
ママ「テストは空欄だらけなのに落書きだけはしっかり描いて!」
のび太「落書きじゃないもん、ペガサスだもん……」
ママ「ん? ペガサス? とにかく、夢みたいなことばっかり考えてるからこんなことになるの!」
ママは消しゴムで絵を消し始める。
ママ「今日からは外出禁止、昼寝禁止、漫画もテレビも禁止!」
のび太「そんな! ああっ!」
ママ「いいわね?」
のび太「今日という今日は我慢できない! 学校でも家でも叱られて、もううんざりだ! 僕は家出する!」
ドラえもん「ふーん……」
のび太「『ふーん』って…… 止めるなよ。止めても無駄だからね」
ドラえもん「止めないよ。どうせすぐに帰ってくるんだから……」
のび太「バカにするな! 今回はちゃんと計画だってねってあるんだぞ!」
ドラえもん「計画? どんな?」
のび太「実は、前から密かに考えてたんだ…… 誰にも頼らず、自分の力だけで生きてみせたいと。生きていくにはなにが必要か。それは衣食住…… 着るもの、食べるもの、住む家であります!」
ドラえもん「へぇーっ。君にしてはしっかりしたことを……」
のび太「でしょ、でしょ? だから着せ替えカメラとグルメテーブルかけとキャンピングカプセル貸して!」
ドラえもん「呆れた…… 僕の道具をあてにしてるの?」
のび太「友達だろ? 親友だろ?」
のび太は荷物を持って出かける。
ドラえもん「なにが『誰にも頼らず』だ……」
のび太「固いこと言うなって…… 自由と独立への第1歩を踏み出すぞ!」
しかしのび太は階段を踏み外して落ちてしまう。
ドラえもん「第1歩を踏み外した……」
のび太「ド、ド、ドラえも〜ん‼︎」
最終更新:2020年03月25日 22:25