バビロンA.D.のエンディング (吹替版)

傭兵であるトーロップはマフィア・ ゴルスキーの依頼で少女・オーロラをアメリカへ運んだ中、 何らかの理由でそれを巡る銃撃戦に巻き込まれてトーロップはミサイル攻撃で死亡するものの優秀な技術を持ったオーロラの父・ダルクワンディエにより一命を取り留めた中でオーロラは超人で双子の赤ちゃんが身ごもっていることを知りトーロップがオーロラを探す中で、 ノーライト派教主が同様にオーロラの居場所を突き止めようとダルクワンディエのアジトへやってくる。

ダルクワンディエ「やあ久しぶりに懐かしいね」
ノーライト「娘はどこ?」
ダルクワンディエ「まだ見つけてはないようだね。これからも無理」
ノーライト「なんという身勝手な男。20年前、お前に機械を与えてやったでしょ。今度は私の番です。私の娘はどこなの」
ダルクワンディエ「お前の娘じゃない」
ノーライト「私から生まれたのです!」
ダルクワンディエ「私が設計した!」
ノーライト「私のためにね!あの子は私の奇跡!教団のものなのです」
ダルクワンディエ「インチキ教団だろうが!利益のために奇跡を切り売りしてる!」

ダルクワンディエがそういった後、 ノーライトは拳銃を持ってダルクワンディエに向ける。

ノーライト「あの子のために死ぬの?」
ダルクワンディエ「そうだ」
ノーライト「何故?」
ダルクワンディエゴ「お前にはわからない動機でだ」
ノーライト「へぇ…愛なら分かります」

ノーライトがそういった後、持っていた拳銃でダルクワンディエを射殺する。

ノーライト「トーロップを探して!あの子を見つけます!」

変わって捜索部隊のジープが森林の中にある地帯ジーダー・グローブ27に入り、 トーロップを筆頭とする捜索部隊が車から降りる。

トーロップ「ここで待ってろ」

捜索部隊にそう指示し、トーロップは壊れた小屋に入り、中を見回す中で小さな声に気付き振り返って聞こえた方に向かうとそこにはオーロラがいた。

オーロラ「家に戻ってきた」
トーロップ「これが家かね…。君のために戻った。信じてくれるな?」

トーロップがそう言うと手を差し出しオーロラは手を繋ぐ。
変わって二人の乗った車は病院に向かう。

トーロップ『助けたと思った…でもそれは違った。オーロラ子供を産むために作られた』

6ヶ月後。

トーロップ『聖母マリアは生身の肉体を持てない。つまり彼女はただの器。長くは生きられない試作品だ。新しい命を産むようプログラムされていた。そして消えるように…出産まで意識が戻らないだろうと言われていた。でも俺はまず、ここで待ってる』

トーロップがナレーションで語る形でそういった後、病棟でトーロップがオーロラが出産を待ち続ける中でオーロラは目を開ける。

オーロラ「トーロップ」

オーロラが目を覚ましたのに気づくと、トーロップは目を向き合い近づく。

オーロラ「ありがとう。守ってくれて…」

オーロラがそういった後、 医師らがやってくる。

オーロラ「父親になってね…」
トーロップ「オーロラ…」
オーロラ「初めて呼んでくれたわよね…その名前…」

オーロラがそう言うと、固まったように顔の表情が止まり、心拍数0の音ともに息を引き取った中、赤ちゃんの泣き声が聞こえる。

トーロップ「地球を救う?ガキと一緒に?辺鄙(へんぴ)な任務だ」

最後はトーロップがそう語りかけたところで終わる。


(終)

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最終更新:2020年12月26日 18:35