部下を通じてブリック・マンションを仕切るトレメイン・サンダーに爆弾を奪われ、市長の命令で警官ダミアン・コリアーはリノ・デュプリーと組み、追手を振り切り爆弾と誘拐され人質にされたリノの妹・ローラを見つけ、ダミアンが解除コードを爆弾に入力しようとする中、そのコードがこの場所の郵便番号であることに不審に思ったリノが邪魔し揉め事の格闘戦となり、リノの証言で「爆弾が輸送していた車が襲われるも、その車に傷一つなかった」ことを聞いた中、爆弾のタイマーが時間切れになるも爆発しなかった。
ダミアン「騙されたらしい」
リノ「政府がここを守ろうとするなんてありえない話だ」
トレメイン「俺は悪党だがお前の親父は殺してない」
リノとトレメインがそういった後、ダミアンは警官のバッジを見せる。
ダミアン「デトロイトに安全をか…」
ダミアンは警官として利用され、その罪滅ぼしとしてか持っていたバッジを投げ捨てる。
トレメイン「これで仲間だな」
リノ「で?このお宝はどうするんだ?」
ダミアン「送り主に返す」
変わってデトロイトの市役所ビル。
中で警備員らが警備していた。
警備員「熱いですよ。どうぞ」
受付「ありがとう」
警備員からコーヒーを受け渡した受付はカップに入っていたコーヒーが揺れていることに気づくと、ダミアンとリノを筆頭にトレメインの部下とブリック・マンションの住人らが一斉になだれ込んで入ってきて、数千人の彼らに警備員らは手も足も出せなかった。
ダミアン「いくぞ、おい!原始人こっちだ、階段じゃなくてエレベーターを使えばいいだろうが」
騒ぎを起こしている中でダミアンとリノはエレベーターに乗り最上階へと向かう。
ダミアン「階段より楽だろ?」
変わって市長がダミアンが来ないことに言葉を出さなかった。
社員「電話に出ません」
政府職員「衛星画像はまだだが、爆発したら聞こえるはずだ」
市長「待てよ…嫌な予感がする…」
政府職員「部下を信じて待つしかない」
政府職員がそういった後、社員が電話をする。
社員「どうした?。どこに侵入したんだ!?」
社員がそう言った瞬間、ダミアンとリノが市長室へと入ってきて、サブマシンガンを持っていたボディガードらをカーペットを引きずって転ばせ足止めし、二人は拳銃を構える。
ダミアン「リノを覚えてるだろ?俺の仲間だよ。情報をもらった」
ダミアンがそういった後、トレメインとその部下がやってくる。
トレメイン「これは…市長殿。豪華な部屋だ」
トレメインがそう言うと、部下が持っていた爆弾が入ったケースをテーブルに置く。
トレメイン「トレメイン・サンダーだ。いわばブリックマンションの市長だ。有権者に会えて光栄だね。今日は市長である俺からと我らが保安官とリノ。ブリックマンションの住人からこれを送りたい。選挙に役立てろ」
トレメインがそう言うと、爆弾が入ったケースを開ける。
アナウンス「起動しました」
市長「何の真似だ?」
ダミアン「それが解除コードを忘れちゃって…何番だっけ?。4…8…」
政府職員「後は任せろ!」
ダミアン「2…1…」
トレメイン「6」
ダミアン「確かか?6のはずないよな?ブリック・マンションの郵便番号と同じなんて偶然にしてもできすぎだ」
リノ「偶然のはずがない。俺は起爆コードだと思うが」
ダミアン「こいつ屋上で暴れまくって頭おかしくなっちゃったんですよ。頭を何度もぶつけて混乱してるんですよ」
政府職員「ご苦労、後は我々が処理する」
ダミアン「ああ、思い出したよ最後の番号は6だ」
ダミアンが6のボタンを押そうとする。
トレメイン「市長さんよ自分で押したらどうだ?ダミアンに任せていいのか?」
ダミアン「さあ、どうぞを押してください。さあ、押せ!」
市長はダミアンに無理やり手を掴まれ6のボタン押されようとしていた。
市長「やめろ!離せ!やめろ!」
爆弾の仕組みを見破られ言い逃れ出来なくなった市長がそういうと、ダミアンは手を離す。
市長「どういうつもりだ?市長命令だぞ」
ダミアン「親父のように俺もはめたんだろ」
市長「お前も甘いやつだな、父親にそっくりだ。私は街の将来を考えて最大の問題を片付けるため爆弾を送り込んだのだ。君も…分かるだろう。こいつらは獣だ」
市長がそう言うと、トレメインが頭を向ける。
トレメイン「獣!?必死にもがいて生きててるやつをことか!?。それとも貧しい女や子供まで吹っ飛ばそうとするやつか!」
市長「市長として全市民のために最善を尽くす義務がある。つまり金面で」
リノ「金持ちってこと」
市長「街に大いに貢献し、あの汚いゴミためにうんざりしてるもののために」
トレメイン「ゴミためか…そこの住人は今立ち上がったぞ」
ダミアン「知ってるか?」
ダミアンがそう言うと服の中から録音機を取り出す。
ダミアン「外を見ろ。あんたは終わりだ」
ダミアンがそういった後、その録音機をケースの中にある爆弾の所に置く。
市役所の隣のビルの屋上ではトレメインの部下がカメラでその様子を撮影し続けていた。
ダミアン「ニュースを見ろよ。5分後だ」
ダミアンがそういった後、リノ、トレメイン、K2と共に市長室を立ち去る。
変わってニュース番組となり市長によるブリック・マンション爆破未遂事件のことが報道される。
女性リポーター「デトロイト市長が本日逮捕されました。ネットに流れた映像からブリック・マンション爆破未遂の容疑がかかっています」
市長『爆弾を送り込んだんだ…』
女性リポーター「ブリックマンションを隔離する壁は来月撤去を始める予定です。市長選挙日程は未定ですが市長代理はこの地域での学校や…」
変わってブリックマンションの壁撤去作業の準備が行われている中、スポーツカーに乗って運転していたダミアンがやってくる。
変わってリノはローラと共に日常過ごしてる中、リノに憧れたのか遊んでいた子供はパルクールをしていた。
ローラ「すごい上手じゃない頑張って!」
ローラがそういった後、ダミアンの乗った車のクラクションの音に気付き二人は振り返る。
ダミアン「元気か?」
リノ「保安監、驚いたな。悪人退治は休業か?」
ダミアン「今日は非番なんだ」
ローラ「あーら今回の報酬金で随分、いい車を買ったのね」
ダミアン「これはトレメインからもらった」
ローラ「嘘でしょ」
ダミアン「本当だよこんな車に乗ってたら、選挙運動にマイナスだろ」
ダミアンがそういった後、市長候補となるトレメインのポスターに指差す。
ダミアン「投票してやるか…」
ローラ「いい市長になる」
ダミアン「お前は今も戦ってるようだな」
リノ「ローラとな」
ローラ「ほらもう嘘言わないの」
ローラがそう言った後、リノにキスをする。
ダミアン「そろそろ行くか、なんだか痒くなってきた。大丈夫か?」
ローラ「焼いてるだけよ。ばかね」
リノ「じゃあ、3で…」
ダミアン、リノ「3!」
ダミアンとリノが拳を互いに合わせる。
変わってダミアンは自宅へと戻り、祖父はそれに気づくと、吸おうとしていたタバコを捨て、ダミアンにタバコの箱を渡すと抱きつく。
最後はダミアンを演じた故・ポール・ウォーカーの顔写真と共に追悼メッセージが表示されたところで終わる。
IN LOVING MEMORY OF PAUL WALKER ポール・ウォーカーの思い出に捧げる (終) |
最終更新:2020年12月26日 18:36