ザ☆ドラえもんズ ドキドキ機関車大爆走!のオープニング

ロボット養成学校の寺尾台校長のもと、ドラえもんズが巨大なターンテーブルの上で走っている。

寺尾台「君たちドラえもんズにわざわざ来てもらったのは、他でもない! 実は、ある秘密の任務のためなのじゃ」
一同「秘密の任務?」

ドラえもんズが足を止めると、ターンテーブルが止まるにつれ、照明が消えてしまう。
慌ててドラえもんズが走り始め、照明が灯る。

寺尾台「知っての通り、私たちの住んでいるこの街の機能は、パワーセンターのエネルギーカプセル一つで賄われておる。ところがじゃ。その大事なカプセルが、悪の科学者アチモフによって盗まれてしまったのじゃ! おかげでこの街の交通はすべてストップ。電気もコンピューターも、何もかも止まってしまう始末じゃ」
ドラえもん「だから、こうやって」
キッド「自家発電しなくちゃ」
マタドーラ「まっ黒けっけってわけか!」
(ワン)ドラ「それなら新しいカプセルを」
ドラメッド「補充すればよいのでは?」
ドラリーニョ「そう、そう!」
ドラニコフ「ガウ、ガウ!」
寺尾台「どれが、工場にあるカプセルもすべて、アチモフによって破壊されてしまったらしいのじゃ」
一同「え~っ!?」
寺尾台「こら、止まってはいかん! じゃが、たった一つだけ幸運にも残っていたカプセルがあってのう。君たちにぜひそのエネルギーカプセルを運んでもらいたいのじゃ!」


都会から離れた山道の線路。
ドラえもんズたちを乗せた蒸気機関車が走っている。

マタドーラ「しかし博物館から、こんな古い機関車を引っぱりだしてくるなんて……」
王ドラ「仕方ありませんよ。乗り物っていったら、これしか動かないんですから」
キッド「フン! こんなオンボロ機関車で、本当に間に合うのか?」

誰かがキッドの足を、思い切り踏んずける。

キッド「痛ぇっ!! 痛痛痛痛っ! 何しやがる!? ……ん?」

機関士の少女、ロビン。

キッド「おいこら! どういうつもりだ!?」
ロビン「フン!」
キッド「何だ、その態度は!?」
王ドラ「まぁ、まぁ、キッドさん、落ち着いてくださいよ。キッドさんってば」
キッド「離せ、王ドラ!」
ドラえもん「ケンカしてる場合じゃないよ」
ドラメッド「わしたちには大事な任務があるぞよ」

出発前の回想。
寺尾台校長がドラえもんズに、
パワーカプセルとロビンを紹介している。

寺尾台「このカプセルはとてもデリケートでな。
どこでもドアやタイムマシンを使うと、
次元の歪みが起きて壊れてしまう。
なんとしても2時間以内にこのカプセルを
運んでほしいのじゃ。急いでな!」
一同「はい!」
寺尾台「それから、この子はわしの幼馴染みの
お孫さんでな。ロビン、ドラえもんズたちを
無事、パワーセンターへ送り届けておくれ」
ロビン「はい!」
寺尾台「これは、お守りじゃ」

寺尾台校長がロビンに、ペンダントを渡す。

ドラえもん「残ってる時間はあと1時間36分しかない!」
キッド「……わかったよ」
ロビン「フン!」

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最終更新:2024年10月12日 13:52