アソボット戦記五九の最終回

不滅の五九盗賊団!!

(抜粋)

「ゴクウ！」
「おい、待てよ！」
「サンゾウ君。」
「僕はDの悪意に満ちた羽根を拾うんだ。」
「羽根を拾うって？」
「時を遡るのか？」
「何だって？」
「これから僕は、自分で決めた旅に出るんだ。」
「自分で決めた旅に出る？」
「色々ありがとう、君と出会えた事、忘れはしないよ。」
「君と出会えた事、忘れはしないよ。」
「ずーっとね。」
「うん、ずーっとね。馬鹿言うなー！主役の俺様より勝手に先に行くな！」
「…。」
「サンゾウ、羽根拾い、俺にもやらせろ！」
「またパートナーアソボットになってくれるのかい、ゴクウ？」
「いいや、お前が俺様のパートナーだ。」
「それでもいいよ、一緒に旅立てれば。」
「そいつは最強最悪のゴクウ様の活躍ぶりを試す…あー、あっ、あっ、旅をするチャンスじゃねえの。」
「また旅するの？」
「めいっこだね。」
「さよなら、スーチー、皆！」
「ここでお別れになっちゃうの？」
「君はお父さんに言われた旅はここが終点だよ。」
「二度と会えなくなるなんて嫌ー！」
「待った待った！サンゾウ、お前は俺のパートナーだろ？」
空間に飛び込むゴクウ
「おいおい…まだ五九盗賊団は解散してねえぞ！よっと！」
「羽根拾いは羽根に詳しい俺に任せてな！」
「私が決めた旅もここから始まるの！行く！」
空間に飛び込むスーチー
「スーちゃん？行っちゃった。」
「これで少しは静かになるね。」
「ひょっとして、時を遡ったら、お宝探しやりたい放題の旅って訳かい？」
「お姉様、冴えてますなあ。さすがです。」
「さあ、行こう！」
「よっしゃああ！待てえ、おとずら！」

「本当のお宝ってね、未だ知らない者と出会える事と、それを理解し合える事なのかも、しれないね。」

終