超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズメタルス(漫画版)の最終劇

(前回まで)
大始祖の初代メガトロンの力で強化を遂げたメガトロンは倒されたデストロンをランページの(スパーク)で甦らせ、コンボイに差し向ける。
食い止めようとするタイガトロンの前に彼に斬られたエアラザーが現れた。
何とか初代コンボイの下に駆け付けたコンボイを超獣戦争(ビーストウォーズ)の勝利を確信するメガトロンが襲うー

メガトロン「コンボイ!貴様は歴史から消える!!」
自分のみならずサイバトロンそのもののの消失を恐れるコンボイは初代コンボイのスパークを見つける。
メガトロン「おまえの最後の希望(スパーク)は砕け散り・・わが野望の王国が完成するのだ・・・・ハハハ・・」
すべては終わったかに見えたが間一髪、
チータス「お待たせじゃーん!」
チータスが掬い上げていた。メガトロンが今度こそ砕こうとするスパークをコンボイはその手に掴み、死守すべく飲み込んだ。

その頃
タイガトロン「エ・・エアラザー・・・・」
愛刀を託し、「この虎鉄(アイアンタイガー)にて拙者を斬れい!操られていたとはいえそなたを殺めてしまったこの拙者を!!」と覚悟を決めるタイガトロン。
しかし彼の心に「この肉体(プロトフォーム)は私であって私ではありません」という呼びかけがあった。
タイガトロン“エアラザー!!どこだ?どこにいるのだ?”
エアラザー“あなたの(スパーク)の中に!!”
愛を確かめ合う二人は抱き合い、そのスパークは合体(トランスフォーム)する。タイガトロンの体がひび割れ、タイガーファルコンに生まれ変わる。

ライノックスはメガトロンのように巨大な姿になって彼と戦うコンボイを見ていた。ついに最後の戦いが始まる。
コンボイの正拳がメガトロンの胴に決まり、メガトロンは蹴り返す。コンボイが頭突きでメガトロンの頭を砕くと、メガトロンは左手の龍の口でコンボイの右手を噛み砕く。

タイガーファルコン「滅せよ迷える悪鬼ども わが隼虎四元剣の(エレメンタルパワー)にて!」
炎滅刀・氷嵐刀・気雷刀・地裂刀が悪鬼を薙ぎ倒していく。

共に割れた胸からスパークを覗かせ、最後の渾身の一撃で勝負を決めようとするコンボイとメガトロン。コンボイの左手はメガトロンの右の拳を止める。
メガトロン「撃つ手なしか!!さらばだコンボイ!!」
龍の口がコンボイのスパークを噛み砕く前にコンボイは左足でメガトロンのスパークを掴んだ。
メガトロン「四百万年の夢ついにかなわず むなしく散りしはわが命か・・・・」
コンボイ「夢とははかないものだメガトロン」
メガトロンは爆散する。

見上げたコンボイに見えたのは悪鬼を連れてスパークの故郷に逝くタイガーファルコンだ。「でもコンボイ あなたは・・・・“死”すら許されぬ運命(さだめ)なのですね」と悟る。

ライノックスは初代コンボイを何とか直そうとする。ラットルはシルバーボルトがブラックウィドーと仲良くなっているのを見た。
ライノックスはコンボイも修理しようとするが、彼は惑星ガイアからの通信を傍受する。
コンボイ「次の任務だ」
ライノックス「任務って・・体を治すのが先なんだナ!」
コンボイ「私に休息は許されないのだ・・」

宇宙に正義が失われ
滅び去らんとする時・・
彼は必ずや その勇姿をあらわし
正義の剛腕をふりおろすだろう・・・・

彼の名は・・・・コンボイ

劇終

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最終更新:2016年11月01日 13:38