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"後宮からの誘拐"

対訳【クリップス新盤最適化版】

訳者より

  • 2015年にモーツァルトのオペラを集中的に訳したときは、あまり音楽をじっくりと聴き込むことなくかなりのハイスピードで訳をこなしてしまいました。それもあって詞と音楽の面白さを改めてじっくりと味わいながら訳し直してみたいモーツアルト作品の筆頭はこの「後宮からの誘拐」、モーツァルト生前から大人気であったと言われるこの作品の魅力をどこまで引き出すことができるか、オペレッタ最適化翻訳の次なるチャレンジはこれにすることにしました。

クリップスEMI盤の魅力について

  • クリップスとウィーンフィルハーモニーのコンビはデッカに1950年初めにも「後宮」を録音していて、当時の名歌手たちを擁した昔懐かしいウィーン情緒に満ちた演奏はなかなかに魅力的です。それからほぼ15年後の1966年に録音されたこのEMI盤は歌手を当時気鋭の30~40代に若返らせて活力と推進力を一段と増したもの。50年代の旧盤の方を好まれる方も多いようですが、EMI盤の「古い皮に新しい酒を入れたような」味わいには捨てがたいものがあります。

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最終更新:2026年03月27日 12:34