前回から数日後
AM10:30 汐華病院 120号室
AM10:30 汐華病院 120号室
トコトコ ガラッ
譲華「・・・・・・・・」
譲華「・・・・・・・・」
神元「・・・・・・・・」
バサッ
譲華「・・・買った新聞でも読むか。えぇ~と、おマヌケ不良軍団隊長あやうく彫刻に」
譲華「・・・買った新聞でも読むか。えぇ~と、おマヌケ不良軍団隊長あやうく彫刻に」
神元「やめろッ!」
数日前の事件で神元はコンクリートに埋まった状態で発見されたが、本人がスタンドで出れず、かつ体もだいぶ負傷していたので荒っぽい手段でコンクリートから抜け出せず、騒ぎになってしまったので新聞に載ってしまったのだ。
そしてそのまま、病院送りである。今の神元は包帯グルグルでベッドに寝ている。
そしてそのまま、病院送りである。今の神元は包帯グルグルでベッドに寝ている。
譲華「これで・・・貴方のところのチームもメジャーになったわねェ~~」
神元「テメェは・・・本当に神経を逆撫でするな・・・」
譲華「当然の報いよ」
神元「それでなんなんだ・・・? 何で見舞いも持たずに何故俺のところへ来た? 笑いに来たのか
譲華「そうよ、って言ったらどうする? 取引があったでしょ、忘れたの?」
譲華「貴方が知ってるスタンドの事についてよ」
譲華「貴方が知ってるスタンドの事についてよ」
神元「ああ・・・あったな、仕方ない・・・教えてやるよ」
譲華「あら、案外さっさと教えてくれるのね。もうちょっとしぶると思ったけど」
神元「今、歯向かっても勝てないし、お前に一応『敬意』を表している。この俺のスタンドを倒した『賞品』さ」
譲華「そう、じゃあ話してよ。スタンドについて」
神元「あれは数ヶ月前のことだったな・・・」
~回想~
??「・・・・・・」
神元「・・・クソッ」
??「キュイン!」
シュバッ
シュバッ
神元「痛ッ・・・何するんだ!!」
??「おっ当たりか?」
??「この『ナイフ』に刺されても死ななかったか・・・」
??「貴方の強い執念が『スタンド』発現のきっかけになったのかもしれない」
??「この『ナイフ』に刺されても死ななかったか・・・」
??「貴方の強い執念が『スタンド』発現のきっかけになったのかもしれない」
神元「な、何言ってやがる!」
??「何・・・一種の超能力のようなものだ・・・。君は選ばれたんだんだよ、神に。それをスタンドと呼ぶのさ」
神元「なッ、何言ってるんだ?」
??「時期に分かるさ・・・、スタンドはスタンド能力者を殺す事でより進化する傾向がある・・・。君がもっと力が欲しいんなら能力者を探すことだ・・・」
シュウゥウン
シュウゥウン
神元「まッ待て!」
~回想終わり~
神元「こういうことがあった。最初はよく分からなかったが、徐々にスタンドの出し方が分かるようになった・・・、それが一ヶ月前程度の事かな」
譲華「ナイフに刺された・・・? それでスタンドが発現したの?」
神元「そうらしいな。刺した奴は顔も声もあまり何故かよく覚えてない。だが、意外に背丈が低かったのは覚えている」
譲華「そいつは、スタンド使いを増やして何がしたいんだろうか・・・?」
神元「さァ? まァ……、そしてその後、俺はスタンドを強くするため不良チームの高い地位に立って居たことを利用し、スタンド使いを探した。 程なくして、お前が見つかったってわけだ」
譲華「なるほど。でも大方の情報は分かったけど、あんまりよく分からない点が多いわね」
神元「フン・・・、これでいいだろ? 大体の事は話をしたと思うが?」
譲華「そうね、・・・じゃあ、一つだけ。教えて、人を殺してまで貴方の強くなろうとした理由は?」
神元「それは言わない」
譲華「そう」
神元「話は済んだ・・・そろそろ殺すのか? 俺を」
譲華「はァ?」
神元「俺はお前を途中で本気で殺そうとしたんだぞ? 今なら楽に殺せるだろ? スタンドも強くなる」
譲華「・・・・・・くだらないわ」
スタスタ ガチャ
スタスタ ガチャ
神元「何故だ、この怪我が治ったらお前は俺にまた報復するかも知れないぞ」
譲華「確かにお前は憎かったし、殺したいと考えなかったわけでもない。でも……やっぱり死ぬ事はないじゃない、と思っただけだわ。またね、何か分かったら教えてあげる」
ガチャリ バタン
ガチャリ バタン
神元「…すごい女だな」
AM10:53汐華病院前
譲華「さて……今までの事を整理すると……、ナイフを使ってスタンド能力者を増やしている輩がいる……。そして、スタンド能力者との殺し合いを望んでいる?」
譲華「さて……今までの事を整理すると……、ナイフを使ってスタンド能力者を増やしている輩がいる……。そして、スタンド能力者との殺し合いを望んでいる?」
譲華「……よく分からない点が多すぎる」
長髪「それで大体合ってるよ、多分」
譲華「…………………………」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
譲華「クリスタル・エンパイアッ!」
ドギャーン
ドギャーン
長髪「サンシャインッ!」
ダンッ
ダンッ
譲華「何者……よ、アンタは?」
長髪「……いきなり、攻撃ってどんだけよ」
長髪「まァ~~、いいわ。私は虹村那由多、。SPW財団のスタンド使いよ」
長髪「まァ~~、いいわ。私は虹村那由多、。SPW財団のスタンド使いよ」
譲華「……SPW財団? アンタは一体何モンなの?」
那由多「……貴方の名前は? まず、それからよ」
譲華「……上野譲華よ、それで? SPW財団って何よ……そこってただの石油会社でしょ」
那由多「それは表向きの顔、裏では科学遺跡の調査……まァ今ではスタンド関係の仕事しかやってないけど」
譲華「スタンド関係……?」
那由多「世界を脅かす凶悪なスタンド使いを増やさないための調査……と言ったところかしらね」
バァーン
バァーン
譲華「な…それって……」
那由多「立ち話も何だから、どこか……カフェでも行きましょう? おススメなところを案内して欲しいんだけど」
AM12:10カフェ・サントロペ
ゴク
那由多「うん、ここのコーヒーはおいしいわね」
那由多「うん、ここのコーヒーはおいしいわね」
譲華「一応、お気に入りのお店です。それで、話の続きを聞かせてください」
那由多「私達、S.P.W財団はスタンド使いが凶悪犯罪を犯さないか管理して調べているの……この所20年間スタンドの大量発生は見られなかったんだけど……」
那由多「この町の死亡率が去年辺りから以上に高くなったのよ……、それで新聞や地方新聞でスタンドを使わないと起こせないような奇怪な事件がないかな、と思って調べてたら……」
那由多「この町の死亡率が去年辺りから以上に高くなったのよ……、それで新聞や地方新聞でスタンドを使わないと起こせないような奇怪な事件がないかな、と思って調べてたら……」
譲華「ああ、なるほど」
那由多「全身まんべんなく叩かれ、コンクリに殺さず埋められた? まずまずおかしい事件だわ……私は身体をボコボコに出来るスタンドを知っているから
……余計ね。それで、話を聞きに行ったのよ。まぁ貴方が居たから話聞かせて頂いたけど」
……余計ね。それで、話を聞きに行ったのよ。まぁ貴方が居たから話聞かせて頂いたけど」
譲華「聞いていたのね」
那由多「私の予想通り、この町は意図的に何者かによってスタンド使いが増やされてるようね。これは大変な事態だわ……いつ、圧倒的邪悪なスタンドが生まれてもおかしくない……。」
譲華「圧倒的邪悪なスタンド……、それってどんな?」
那由多「時を止めるとか」
譲華「!?」
那由多「それによって、多数の人の命が失われたわ」
譲華「なんですか……、そんなのアリですか」
那由多「他にも触った物を爆弾に変えて、一時間時を巻き戻す、ってのもあったって聞くわ」
譲華「……」
那由多「沢山の女性が殺されたわ」
譲華「すさまじい能力ですね、そんなのが生まれたら……」
那由多「もし……スタンド使いが出来る過程で、時を止めるスタンド『ザ・ワールド』以上の能力を越える能力が生まれたら……」
譲華「……大変ですね」
那由多「だから……私はそのスタンド能力が発現できるという『ナイフ』を奪わなけねばならない。材質も気になる、昔は矢だって聞いたのに」
譲華「一つ聞きたい事があるんですが」
那由多「何?」
譲華「それで……私に声をかけた理由は何でしょうか?」
那由多「…………私は人を見る目はあると思うの、特に心優しき者の持ち主は。そして力あるものは」
譲華「…………」
那由多「手伝ってくださらない? 貴方を見込んで」
譲華「……」
譲華「……私は正義ぶって、すべての人を助けるようなことは出来ませんけど……」
譲華「私の家族や友達に危険が及ぶとならば、それを見過ごす必要はないと感じる」
譲華「私の家族や友達に危険が及ぶとならば、それを見過ごす必要はないと感じる」
那由多「……」
譲華「手伝いますよ、犯人さがし。この町と私に繋がる人全て、私が守ってみせます」
那由多(いつかどこかで……、こんなまなざしを見たことがあるような気がする……。そうか……)
那由多「ありがとう、譲華さん」
那由多「ありがとう、譲華さん」