4話 VSグリモ・グラム
那由多「私は長期間滞在する場所と、この事をいろいろ報告に行く必要があるんだ。いろいろ決まったらまた連絡するわ」
と言っていたので、譲華は連絡先を教えておいた。
と言っていたので、譲華は連絡先を教えておいた。
前回から数日後
この町に謎の目的で人々を切りつけ、スタンド使いにさせるという姿の見えない犯人がいる。そしてスタンドを発現させた奴がその能力を働かせ、何も知らない人を傷つけている。
それを放っておく事は自らの家族や友人を危険にさらすことになるので譲華は那由多に協力することにしが、探して見つかる物でもない。よって、譲華は普通に生活をしているのであった。
それを放っておく事は自らの家族や友人を危険にさらすことになるので譲華は那由多に協力することにしが、探して見つかる物でもない。よって、譲華は普通に生活をしているのであった。
AM11:30 カフェ・サントロペ
譲華「ふぅ……休日のこんな日は……カフェの気分ね」
神元「おい……聞いてんのか話?」
譲華「ムサい男と一緒で無ければ、良い日だわ」
神元「……悪かったな」
神元「だから言ったとおり、俺も那由多さんに協力することになったんだって、まぁ怪我が直ってないからまだムリだが、完治すれば俺も手伝う」
神元「だから言ったとおり、俺も那由多さんに協力することになったんだって、まぁ怪我が直ってないからまだムリだが、完治すれば俺も手伝う」
神元は右手にギブス、左手に松葉杖を持っている。
原因は私だが、神元はあんま気にしてない。
原因は私だが、神元はあんま気にしてない。
譲華(あの人……あの後コイツの所にも行ったのね)
譲華「アンタ、スタンド犯罪者づらでしょ? 普通にその能力で強盗でも働いて捕まったら?」
譲華「アンタ、スタンド犯罪者づらでしょ? 普通にその能力で強盗でも働いて捕まったら?」
神元「てめぇーなァー。お前の能力、実は毒舌なんじゃね?」
譲華「それにしても、冗談抜きでアンタが手伝うとは思ってなかったわ。アンタ不良だから社会に不満タラタラそうだのに」
神元「……しょぼい事件起こしてもツマランだろ? 大体、ちまちま一人でスタンド使い見つけるより、こっちの方が手っ取り早く見つかると思ったからな」
譲華「……アンタ、何でそんなにスタンド使いを探してるの? さすがに何らかの執着が感じられるんだけど?」
神元「言わねぇよ……、まだな」
譲華「……」
神元「まァ……俺がスタンドを追い求めるのは結構複雑な理由がある。スタンドを沢山知ってるS.P.W財団にたどり着けたのも俺は運が来てると思う」
神元「だから……俺は俺のためにも真剣にこの町のためにやってやるぜ。一応俺の住む町だからな」
神元「だから……俺は俺のためにも真剣にこの町のためにやってやるぜ。一応俺の住む町だからな」
譲華「なんか信用できないけど、いいわ。アンタが仲間になるって事は認めてあげる。どうせ能力も割れてんだし」
神元「分かってくれたらそれでいい。それ言いたかっただけだ。俺は病院に帰る、実は勝手に抜け出したからな」
譲華「早く治るのを期待してるわ」
神元「じゃーな」
ダダッ
ダダッ
譲華「……アレ? あいつ自分の分のカフェ代……」
PM12:30 汐華町表通り
譲華「あいつ……、退院したら今のカフェ代の百倍払わせてやるわ」
譲華「しかし、何を探せばいいのか、検討もつかないわ。スタンドなんて落ちてるモンでもないしこうやって見回る事ぐらいしか出来ないわね」
譲華「あいつ……、退院したら今のカフェ代の百倍払わせてやるわ」
譲華「しかし、何を探せばいいのか、検討もつかないわ。スタンドなんて落ちてるモンでもないしこうやって見回る事ぐらいしか出来ないわね」
と、表通りを歩いていると見慣れない本屋があった。
譲華「あれ……、こんな本屋あったかなぁ。ちょっとよってみようかな、どうせ急いで見つかるもんでもないし」
ガラッ
譲華「なんかこじんまりしたお店ね、こういうの結構好きだけど、新装開店かな? 店員が見当たらないわね」
と、雑誌コーナーに目を寄せると
ガラッ
譲華「なんかこじんまりしたお店ね、こういうの結構好きだけど、新装開店かな? 店員が見当たらないわね」
と、雑誌コーナーに目を寄せると
譲華「あら……、そういえば今日は月刊少年バンプの発売日じゃないの。買っていこうかな」
と言いながら、サイフを見る……が、
と言いながら、サイフを見る……が、
譲華「…く…っそ~、神元のカフェ代のせいで。買えないじゃないのッ! 仕方ない……、どうせ読みたいの
はスティーリー・オブ・ダンだけだし、立ち読みで済ませるかな」
譲華は月刊少年バンプに手を伸ばした。
はスティーリー・オブ・ダンだけだし、立ち読みで済ませるかな」
譲華は月刊少年バンプに手を伸ばした。
店長「立ち読みは他のお客様の迷惑となる! 即刻やめたまえ!」
バタン
バタン
譲華「えっ」
店長「君は今、『立ち読みだけで済ませるか』と言ったな! つまり、『立ち読みだけして、後はさよならさん』としようとしたんではないかな!」
店長「そういう行為はウチでは認めてないのでやめていただきたいッ!」
店長「そういう行為はウチでは認めてないのでやめていただきたいッ!」
譲華「え、え?」
店長「私の言っている意味がわからないのかねッ!」
譲華「いや……、わかりました。すみません」
店長「よろしい」
店長は店の奥へ消えていった。
譲華「……ハァ?」
譲華(なんだ、この店。なんで私が怒られなきゃいけないのよ。立ち読みごときでッ!
いつもは買うんだよッ! 今日はカフェ代払わされたせいなんだッ! ぐぅ~~~~)
譲華(待てよ……。私のスタンド……)
譲華「……クリスタル・エンパイア」
譲華「あの雑誌を透明にして、私の所に持ってきなさい」
譲華(なんだ、この店。なんで私が怒られなきゃいけないのよ。立ち読みごときでッ!
いつもは買うんだよッ! 今日はカフェ代払わされたせいなんだッ! ぐぅ~~~~)
譲華(待てよ……。私のスタンド……)
譲華「……クリスタル・エンパイア」
譲華「あの雑誌を透明にして、私の所に持ってきなさい」
譲華「透明になっちゃった今月号の月刊少年バンプが私の手元にあるわけだが……。当然、誰にも見えてないわけだ……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
譲華(こ、こんなのスタンド犯罪者とか言う奴となんら変らないじゃないッ! 神元に言っといて、私が捕まったらバカみたいだわッ!)
譲華(まぁ……でも……)
譲華(何も盗む気は無いわ。これを店の外の離れたところに持って行き、そこで透明解除。
スティーリー・オブ・ダンさえ見たら、必ず持って帰ると考えれば……)
譲華(……悪くは無いわよね。誰の迷惑にもならないし……あの店長にあのまま言われようだと、負けた気がすして腹が立つッ!)
譲華(これきりだけ立ち読みさせていただいたらあの店で毎回買うわ、ってことにしよう! うん、それでいこう!)
譲華(まぁ……でも……)
譲華(何も盗む気は無いわ。これを店の外の離れたところに持って行き、そこで透明解除。
スティーリー・オブ・ダンさえ見たら、必ず持って帰ると考えれば……)
譲華(……悪くは無いわよね。誰の迷惑にもならないし……あの店長にあのまま言われようだと、負けた気がすして腹が立つッ!)
譲華(これきりだけ立ち読みさせていただいたらあの店で毎回買うわ、ってことにしよう! うん、それでいこう!)
譲華は透明の本を持って外を出ようとした……が、
店長「お客様……」
譲華「…………」
店長「まだ、商品計算が済んでいないようですが……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
店長「私の間違えでしょうかねぇ?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
店長「私の間違えでしょうかねぇ?」
譲華(な、なァんだとぉ……)
譲華「な、なんのことかな? 私は立ち読みもできないから、帰っただけなんだけど」
譲華「な、なんのことかな? 私は立ち読みもできないから、帰っただけなんだけど」
店長「いやぁ、22冊あったはずの本が…… あなたが消えた瞬間21冊になったんですね。他に買った客もいないようですし、おかしいなぁ……と」
譲華(こ、こいつそんなしょうもない数を……)
譲華「えッ、本当? アンタの数え間違いじゃないの?」
譲華「えッ、本当? アンタの数え間違いじゃないの?」
店長「ほら、この通り21冊でしょう?」
店長は店内の雑誌コーナーを指差す。
店長は店内の雑誌コーナーを指差す。
譲華「ほ、本当に数え間違いなんてないでしょうね!」
店長「私は計算は得意中の得意でして……、数え間違いはないと思って頂こうッ!」
譲華「じゃあ……、もう一度数えてくださいよ」
店長「いいでしょう。1,2」
譲華(……)
店長「19、20、21.にじゅう……に。アレ?」
譲華「あら……アナタの計算の能力は子供以下なの?」
店長「あれ……、おかしいな」
譲華「……」
譲華(……クリスタル・エンパイアで月刊少年バンプの像を作って21冊の雑誌の上に乗っけた……
うまくいったようね)
譲華(……クリスタル・エンパイアで月刊少年バンプの像を作って21冊の雑誌の上に乗っけた……
うまくいったようね)
店長「一応、学生カバン改めさせてくれませんか?」
譲華「いいわよ」
店長「……では、さっそく」
店長「ふむ…….筆箱と手帳にノート数冊」
店長「ふむ…….筆箱と手帳にノート数冊」
譲華「今日は休みだから、カバンは買ったものをいれるだけの袋として持ってきたわ」
譲華(雑誌は右手に分からないように持ってるんだからバレることはないはず……)
譲華(雑誌は右手に分からないように持ってるんだからバレることはないはず……)
店長「どうやら……、カバンの中にはないようですね」
譲華「ほらね、無いでしょう? 私が万引きとかするわけないじゃない」
店長「いや、待ってください。私はカバンの『中には』ない、と言ったんですよ」
譲華「だったらどこにあるのよ。 まさか店内で乙女に脱げっていうの?」
店長「もう一度聞きます。万引きしてないんですね?」
譲華「するわけないでしょ。 私が」
店長「仕方ない……芽吹け『グリモ・グラム!』」
バシュン
バシュン
グリモ・グラム『しゅーーーーーーーー』
譲華「な、何ィ!」
譲華「雑誌からスタンドが……ッ!」
譲華「な、何ィ!」
譲華「雑誌からスタンドが……ッ!」
店長「おかしいですね、本に入れといた私の『スタンド』がどうして貴方の右手から飛び出たのでしょう」
ドドドドドドド
ドドドドドドド
譲華「う……」
譲華「スタンド使いだと……」
譲華「スタンド使いだと……」
店長「実は知ってたんですよね。私が埋めといた『種』があなたと一緒に移動してる事は、まァ……あなたもスタンド使いとは驚きましたけど」
店長「でも……犯罪は犯罪です。しかるべき対処を取るのは私です」
店長「でも……犯罪は犯罪です。しかるべき対処を取るのは私です」
譲華「違う、読んだら戻そうと思ってたんだッ!」
店長「『戻そうと思ってた』、『勝手に入った』、『これは別の本だ』言い訳はなんて多いんだろう」
店長「沢山の話を聞いてきて私は思いました。なぜ、この人たちは600円ほどのお金をケチるのか分からないと、私はとても悩んでましたが……何ヶ月か前、駅でナイフを持った人物に切られた時から私の悩みはなくなりました。この素晴らしい『スタンド』で絶対に万引きなんかさせない、と」
店長「貴方は同類ですよ」
店長「沢山の話を聞いてきて私は思いました。なぜ、この人たちは600円ほどのお金をケチるのか分からないと、私はとても悩んでましたが……何ヶ月か前、駅でナイフを持った人物に切られた時から私の悩みはなくなりました。この素晴らしい『スタンド』で絶対に万引きなんかさせない、と」
店長「貴方は同類ですよ」
譲華「いや……私は万引きなんてしようとしてないわって言ってるでしょうがッ! まだ外に出てもしていないッ!」
店長「じゃあ、なんで店の雑誌が透明になってるんですか?」
譲華「ぐ……」
譲華(馬鹿な事しなけねば良かった……、もうここは雑誌を置いて……)
譲華「クリスタル・エンパイア!私とカバンを透明にしなさいッ!」
C.E『OLA!』
譲華(馬鹿な事しなけねば良かった……、もうここは雑誌を置いて……)
譲華「クリスタル・エンパイア!私とカバンを透明にしなさいッ!」
C.E『OLA!』
店長「ほう……」
譲華(悪い事は私はしてるようだが、今しょうもない罪で身動きが出来なくなれば、那由多さんの手伝いもできなくなる。ここは私は逃げさせてもらうッ!)
ダダッ
ダダッ
店長「逃げるんですね、なら仕方ない。『グリモ・グラム』。追って、あの子を捕まえてきなさい」
グリモ・グリモ『UGAAAAAAAA』
グリモ・グリモ『UGAAAAAAAA』
ダダダダッ!
譲華(……透明になってるのよ! 追える訳ないじゃないッ!)
譲華(大通りに逃げて、まいてやるッ!)
譲華(……透明になってるのよ! 追える訳ないじゃないッ!)
譲華(大通りに逃げて、まいてやるッ!)
グリモ・グラム『UGAAAAAAA!!』
ダダダダダッ
譲華(き、来てる! 体だけ伸ばして……速いッ! なぜ私の場所がわかるッ!
私の臭いを追ってるとかそんなのなのかッ!)
譲華(クリスタル・エンパイア! 私の像を左の道に生みだしなさい! 右の道に進めば……)
譲華(き、来てる! 体だけ伸ばして……速いッ! なぜ私の場所がわかるッ!
私の臭いを追ってるとかそんなのなのかッ!)
譲華(クリスタル・エンパイア! 私の像を左の道に生みだしなさい! 右の道に進めば……)
グリモ・グラム『UGAAAAAAAA』
ダダダダッ
譲華「ギャアアアアアアアアア、来てる!! こうなったらもう、迎え撃つしかない! クリスタル・エンパイア! 店長には悪いけど、体を殴って追ってこられないようにしなさい!」
譲華「ギャアアアアアアアアア、来てる!! こうなったらもう、迎え撃つしかない! クリスタル・エンパイア! 店長には悪いけど、体を殴って追ってこられないようにしなさい!」
クリスタル・エンパイア『OLAHHHHHHHHHHHH』
グリモ・グラム『UGAHHHHHHHHHHHHH』
グリモ・グラム『UGAHHHHHHHHHHHHH』
譲華「やったッ! 命中! これで本体にダメージが行ったはずッ」
スルリ
グリモ・グラム『UGAHHHHHHHHHHHHHHH』
グリモ・グラム『UGAHHHHHHHHHHHHHHH』
譲華「……効いてないッ! もっともっと的確に殴れッ!」
クリスタル・エンパイア『OLAHHHHHHHHHHHHHHHHH』
ドコドコドコドコドコドコドコドコドコ
ドコドコドコドコドコドコドコドコドコ
グリモ・グラム『UGAAAAAAAAAAAAA』
譲華「効いてない……、まるで『ゴム』を殴ったかのようにダメージが通用しないッ!」
譲華「……『本体』にもダメージが届いてないのかッ」
譲華「……『本体』にもダメージが届いてないのかッ」
譲華「まずい……、これは『本体』を叩くしかないのか? だったら最悪だ……、私はあのスタンドを当然『本体』が近くにいないと使えないと思ってたから『本体』から遠く離れた所まで来てしまった……、こんなスタンドがあるなんて
……」
……」
譲華「や……やばッ、手が伸びて…… うわッ……、巻き付かれた! た、助け……ギャアアアアアアア」
グルグルグルグルグルグルグルグルグルグル
グルグルグルグルグルグルグルグルグルグル
5分後 本屋の店内
『グリモ・グラム』にグルグル巻きにされた譲華が居た。
譲華「な…なんで、ダメージが効かなかったの?」
店長「私のスタンドはどうやら、本体にダメージは通らないようでね。自分で勝手に動いてくれるんですよ」
譲華「自動追尾……なるほど、……なんで、あなたのスタンドは透明な私を見つけられたの?」
店長「これさ……、さっき君のノートに『種』を仕掛けさせてもらった。私のスタンドは『種』を探知してたんだ。
君がカバンを一旦捨ててれば、私のスタンドは負けてたかもしれない」
君がカバンを一旦捨ててれば、私のスタンドは負けてたかもしれない」
譲華「……私をどうするの? 警察に言うのか?」
店長「いや……、君の行動力やマスクを見てたら1銭にもならないのに警察に突き出すより、いい考えが浮かんだ」
譲華「……?」
店長「ある提案を君にしたい、これによって君も僕もハッピーになれるはずさ」
~30分後~
愛菜「あら、今日は週間マーガレットの発売日ですわ。ちょっと立ち読みしてまいりましょうか」
??「コラァー! 立ち読みはダメ! 絶対だ!」
愛菜「……譲華さん。何で店員やってらっしゃるの?」
譲華「愛菜……、私にもわかんないわよ……」
店長「かわいい看板娘も手に入った。誰にも迷惑かけずに終わる。これこそ、めでたしめでたし、ですねェ~~」
バァーン
バァーン
上野譲華→再起可能 しかし、本屋『エブリデイ』でほぼ一ヶ月ほど安月給で働くことに。
店長→ かなり仕事の出来そうな看板娘が手に入って、とても笑顔。