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【ジョン】オリジナルスタンドSSスレ【万】 第十五話

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県立織須田病院――――



風呂戸「ここに入院してるのか・・・って、大和久。何持ってんだ?


大和久「何って・・見舞いに手ぶらで来る訳にはいかねぇだろが。
はい、育毛成分配合シャンプー!

川上「ブッ・・・!


中条「ひでぇ・・・
ひでぇよお前。ソイツがハゲてるか俺は知らねえけど、それは無いわ。


大和久「バカお前、奴の頭を見たことねぇから言えるんだよ。


田村「・・・着いたぜ。


管尾「・・・ここって、集中治療室じゃない。



大和久「・・・・・!


―ピッ・・・ピッ・・・

そこにいたのは、ベッドと機械に繋がれた江藤。

田村「まだ意識が戻ってないんだ。家族以外、面会謝絶だってよ・・・
悔しいけど俺はここから入れない。



ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・


―クルッ・・

踵を返し、出口へ歩き出す大和久。


風呂戸「あ、おいッ!どこ行くんだよ?


中条「・・・どこに行くって。決まってんだろ?
アイツはその殺人鬼ってのを探し出すつもりだよ。


川上「そんな・・危ないよッ!

中条「危なくても行くさ。
アイツはそういう男だ・・・


いづみ「最新で最高の治療を受けられるように手配したわ・・
あのオジサンはそんなつもり無かったでしょうけど、結果として敵を分散させてくれた訳だからね。
さ、行くわよ風呂戸。

風呂戸「え?俺達も行くのか?

いづみ「当たり前じゃろうがボケェッ!
私に楯突く糞共はグッチャグチャにすり潰してやるんだよォ~ッ!!

風呂戸「へいへい・・・分かりましたよお嬢様。


田村「お・・・お前ら・・・グスッ
ありがとうッ!


風呂戸らがエレベーターに乗り込み、去っていく。

中条「いってらっしゃ~い。


田村「お前・・・・・行かないの?


中条「え?俺は、行くなんて言ってないけど?
と言うか、送っていかなきゃいけない奴らもいるし・・・

管尾&川上「・・そうだね。帰り道ちょっと怖いし・・・


田村「ぁ・・あぁ、そっか。そうだよな・・・(言い方が性格悪いぜコイツ・・・)

ゴゴゴゴゴゴ・・・・


中島「はぁ・・・はぁッ!


人気の無い道を何かから逃げるかのように走る中島・・・


目の前にゴミ置き場が見え、それをかわすように全力で駆ける。


―ダッ!


中島「えッ!?


―ドガッシャアァアッ!!


だが路地裏のゴミ置き場につまづき派手に転んでしまう。


中島「ぐ・・・!何だってんだクソッ!たった今、避けたじゃねえか!
この町にあんなバケモンがいるだなんて聞いてねぇぞッ!!


―ザッ・・・


不意に、目の前に足が見える。
中島「・・・?


ゴミを被ったまま、顔を上げる中島・・



ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・


御子神「バケモノとは随分だな・・・

中島「ッ!リアル・ナイトッ!!


―ドスドスドスドス・・ッ!


中島の掌から生えた複数の刃が御子神の胸を貫く!


御子神「ゴフッ!?


―ビチャビチャッ・・

御子神の口から鮮血が溢れ、地面を濡らした。


中島「・・・!
どうだ!見たかこの野郎~ッ!!



ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・



御子神「そんなに怯える事はない。殺す気ならとっくに殺しているさ・・・


中島「・・・・


・・・・え?


中島の目の前には、未だ御子神の立ち姿があった・・・

傷はおろか、血の跡すら付いていない。


ゴゴゴゴゴゴ・・・・!

中島「馬鹿なッ!

確かに手応えはあった筈・・・
裂ける肉の感触も血の匂いも俺は覚えているッ!



御子神「フゥ~・・・
そんな事はどうでもいいんだ。
単純な事。実に単純。

私に協力「する」か「しない」か・・・
簡単だろう?
君は役に立つ。一緒に一(にのまえ)を倒そう・・・


中島「・・・嫌だと言ったら?

御子神「・・・次に会った時、君を排除するだけさ。

だが・・私に付いてくるなら、君の望む最高の舞台を用意しよう。


中島「・・・・・!!



ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・

風呂戸「ところでよ・・・
どうやってソイツを探すんだよ?


大和久「・・・・(そういや、考えてなかったな)


いづみ「ソイツはこの町にいるんでしょ?なら簡単よ。ちょっと電器屋に向かって。

風呂戸「電器屋?




――――J,s電器(織須田店)


―ウィーン。

店員「いらっしゃぁせーッ!


大和久「何をするんだ?

いづみ「まぁ見てて。


そう短く言い残し颯爽と店員に近づくいづみ・・・


店員「しゃあせッ。何かお探しですか?

いづみ「この店にあるテレビとPCのモニター・・・全部貰うわ。


店員「・・・・・

・・・・え?仰る意味が分かりませんが。


いづみ「だからこの店のテレビと
店員「いらっしゃあせーーッ!!
いづみ「・・・・


店員「ふぅ~・・・お嬢ちゃん、馬鹿言っちゃいけませんよ。
うちがいくら安いって言ってもお子さまのお小遣いで全部なんて買える訳・・・・


財布からカードを取り出し、無言で店員に見せるいづみ。


店員「・・・マジで?本物のブラックカード・・・いや、違う。これは一議員の・・・名刺ッ!?


いづみ「さっさと持ってきなさい。

店員「は、はい!ただいまッ!!



風呂戸「半端ねぇ・・・さすが金持ち・・・・


大和久「ブラックカードがすげえのは知ってるけどよぉ・・・たかが名刺一枚で・・・


いづみ「礼司ったら分かってないのね。
この国の企業のほとんどが父親の息がかかってるの。
かかってないのは氷室グループくらいだけど・・・まぁ、あっちはあっちで海外の財団と仲良くしてるみたいだから。

・・・とにかく、名刺一枚あれば何でも出来るって事。
一枚欲しい?


大和久「いらねぇよ。

いづみ「・・・そう。でも、欲しくなったらいつでも言ってね。

風呂戸「俺!俺欲しいッ!!

いづみ「あ゛?テメー今なんつった?


風呂戸「あ、いや・・・何でもないっす。

店内に整然と並べられたテレビやモニター。
倉庫からも引っ張り出してきたようでその数は100以上あるだろう。


いづみ「じゃ、始めるわよ。
キャッツ・・・やりなさい。

キャッツ「でし!


―ズギュウゥン!!


―ガチッ!


キャッツ・グローブの尾がコンセントに刺さると全てのテレビとモニターに映像が映し出される!


大和久「こいつは・・・・!

風呂戸「この町の防犯カメラか?



ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・


いづみ「これならいちいち探し回らなくても良いでしょ?


大和久「だな。よし、探そう。



―――――――――――――




管尾「どうもありがとう。

中条「おぅ、戸締まりちゃんとしとけよ?

管尾「うん、わかってる。
それじゃまたね。



―バタン・・・


―・・・ガチッ

鍵のかかる音を確認し、鞄を肩に掛け直す中条。

中条「さて・・・・

じゃあ川上さん、行きましょうか?


川上「駅までで良いわ。

中条「あ・・・はい。じゃあ駅まで送ります。



川上「・・・・・・

中条「・・・・・


2人の間に沈黙が流れる。
つい先ほどまでは管尾が仲を取り持ってくれていたのだが、その管尾はもういない。


中条「・・・・(何か話しかけづらい雰囲気じゃあねえか。
つーか何を話したら良いんだよ・・・)


二、三度中条が話しかけるが、会話が続かない。問いかけても返事だけで終わってしまうのだ。


そうこうしてる間に2人は駅へとたどり着き、何となくの流れで別れた。


中条「・・・何だかなぁ~、何か苦手なんだよなぁ。
やっぱ嫌われてんのか俺?



ドドドドドドド・・・・


広い世の中には
「嫌いじゃないんだけど何故か苦手」
そんな人間もいるのだ。

中条「さて・・・と。

いるんだろ?出てこいよ。


振り向きもせず、何者かに声をかける中条。


ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・


駅から出てくる人の流れに逆らうかのような影が一つ。


?「気付いていたか・・・。

さすがはビックボスと言った所だな。


中条「てめぇ・・・!


振り向けば、顔の片側に奇妙な入れ墨の入った男が1人・・・

?「俺の名は榎戸。
元ビックボス・・・悪いが、今のビックボスの伝説の為に死んでもらう。


感情のこもっていない低い声から察するに【死んでもらう】というのは本気なのだろう。


中条「備府町の人間か・・・
今はてめえらに構ってる暇は正直ねえんだが。
喧嘩を売られて逃げる事はできねえな・・・!



榎戸「喧嘩?
そいつは違うな、お前が死ぬだけだよ・・・ッ!



―スタスタ・・・・


榎戸の脇を、携帯をいじりながら歩いていた男子学生が抜けようとする・・・すると


―・・フワッ


学生「え?



―ギュウゥーーン!!

中条「ッ!?


突然、榎戸のそばを抜けようとした学生の体が浮き、引っ張られるかの様に中条へ向かって飛んでくるッ!!


中条「くっ!!


―ドガシィイッ!!


間一髪で男子学生を受け止める中条!


「あ、あの俺・・・!
何が起こったのか・・・分からないんだけど・・・ありがとう。


中条「いや、気にすんな。


中条が男子学生に気をとられた一瞬で榎戸の姿はなくなっていた。


ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・


中条「・・・!(あいつも・・・スタンド使い!どうなってんだ?俺が町にいたころは会った事なんかねえのに・・・)

榎戸「(今のはほんのデモンストレーションだ・・・
次でお前は死ぬッ!)


中条「声が直接脳内に?
スタンドを通して話しかけてやがるのか・・・



声はすれども姿は見えず、帰宅ラッシュの人の群は敵の姿をすっかり隠してしまっていた。


中条「・・・・どこだ?
どこにいやがる・・・ッ!


辺りを見回すが、見あたらない・・・


中条「くそッ!
人がいなくなれば分かるだろうが、奴がそれまで待つはずがねぇッ!!


ドドドドドドド・・・・!


中条が再び辺りを見回そうとした瞬間、どこからか声があがる。


?「後ろだ!少年ッ!!


中条「―――ッ!?


声に釣られて後ろを振り向くと、黒い甲冑を身につけた武者が刀を今にも振り下ろそうとしているッ!


―グオォッ!


中条「うぉおおおッ!?M・T・Bッ!!


―ギュロロロロッ!!


武者「ッ!

―ギチイィッ!!


刀が振り下ろされるよりも速くM・T・Bの触手が鎧武者を拘束するッ!


―ギギ・・ギ・・・


ガチャガチャと音を立て、拘束を解こうとする鎧武者だが、ほどけるより先に黒光りする拳がその体を打ちつけた。


―バキャアァッ!!


武者「ッ!


―ズザァッ・・!

拘束されたまま尻餅をつく鎧武者・・・・


中条「・・・・・・?


何とも言えぬ違和感を中条は感じ、追撃の手が止まる。


ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・


中条「・・・(何だ・・?ブン殴ったのに、効いてる気がしねぇ・・・?)

武者「オォオロォ~ッ!!


―ブヂブヂィッ!


中条「くッ!!


触手を引きちぎられ、中条の腕に傷が発生する・・・


中条「・・!(そうか、フィードバックだ。この武者をブチのめせば本体だって!)
オラオラオラオラオラァ!!


―ゴガガガガガンッ!!!



M・T・Bのラッシュは一発も防がれる事なく、全て命中した。


だが・・・



ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・!

中条「ま・・・まただ・・・!
この感じ・・・『攻撃が効いてる』って気が全くしねぇッ!


武者「オロアァッ!

―ブオンッ!

中条「ッ!


―ガシイィッ!


振り下ろされた刀をスタンド触手で掴むッ!


中条「・・・のッ野郎~!!

ウオォオオ・・・ッ!!


―・・ググッ!

中条は、渾身の力を込めて押し返そうと試みるが・・・


武者「オロロォ・・ッ!
貧弱貧弱ウゥゥゥ!!


―グンッ


中条「なッ!(何て馬鹿力だ・・!押し返せねぇッ!?)

離せこの野郎ぉおおッ!!


―ゲシゲシゲシッ!


触手を纏わせた足で何発も蹴りを叩き込むが、全く効いていない。



―ズシィッ!


中条「―――――!


肩口に鋭い痛みが走り膝をつく・・・!


中条「か・・・肩が・・・!切られたッ!
このままじゃあ、真っ二つにされちまうッ!


武者「オロロロォ・・・
安心しな・・!てめえを殺すのは俺じゃあねぇッ!

中条「何を・・・!ハッ!?


ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・

気配を感じ、後ろを振り向くとそこには、先ほど姿を消した榎戸がすぐそばに立っている・・・!

榎戸「こんな町中で人間が真っ二つになったら、大事件だろうがよ・・・?
てめーには『事故死』してもらうッ!!

―ズギュンッ!!


中条「・・・・・・


榎戸「・・・・・



ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・



中条の頭に薄い紙のような、何かが刺さる。


榎戸「差し込んだぜ・・・
地獄行きの切符をな。


中条「・・・ッ!

榎戸の傍らには、電光掲示板のような顔をした小型のスタンドが浮いている。

中条「(やられたッ!敵は1人じゃあなかったのか)


ゴゴゴゴゴ・・・


榎戸「・・・何からでも『切符』を発行し
その切符を何かに挿入すると、発行元へ飛んでいく・・・・

それが俺のスタンド【シーリング・タッチ】・・・!

さっきのはお前の鞄から発行した切符を、差し込んだのさ。


中条「・・いつの間にッ!


榎戸「そんな事はどうでもいいだろ?
あと数秒で『発行元』が能力射程内に到着する・・・
それで終わりだ。


中条「発行元・・・?
・・・・ッ!?


―フワ・・・ッ

突然、中条は接地感が消え体が浮いたような感覚を覚える。


―グンッ!


中条「うおぉッ!?

次の瞬間には中条は何かに引っ張られ、体が道路へ飛び出していた!


中条「こ・・・れはッ!
まさか・・・


『路線バス』に引っ張られているのかぁああああッ!?


―グオォオッ!


中条「くッ!!M・T・Bッ!


―シュルルルーッ!!


榎戸「・・・はッ!?



―ビシィイッ!


中条のスタンド触手が榎戸の首に絡み付き、バスへの進行を止めるッ!


中条「・・てめえぇッ!!今すぐ解除しやがれッ!!


ドドドドドドドド・・・・!


榎戸「かは・・・ッ。

そいつは・・・出来ないな。
お前には死んでもらう。


中条「その前にお前をぶっ潰すぞッ!!





ドドドドドドドド・・・・!

榎戸「潰す・・・?
そいつは・・無理だな。2対1なのを忘れたか?


―スッパアァッ!!


中条「・・・・・ッ!


中条の触手が武者の一太刀によって切断されるッ!


再びバスへ向かって吹き飛ぶ中条が最後に見た光景は、榎戸に先ほどの男子学生が肩を抱かれている様であった。


中条「・・・・・そん、な・・・ッ!


―グオォオオッ!!


無情にも、巨大なバスが迫り来るッ!


榎戸「勝ったッ!ジョン万次郎完ッ!!!!!




・・・・・・・・・


・・・・・・・


・・・・




榎戸「あ・・・あれ?


おかしい。
ぶつかった音がしない・・・

と言うか、中条の姿が無い。


榎戸「お、おい・・・行木。あいつ、どこ行きやがった?

行木と呼ばれた男子学生が辺りを見回すが、中条の姿はどこにもない。


行木「分からない・・・見てくるよ。


そう言って、鎧武者と共にバスへ向けて歩き出す行木・・・


―プシュー・・・


ロータリーに停車したバスのそばをくまなくチェックし、何もなっていない事を確認する。


行木「あいつ、どこに行った?

底に張り付いているのかもしれない。そう思った行木が鎧武者のスタンドをバスと地面の隙間に這わせる・・・が、いない。


報告をしようとスタンドがバスの間から顔を出したその時



―ゴシャアァアアーッ!!


突然、頭上から何者かに踏みつけられる鎧武者ッ!


行木「なッ!?



ドドドドドドドドド・・・・!



?「おかしいな・・・
スタンドをおもくそ踏みつけてやったのに、ダメージが無いぞ?

見た感じ、自動操縦でもなさそうだし・・・ダメージがいかないってのがお前のスタンド能力なのか?


行木「・・・・・!!

ドドドドドドド・・・・!!


榎戸「だ、誰だ・・・?


行木「・・・てめぇ~ッ!!

何者だあぁああ!?


?「俺か・・・?

名乗るほどのもんでもねぇ・・・
ただの『正義の味方』ってやつよッ!!



―グオォッ!!


男の体からスタンドが発現し、鎧武者の頭を再び踏みつけようとするッ!


行木「――ッ!


―ドゴシャアァアッ!!


間一髪、バスの下にもぐり込み攻撃を避ける鎧武者


ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・

行木「・・・・思わず。

思わず避けちまったけどよぉ~・・・
よく考えたらそんな必要全然無かったんだよなぁ・・・


てめえの言う通り、俺のスタンド【ルーク】はダメージをフィードバックさせねぇ。
だから避ける必要なんか全くねえんだわ。



?「・・・・ふーん。それで?

行木「馬鹿か・・・俺のスタンドは無敵って事だよッ!
ぶっ殺せ【ルーク】!!


?「はぁ・・・今時の若い奴ってのは・・・・

【本体が近くにいちゃあ、スタンドが無敵でも意味がない】ってのにも気付かねえのかッ!?

【イースタン・ユース】ッ!!

―バギィイイッ!!


ルークと呼ばれた鎧武者が、男の脚に切りつけるよりも速く、男のスタンドが行木の顔面を殴りつけるッ!!

行木「~~ッ!!!??


それと同時に行木の体は、10m以上吹き飛ばされ、駅前のゴミ箱に直撃!


―ドガッシャアァアアンッ!!

行木「・・・・(ピク・・ピク・・・)


?「あら・・・手加減が足りなかったか?


榎戸「(な・・・何だアイツっ!?一発で行木をノシちまいやがった・・・!)

?「さて・・・と。


男はネクタイを緩め、足早に榎戸へ近づく。


―カッ・・カッ・・・


榎戸「く・・来るなッ!
何なんだお前ッ!大体、お前には関係ないだろうッ!?



?「ああ、関係ないね。

だが、ガキの喧嘩にしちゃあやり過ぎだ・・・!
黙って見てる訳にゃあいかねえだろ。



ドドドドドドドド・・・・・!

榎戸「ひ・・・ッ!


?「人を殺そうとするって事は覚悟があるんだよな・・・?

自分がぶっ殺されても良いって覚悟が・・・!


凄みとも言える圧力に、榎戸の足が震えはじめる。


榎戸「く・・く、来るなァーーッ!!
【シーリング・タッチ】ッ!!

―カシュッ!カシュッ!カシュッ!!


近くに停めてあるバイクや自転車へ、手当たり次第に『路線バス行き』の切符を差し込むッ!!

謎の男の後ろには路線バス・・・

つまり、切符を差し込んだ物は謎の男(の後ろのバス)に向かって飛んでいく!!


―ドヒュウゥーーンッ!!


榎戸「(避けられちまえばそれで終わりだが、逃げる時間位は稼げるだろッ!)



?「面白い能力だが・・・


パワー不足だぜッ!!

ウラアァアアアアッ!!!


―バギャバギャバギャバギャ・・ッ!!


決して遅くはない速度で向かってくるバイクや自転車を拳で打ち返す男のスタンド・・・!


榎戸「んな馬鹿なぁあ~ッ!?
・・・・はっ!?


―グオォオオオッ!


―ドガッシャアァンッ!!


榎戸「みぎゃあぁあああああッ!!

打ち返された自転車が榎戸にぶち当たり、そのままゴミ箱へと飛んでいく!


―・・・ガシャーン


ドドドドドドドド・・・・


?「久々に暴れさせてもらったぜ・・・

やっぱ気ぃん持ちいぃ~~ッ!!




榎戸&行木
【スタンド】シーリング・タッチ&ルーク


―再起不能(リタイア)

ゴゴゴゴゴ・・・・


中条「う・・ここは・・・?

少しだけ冷たい風と落ち掛かった夕日にさらされて目が覚める。


体を起こすと見慣れない上着がかかっており、ますます中条の頭を混乱させた。


中条「・・・誰の上着だ?
つーか、ここって駅近くの公園じゃねぇか。
確かアイツらと戦ってて・・・
それから・・・


?「お、少年!起きたか!


中条「・・・?



振り返ると、コンビニの袋を持った20代半ばと思われる男が立っていた。


?「やっぱまだ夕方は冷えるなぁ~。あ、上着返してくれる?

どうやらこの上着はこの男のものらしい。
促されるままに上着を返す。


?「う~寒寒・・・

そう言って上着を羽織る男の首もとには星型のアザがくっきりとついている。

珍しい形だな。と中条は思ったがそれ以上は特に何も感じなかったので触れない事にした。
状況は完全に飲み込めていなかったが、恐らくこの男が自分を助けてくれたのだろう。

・・・まずはお礼が先だ。


中条「あの・・・あなたが俺を助けてくれたんですよね?
ありがとうございました。


?「あ~・・・良いよ、気にしなくて。
2対1だったからさ。
あいつら、ちゃんと懲らしめといたから安心してくれ。

中条「あいつらを倒したって事は、あなたもスタンドを・・・
一体どんな?


?「そいつは答えられねぇ・・つーか教える気は無い。
ま、ここで会ったのも何かの縁だ。
スタンド使いは引かれ合う・・・また会う時があればその時分かるだろ。


―バタン・・ッ

中条「・・・・!?


目の前に突如として現れた車に男は乗り込む。

?「じゃあな、少年!
袋に肉まん入ってるからそれ食ったらまっすぐ帰れよ?

中条「あ、あの・・!

?「俺はただの会社員!名乗るほどのもんじゃねえよ。


―ブロロロロ・・・・!





―ガッシャァーンッ!


中条「この公園、車止めが見えにくいって言おうとしたんだけど・・・



?「お、俺の車があぁあ~!?



ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・



―――To be continued



No.2418
【スタンド名】シーリング・タッチ
考案者:ID:szZIIkQwO
絵:ID:urMWos+I0
No.2088
【スタンド名】ルーク
考案者:ID:L1Vy7Z91O
絵:ID:itxnipdw0
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