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匿名ユーザー

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第1話  【見えない何か ―スタンド―】


ここは現代技術から隔離された島国のとある村落

空は澄み、海は透け、空気は新鮮で、青々とした木々が生い茂っていた。

かつて小鳥の歌が聞けたこの地、しかし今はただ聞こえるのは重火器の音ばかりである。

軍人A「ここもこれで終わりか、さて移動するか」

軍人B「なぁ、今回のこれ、どう思うよ?セイム」

セイム「焼き払い命令のことか?アイル。」

アイル「あぁ、空気がうまいぜェ~、こんな良い所なのによォ、跡形も無くなるよう焼き払えだとか、人一人残らず殺せってさァ~」

セイム「お上の考えることはわからねェが、俺らはただ従う身だろうが、余計な事考えてんじゃあねェよ」

アイル「悲しくになってくるぜ。まぁ人は今んとこ見当たらねェがよォ~」

森から抜け、村についても原住民が住んでいたと思われる住居と変死体はあるものの『生きた人間』が全く見当たらないのである。


同日同時刻    司令部にて

司令官「ほぅ、南は完全に占拠したか。負傷はなしか、して、北はどうなっている?」

軍人「北は現在、北部占拠完了しましたが、西部の部隊から連絡が途絶えています!」

司令官「何をもたついているんだ?おい、そういえば西部には施設があったな…?」

軍人「はい、ボランティア団体による診療所があったと思われます!」

司令官「わかった、以後も報告を頼む。下がりたまえ」

軍人「了解!失礼します!!」


セイム率いる十三番隊は北部から西部へ第二軍として向かわされた。
どうやら西部では第一軍の連絡が途絶えているらしい。

アイル「ありゃぁなんだァ?」

アイルの指差す方向には巨大な白塗りの円形施設があった。
木々が鬱蒼と生い茂る中、ここだけ開けた土地になっている。
そしてこの巨大施設である。明らかに浮いている・・・。

セイムはじっくりと辺りをよく見る。
何かをひきずってできたような血跡が診療所の中へと続いていた。

何かがおかしい・・・。

北部では死体に奇妙な違和感があったがこちらでは死体が無いことに違和感を覚えた。
セイムの軍属年数は長い、そのため今までの経験からはっきりと感じる。
ここは危険であると、『経験』が私に伝えようとしている。

セイム「診療所・・・にしてはやけに大きいな、各自、気をつけ―――」

軍人「ガッ!ぐぶぅ……」

突然、仲間が倒れた。腹部から背中にかけて貫通されたようである。
おかしい・・・何かがおかしい・・・・・
まるで腹の中の爆弾が爆発したかのような傷跡である。

セイム「ロックス!どうしたんだ!?それにアイルがいないッアイルはどこへいったんだッおい大丈夫かッ?」

ロックス「『見えない何か』だ・・・・ ぐはッ」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

セイム「何だ・・この違和感は・・・・!!人外の恐ろしい何かがいる・・・・ッ」
直感でセイムを死を覚悟した。


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