第7話 真理そして影
ネアポリス中・高等学校学生寮 AM 8:00
ロッソ「じゃあね、行ってくるよアラゴスタ」
アラゴスタ「いってらっしゃ~い!」
僕はいつものようにロッソを見送った。
バタンとドアが閉じられると、後は部屋には僕しかいなくなる。
僕がロッソの学生寮に居候を始めて、早二週間。
ロッソがいない間どうやって暇を潰すかは、ほとんど習慣づいた。
ロッソがいない間どうやって暇を潰すかは、ほとんど習慣づいた。
外をブラブラするわけにもいかないし、この部屋には玩具もゲームもない。
そんな中で僕が一番楽しめるもの、それは「読書」である。
そんな中で僕が一番楽しめるもの、それは「読書」である。
僕は何よりも「宇宙」が好きだ。
どこかの大きな展望台が撮影した星の世界。
それを眺めているうちに、まるで自分が宇宙の中にいるような気分になる。
僕にとって、これほど幸せな気分になれる時間は他にない。
それを眺めているうちに、まるで自分が宇宙の中にいるような気分になる。
僕にとって、これほど幸せな気分になれる時間は他にない。
一度本を開けば、何時間もの時間が一瞬で過ぎていくのだ。
学校の図書館からロッソに借りてきてもらった本を広げ、僕はいつものように宇宙の世界へ飛び込んでいく。
本の中には、大人でも理解し難いような仕組みで起きる現象も説明されている。
もちろん僕がそれらを理解できるはずもない。
だが、それでも僕は何度も本を読み直して、それを理解しようとしている。
だが、それでも僕は何度も本を読み直して、それを理解しようとしている。
なぜだろう・・・
分からないのが悔しいからとか、そういう理由からだろうか。
そうじゃない。僕は宇宙について、少しでも多くのことを知りたいのだ。
ただ、それだけのことだ。
ただ、それだけのことだ。
宇宙飛行士になりたいという僕の夢も、そういう意味では単なる通過点に過ぎない。
壮大な“宇宙の真理”を知るための・・・
アラゴスタ「うわっ、もうこんな時間だ」
あっという間に時間が過ぎ、もうお昼近くになっている。
窓から差し込む日の量が増えて、部屋の中は明るい。
買い置きしていたパンを食べるために、僕は戸棚へ向かう。
パンを2~3個取り出して、今まで座っていた椅子に戻ろうとした。
パンを2~3個取り出して、今まで座っていた椅子に戻ろうとした。
その時・・・
アラゴスタ「・・・ん?」
ほんの一瞬、窓の外に何かの影が見えた気がした。
何か小さな物が、確かに窓のすぐ外にいたのだ。
アラゴスタ「燕・・・かな?」
大して気にすることでもないのだろうが、やはり正体は知っておきたい。
僕は窓を開けて顔を出し、上下左右を見回した。
何も見当たらない・・・
燕の巣も無いし、他に鳥や動物もいなかった。
アラゴスタ「何だったんだろ?」
僕は体勢を戻し、窓を閉めかけた。
グサッ
アラゴスタ「────!!! うわぁぁぁぁぁっ!」
余りに突然のことで、僕は一瞬パニックになった。
ふくらはぎに、“何かが刺さったのだ”。
僕は激痛よりも、むしろいきなりの出来事ににただ驚き、悲鳴をあげていた。
すぐに足下を見る。
アラゴスタ「な、何いィィィィ!?」
訳が分からなかった。
「黒く半透明で、クワガタの角のようなもの」が地面から生え、僕の足を抉っていたのだ。
アラゴスタ「うわっ、なっ、な、何だこれぇッ!?
『スターフライヤー』アァァァ!!」
『スターフライヤー』アァァァ!!」
バシィッ!
僕は混乱したまま、『スターフライヤー59』に「謎の物体」を殴らせる。
スタンドから伝わる感覚では、それはかなり固いものであることが分かった。
殴られた「謎の物体」は、グニャグニャとくねりながら床に引っ込んだ。
アラゴスタ「うぐぅっ・・・」
「謎の物体」が消えると同時に、今までパニックだった僕に足の痛覚が訴えかけてくる。
ひどい激痛に、僕はしゃがみ込んだ。
足からドクドクと流れる血が、少しずつ床に広がっていく。
痛みに耐えながら、僕は冷静になって考えた。
アラゴスタ(スタンドだ・・・今のは・・・)
僕を攻撃してくるスタンド使い・・・当然“あの人達”しかいない。
僕が仕事をする前に抜け出した、あの陰気な集団・・・
僕が仕事をする前に抜け出した、あの陰気な集団・・・
アラゴスタ「教団の『応報部隊』だ・・・」
この前ヴェルデさんから聞いたんだ。
あの集団がどんなに危ない奴らなのかを・・・
あの集団がどんなに危ない奴らなのかを・・・
心臓の鼓動が速まる。
これ以上血が流れて欲しくないのに。
これ以上血が流れて欲しくないのに。
それにしても、今の攻撃は一体何だったんだ・・・?
何かが床から生えてきたように見えたが、あれは何だ?
何かが床から生えてきたように見えたが、あれは何だ?
本体は・・・どこだ?
・・・ズオァァァ!!!
アラゴスタ「うわあぁぁっ!!」
またしてもいきなりだった。
さっきの「謎の物体」が、僕の背丈以上のサイズになって、
しかも何本も現れて僕を取り囲んだのだ。
しかも何本も現れて僕を取り囲んだのだ。
アラゴスタ「コノコノコノコノコノコノコノコノコノコノ!!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!
『スターフライヤー59』の全方位ラッシュで黒い刃の猛攻をを弾いていく。
だがいくら僕のスタンドでも、防御には限界があった。
ビィッ!
アラゴスタ「うぐッ!」
背中を浅く切りつけられた。
アラゴスタ(駄目だ、これ以上は・・・限界だ!)
360度を囲まれていた僕は、意を決して逃れようと試みた。
スタンドで黒い「物体」と「物体」の間をこじ開けて・・・
その隙間を転がり込むように突き抜けるッ!
その隙間を転がり込むように突き抜けるッ!
バッ!
アラゴスタ(・・・!!)
一瞬状況が分からなくなったが、どうやら成功した様子だ。
アラゴスタ「ハァ・・・ハァ・・・」
僕は「謎の物体」の集団と距離を取り、すぐに体勢を立て直す。
その時、僕は部屋の中にいる「もう一つの存在」に気がついた。
アラゴスタ「・・・?」
??「イヒッ、イヒヒヒヒヒヒヒッ!!」
そいつは、天井に逆さまになって張り付いていた・・・
見た目は、昔読んだ絵本で見たような小人そのものであった。
手のひらに乗れるくらいの大きさ、歯をむき出した不気味な笑顔、手に持ったカンテラ・・・
手のひらに乗れるくらいの大きさ、歯をむき出した不気味な笑顔、手に持ったカンテラ・・・
アラゴスタ(あれが敵スタンドの正体!?)
僕が色々考えていると、天井の小人は突然、僕に向かって話し始めた。
??「イヒヒッ! ミットモネーナァ!
アンナ偉ソウニ生意気ナ口ヲ聞イテタ餓鬼ガ、イイ気味ダゼ!」
アンナ偉ソウニ生意気ナ口ヲ聞イテタ餓鬼ガ、イイ気味ダゼ!」
“あんなに偉そうに”・・・?
自分の記憶を探ってみようとしたが、直接聞いた方が早そうだった。
アラゴスタ「あなた・・・誰なの?」
??「イヒヒッ、覚エテネェノカ、アラゴスタヨォ?
ツイコノ前、俺ニブチ切レシタバッカリジャアネェカ!」
ツイコノ前、俺ニブチ切レシタバッカリジャアネェカ!」
アラゴスタ「・・・もしかして・・・」
嫌な予感がする。
僕にとって、非常に憎らしい存在のような気がするのだ・・・
僕にとって、非常に憎らしい存在のような気がするのだ・・・
??「分カルカ? テメェニ殴ラレテ、鼻ヲヘシ折ラレタ男ダヨ!」
アラゴスタ「あんた・・・まさか、“僕のパートナーだった”・・・」
間違いない。
ヴェルデさん達と初めて出会ったとき、僕が殴り倒した“アイツ”だ・・・
ヴェルデさん達と初めて出会ったとき、僕が殴り倒した“アイツ”だ・・・
??「思イ出シタカ? テメェニ“裁キ”ヲ下シニ来テヤッタゼ・・・」
あの時「宇宙」を侮辱して、僕をキレさせた・・・
そう分かると同時に、一気に怒りが沸き上がってきて、僕は既に自我の制御が出来なくなっていた。
アラゴスタ「許さない・・・お前が宇宙を侮辱した罪・・・
まだ晴れていないぞ! 『インダコ』オォ───!!」
まだ晴れていないぞ! 『インダコ』オォ───!!」
ブゥンッ!
??「オット!」
天井の小人に向かって、『スターフライヤー』の拳が振り払われる。
しかし小人は身軽な動きでそれをかわし、向こうの机の上に着地した。
しかし小人は身軽な動きでそれをかわし、向こうの机の上に着地した。
??「名前モ思イ出シテクレタカ、ソイツハオ利口サンダナ。
ソレト、今話シテイルノガ俺ノスタンド、『アクセル・ルディ・ペル』ダ。覚エトケ」
ソレト、今話シテイルノガ俺ノスタンド、『アクセル・ルディ・ペル』ダ。覚エトケ」
あの男・・・インダコのスタンドは、憤る僕を挑発するかのように喋っている。
アラゴスタ「許さないぞ・・・絶対に・・・」
A・R・P「オオー怖ェ怖ェ。可愛イ顔ガ台無シジャアネェカ。
モットモ、俺ニトッテハドッチモムカツク顔ダケドナ、イヒヒッ!」
モットモ、俺ニトッテハドッチモムカツク顔ダケドナ、イヒヒッ!」
アラゴスタ「コォォノォォォ────!!」
ドギャアァン!!
A・R・P「ヨット!」
僕はただ、目の前のスタンドを叩き潰したい衝動だけで動いていた。
しかし『アクセル・ルディ・ペル』は、そんな僕を嘲笑うかのように攻撃をかわしていく。
しかし『アクセル・ルディ・ペル』は、そんな僕を嘲笑うかのように攻撃をかわしていく。
空振りを繰り返す内に家具をいくつか破壊していたが、そんなことは気にも留めなかった。
A・R・P「イーッヒッヒ! 落チ着ケッツーノ! 他人ノ住処ブッ壊シテンゾ!」
アラゴスタ「お前を・・・倒すまで・・・殴るのをやめないッ!」
ガシャアァァ──ン!
A・R・P「仕方ネェナァ・・・ナラバ俺ガ黙ラシテヤンゼ!」
ニュッ!
アラゴスタ「ハッ!」
僕の足下に、突如あの黒い「物体」が再び現れた。
だがそれはトゲトゲした角ではなく、今度は軟らかい触手のようなものが何本も床から生えている。
だがそれはトゲトゲした角ではなく、今度は軟らかい触手のようなものが何本も床から生えている。
アラゴスタ「コノ・・・!」
すぐにそれを殴ろうとしたが遅かった。
触手は強い力で足に絡みつき、僕を引き倒したのだ。
触手は強い力で足に絡みつき、僕を引き倒したのだ。
バタン!
アラゴスタ「うっ!」
仰向けに倒れた僕の足を、触手はなおも締め付けて離さない。
傷口から血を絞り出されているかのようだ。
傷口から血を絞り出されているかのようだ。
A・R・P「ヤットオトナシクナッタナ・・・」
アラゴスタ「クソッ! 離せェッ!」
A・R・P「残念ダガ、コノママ生カシトクワケニハイカネェ。
俺ハ相手ガ子供ダロウガ容赦シナイ男ダカラヨォ・・・」
俺ハ相手ガ子供ダロウガ容赦シナイ男ダカラヨォ・・・」
アラゴスタ「!」
また別の「物体」が床から生えてきた。
今度は、巨大な斧のような形をしている。
今度は、巨大な斧のような形をしている。
A・R・P「一発デ叩ッ斬ッテヤッカラヨォ・・・ジットシテルンダゼ・・・」
アラゴスタ「クソッ・・・!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
何とかしてこの束縛から逃れなければ・・・
アラゴスタ(この物体の・・・正体は・・・!)
僕は足に絡みつく触手を凝視した。
床から生えているこの「物体」・・・
何かがおかしい!
何かがおかしい!
アラゴスタ(窓からの光が当たっている部分からは生えていないぞ・・・)
これは、もしかして・・・
アラゴスタ「『スターフライヤー』ーーッ!!」
A・R・P「スタンドデ防イデモ無駄無駄ァ!
サァ死ネ、アラゴスタァ!」
サァ死ネ、アラゴスタァ!」
カチッ
A・R・P「何ッ!?」
今まさに僕の首を斬ろうとしていた斧が、シュルシュルと床に戻っていく。
斧だけではない。僕の足に巻き付いていた触手もだ。
斧だけではない。僕の足に巻き付いていた触手もだ。
僕はスタンドに、“部屋の電気のスイッチを押させた”のである。
A・R・P「アラゴスタ・・・マサカテメェ、俺ノ能力ニ気付イタノカッ!」
アラゴスタ「よかった・・・やっぱり予想通りだったみたいだね・・・
インダコ、お前の能力は“影”・・・影を操る能力なんだ!」
インダコ、お前の能力は“影”・・・影を操る能力なんだ!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド・・・
A・R・P「・・・マァ、バレタモンハ仕方ネェナ・・・正解ダ。
手ニ持ッタ『ランタン』ノ光デ“影”ヲ溶カシテ操ル! ソレガ俺ノ『アクセル・ルディ・ペル』ノ能力ダ」
手ニ持ッタ『ランタン』ノ光デ“影”ヲ溶カシテ操ル! ソレガ俺ノ『アクセル・ルディ・ペル』ノ能力ダ」
アラゴスタ「電気の光で部屋全体が明るくなれば、影はほとんど無くなる。
これでお前の攻撃手段は無くなったぞッ!」
これでお前の攻撃手段は無くなったぞッ!」
A・R・P「イヒッ・・・イヒヒヒヒ! 余裕コイテンジャネェヨ! ホレ!」
ギュン!
アラゴスタ「・・・!? な・・・!」
ドグシャアァッ!
アラゴスタ「ぐぁ・・・」
突然どこからか飛んできた丸い“影”の塊が、僕を直撃した。
アラゴスタ(そんな馬鹿な・・・)
A・R・P「イーッヒッヒッヒッ!! マッタク、馬鹿ニモ程ガアルゼ!」
この“影”、どこから飛んできたんだ・・・?
胸の部分に打撃を受け、息がまともに出来なくなっていたが、僕は今一度冷静に考えた。
・・・結論はすぐに出た。
アラゴスタ「『スターフライヤー』の・・・“宇宙”か・・・」
部屋の中には、『スターフライヤー59』が殴った軌道にそって“宇宙”が発生していたのだ。
“宇宙”ができた部分は、周りの光に関係なく薄暗い闇になっている。
A・R・P「イヒヒヒヒヒ! ソノ通リダ!
テメェノ能力ハアラカジメ調ベテオイタンダ、今ソイツヲ利用サセテモラッタゼ!」
テメェノ能力ハアラカジメ調ベテオイタンダ、今ソイツヲ利用サセテモラッタゼ!」
頭がグラグラしている中、僕は立ち上がった。
早くコイツを・・・倒さないと・・・
アラゴスタ「クッ・・・コノオォォ────!!」
ズガアァァン!
ヒョイッ
A・R・P「オイオイ、無理スルンジャアネェヨ!
テメェガ殴ル度ニ“影”ガ増エテクンダゼ!」
テメェガ殴ル度ニ“影”ガ増エテクンダゼ!」
アラゴスタ「・・・!」
グサッ
アラゴスタ「うわぁぁぁぁぁぁッ!!」
『スターフライヤー59』が殴った側から、その“宇宙”は“影の凶器”となって突き刺さった。
なんとか引き抜いたが、肩に穴が開いたのが分かった。
アラゴスタ「コ・・・ノ・・・」
A・R・P「ダカラオトナシクシトケッテ言ッテンダロウガ・・・」
僕は再び殴りかかろうとしたが、もう足に力が入らなくなっていた。
アラゴスタ「ハァ・・ハァ・・・・」
A・R・P「テメェモ馬鹿ナ人間ダナァ。今時宇宙ガドーノコーノナンテヨ・・・」
アラゴスタ「・・・・・・」
A・R・P「ソンナ金バッカリカカル仕事ヨリ、合理的デ儲カル仕事ノ方ガイイジャアネェカ・・・
暗殺部隊トカナ! イヒヒヒッ!」
暗殺部隊トカナ! イヒヒヒッ!」
アラゴスタ「宇宙を・・・悪く言うな・・・」
A・R・P「オイオイモシカシテ、キレテンノカ? ウザイナラ殴ッテミナ。ダガソノ分、俺ノ武器ハ増エルンダゼ。
所詮宇宙ナンテ、星ガ有ル以外ハ只ノ闇ナンダカラヨ!」
所詮宇宙ナンテ、星ガ有ル以外ハ只ノ闇ナンダカラヨ!」
アラゴスタ「悪く言うな・・・これ以上・・・」
A・R・P「心配シナクテイイゼ。モウスグテメェヲ、オ星様ニシテヤルカラナ! イヒヒヒヒ!」
普段の僕なら正気を失うほどキレてもいい頃だった。
だがこの時の僕は、いつになく気持ちが落ち着いていたのだ。
『アクセル・ルディ・ペル』は“宇宙”の闇を使って、先が刃になった触手を沢山作り出していた。
A・R・P「サァーテ、ソロソロ死ンデモラウカナ。覚悟シナ、アラゴスタ・・・」
アラゴスタ「・・・今、お前は・・・」
A・R・P「・・・ア?」
アラゴスタ「お前は今、“所詮宇宙は只の闇”だって言ったな・・・?」
A・R・P「ア~ソウダゼ。何カ言イ残シタイ事デモアルノカ?
ソレトモ、マタ俺トアノツマンネェ宇宙トークデモシタイノカ?」
ソレトモ、マタ俺トアノツマンネェ宇宙トークデモシタイノカ?」
アラゴスタ「宇宙は“闇”じゃあない。“光”だ。
宇宙の始まりは光だったんだ」
宇宙の始まりは光だったんだ」
A・R・P「・・・デ?」
アラゴスタ「それは今も同じ・・・宇宙は時々、まばゆい“光”と化すんだ。
何のことか・・・分かるよね・・・?」
何のことか・・・分かるよね・・・?」
ポウッ
A・R・P「! ・・・何ダッ!?」
インダコが驚いたのも無理はない。
突如、“宇宙”空間の中に赤い火の玉が現れたのだ。
これは、僕も予想できなかったこと。
「宇宙は闇ではない」ということを信じていたら、前触れもなく現れた。
「宇宙は闇ではない」ということを信じていたら、前触れもなく現れた。
A・R・P「アラゴスタ、コイツハ何ナンダヨッ!?
マサカ・・・『スターフライヤー』ノ秘メラレタ能力・・・!」
マサカ・・・『スターフライヤー』ノ秘メラレタ能力・・・!」
アラゴスタ「分かるでしょ・・・それは・・・
『超新星爆発(スペルノーヴァ)』だよ・・・」
カッ!!
ズオオオォォォオアアァァァァァァァァァ!!
A・R・P「ウギャアァァァッ!」
とてつもない光だ。
太陽30個分くらいの光を直視させられたような強烈な光が、部屋中隅々を貫いた。
僕もさすがに目を開けていられなかったが、『スターフライヤー』の視覚を通して部屋を見ることが出来た。
A・R・P「何ガ・・・何ガ起コッテルンダァ!」
アラゴスタ「言ったでしょ・・・超新星爆発だ。
ここは“宇宙”の外だから、爆発の衝撃は関係ない。平気なんだ。
だけどこの『光』は・・・本物だよ!」
ここは“宇宙”の外だから、爆発の衝撃は関係ない。平気なんだ。
だけどこの『光』は・・・本物だよ!」
A・R・P「クッ・・・コイツハマズイ! ココハ一旦ドロンサセテ頂クゼ・・・」
『アクセル・ルディ・ペル』は窓の外に飛び出して逃げようとしたが・・・
ジュッ
A・R・P「ウ、ウゲエェェェェェェッ!! 手ガアァァァァッ!」
アラゴスタ「気をつけてよ。“宇宙”空間はまだ存在するんだから。しかも大爆発中だ。
それ以前に・・・お前は逃がさないよ」
ガシッ!
A・R・P「ゲッ!」
“宇宙”空間の中を進める『スターフライヤー59』が、ついに敵を捕らえた。
丁度その時、“宇宙”空間が時間を過ぎて消滅し、超新星爆発の光も消え去った。
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド・・・
A・R・P「ハッ・・・ハハッ・・・イヤイヤアラゴスタ、サッキハスマンカッタナ・・・
俺達ノ所ニ戻ッテ来ナイ? 嫌?
ジ・・・ジャアサ、1/100スケールノ宇宙船ノ模型ヲ買ッテヤルヨ! ドォダ?」
俺達ノ所ニ戻ッテ来ナイ? 嫌?
ジ・・・ジャアサ、1/100スケールノ宇宙船ノ模型ヲ買ッテヤルヨ! ドォダ?」
アラゴスタ「永遠に分からないんだ・・・宇宙を馬鹿にする奴に・・・
“宇宙の真理”は・・・ね」
“宇宙の真理”は・・・ね」
A・R・P「ハハ・・・ソ、ソウデスカ・・・ハハハ・・・」
アラゴスタ「コノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノ
コノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノ
コノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノ
コノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノ
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コノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノコノ
コノオォォ━━━━━━━━━━━━ッ!!」
ドッギャアァァァン!!
A・R・P「グワボッ」
『アクセル・ルディ・ペル』が、窓の外へ一直線に飛んでいく。
それと同時に・・・
インダコ「ヤッダーバァァァァ!!」
本体のインダコが、寮の上から突き落とされたように飛んでいった。
アラゴスタ「屋上にいたのか・・・どうやって入ったのか知らないけど、あの人らしいよ」
僕は足を引きずりながら窓へと歩いていく。
アラゴスタ「最近ちょっと運動不足だったから、いい運動になったかな~」
僕は丁度、今の空のような、実に晴れ晴れとした気分だった。
万有引力を発見したときのニュートンや、相対性理論を発見したときのアインシュタインもこんな気分だったのかな、と思った。
応報部隊)インダコ/スタンド名『アクセル・ルディ・ペル』→ 再起不能。
アラゴスタ/スタンド名『スターフライヤー59』→ スタンドが成長し、「宇宙で発生する事象を宇宙空間内で再現させる」ことが出来るようになる。
負傷したがイザベラのスタンドによって回復。
負傷したがイザベラのスタンドによって回復。
ロッソ → 帰ってきたら部屋はメチャメチャだしアラゴスタは大怪我してるしで唖然。
第7話 完
使用させていただいたスタンド
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