夏休みに入ったある日・・・
遥と悠は駅前を散歩していた。
―ガヤガヤガヤ・・・
悠「にしても、暑っちぃなぁ~・・・
遥「夏なんだから当たり前でしょ。
悠「ま、そりゃそうだ。
だけど暑いのも悪い事ばっかりじゃあないな・・・ヌファファ!!
遥「え・・・?
・・・!
バ・・ッ!てめえ!
どこ見てんだッ!!
―バッキィイッ!!
悠「おぅふッ!?
・・ちょ、手加減・・・
―バキャアッ!
悠「手加・・・!
―ドゴォオッ!!
悠「・・・も、もう結構です・・・ごめんなさい・・・
遥「分かれば良いの。
・・・で、どう思った?
悠「・・・は?
遥「・・だから!
どう思ったのかッ!!
悠「言ってることが意味不明だけど・・・
遥「だ・・だから!!
今日の格好見てどう思ったか聞いてるのッ!!
悠「・・・・!!
ヌファファ・・なんだ、そんな事か。
凄く可愛いぜッ!
遥「~~ッ!
そ、そう!だったらいいけど・・・
ほら、早く行くわよ!
悠「あ、待てよジョジョッ・・!
足早に歩き出す遥の手を、悠が咄嗟に掴む。
遥「・・ぎゃあッ!!
掴まれた手をふりほどこうと、力一杯腕を振る遥!!
悠「ッ!?(ヤバいッ!)
悠は反射的に身を屈める!
―バゴンッ!
悠の側にある自動販売機が大きくひしゃげ、大当たりしたスロットマシーンよろしくその口から缶入り飲料を吐き出す。
―ガシャガシャガシャ・・・
悠「・・・あちゃー。
「おいぃッ!?自動販売機がぶっ壊れたぞ!!
「車でもぶつかったのかッ!?
「私見たわよッ!!そこの女が裏拳で殴ってた!
「ドアホ!人間の力で出来る訳ねえッ!
悠「・・マズい・・・人が集まってきたな。おいジョジョ・・・って、ヌファッ!既にいねぇし!!
遥「はぁ・・はぁ・・・
あ~、びっくりした。
悠「おーいッ!待てよジョジョ~!!
どこをどう走ったのか、いつの間にか人気の無い路地へとやってきていた二人・・・
悠「ゲホッ・・ゲホ・・!
な、何であんな事したんだよ?
息を切らし、遥に追いついた悠が質問をする。
遥「だ・・だって・・・
悠「・・自販機をぶっ壊すような理由があるのか?
遥「だって・・・私、手汗かいてたから・・
悠「・・・手汗?
遥「・・・・・
無言で両手のひらを悠に見せる。
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
悠「・・・いや、全然かいてないけど。
遥「か、かいてるわよッ!よく見て!
悠「・・・ん~?
言われてみれば確かにかいている・・・
だが、とても気にするほどでもないが・・・
悠「・・・・
遥「ねぇ・・いつまで見てるの?まだわからな・・・・
悠「くんくん・・・くん・・・
―ブチッ
悠「くんくん・・くんくん・・・(うぅ~ん、この微妙な臭いがたまらね~・・・
ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
悠「くんく・・(・・殺気?
―ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴガァッ!!!
悠「ピギィヤァーーーッ!!
放物線を描き、ゴミ集積所へと突っ込む悠・・・
と、悪鬼が如き表情の遥。
遥「燃えるゴミは・・月、水、金・・・・ッ!
悠「・・・ピクッ・・ピクッ・・・
ドドドドドドドドド・・・!
――――――
――――
―――
遥「・・・で、何でこうなる訳?
悠「だってよぉ~、仕方ねえだろ?
鍵を忘れて来ちまって、お袋が帰ってくるまで家には帰れないんだから・・ヌファファ!
ヒゲ「なぁ~(遥、おかえり。随分早い帰宅だな。)
遥「ちょっとね・・・
悠「こんな格好じゃ出かけられねえんだよ。
・・臭っせえ臭っせぇ!
ヒゲ「(オェップッ!!く・・臭ッ!!
悠「と、言うわけだ。
遥「いいから、さっさとお風呂浴びてきなさいよ。
服は洗濯してランドリーに持って行くから。
悠「はいは~い。悪りいな、迷惑かけて。
そう言って、浴室へと向かう悠。
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・
―カポーン・・・
遥「とりあえず、大きめの服ここにおいておくわよ!
悠「うぃ!ありがとう。
・・・・ん?これは・・・
ジョジョの使ってるシャンプー・・・リンス・・・
(これは、リンスオナニーチャンス・・!!ヌファファ・・!)
何という事であろう・・この変態はあろうことか、好きな娘の家の風呂場で「自慰行為」を試みようとしている!!
彼の彼自身は、触れる前から期待に胸を膨らませ(?)そそり立つ。
へそまで届こうかとする勢いである。
悠「ヌッファッファ!
それじゃあお楽し・・・
―ガラッ!!
悠「んなッ!?
突然、風呂場のドアが開く。
そこには、目をギュッとつぶり、顔を真っ赤にして右手を出す遥の姿があった。
遥「シャ、シャンプーとリンスとボディソープ・・洗顔料も渡しなさいッ!!
あんた絶対変な妄想するでしょッ!
悠「(ホッ・・ば、ばれたかと思った・・)
とは言え、彼の彼自身は未だ膨張率100%である。
万が一見られたら、入院するはめになるのは目に見えていた。
ここは大人しく言うことを聞くのが得策であろう。
素直に品を渡した変態は、気付く。
悠「(あ・・あれ?じゃあ何で体を洗えば・・・)
―バタンッ!!
勢い良く閉められた戸の側に落ちているボトルを見て、その答えはすぐに出た。
悠「こっ・・これは・・・
(【ノミ取りシャンプー】・・・ッ!
ヒゲの奴、これで体を洗ってもらっているのか・・・羨ましい~ッ!!)
ネコを洗う彼女の裸を想像するのに頭が一杯の変態には、
自分が【人としてどうか】と、いう扱いを受けた事は気にならないようであった・・・
―――――
遥「さて・・・と、洗いましょうか!
彼女の家にある、二槽式洗濯機(2009年製造)は近所のリサイクルショップで10000円で購入したものだ。
流行のドラム式洗濯機は高くてとても買えなかったので、型遅れの物を買ったのだが、これがなかなか使い勝手が良い。
多少音はうるさいが、操作は簡単で汚れ落ちも良いし、脱水しながら洗濯が出来るので時間も節約出来るのだ。
入れ替えの手間が多少かかるものの、洗濯にこだわる人々には未だ根強い人気を誇る・・それが二槽式洗濯機!!
―ムンズッ・・
悠の臭う洋服を掴み、まずは手で大まかな汚れを落とそうとした遥の顔色が変わる・・・
ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
遥「こ・・・これはッ!?
「ッ・・・ぎゃああぁああぁあッ!!!
悠「ど、どうしたッ!!?
裸のまま風呂から飛び出してくる悠!!
遥「バッ・・てめ!
服・・・って、ギャアァッ!!こっち来たッ!!
ヒゲ「(どうした遥ッ!?
遥「ね・・ね・・・・
鼠ィ~~~~ッ!!!
ヒゲ「(鼠だとぉッ!?
悠「おわぁああっ!?マジだッ!!
―シババァッ!
悠の着ていた衣服から勢いよく飛び出す鼠ッ!
ヒゲ「(ぉお・・・おぉお・・・おぉおおおおおッ!!
任せろぉーッ!!
―ドバァアーッ!!
興奮気味のヒゲがネズミに飛びかかるッ!!
遥「――ッ!!(蛙に対する蛇!蛇に対するマングース!
・・・鼠に対する猫ッ!!
ヒゲ「――ッ!?
飛びかかったはずのヒゲが空中で身を捻り、洗濯機を蹴って鼠と距離をとるッ!!
遥「ッ!?
悠「なんだッ!?
――ヒュッ・・・
何か紐のようなものが遥たちの前を過ぎる。
―・・・タッ。
音を立てず、床へ着地するヒゲ。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
―ピッ・・・
遥「・・・・!?
―バカァッ!!
悠「なッ・・服が、切れたッ!?
ヒゲ「(コイツ・・・スタンド使いだッ!
―ヒュンヒュンヒュン・・・
見れば鼠の体から蔦の様なものが生え、風切り音を発生させている。
鼠「(ホゥ・・・【コレ】ガ見エルノカ・・・
悠「ね、鼠が喋ったッ!?
遥「馬鹿ッ!スタンドを使って話してるのよ!
ヒゲ「(・・・だが、人語を解するということは、それなりに知能が高いようだな。)
ドドドドドドドド・・・・
鼠「(知能ダト?
知能デハナイ、知性ダッ!
ヒゲ「(ふむ、知性・・・か。なるほどな)
遥「ヒゲェッ!何してるの!? さっさとやっつけるわよッ!!
ヒゲ「(待てッ!コンタクトが取れると分かった以上、まずは対話を・・・)
遥「オラァアッ!!!
ヒゲの制止を聞かず、殴りかかる遥!!
―ドガッシャアァアッ!!
派手な音を立てて破壊される二槽式洗濯機・・・
S・Gの拳は鼠を捉える事なく、遥お気に入りの洗濯機を壊してしまう。
遥「んなぁああ~ッ!?
・・っめえ!何してくれてんだ!?
ぶっ殺すッ!!
鼠「(・・・やれやれ、これだから人間って奴は・・・
悠「お・・・・俺のズボンが・・・
10万もしたヴィンテージが・・!
真っ二つになった臭うズボンを抱えて、涙目の悠。
遥「げぇッ!その服10万もしたのッ!?
10万もあれば家賃を入れても二ヶ月・・いや、家賃二ヶ月+食費一ヶ月分。
余裕で食べていける。買いだめして冷凍を駆使すればそれ以上かもしれない。
遥の脳は一瞬で計算をしてのけるが、何だかもの悲しくなってすぐに止めた。
ヒゲ「(遥ッ!やめろ!ソイツは・・・!
遥「オラァアアッ!!
―ドゴシャアァァッ!!
二槽式洗濯機
―・・リタイア(再起不能)
遥「~~ッ・・・・!
がっくりと、その場にへたり込む遥。
鼠「(呆れるほど愚かだな・・・
我がスタンド【サムライ】をもってすれば、直線的なパンチの軌道を逸らすなど造作もない。)
悠「てめえ~ッ!!
スペー・・・・
―ボトボトッ・・!
悠「・・・!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
殴りかかろうとした悠の持っていたズボンから・・・何かが二つ落ちる。
悠「こ、これは・・・!?
鼠「ソレガ我ガスタンド【サムライ】ノチカラダ・・・!
悠「マ、マジか!?
財布が二つに・・・増えただとぉ~ッ!?
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・
鼠「(両断シタモノヲ二ツニ増ヤ・・・
悠「だから何だッてんだ!?ネズ公ーーッ!!
―バッシイィーッ!
鼠「(ウゲッ!?
S・Cの縄が鼠の体を捕らえる。
スタンドの縄でぐるぐる巻きにされ、そのまま吊される!
悠「ジョジョッ!
捕まえたぞ!!
遥「え・・?ホントだ・・・!横尾、やるじゃないッ!!
意気消沈していた遥の瞳に、再び気力がみなぎる。
ヒゲ「(いや、だから・・・
ドドドドドドド・・・
悠「さぁ~て・・・どうしてくれようか?
―ツン ツン
菜箸で鼠を突っつきながら悠が呟く。
遥「どこかに捨ててきなさいよ。
ヒゲ「(待て待て待て!
悠「俺が小さい頃の話だが・・・
婆ちゃんが鼠を篭に入れて川に沈めてたぜ。
残酷だと思ったが、血を見なくて済むもんなぁ~。
ヒゲ「(だから待てと・・・!
鼠「(・・ヒイッ!
悠「おし、篭探そ・・・
ヒゲ「(だから待てと言っているだろうがァーーッ!!
―バサアァッ!
悠「うおぉおおーッ!?
悠の腰に巻いてあるタオルをヒゲが引きはがすッ!
―・・パサッ。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
悠「・・・・・
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・
遥「・・・・・!
ヒゲ「・・・
ゴゴゴゴゴ・・・
悠「ヌ
流星の如き拳が悠の顔面を捉えた。
―――――
―――
クッション付きの椅子に鎮座する猫と鼠。
台所の固い床で正座する遥と悠。
鼠「(ソモソモ、オ前達人間ハ他ノ生物ヲ軽ク見テイル。
ヒゲ「(まったくだ!野良犬、野良猫、野良鼠に野良カラス。
彼らが人間に何をした?
怪我をさせられる事もあるだろうが、命まで奪われる様な事をされたか?
遥「されてません・・・
ヒゲ「(だろうな。せいぜい糞が汚い、ゴミ捨て場を荒らすだとかだ。
鼠「(ダガソンナ事は人間ノ都合ダ!
我々ハ、生キル為二人間ノダシタごみヲ食ベテイルノダ!
ヒゲ「(野山に豊富な食料があり、天敵も少なければ人間の領域を荒らす事もないであろうが・・・・
鼠「(山ハ削ラレ、川ハ埋メ立テラレ・・人間ノ連レテキタ外来種ガ生態系ヲ荒ラスっ!!
遥「はい・・すいません。
ヒゲ「(遥達に責任が無いのは分かっている。
だがそう言った事情も考慮せずに、汚い鼠というだけで彼を殺そうとしたことに怒っているのだ。
悠「(自分が真っ先に飛びかかったくせに・・・)ボソ・・
ヒゲ「(何か言ったかッ!?
悠「いえ!何もッ!!
ドドドドドドドド・・・
ヒゲ「(人間は何かを壊しながら生きている生物なのだ・・・
それは性と言える。
だからこそ、人間の都合だけでなく他の生物の事も考え、命を取り入れる時は感謝をしなければならない。
・・・分かったな。
遥「はい・・・鼠さんすいませんでした。
悠「すいませんでした!
鼠「ワカレバイイ・・・。
オ前達ガコノ話を心ニ刻ミ、イツカ人間達全員ガ理解スル為ノ礎ニナッテクレル事ヲ切ニ願ウ。
――シピシピィッ!
悠「ッ!?
鼠の体から蔦が生え何かを切り裂くと、
ボタボタと落ちる音。
鼠「洗濯機ガ壊レテシマッタカラナ・・・
コレデ新シイ洗濯機ヲ買エバイイ。
悠「お・・・俺の財布が四つに増えてるッ!
し・・・しかも中身までッ!!15000円が60000円にぃ~ッ!?
(コイツがいれば億万長者じゃねえかッ!)
遥「・・(なんて素晴らしいスタンドなの・・・ッ!
ヒゲ「(おっと札番号もそっくり同じじゃあないか。
使うのは今回だけにしておけ。
あんまり使うと紙幣偽造で捕まるからな。ニャハハハ・・・!
ヒゲ達から顔を背け、小さく舌打ちする二人・・・。
――――――
――――
遥「じゃあ、電気屋さん見てくるわ。
悠「・・・(ヌフファ!二人で家電選ぶとか、まるで新婚じゃあねえか・・・ッ!!
ヒゲ「(うむ、気を付けてな。
―・・・バタン。
意気揚々と買い物に出かけた二人を見送ったヒゲは、ゆっくりと鼠に向き直る。
ヒゲ「(さて・・・お前の言う知性について語り合いたいな。
名前は?
鼠「(名カ・・・
名ハ無イ。好キニ呼ベ。
ヒゲ「(フム・・・
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
――家電量販店。
悠「よぉよぉ、これなんかどうだ?値段も手頃なのに乾燥機能付きだぜ?
遥「嫌よ、二槽式が良いって言ったでしょ。
中古でもいいから・・・ん?
中古?
悠「中古って・・・
あ・・・・成る程。
二人の視線の先には・・・
この夏、発売されたばかりのHDDレコーダー(32TB)があった。
遥「私・・お金おろしてくる。
悠「俺も・・・。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
照りつける陽射しの中、二人は歩いていた。
遥「貯金が・・・
悠「ヌファファッ!気にすんなよ、10倍以上になるんだぜ!?
悠が抱えている荷物は洗濯機よりもずっと小さい。
そう、最新型のHDDレコーダーだ・・・168000円の。
悠の60000円+お年玉貯金+遥の生活費という大枚を叩いて買った。
悠「あのネズミちゃんに~~
倍倍に増やしてもらって~~
リサイクルショップで売る~~♪
遥「・・・カードは増やしても使えないけど、手には入らない事もないしね。
悠「カード無しでも5個も売れば+になるだろ?
遥「・・ま、そうね。
悠「おし!着いたぜッ!!
――ガチャ・・・
遥「ただいま~・・・
―ゴキッ・・
――ペチャ・・ペチャ・・・!
―ガリッ・・
遥「―――ッ!?
悠「ん?どうし・・・・ッ!!?
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・!
玄関を開けてすぐの台所で、ヒゲが何やら食べている・・・
―クルッ。
遥「あ・・・
振り向いたヒゲの口の周りは赤く染まり、口の中からはネズミの足が飛び出していた・・・
ヒゲ「(・・その・・・何だ・・・猫の性って奴だ・・・・
遥「せ・・・生活・・費・・・
―バタ・・ッ
ショッキング映像と、生活費の浪費のダブルパンチで遥はその場で気が遠くなり、倒れる。
悠「お・・おいッ!ジョジョ!
ジョジョーーーッ!!!
真夏のアパートで、
悠の叫び声だけが空しく響いていた・・・・
――完。
――遥のアパート【屋根裏】
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・
ネズミ「(ハハ・・・コイツハ驚イタ。
アノ人間、猫ノ言ウ通リ本当ニ【高イ家電】ヲ買ッテ来ヤガッタ・・・
ソレニシテモ・・・自分自身を増ヤス。
我ガ【能力】ニ、コンナ使イ方ガアッタトハ。
奴ニハ教エラレタナ。
サラバダ・・知性ヲ共ニ出来ル、異種族ノ友ヨ。
そう言って、彼は再び街へと走り去っていった・・・
今度こそ完
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