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オリスタ @ wiki
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オリスタ @ wiki

1話

最終更新:

adu03390

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『物心つくころから知っていた不思議な能力。
   いつもそれは私のそばで立っていた』



AM 6:30 汐華高校通学路

気弱そうな女の子「ぇ……な、なんですか……」

不良A「いいからなぁ? ねーちゃんちょっと遊ぼうぜぇ」

不良B「オレらここら一帯を纏めるイカすチームの一員なのよ?そこらへんのチンピラとは違うぜぇ?」

不良C「マジ本気出す前に少しだけ遊んでみたほうがよくね?」

気弱な女の子「え……す、すみません……もう行かなきゃ……放してくだ……」

『昔はちょっとおぼろげに像が見えるくらいだったけど、
中学を卒業すると同時にそれは鮮明な像となった』


不良A「え?なんて言ったの? 聞こえねぇんだけど」

不良B「いぇす、って言ったんじゃね? もしくは、はい、かもなァ」

不良C「君、見たところ今年から汐華高校通うんだろ? やっぱ高校生なら大人なアレを覚えた方がいいべ」

気弱な女の子「え……、え……だ、誰か……」

通りすがり(誰か……助けてやれよ)(……触らぬものにたたりなし)(あの族の報復が怖いって聞いたぜ……)
ヒソヒソ ザワザワ……


『そして高校生となった今では、私の傍らにたしかに今あるのだ。
それを私は何と呼ぶのか知らないが、少なくとも私を守ってくれる力と感じた』


女の子「あのぉ……もしもしィ?」

不良A「あン?」

気弱な女の子「ぇ……」

女の子「捜したわよ……、どこ行ってたの?」

気弱な女の子「え……え……」

女の子「ほら・・・私は後でゆっくり行くから先行ってなさい」

気弱な女の子「あ……ありがとうございます」
タタッ

不良C「待てよ!」
バシッ

不良C「痛ッ!」

女の子「あら……私の足が当たっちゃったようね」

不良B「てめぇ!」

不良A「このクソアマがぁ!」

不良B「調子にのるんじゃねぇぞッ! このスットコドッコイ!」

女の子「……」

不良A「ちょっと他人を助けて正義きどりかァ! コラァ!」

不良C「まぁ待てよ、代わりにこいつをかわいがってやればいいじゃん」

不良B「そりゃあいい、まぁよく見るとかわいいしなァ?」

女の子「………不運ね……」

不良ども「ああ?」

女の子「私はどうしてこういうやっかいごとに首を突っ込むのかな、見て見ぬふりでいいのに。全く不運よね」

不良A「……何言ってやがる」
不良B「確かにこれからお前は不運になるかもなァ」

女の子「……さっきの不運は全体を指していったのよ」

不良ども「あァ?!」

女の子「貴方達も最高に不運になっちゃうよ、って言ったんだよ」

不良A「なっ……ナメてんのかゴラァ!」

女の子「オラァッ!」
ドゴンッ!

不良A「うがあああ」

女の子「ね? 『不運』でしょ? 顔殴られたら痛いのは」

不良C「今、Aが何もされていないのに吹っ飛んだ……」

女の子「どうしたの?もう終わりなの?」

不良B「てンめぇぇ~~本気でブン殴ってやるぞ!」

女の子「……その手で?」

不良C「何言ってんだ……?」

ドドドドドドドドドド

不良B「……ハッ、C!お前……手が」

不良C「……手が……ねぇえだとぉ!!」

不良B「何ィ! 俺もだ!」

不良C「手の感覚があるけど見えねええええええええええぇ!」

女の子「フフ……」

不良C「うわッ……まさか……こ、こいつ!」

不良B「コノヤロウ!戻しやがれッ!」

女の子「あら、なんの事かな?私、何もしてないわよ」

不良B「しらっばくれんじゃねぇぞ!このカニ頭野郎ッ!」

女の子「……………………アァ?今、何て言ったお前……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ...



不良B「はい?」

女の子「お前、今なんて言った?今、お前、私の髪型を冬のお歳暮セットによくある髪型って言っただろ!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ...

不良B「えっ、言ってな」

女の子「確かに聞いたぞ、コラァーー!!」
ドゴドゴドッゴォォーーン!

不良B「うぐはっ!」
ドサッ!

女の子「何が、お鍋にして食べたら美味そう、だ。貴様らァ!」

倒れている不良A「言ってねぇ……!」

気弱な女の子「あ、あそこですッ」
警官「な……なんの騒ぎだねッ!」

不良A「や、やべぇ!」
不良C「もうやべぇよコイツは……やっぱり……、おい逃げるぞ!」
ダダッ

不良B「おい、待てよ……置いていくなよ!」
ダダッ

警官「おいッ、待つんだ!」
ダダッ

女の子「ハァハァハァハァハァハァハァハァ……ハァ、またやってしまった……」

気弱な女の子「あの……」

女の子「あ……さっきの……」

気弱な女の子「ありがとうございました……」

女の子「あら……逃げてくれて良かったのに、警察呼んでくれたの?」

気弱な女の子「はい……本当にありがとうございました。是非お礼を……」

女の子「……いいわよ、ただのおせっかいなんだから」
女の子「じゃあね」

気弱な女の子「あっせめて、名前を!」

女の子「私?私は……上野譲華よ!」
バァーン
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