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  • 今は亡き王に捧ぐ葬送曲

二次キャラ聖杯戦争OZ Re:visited

今は亡き王に捧ぐ葬送曲

最終更新:2024年02月25日 03:13

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だれでも歓迎! 編集
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 ────1937年代の事だ…ある政治家の選挙キャンペーンの印刷物の写真ネガに…
SEXという文字が数ヶ所エアーブラシで描き込まれた。
それは顔のシワや衣類に出来る影と同化するように描き込まれており、一見しただけでは、
そのスキャンダラスな言葉は誰も気づかない。
しかし、多くの人は、そのどうという事のない選挙ポスターを37年間強い記憶として忘れずに覚えていた。


 ────1957年に公開された「ピクニック」という映画の中で、知覚できないほどの1/24秒という短いショットで、
フィルムのコマとコマの間にポップコーンと清涼飲料水の写真を繰り返し挿入すると、観客はのどの渇きを訴え、
映画館の売店でのポップコーンと飲み物の売り上げが58%上昇した。
そのCMのやり方は連邦通信委員会で禁止されるまで続いた。


 ────これを心理学でサブリミナル(潜在意識)効果という。
本能レベルの物事は、直接目撃させられるよりも、巨大な効果となって人間の行動を支配する。


=  =  =  =  =  =  =  






 シカルゴ街の一角、ラストアンコール。
そこはパラディウム・シティにおける中心的な市民文化センターであった。
コンサートホールは今より開かれる演奏会を待ち、席も満員となっている。
それだけに非ず、音楽関係者が動画サイト「ラプラス」に配信し、テレビ放映までされているほどの人気。
その理由は、指揮者がそれほどまでに今の注目を集める存在だからである。


 巷を騒がす、"神出鬼没の演奏家"。
天才的な指揮能力を持ち、その演奏は聴く人を魅了させていく。
そして、演奏が終わる者なら人知れずして姿を消すというミステリアスな存在性。
彼の登場により、都市のクラシック層からは急速に支持を集めている。
提携したCDも飛ぶように売れ、街に流れるクラシック音楽も徐々に移り替わりつつあった。


 話題の指揮者が、客席からの拍手を浴び、気品に満ちた足取りで指揮台にまで向かう。
幽鬼の如く、青白い肌をした若い男性。得体の知れない雰囲気を発し、ミステリアスさを醸し出している。


 やがて拍手も鳴り止み、演奏開始のために一定の間を静まり返る。
男性の鬼の形相。繰り出す指揮棒。それは振り被るような独特な構えを通じ、激しい勢いで"音"が発生した。
"音"が合図となり、楽器も共鳴を開始する。此度の演奏会が幕を開いた。



 ────演奏される曲は、ヘンデル作曲のオラトリオ『メサイア』。
第一部『メシア到来の預言と誕生、メシアの宣教』より「シンフォニア」が始まる。



 この演奏している指揮者こそ、召喚されたサーヴァントである。
不自然であろう。開始前とはいえ、何故、サーヴァントがこのように人前で演奏をしているのかと。
『自分から世に姿を明かす』というのは、同時に『他者から命を狙われる』という危険が伴う。
そうした行動は意味があれども、まず得策とは言うものではない。
 ましてや、この男……実は、このコンサートホールで身も護る術など何一つもない。
ただ、当のクラスは"アサシン"。ランクは低めであるが、気配遮断などは確かに有している。
ならば尚更、身を隠すが常道というものではないか。聖杯戦争視点からすれば、その行動は不可解なものであった。


 だが、これでいい。
己が身を晒し、世に披露するほどの胆力がなければ、人は殺せず、相手も釣れることはない。
……そう。『開始前の余興』だの、『自己承認欲求』だの、断じてそのような理由で指揮しているのではない。
指揮者たる彼の戦いは、「演奏」に他ならない。「この時点で既に」始まっていた。



 ────曲は「慰めよ、わが民を慰めよ」に入る。



 一聞すれば、単なる演奏会。
しかし、この場に来た者でなければ、その光景の異変は伝わらないであろう。
一部しか捉えられない映像媒体などでは、映り得ない真実というものが。
演奏曲を聴いている観客達の顔は、皆が皆青褪めており、正気が失っている。


 原因は、指揮棒より発せられる『超音波』。
その音波は聴覚の刺激を通じ、聴いた者に特定の「暗示」を植え付ける。
故にたった聴くだけの行動でも、催眠術にかけられたように人を狂変させるのだ。
これが、アサシンの宝具『我が音を聴け、仇敵に贈る葬送曲(エゼクツィオーネムズィカーレ・キョウランスキー)』。


 だが、彼の戦いはまだ序曲に過ぎない。
少なくとも、この仮想敵もいない演奏会の中で、行方の知らない「暗示」など何の効果もない。
効果が現れるのは演奏会の外……例えば、"他陣営が彼の演奏を視聴する頃"になる。


 昇華されたこの宝具の条件となるのは、『超音波による聴覚の刺激』と『指揮する曲を聴く』こと。
出来るものならば、直接的な鑑賞をせずとも、「暗示」を与えることが可能なものになっている。
介して伝えるは、音波を拾う媒体。映像媒体であるラプラス然り、音楽媒体であるCD然りと、準備は整っている。


 アサシンがこうして世に姿を現すのは、ネットを通じ、「音を聴く者」を誘き寄せ、「暗示」をかけるため。
そして、その「暗示」の内容は『マスターの殺害』。……つまり、これは「同士討ちを狙い」とした演奏会であった。



 ────曲は「もろもろの谷は高くせられ…」に入る。



 彼の名は「モーマニット・キョウランスキー」。
「音楽の魔術師」の異名を持つ国際フィルハーモニーの指揮者。
かの有名なルパン三世に復讐するため、奇術を以て相対した悪党であった。
亡き今は、未だに果たせぬ復讐を誓い、聖杯戦争に召喚されては戦いの音を奏でる。












「音というものは、原始の本能を刺激させる。」


 男性が人知れぬ席から見下ろしている。
"まともに曲など聴いていない"、という風な冷淡な顔をしていた。
彼の両耳には、何回りか小さな"DISC"が抜き出ている。


「音というものは、人間の心の中にたやすく入り込んでしまう。」


 男性の背後に佇むのは、人型のヴィジョン。
それはスタンド。「ホワイトスネイク」。奇妙な現象は、ホワイトスネイクの能力の一端。
DISCを使用することによって、意のままに操れるだけの力を持っている。


 男性は十字架をあしらった黒衣を着た褐色肌、特徴的な線の入った髪型。
この聖職者を彷彿とさせる雰囲気の男の名前は、「エンリコ・プッチ」。
彼こそが今この場で演奏している、アサシン「キョウランスキー」と契約するマスターである。


「人間は音に警戒しても、音そのものに対する警戒心は薄い。音楽に聴き慣れてしまっているからな。
だが、それ故にたやすくサブリミナル効果に陥ってしまう。この宝具の本質とはそういうものだろうな。」


 語っているのは、誰を相手にするわけでもない、単なる独り言。
演奏中は静かに聴くのがマナーであるが、この状況を理解しているが故に気にすることはない。


 この宝具の現象を、プッチは「サブリミナル(潜在意識)効果」の一種と解釈している。
それは、「潜在意識に刺激を与える」効果。即ち「自覚されることなく、行動や考え方に影響を与える」効果を指している。
合理的に言えば、サブリミナルとは単なる思い込みになるが、その思い込みが精神に影響を及ぼしてしまう。
そして、心の底で受けたインパクトは頭でやめようと思っても中々逃れられるものではない。
この宝具は、まさに「サブリミナル効果」を利用した能力であった。


「……ただ、この効果に、私も含まれてしまうことが一番の問題だがな。」


 プッチの後ろには、正装したぼっちゃりめのゾーラ族の男性が倒れていた。
DISCが挿入されており、泡を吹き出し、独りごとの呟きを繰り返している。
尤も、当のプッチはその光景に我関せずとばかりに目もくれないが。


「全く、融通が利かない宝具というものだ。」


 この宝具は、一つしか出せないという超音波の都合もあり、細かな暗示はできないという欠点もある。
そのためか、「プッチ以外のマスター」などといった身の安全性を確保することは想定されていない。
このゾーラの男がこうなっているのも、襲い掛かってきたために迎撃したという正当防衛によるものである。
当然、気絶なだけで死んではいない。放っておけば治るぐらいのこと。


「……しかしなぁ、折角の素晴らしい曲も、聴くことができないというのは、実に残念なことだな……。」


 席に凭れ、大きく溜息を吐くプッチ。

 なお、「メサイヤ」が演奏に要する時間は「二時間半」であった。



☆  ☆  ☆



 多くの勝利者が中間として行き着く、言峰教会の礼拝堂。
講壇を足場に並ぶ、二人の神父。プッチと言峰が対面していた。
キョウランスキーはというと、付近の長椅子に腰掛け、場を静視していた。


「『言峰綺礼』神父といったか?監督役、ということは、その……
貴方はこの聖杯戦争というものにおいて、「中立的な立場にある」ということでいいだろうか?」
「ああ、そうだ。私を攻撃した所で、貴殿らに何の益もない。」


 一端熟考に入る、プッチ。


「……ああ、私も聖職者の身だ。
そこにカトリックとプロテスタントという宗派の違いがあるなら、対立は避けられないかもしれないが……
少なくとも、神父の貴方がこうして職務を全うしている以上、無暗に害するつもりはないよ。」
「柔和な対応に感謝する。私としても、同教の者とこの場で争いたいなどとは思わないからね。」


 聖職者として、あくまで穏便な態度で交わす。無論、表面的には。


「それで?この聖杯戦争というものは、宗教上で執り行われる儀式を指すのか?
私も、君と同じように"聖職者だから"という理由で呼ばれた……ということでいいのか?」
「エンリコ・プッチ神父。貴殿が召喚されたのは、他でもない偶然のことだ。
この聖杯戦争において、宗教上の理由は存在しない。ましてや、他の参加者も教徒ではない有象無象の類だ。」


 その話を聴いて、プッチも失望した。
所詮は、「聖杯とは名ばかりの模造品」を報酬とした冒涜的な催事か、と。


「……では、「何」のために聖杯戦争などという催事を行う?
教えから外れた連中が、戦争をしてまで欲しがる「聖杯」とは、一体「何」のために存在する?」


 その質問に言峰も、いつも通りの「雛型の回答」を返そうとする。
だが、その時────


(何だ……?もしや、『誰』かと話している、というのか……?)


 言峰は突然の「何」もない空間に顔を向け始めた。
それは、『何者』かの話を聴いているか、あるいは普通でない会話をしているかのような反応。

 間が置くと、改めて口を開いた。


「────世界の理を書き換え、新たな創造を齎すために存在する。貴殿が求める答えとしては、これが正しいだろう。」
「!」


 言峰が切り出した問いに、プッチも関心を示す。


「…………それは、本当のことか?」
「ああ、本当だ。聖杯である『天の聖杯』はそのようなものとして存在する。
この仮想世界の存在こそ、『天の聖杯』のシステムの一端であるのだ。」
「何……?」


 プッチはガラスの外を凝視する。


「…………。」


 仮想世界とは言ったが、プッチは、陽の光も、小鳥の囀りも作り物には感じなかった。
確かにこの世に実在している、と少なくとも今はそう思う。
これが一端というのなら、確かに『天の聖杯』は創造の力を有するのかもしれない、と。


「……もし、仮にだ……。
言峰神父。『天の聖杯』が、貴方のいう世界の創造ができるほどの代物だったとすれば……。
それは『真理』に到達することも可能ということになるのか……?」
「────可能だ。それが己の人生を賭けてまで、求めるほど『理』があるものなら、実現も可能であろう。」


 聴いたプッチは、思いに耽った。


(……これは神が私に与えてくださったチャンスじゃあないか……!
この「星晶石」が、私を導いてくれた……!
『ミザリィ』とかいう女との「出会い」は、ここへ誘うための「引力」だったッ!!)


 思い返すのは、「グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所」。
『ミザリィ』という陰妖としたシスターから、星晶石を受け取ったことにある。
「星晶石」に妙に惹かれるものがありつつも、その時はプッチも社交辞令程度に流していた。

 だが、今思い返せば、その「出会い」もまた意味がある事。
もし、仮に「星晶石」を受け取らなければ、少なくとも今の彼の人生は動くことはなかった。
『ミザリィ』という女が何を考えてやったのかは知らないが、「出会い」はプッチにとっての転換期であった。


「さて、私の役目としてはこれまででいいだろう。貴殿に是非とも会いたいという『ゲスト』がいるものでな。」
「……?『ゲスト』だと?」



 ────その声は、気配の主と共に突如として現れた。



「────久しぶりだな。我が友よ。」


"!?"


「な…………!」


 プッチは咄嗟に背後を振り向く。
そこに居たのは、奇妙な風貌をした異形の男性であった。
死人の如き青白い肌、腰まで伸びた長髪、顔に星形の模様。
大凡、普通の人間という気配が感じられなかった。


「だ、『誰』だッ!?……君は………ッ!」
「……………………。」


 その言葉に、どこか寂しげな表情となる男。


「やはり、私の事は覚えていないものか……。」
「……い、いや……気分を害したのならすまない。私も咄嗟で、失礼な対応だったかもしれない……。」


 「友」という言葉もあるのか。プッチも、彼に対してどこか「他人」という感じが芽生えなかった。


「だが、無理もない。私の存在は抹消されてしまっているからな。」
「抹消……だと?」
「「認められない」のだ、私の存在が世界にとってな。
私がサーヴァントとして存在していられるのは、幻想の残り香に過ぎない。」


 僅かに不満に感じる様に話す、DIO。 


「私の名は『DIO』。君の名前は『エンリコ・プッチ』、1972年6月5日生まれ。スタンドは『ホワイトスネイク』。
能力は「相手に触れて記憶やスタンドをDISC化して奪う」。癖は「動揺すると素数を数える」
特技は「口の中で二連のさくらんぼの種を茎につけたまま食べて見せる」……で、間違いなかったか?」
「!」


 驚愕するプッチ。どこまでも自分について精通している事を。


「……随分、私の事について詳しいじゃあないか。」
「信頼できる『友』だったのだ、君は。踏み込んだ真似をしてすまなかった。」
「いや、君が相手ならどこか「構わない」という気がしてならない。続けてほしい……。」


 このDIOは、存在が抹消されているため、プッチも面識というものがない。
だが、初めて会った相手なのに関わらず、本当に何年も共に居た様な既視感がある。
むしろ、彼がいなかった人生の方が空虚で、あまりにも停滞したようなものであったぐらいに。


「その前に、一応聴いておくが。君は『誰』かの手によって、スタンドが発現したのか、それを聞かせてもらってもいいか?」
「……ああ。『エンヤ』という老婆からだ。彼女は私の恩師でね。色々とお世話になってくれたよ。」
「『エンヤ婆』か…………。彼女には世話になった。」


 『エンヤ婆』という名前を思い返し、DIOも懐かしさを感じていた。
1987年の某日。本来、DIOと出会う筈の日に、代わるようにある相手との「出会い」をすることとなった。
それが、DIOの様な存在との「出会い」を求めて旅をしていた、DIOの忠臣「エンヤ婆」。
彼女の手により、矢が渡ったことがきっかけで、代わりにホワイトスネイクは発現することになった。


 そう。DIOの存在が消えたとしても、プッチの「運命」や「思想」が変わるということはなかった。
「赤んぼうの時に弟が連れ去られたこと」、「エンリコ・プッチが神父になろうとしたこと」、「教会で婦人の告白を聞いたこと」。
そして……「妹ペルラと弟ウェザーを別れさせるため、「なんでも屋」に依頼したことから悲劇」。
それが故に、プッチは決意を固める「目的の実現の為ならば、如何なる犠牲を問わない」という信念の覚醒。
彼の人生という「真実」だけは、依然変わりない。それは、例えDIOの存在が消失する事態になろうとも。


「さて、君が私が知る限りの『エンリコ・プッチ』なら、このような質問を何を今更という風な内容だが……改めて聴こう。」


 プッチを導くように、手を指し伸ばす。


「君は「引力」を信じるか?この聖杯に召喚された事に意味がある事を。」
「…………。」


 それは存在が消える前の世界、プッチとの「出会い」問いかけ。



「信じている。そして、『探している』。」
「ほう?」


 DIOは、その次の回答を知っている。
それでも、自分の口から出た言葉が聞きたかった。


「『人はなぜ出会うのか?』。その「答え」を知る者を探している。
方法でもいい。「答え」を知ることが私の使命なのだ。」


 プッチが目指すもの。それは「運命を操作する方法」。
すなわち、「全ての人類が幸福になることが出来る方法」の到達。
それこそが、自分に与えた崇高な使命であると、プッチは信じている。

 だが、DIOが居ない彼は、あまりにも停滞していた。
「天国に行く方法」、そして「「答え」を知る者」も、存在しない。
恐らくは、「何事もなく時間だけが過ぎ去る」だけの人間で終わる筈だったのかもしれない。


「素晴らしい。やはり君こそ、私の知る『エンリコ・プッチ』だ。」


 プッチから聴いた言葉に、DIOも「満足」と「信頼」を抱く。


「…………そうか。」


 熟慮したプッチも、認識を改めることとした。


「君が私にとっての、「答え」を知る者というのか。『DIO』。
私はここに導かれたのは、全ては「君と出会う」ための事だったのか。」


 「答え」を知る者とは、他ならない『DIO』であると。
「星晶石」を受け取った「出会い」から、引き寄せられる「引力」。
向かう先は、『天の聖杯』などではなく、この『DIO』であった、と。


「友よ。私の知る君は『天国へ行く方法』を目指し、そして私をよく支えてくれた。
私ならば、君が望む『理想』を実現できる。その『真実』が、私の手の中にある。」


 そうして、背後に現れたヴィジョンは。


「それが……君のスタンドなのか……!?」
「ああ。」
(『天国に行ける』のではないか……!?彼のスタンドさえあれば……!)


 筋骨隆々とした外見、白金がイメージカラーのスタンドであった。
この存在感にはプッチも「妄信」などでもなく、心の底から「真実」だと感じ取った。
確かに「人類を天国へと導ける」実現する方法は彼の手にある、とプッチも確信する。


「『エンリコ・プッチ』。再び、私に手を貸してくれないか?私の存在が、現世に戻るために…………。」


 その問いに、DIOの手を取る形で示すプッチ。


「……私の答えは変わらない。」


 確固とした自信が、自分にはあった。
 いつ、如何なる時があっても、彼を崇敬することを。


「『友』よ……。神を愛するように、君を愛している。」


 DIOも微笑みを浮かべ、彼との繋がりを再確認した。
このDIOが知るプッチは、「DIOを支え、身を任し、すべての重荷から解放される」という道を選んだ。
そして、今、この場に居るプッチもまた目的を切り替え、彼の補佐を担う道を選ぶ。
運命は一度消えても、また繰り返されようとする。互いを結ぶ、「引力」がある限りは。






「…………さて」


 今度は、キョウランスキーの方へと振り向き返った。
キョウランスキーが取っていたのは"片膝をつき、右手で体に添える構え"。
それは、すなわち「お辞儀のポーズ」であった。


「……このDIOを前にして、臆するでも、媚びるでもなく、「敬服」を取るというのか。
それだけでも、大した精神力じゃあないか。初対面にしては好印象だぞ。」


 DIOはキョウランスキーの対応に感心を示した。
彼が見せたものは、「恐怖」などではなく、「敬服」であった。
自分が弱者にあるということなど百も承知。されども心は動じず、己に相応しい行動を見せる姿勢。
初対面であるが、少なくともその"身の程を弁えた潔さ"にはDIOも高評価であった。

「私めは『モーマニット・キョウランスキー』と申します。」
「ほう……。」


 次に取ったのは、「自己紹介」。
特別なサーヴァントでも彼にとって、「真名を明かす」という行為は、「捨身」に他ならない。
だからこそ、尚も相手からの「信用を得たい」という意図が裏にある、ということになる。


 ……だが、それぐらいではDIOも信用しない。
食えない連中が世の中に居ることぐらい、長寿のDIOは知っている。
故に、当のDIOはその意図よりも、別の興味がキョウランスキーにあった。

「先の戦いで見せたあの妙技……あれは君自身が編み出したものなのか?」
「ハッ!さようにございます。」


 それは、キョウランスキーの奇術であった。
プッチが教会に着くまでのシャドウ戦で知った、彼の宝具。
超音波により潜在意識に刺激を与え、殺人行為に及ぼしてしまう。
それは、こと聖杯戦争下におけば、有用性のある技術に思えた。

 次に必要なのは、『理由』だ。


「魔術やスタンド、そういった類のものを一切使うことなく、指揮棒一つで催眠術をかけるという技術。
きっと並々ならぬ努力と執念が生み出したものだろう。……一体、『何』がそれほどまでに君を突き動かす?」
「『復讐』にございます。我が父、モーマニット・マルチーをルパン三世などというコソ泥に殺されてより、永年の月日。
指揮者となって彼奴めを地獄へ送るべく、この技を編み出して参りました。」
「その『復讐』のためならば、どのような犠牲を払ってでも構わないということか?」
「さようにございます。ルパンめの復讐のためならば、如何なる犠牲も問いません。」


 『理由』は、『復讐』である。
彼の本気な姿勢に、嘘偽りの類はないとDIOも理解と納得をした。
「捨身」になってでも、『信用』を得たいとする裏は、DIOにわかった。
己の『復讐』という理念の実現のために、とかく"生き残りたい"とする意志がある。
なら、どうでもいいことだ。『復讐』などDIOにとって、何の関係もない話だから。

 さらに言ってしまえば、これには「利用しやすい」という利点もある。
権力欲や名誉欲、金欲、色欲といった一過性な動機であれば、易々と手を切ることであろう。
だが、しかし『復讐』ともなれば、動機には一貫性があり、報酬を与えるだけで取り入れられる。
その容易な扱いにこそ、DIOにとっては『信用』の足りる要素であった。
事、話次第では上手く扱えるだろうという『安心感』が生まれるものだから。

 不敵な笑みを浮かべるDIO。次に返すものは非常に容易であった。


「君の「信念」。実に気に入った。
君達が聖杯戦争を生き残り、聖杯を私達に捧げた暁には、
褒美として君の復讐も叶えてあげようじゃあないか。」
「!」


 キョウランスキーも反応する。彼にとっても、旨い話が振ってきた。


「心配しなくともいい……。私にはその『力』がある。
先の話で聞いたかと思うが、この『天の聖杯』は願いの為にわざわざ『世界を創る』などという個人には手に余る代物だ。
そんな「一個人の希望」ぐらいなら、聖杯など使わずともこのDIOが実現できるとも。」
「…………それは、真にございますか。」


 旨い話に、思わず食い付く。
この「王」に従うのであれば、別の希望もある。
それは一方的な関係ではなく、自分にも『利』があるということ。
だから、キョウランスキーの中にも『安心感』が成立する。

 そして、DIOも本心から出た一言だと判断した。


「このDIOに忠誠を誓うならばだ。キョウランスキー。」
「ハッ!新たな「王」に忠誠を……!」


 深く頭を下げ、「王」への忠誠を誓うキョウランスキー。
互いの中に、疑似的な『信用』というものが成立した。
それはDIOも、キョウランスキーも『安心感』があるからだ。

 キョウランスキーは裏切らないだろう。……そう。「王」を、信じている限りは。






「…………。」


 黙して聞いているだけの言峰は、一人、「愉悦」の笑みを浮かべていた。
この関係には、「保証」というものがない、ということに気付いている。
契約は勿論、命に対する「保証」も、キョウランスキーというアサシンにある筈がない。
だから、最終的にどういう運命になるか、言峰には見当が付いていた。


「…………。」


 一方、当のマスターであるプッチというと、キョウランスキーのことを侮って見ていた。

 このエンリコ・プッチという男は、基本的にDIOの以外の事を、「取るに足りない」として見下している。
どうでもいい相手にはぞんざいに扱うし、都合の良い相手は「達成のためには犠牲」として利用する人物。
キョウランスキーに対しても、同様な見方であった。心底、彼の事について「どうでもいい」などと感じていた。







「ああ、私も一つ言い忘れてことがあった。プッチ神父。
これは職務的な件だが、貴殿には私の連絡先も伝えておかなければならない。」


 端末を手に取る言峰に、奇怪な表情を浮かべるプッチ。


「職務的な件?」
「何。これは、監督役とは別に、「言峰教会の神父」としての判断だ。
……プッチ神父。貴殿に与えられているロールは、「派遣のチャプレン」だ。
故に、我々が間接的な繋がりを持ったところで、何ら問題はあるまい。」


 神父という職種は、言峰綺礼がそうである様に教会を中心に働くことが多い。
その一方で、中には「チャプレン」といって、教会外の施設で働く聖職者たちも実在している。
教育機関、式場、警察署、医療機関……と、多岐の施設内に設置された礼拝堂を中心に
かく言うプッチが、今現在まで勤めていた「教誨師」という職種も、その「チャプレン」の一種に当たる。


「尤も、私にも監督役の命令があるものでな。公平を期すため、有益な情報を流すことはできない。故に期待されては困る。」
「…………逆を言えば、「私から『情報』や『行動』を与えることはできる」ということ、だろう?」


 プッチの読みに、言峰も愉悦の笑みを浮かべる。


「話が早くて助かる。監督役としてあまり直接的な関与ができないものでね。」
「いいだろう。私も『DIO』の復活は望んでいることだしな。裏で「協力」させてもらうとしようか。」


 プッチも、言峰綺礼を「食えない相手」として笑った。

 直接的には制限されるわけだが、全面的に「ならない」とは言われていない。
そして参加者側も、大抵の事ならば自由なのだ。「協力」しようが、ルール違反にはなっていない。
本来、令呪で「認識されない」様に命じているDIOを、プッチ達に許可した理由はそれが狙いだったからだ。

 "目的の為に躊躇なく他人を踏み台し、多くの者から殺意(ヘイト)を抱かれやすい者"。
そういう「邪悪」が、裏で暗躍してくれる程、戦いはより盛り上がってくれる。

 ────そして、その「邪悪」が"志半ば"といった時に、因果応報な目に遭うものなら、尚"愉悦が走る"。


 そう。「出会い」の「引力」は、言峰綺礼との間にも微かにあったことをまだ知らない。



☆  ☆  ☆



 2時間弱に渡る演奏会は終わり、プッチ一行は早々に姿を消していた。


 本来、従事しているロールは、「パラディウム・セントラル・ホスピタル」などで活動する「チャプレン」。
こうして関係性の薄い音楽関係に関与していたのは、自らの作戦の一環。
件のクラシック人気は、彼が裏で根回しをしていたことも、大きく関わっている。

 だが、そのような社交もこれまでのこと。
ホワイトスネイクの能力により、関係者との記憶は処分し、詮索の痕跡となる一切の情報は遮断している。
故に、音楽活動に従事することは、まずない。





「……これは、「さくら鍋」というものらしい。日本食でいう、「スキヤキ」みたいにして食うもの、だそうだ。」


 座敷に対面のテーブル、座椅子に腰掛け、鍋を囲む外国人の二名。
今彼らが居るのは、シカルゴ街の料亭、座敷十二畳の個室。
二人は一仕事を終え、悠々と食事を取っていた。


「何故、日本では馬肉のことを、「桜肉」って呼ぶか知っているかい?
これは日本の江戸時代の頃、仏教により肉を食べることが禁じられていた時期があって、
言い逃れをするために付けられた隠語から、「桜肉」って名が付けられたらしい。」
「随分、博識なものだな。我がマスターは。」


 会話を挟みつつ、馬肉を堪能していた。

 なお、演奏以外になるとキョウランスキーも自分の身を隠している。
生前、戦闘とは無縁であったキョウランスキー。戦闘面では当聖杯戦争でも恐らくワーストに入るレベルで低い。
故に、プッチ自身が主に暗躍する形での行動するのであった。


 何も役立たずというわけではない。少なくとも、彼の「宝具」には利用価値がまだある。
「マスターへの殺害」だけでなく、超音波を録音した音楽CDは他にも何種類か持っている。


 例えば、暗示の一つとして、「一般人を殺せ」という内容もある。
これを面前で、かつ他陣営を相手に使えば、「相手の立場を危うくさせる」、といった使い道にもなるであろう。
尤も、その余波として、付近で聞いた者が「一般人同士が殺し合う」ということなるわけだが、"わかっている"。
自分達が直接的に殺しているわけでもない以上、罪の所在が明らかにならないため、問題にならない。
仮に、万に一として罪を突き止められた時、それが「教唆」という類になるかもしれないが、
文字や言葉ではなく「超音波」による暗示である以上、論理的証明も付かない。
ましてや、「NPC間の殺人」という事例は元々存在しているので、所詮は「不慮の事故」に終わるだけのことである。


「この料理、そろそろ煮頃だろう。よかったら君の分もよそうか?」
「では、いただこうか。」


 今、共に鍋を頂いている様に、この陣営も「友好的に」接している。
何の不和も、対立もなく、互いが「勝ち残る」という一致した目的の為に共闘する。
これ以上にもなく、一見すると順当な主従関係かの様に思えた……。





 だが、プッチとしては────


(さて、どれぐらい持つだろうかな……。「コイツ」の命。)


 キョウランスキーではこの聖杯戦争を「勝ち残れそうにはない」と早々には判断していた。
運が良ければ何人ぐらいは殺すことはできるかもしれない。……だが、それも時間の問題。
奇術というのは無意識、無防備だからこそ有効に働く。逆に奇術に慣れてしまえば、対策を取るのも難しくない。
それはCDなども同じ。今は何とかCDが世の中に広まっているが、次第にNPCも悪性に気付き、回収されることだろう。
事態は、彼にとって段々と不利な環境に陥ってしまう。故に「勝ち残れそうにはない」と判断している。


(いや……「1日目」か「2日目」。精々、それぐらいまでだろうな。)


 だから、せめて今の内だけでも、有効活用することを考える。
ある程度が経ち、「使いものにならない」と判断すれば、用済みとして捨て駒にするだけ。
もしくは、「隙を突いて、DIOに捧げる生贄となってもらおう」などと考えている。
無論、その後、他陣営から「サーヴァントをいただいて、乗り替える」ことを想定した上で。


(まずは、活動圏内の「『シカルゴ街』に居る陣営」を狙いとするのが望ましい。
『市役所』、『ラストアンコール』、『パラディウム・セントラル・ホスピタル』、『イリー・アイランド』…………。)


 プッチは一人。開始前までにじっくりと、情報収集や接触などに務めることとしていた。
そう。全ては、『人々を幸福に導く』行動のために。『幸福』のためならば、如何なる犠牲も正しい事なのだから。



 "お前は、自分が『悪』だと気づいていない…もっともドス黒い『悪』だ…"




【クラス】
アサシン

【真名】
モーマニット・キョウランスキー@ルパン三世

【出典】
ルパン三世

【性別】
男性

【ステータス】
筋力E 耐久E 敏捷D 魔力E+ 幸運D 宝具C

【属性】
混沌・悪

【クラス別能力】
気配遮断:D
サーヴァントとしての気配を絶つ。隠密行動に適している。
ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断は解ける。
正規の暗殺者ではないため、ランクは低め。

【保有スキル】
魅了(音楽):B
魔性の音楽性により、老若男女を問わず対象の感性を魅了させる。
彼の音楽はクラシック好きはおろか、好きでなかった者でさえも、もう一度聴きたいと思わせるであった。
なお、この効果自体は魔術ではないため、対魔力に影響しない。

黄金律:C
人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
金銭には困らぬ人生を約束されている。

真眼(偽):D
第六感による危険回避。
敵対者であるルパン三世が来ることを二度に渡って予期した逸話によるもの。

【宝具】
『我が音を聴け、仇敵に贈る葬送曲(エゼクツィオーネムズィカーレ・キョウランスキー)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:音を聴ける範囲内 最大捕捉:-
アサシンの振るう「ダイヤの指揮棒」による催眠術が宝具として昇華されたもの。

指揮棒から出る「超音波」の発生と「指揮する演奏曲を聴く」という条件によって宝具が発動。
聴覚の刺激を受けた者に、「特定人物を殺害する」という暗示を植え付けて操る。
この時、直接的に演奏している場でなくとも、CDやテレビなどの音楽媒体を介した伝達でも暗示をかけることは可能。
暗示を受けた者はアサシンが上書きするか、何らかの方法で催眠を解かない限りは解除できず、アサシンの音楽を耳にしただけでも再発動する。
ただし、音は一つしか出せないため、アサシンの指揮により具体的な指令を下せることはできるが、一度に与えられる暗示は一つに限られる。

一方で、「超音波が耳に入らない(聴覚の操作なども含む)」もしくは、他の音で超音波をかき消す、睡眠といった「聴覚への刺激を受けない」によって回避することも可能。
また、「自己暗示」や「勇猛」などといった対精神干渉スキルがあると通用しない。

【weapon】
『ダイヤの指揮棒』
ダイヤモンドが散りばめられた指揮棒。弦を弾く弓もなる。
安く見積もっても2億はくだらない代物との評。

『チェロ』
ケースに入った絃楽器。
超音波の応用により、振動を与えるといった使い道もある。

【人物背景】
音楽の魔術師と謳われるほど天才的な国際フィルハーモニーの指揮者であった。
石川五ェ門にして「一部足りとも隙が無い」と言わしめるほど卓越した指揮能力を持つ。

一見すると、得体の知れない雰囲気を見せる紳士然とした人物であり、仇敵が来訪しても臆しない胆力の持ち主。
しかし、ルパン三世からも悪党と評される父を持つように、復讐のためとはいえ他人を利用することも構わないと悪党であった。

過去にイタリアで、宝石商を営んでいたモーマニット・マルチーをルパン三世に殺されたことで、復讐のために命を狙っていた。
得意の奇術をおたまという奇策によってかき消されてしまい、状況が一転。
最後は催眠状態で朦朧とした銭形が放った戦車の砲弾を受け、遭えなく死亡した。

彼に贈られたレクイエムは、皮肉にもベートーヴェンの交響曲第3番「エロイカ(英雄)」であった。

【サーヴァントとしての願い】
ルパン三世への復讐に誓う。

【方針】
DIOの忠誠とルパンへの復讐のために優勝を捧げる。
まず、初めに「マスターの殺害」という暗示内容の曲を広めることで、他陣営内の相討ちを狙う。
戦闘力がないため、演奏と会話以外では、基本的に気配遮断で身を隠す。

【把握作品】
アニメ「ルパン三世」Part2 79話「ルパン葬送曲」をご参照ください。




【マスター】
エンリコ・プッチ@ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン

【出典】
ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン

【性別】
男性

【能力・技能】
『ホワイトスネイク』
【破壊力 - ? / スピード - D / 射程距離 - ? / 持続力 - A / 精密動作性 - ? / 成長性 - ?】
(破壊力は「未知数ながら近距離戦では推定A相当」。射程距離は20mとされている)
塩基配列の描かれた包帯状のラインが全身に走り、顔の上半分と肩、腰の辺りは紫色の装飾品のようなもので覆われた人型のスタンド。
相手に触れて記憶やスタンドをDISC化して奪うもしくは操る能力を持ち、DISCを抜き取られた相手は、しばらく仮死状態に入る。
心臓は止まるものの完全な死亡には至らず、肉体の干渉がない限りはDISCを再び挿入すると復活できるという。
この応用として幻覚を見せて惑わすことや、空のDISCに指令や記憶を書き込み、対象者を自在に操るといったこと、
視覚や聴覚といったものでさえも抜き取ること、果てには普通の音楽CDを挿入するだけで、音楽を再生させることすらも可能。

なお、人間以外の生物を可能とするが、サーヴァントに対してこの能力は通用しない。

【weapon】
なし。

【人物背景】
「グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所」で教誨師を務める神父。
表向きには礼儀正しく穏やかでありながら、社交的で親しみやすい一面もある好人物だが、
実際は理想とする者以外を軽蔑し、ぞんざいにも扱う様な傲慢な人物。
また、遠回しな喩えやわざわざ要所で必要以上に人を馬鹿にする、といった嫌味な面が顕著に見られる。

幼少時、双子の弟「ドメニコ」は生まれてすぐ亡くなってしまったという事実を両親から聞かされた事がきっかけに、
「運命はなぜ自分ではなく弟を選んだのか?」「なぜ人に幸福と不幸があるのか?」「真の幸福とは何なのか?」
という疑問を持ち、その真実がどこにあるのか知りたくて神父への道を志すこととなった。
ある時、告白者の懺悔からドメニコは生きており、すり替える形で誘拐され、「ウェス・ブルーマリン(ウェザー・リポート)」として育てられたことを知る。
聖職者の「告白」の守秘義務や複雑な事情もあり、思い悩んでいた時に、間が悪く、妹ペルラはウェスの事を何も知らぬまま恋してしまう。
しかし、傷つけることを避けるため、ただの失恋として事態を片付けるべく私立探偵を雇った所が、運悪くも過激な「白人至上主義者」。
養父が黒人だったウェスは凄惨なリンチに遭い、後に木に吊し上げて絞首刑という光景を見たペルラは彼が死んでしまったものと
勘違いし、湖に身を投げ、命を断ってしまうこととなった。
全ての「出会い(互いを引き寄せる引力)」が故に引き起こされた不幸な運命から衝撃を覚え、以来、理想の根底となる「全ての人類の運命を操作し、幸福になることが出来る方法」の実現、「天国への到達」を目指す様になる。

だが、それがきっかけで、「天国への到達は神から与えた崇高な使命」と信じるようになってしまい、「そのための犠牲はやむを得ないであり、正しい事である」といった独善的な信念が表れるようになる。
故に後のウェザーリポートからは、「自分が悪だと気づいていない最もドス黒い悪」として評されている。

なお。本来ならば、『DIO』との出会いを経て、彼という人物もまた形成されていくのだが、
『DIO』の存在が抹消されたことにより、代役が埋まる形で運命が成立し、現在に至っている。
そのためか、「ジョースター家とは因縁がない(執着心がない)」という決定的な違いもある。

【マスターとしての願い】
『DIO』の復活と支援、そして人類を天国へと導く。

【方針】
他陣営を潰し、DIOの聖杯到達を狙いとする。
基本的にホワイトスネイクによる奇襲で他マスターに接触し、DISCによる操りや情報の抜き取り、令呪の奪取といった利用、最終的に価値がない(もしくは邪魔ならば)殺害に進める。
アサシンは演奏による罠やアサシンの演奏を収録した音楽CDをNPCに挿入するなどして、宝具を発動させるなど、それなり有効活用するが、
アサシンはもう使い物にならないと判断した時に、捨て駒として見殺しにするかDIOへの生贄にさせる予定。

【ロール】
「パラディウム・セントラル・ホスピタル」などで活動するチャプレン

【把握作品】
漫画およびアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン』をご参照ください。
特に「ヘビー・ウェザー」などではプッチの過去が描かれております。

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