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「復活祭」

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「復活祭」 ◆3.8PnK5/G2







 ――――し……死ぬのか!? 僕は死ぬのか!?





 「そうだ。40秒で心臓麻痺。もう決まりだ」


 ――――し……死ぬ……いや……嫌だ……死にたくない。

 ――――死にたくない! ふざけるな! やめろ! 死にたくない!


「みっともないぞ、ライト。いや、お前らしくない」

「最初に言ったはずだ。お前が死んだ時、俺がお前の名前を書く事になると」

「これはノートを人間界に持ち込んだ死神とそのノートを最初に手にした人間との間にできる掟だ」

「牢獄に入れられたんじゃいつ死ぬかわからない。待っているのも面倒だ」

「もうお前はここで終わりだ、ここで死ね」


 ――――い、嫌だ! 死にたくない! 牢獄も嫌だ! 何とかしろ! 何か手はあるんだろ、リューク!


「一度ノートに名前を書き込まれた者の死はどんな事をしても取り消せない」

「お前が一番よく知ってるはずだ」

「さよならだ、夜神月」


 ――――死ぬ……あと数秒で!!

 ――――いやだ……死にたくない! 死にたくない! 死にたくない!

 ――――嫌だ! 逝きたくない!!





「うわぁぁあああぁああぁああっ! 死にたくない!! 逝きたくない――――――――――」





 * * * * * *





【1】

 D-4、「間桐邸」。
 玄関の扉が開けられる音によって、夜神月の意識は「死亡直前の風景」から現実へと引き戻された。
 自身の視界には、ノートに「夜神月」の名を刻み込んだ死神の姿は見えない。
 今居る場所も薄汚れた倉庫ではなく、綺麗に掃除された、埃一つ無い清潔な部屋である。

(やはりあれは……夢ではない……)

 最期の会話、心停止による激痛、堕ちていく意識、そして――『死』に対する恐怖。
 あの場で感じたものが夢だとは、到底思えない。
 「夜神月は心臓麻痺で死亡する」――それは決して嘘ではなく、この身で体感した事実であった筈。
 だとしたら、何故自分はこの地で、止まった心臓を再び動かしているのだ?

(なにがなんだか分からない……一体どうなっている……?)

 何から何まで、理解し難かった。
 主催者に食いかかって、結果「みせしめ」として殺されたあの異形と言い、名簿に書かれていた「既に死んだ人間達の名前」と言い、常識を意図も容易く凌駕する出来事が連続して発生している。

(これが「死んだ者が行きつく所」……? いや、だとしたら何故ニアと松田まで参加しているんだ……?)

 名簿には、自身を破滅へと追い込んだ者達の名も書かれていた。
 「夜神月」=「キラ」である確固たる証拠を、本人の目の前で突きつけた「ニア」。
 最後の最後で月を裏切った「松田桃太」。
 どちらも思い出しただけで腸が煮えくり返る気分になる存在である。

 キラに反抗し、結果勝利した側に付いていたあの2人は、まだ生きている筈。
 生きている人間が参加されているということは、この「儀式」は「死」とは無関係の位置にあるということを意味していた。
 だとしたら――夜神月は、名簿に書かれた死者達は。

(「蘇り」……そんなものを認めろと言うのか!?)

 「死」は誰にも覆すことの出来ない、絶対不変の摂理。
 あの男は――アカギは、それをたった一人で覆してしまったと言うのか。

(有り得ない……だが……)

 だが、月本人が「生き返り」という超常現象を体験してしまっている以上、受け入れるしかあるまい。
 片意地を張って「非現実」を否定するよりも、柔軟な姿勢でそれらを認めるべきだろう。
 それ以前に、自分は既に「デスノート」と言う最上級の「非現実」と遭遇してしまっている。
 この程度の事を認めるのは、容易であった。

 さて、主催についての情報――例えば、殺し合いを始めた理由、生き返りの原理――も集めたいし、異形に変化した眼鏡の男性(「オルフェノク」と言っていたか)に関する事も気になる所だ。
 だが、それらの調査に行動を移す前に、今の月にはやるべき事がある。
 この家を訪れた二人の参加者の事だ。

 聞こえてくる声からして、月の関係者ではないのは確か。
 会話の内容から考えて、殺し合いに乗っている訳でもない。
 警戒してこのまま身を隠したとしても、いずれは見つかってしまうのは目に見えている。
 下手な事をして怪しまれるのは避けたい。
 だとしたら――接触を試みるのが、最も利口な選択だろう。


【2】

 派手な服装をした長身の男は「ゲーチス」、制服の少女は「美樹さやか」と名乗った。
 二人はほんの数分程前に行動を共にし始めたばかりらしく、どこか安全そうな場所で情報交換を行う予定だったらしい。
 そう考えると、彼らが月の居る「間桐邸」にたどり着くのはごく自然な事だと言えるだろう。

 情報交換は、居間にて行われた。
 その内容だが――予想の斜め上を行く話が続出したせいで、月も少々唖然としてしまった。

 さやかの「魔法少女」の話はまだいい。
 御伽噺の様な話ではあるが、一応「日本」で起こった話だ。
 だが、ゲーチスの「ポケモン」についての話は、流石の月も一抹の疑念を抱かざるおえなかった。
 何しろ、あらゆる物事が月達の世界とは根本的に違うのである。
 「イッシュ」などと言う名前の地方、月の知る限りでは存在しない。
 念のためさやかにも聞いてみたが、彼女も首を横に振った。

(アカギの言っていた「可能性宇宙」はこれの事を言っているのか?)

 「数多の時間、空間という可能性宇宙」――すなわち、「平行世界」。
 アカギの話が確かなら、「儀式」の参加者は複数の「平行世界」から選ばれているという事になる。
 とすれば、地形、もしくは歴史が違う「世界」からも人間が連れて来られていてもおかしくはない。

「恐らく、ゲーチスさんとさやかと僕の『世界』は全く別のもの……いわゆる『パラレルワールド』なのでしょう」

 「平行世界」という単語一つだけで、此処で聞いた全ての話を肯定できる。
 ポケモンも、魔法少女も、オルフェノクも、恐らくは全て別々の宇宙から来た存在なのだろう。
 「一度死ぬ以前の自分」が聞いたら、無言のまま精神病院を紹介されかねない、突拍子も無い発想ではあるが、今は非現実を受け入れざるおえない状況なのだ――この思想を貫くしかあるまい。

 それにしても、まさか此処まで無茶苦茶なものだったとは。
 アカギの「どんな願いでも叶える」という発言も、嘘ではないのかもしれない。
 だとすれば、「デスノートを再び手にしたい」という願いすら容易く叶えてくれるのだろう。
 この地に存在する参加者を全員殺害すれば、再びキラとして君臨できるのだ。

 だが――本当に優勝してしまっていいものなのだろうか?
 殺し合いに乗ってしまえば、月は本当に「クレイジーな大量殺人犯」になりかねない。
 キラはあくまで社会的な「悪」を滅ぼす存在である。
 犯罪とは、ましてや自身と無関係な一般人を手にかけていいものなのだろうか。

(……いや、何を今更)

 今更抵抗感を感じて、どうすると言うのだ。
 既に自分は、犯罪を犯していない者の名を――敵対していたとは言え――ノートに書き込んでいるではないか。
 それを今になって、「殺していいものだろうか」だと?
 それこそ、キラに駆逐されるべき偽善者と同レベルの思想だ。


 月の目の前には、彼本人も含めた多くの戦士達の運命を劇的に変えかねない選択肢が存在している。
 積極的に他者を蹴落とし、最終的には優勝する道を選ぶか、二度目の死を回避するため、ひたすらに生存を優先する道を選ぶか。

 ――決断には、そう時間はかからなかった。


【3】

 美樹さやかは激怒した。
 怒りの矛先は、『夜神月の居た世界』に存在する「殺人ノートを所持した殺人鬼」キラと、それに協力する集団に向けられたものである。
 殺人を犯すだけでも憤りを感じたというのに、なんと彼らは、事件を追っていた月を嵌めて「偽のキラ」に仕立て上げたと言うのだ。

「奴らは『儀式』の最中でも僕を陥れる為に暗躍するでしょうね……」

 月曰く、この地に呼ばれた「悪人」は――五人。
 「ニア」、「メロ」、「松田桃太」、「南空ナオミ」、「L」。
 いずれもキラに加担し、月を絶望に突き落とした紛れも無い「邪悪」達。
 この地でも、彼らは罪の無い人を苦しめようとしているに違いない。

「そんなの……許せない! すぐにでも捕まえないと!」

 巨悪を前にして、さやかの正義が燃え上がる。
 聞けばその五人、普段は善人を装っており、その状態で人々に接触しているらしい。
 見知らぬ誰かが彼らの毒牙にかかる前に、すぐに捕まえて悪事を止めさせなければ。

 元より、さやかは正義感の強い少女である。
 誰かの為に必死になれる勇気と、他人を思いやれる優しさを併せ持っていた。
 彼女のその側面は、魔法少女になってからさらに強くなっていく。
 絶望を振りまく「魔女」を狩らなければならない「魔法少女」としての義務と、さやかが「魔法少女」を知るきっかけになった「巴マミ」の生き様が、彼女の「他人を護る」という使命感の増幅を助長させるのだ。

「ああ、僕もそのつもりだ……あいつらの好きには決してさせない……!」

 拳を握り締めながら宣言する月を見て、さやかは「この人もマミさんと同じ『正義の味方』なんだ」という感想を抱いた。
 自身の持つ力を最大限使用して、平和を脅かす「悪」に立ち向かう姿は、さやかが目標としていた「理想の魔法少女像」と、正しく一致していたのである。

(マミさん……)

 脳裏に浮かぶのは、さやかが理想とする「魔法少女」――「巴マミ」の姿。
 目の前で死んだ筈の彼女が、何故殺し合いに参加しているのか。
 今のさやかに、それを知る術はない。
 だが、それでも言える事が一つだけ存在していた。

 それは「マミは殺し合いには乗っていない」という事。
 損得を無視して人々を護っていた彼女である。
 きっと、主催者を倒す為に既に行動を開始しているに違いない。

(マミさんだって頑張ってるんだ……!私だってこの力で……!)

 「魔法少女」の力は、使いようではきっとたくさんの人を幸せにできる。
 古びた教会で杏子に言い放った言葉を思い出す。
 そうだ――この力さえあれば、まどかやゲーチスのような優しい者を護り通せる事だって、月やマミのような「正義」の象徴のような者の手助けを行う事だって、「絶望に彩られたストーリー」を「愛と勇気が勝つストーリー」に塗り変える事だって、不可能ではない。

 さやかもまた、決心する。
 この殺し合いを必ず止めてみせると。
 まどかやマミを始めとする仲間を集め、そして最終的には主催者を打ち倒してみせると。
 絶対に「悪人」達の思い通りにはさせはしない。


(みんなで……生きて帰ってみせる!)


【4】

 情報交換が終わった後は、それぞれの支給品の確認を行う。
 月とさやかには武器が支給されていたが、ゲーチスに支給されていたのは金色に輝く球体一つだけだった。
 「こんなものでどうしろと言うのですか」と嘆く彼に、さやかは躊躇う事なく支給品――ベレッタM92F――を分け与える。
 「魔法」という自衛手段を既に有している彼女にとって、銃など不要であった。

 支給品の確認も終わり、特に何も無かったこの家から出発しようとした頃。
 月は突然「単独行動をとりたい」と言いだした。
 できるだけ早く、「悪人達」の情報を他人に伝えるのが目的のようだ。
 さやかとゲーチスは、月を引き止めようとはしない。
 例え何を言ったとしても、彼はきっと一人で間桐邸から立ち去るだろう。
 それほどまでに、彼の信念は固いと分かっていたから。

 最後に月は「二度目の放送が流れる時間に『病院』で合流しよう」と提案した。
 それが、多くの「対主催」を集める為に必要であることは、説明しなくても理解できる。
 二人はその提案を飲み込み、12時間後の再会を約束した。

「……では、僕はこれで」

 月は間桐邸の前に置かれていた、西洋風の一軒家とはミスマッチなバイクに跨る。
 これは月に支給された「ジャイロアタッカー」という名称のバイクらしく、「スマートブレイン社」によって開発された代物らしい。
 三人の中にその会社の名を知っている者はいなかった。
 恐らくは、「三人がそれぞれ居た世界」とはまた別の世界で活躍している企業なのだろう。

 バイクは煙を吐き出しながら車輪を回転させ、月を運んでいった。
 速度は段々と加速していき、それに比例してバイクと間桐邸の距離は開いていく。

 数十秒もしない内に、月の姿は見えなくなっていた。


【5】

 バイクで走り去って行く月の姿を何時までも眺め続けるさやかの姿を見て、ゲーチスは内心でほくそ笑んでいた。

 先のやり取りを見ていれば、この娘が「正義の味方」を目指している事は誰にでも理解できるだろう。
 そういう馬鹿げた理想を持っている者は大抵、少し精神面を追い詰めてみるとすぐに心を折らすのだ。

(せいぜい、駒として使わせてもらうとしますか……)

 この言葉からも分かるように、ゲーチスにはさやかを思いやるつもりなど欠片も存在しない。
 それどころか、この地で生きている全ての者達を、自身が勝ち残る為に必要な駒としか思っていないだろう。
 これこそがゲーチスの本性。
 人の善意を貪り尽くし、他者を蹴落とす事に至上の悦びを感じる真の「邪悪」。
 さやか達の前の見せた表情は、一つ残らず捏造したものなのだ。

 ゲーチスが目指すのは、「脱出」ではなく「優勝」である。
 この場に居る56の命を犠牲にして、造りあげるのは新たな組織。
 既に崩壊してしまったプラズマ団を超えた、絶対的な力を備えた最強の軍団。
 自身が世界を牛耳る世界を創造する為ならば、ゲーチスは簡単に悪魔じみた行為を行えるのだ。

(サザンドラ……もしもの時はあなたが頼りですよ……)

 支給品の確認の際、ゲーチスは一つ嘘をついている。
 ――彼には、支給品が「二つ」支給されていたのだ。
 もう一つの支給品の名は「モンスターボール」。
 その中に封じられているのは、ゲーチスの手持ちの中で『最凶』のポケモン――「『きょうぼうポケモン』サザンドラ」。
 言わばゲーチスの「切り札」である。
 使う前に存在を他者に知られてしまっては、もうそれは切り札ではない。
 故に、この支給品は隠蔽する。
 今の所は、あくまで「支給品に恵まれなかった善良な人間」として活動するのだ。

「こんな場所で立ち往生していても仕方がありません。私(ワタクシ)達も他の参加者を探しましょうか」
「……そうですよね! こんな所で立ってるだけじゃ駄目ですもんね!」

 さやかと共に、間桐邸を後にする。
 この少女と行動するのには、彼女を駒と利用する以外にももう一つ理由がある。

 「美樹さやかが絶望する瞬間が見てみたい」。
 これはゲーチス自身の単純な趣味である。
 せっかくの殺し合いだ。
 この地で誕生するであろう最上級の「絶望」を、心行くまで楽しませてもらおうではないか。


(さて……美樹さやか。あなたはどんな絶望でその表情を歪ませてくれるのですか……?)


【D-4/間桐邸前/一日目 深夜】

【外道親父と不遇少女】

【ゲーチス@ポケットモンスター(ゲーム)】
[状態]:健康
[装備]:普段着、きんのたま@ポケットモンスター(ゲーム)、ベレッタM92F@魔法少女まどか☆マギカ
[道具]:基本支給品一式、モンスターボール(サザンドラ)@ポケットモンスター(ゲーム)
[思考・状況]
基本:組織の再建の為、優勝を狙う
1:表向きは「善良な人間」として行動する
2:切り札(サザンドラ)の存在は出来るだけ隠蔽する
3:美樹さやかが絶望する瞬間が楽しみ
※本編終了後からの参戦
※「DEATH NOTE(漫画)」と「魔法少女まどか☆マギカ」の世界の情報を入手しました
※「DEATH NOTE」からの参加者に関する偏向された情報を月から聞きました


【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]:健康
[装備]:見滝原中学校の制服、ソウルジェム(濁り無し)
[道具]:基本支給品一式、不明支給品0~2(確認済み)
[思考・状況]
基本:殺し合いには乗らない。主催者を倒す
1:ゲーチスさんと一緒に行動する
2:まどか、マミさんと合流したい
3:月さんが言っていた「悪人」を捕まえる
4:月さんとゲーチスさんは良い人だ
※第7話、杏子の過去を聞いた後からの参戦
※「DEATH NOTE(漫画)」と「ポケットモンスター(ゲーム)」の世界の情報を聞きました
※「DEATH NOTE」からの参加者に関する偏向された情報を月から聞きました


【6】

 夜神月がバイクを運転するのは、これが初めてだ。
 昔見た映画やドラマの見様見真似で捜査しているのである。
 だと言うのに、彼はまるで「最初からそれの動かし方を知っていた」かのようにそれを扱っていた。
 これもまた、彼があらゆる面において圧倒的に優れているからこそ成せる芸当だ。
 凡人では決してこうはいかないだろう。
 ……尤も、移動速度は遅めにしてあるのだが。

 深夜の街でバイクを疾走させながら、月は思考する。
 情報交換の際、月が「悪人」だと断言した五人が殺し合いに乗る確率は低い。
 脱出、または主催の打倒を目指すのならば、必ずや他者と接触する。
 奴らはその際、「夜神月はキラである」という情報を相手に与えるだろう。
 それが広まってしまうと、月は圧倒的に不利な状況に陥ってしまう。
 できるだけ多くの者に、かつ迅速に「彼らは邪悪である」という情報を流し、こちらを信頼させ、同時に奴らを追い込まなければ。

 最初に会ったあの二人はどうするべきだろうか。
 美樹さやかの方は、特に気にする必要はないだろう。
 あの調子なら、月の思惑通り勝手に情報を撒き散らしてくれる筈だ。
 だが、問題なのはゲーチスの方である。
 あの得体の知れなさの裏に、何か黒いものを潜ませている可能性は否定できない。
 彼については、警戒しておいても損はないだろう。

 今の月は情報を欲している。
 単独行動を行うのも、「病院」に参加者を集めるのも、より多くの情報を集める為でもある。
 あらゆる戦いにおいて「情報」が勝利の鍵となる事を、彼は知っていたからだ。
 それに、「病院に参加者を集める」という行為は、邪魔な「対主催」を一掃できるというメリットも存在する。
 勝利の前に立ち塞がる障壁は、何であろうが排除しなくては。

(僕は……勝たなくてはならない)

 夜神月は優勝を目指す。
 いや、今の地自身の境遇を考えると、それ以外に道は残っていなかった。
 例え主催の目を掻い潜って脱出したとしても、元の世界では月を追い詰めたメンバーが待ち構えているだろう。
 丸腰の状態で戻っても、刑務所に入れられて最終的に処刑されるだけだ。
 だが、優勝してデスノートを手に入れたのなら、話は変わってくる。
 既に奴らの本名はこの手に握っているのだ。
 ノートさえ手に入れられれば、すぐに敵を全員を始末できる。「裁き」も再開できる。
 デスノートの力があれば、もう一度「キラ」になれるのだ。


 そう――これは夜神月が再び神の座に君臨する為に必要な「儀式」。
 56の生贄によって、「救世主キラ」はかの「イエス・キリスト」如く、現世に復活する。


【D-4/市街地/一日目 深夜】

【夜神月@DEATH NOTE(漫画)】
[状態]:健康。ジャイロアタッカー乗車中
[装備]:スーツ、ジャイロアタッカー@仮面ライダー555 パラダイス・ロスト
[道具]:基本支給品一式、不明支給品0~2(確認済み)
[思考・状況]
基本:優勝し、キラとして元の世界に再臨する
1:今は情報収集に専念
2:元の世界で敵対していた者は早い段階で始末しておきたい
3:ミサと父さん(総一郎)以外の関係者の悪評を広める
※死亡後からの参戦


【支給品紹介】
【ジャイロアタッカー@仮面ライダー555 パラダイス・ロスト】
「オートバジンの量産型」というスタンスで開発された量産型バイク。
コストの都合上、バトルモードへの変形機能を犠牲になっているが、代わりにオートバジンよりも軽量化されている。
「パラダイス・ロスト」本編ではライオトルーパー部隊が使用していた。

【ベレッタM92F@魔法少女まどか☆マギカ】
第8話でほむらがキュゥべぇを蜂の巣にした際に使用された拳銃。
世界中の警察や軍隊で幅広く使われている。

【モンスターボール(サザンドラ)】
プラズマ団のゲーチスが持つ切り札。Lv54。あく/ドラゴンタイプ。
六枚の羽を持った三つ首の竜。
元々強力なステータスに加え、技構成も「なみのり/りゅうのはどう/だいもんじ/きあいだま」と相性補完に優れている為、かなり凶悪な強さを誇っている。
ちなみに、ジヘッド(サザンドラの進化前のポケモン)はLv64でサザンドラに進化する。

【きんのたま@ポケットモンスター(ゲーム)】
純金でできた玉。高く売れる。
最近、「おじさんのきんのたまだよ!」と言ってきんのたまを押し付ける男が各地に出没しているとか。


018:vs黒い剣士~魔法少女と正義の味方(?) 投下順に読む 020:白い魔法少女と黒い男と銀の機神
時系列順に読む
初登場 夜神月 042:三者三様の準備期間
初登場 ゲーチス 041:躊躇いを、飲み干して
初登場 美樹さやか


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