オクシレイン大衆自由国 > フエル

フエルオクシレイン語:fuèr)とは、日本語で「監督」とも訳されるオクシレイン大衆自由国における氏族的概念。君主を表すロフィルナ語"fuaara"と同根の言葉である。


概要

 宇宙新暦1391年頃から惑星イェルサーに移住した人々はフエルと呼ばれるリーダーによって統率された。家族集団の上に立ったフエルは一種のコミュニティとして形成され、他のフエルを持つコミュニティと区別されるようになった。一種の権力構造を持ったコミュニティとしてフエルは変化していくことになり、結果的に出自を表す一種の氏族的なプチ・ナショナリズムを形成するに至った。
 現代までどのフエルの所属かは国民性のような一定の意味を成すに至っている。

一覧

フレイバリエンザ

フレイブ(freib)

 後に同盟「フレイバリエンザ」の盟主となるフエルである。性格は内向的で、他人を信じることはあまり無い。その代わりに共通理解に対して強い信頼を置いており、共通理解を共有する相手とは強い絆を抱く。

エーリ(èli)

 宗教や人文学的知識に殆ど興味を持たない。客観的な事実によって功利的な判断を持つことを理知的な人間の証拠であるとし、価値であるとする。故に感情を表面に出すことは忌まれる。

センジャリエンザ

センジュ(þenʒ)

 後に同盟「センジャリエンザ」の盟主となるフエルである。感情や人間の価値、そして道徳的基準を重要視する。外向的で、仲間をよく信じる。体験こそ重要であるとして、実際にやってみることを重要視する。

ストー(stá)

 比較的内向的であるが、他人からの働きかけに対しては良く反応する。自分から社会的な行動はしないが、外的なきっかけがあれば積極的に参加しようとする。いい意味で受動的な氏族とも言える。

ソールメン(þàrmen)

 人との繋がりを最重要視する氏族。同調圧力が強いわけではなく、個々人の差異性や自己主張を交わすこと自体を倫理的であると見做すため、他国人からは喧嘩していると見られるやり取りも終わるとケロッと友人に戻るような氏族である。

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Written_by_Fafs
最終更新:2021年12月01日 02:05