共立世界の歴史


概要

 当記事では、共立世界パルディ・ルスタリエ〉の歴史を纏めています。
当世界では各星域をまとめた区画宇宙域(セクター)が存在し、過去・現在における一つの大きな出来事に重きを置いて所属星系を決めています。
今日では一種の文化圏としての意味合いが強くなっていますが、基本的には各国の繋がりを強調するための用語として「セクター」を用います。

歴史

以下の図は共立世界の歴史や、その当時の文明レベル、交流の度合いを可視化したものです。
白いグラフ線は該当する当時の世界水準を表していますが、経済や技術力など総合的な平均国力として含めます。
以下、新しいタブで画像を開くと拡大図が表示されます。

現代:Helialbam Ster

 国際協調を是とする共存の時代。小さな紛争は絶えずとも、技術革新が進み、文明間の距離が縮まりました。

*1

問われる共立主義
共立公暦0年 幾多の困難を乗り越え、不戦を誓った人類は航空宇宙都市パルディステルにおいて改暦セレモニーを開催する。
今この時をもって成立した文明共立機構は、以後、各国軍からなる平和維持軍を編成。共立同盟軍と連携し、世界の安全保障を担った。
同348年 共立機構主導でウイルス対策枠組み協定(正式名称:衛生措置に関する管理統一協定)を締結。
同522年 共立機構による主導のもと、関係各国においてクラック対処協定が締結される。これにより、現象魔法を巡る国際社会の緊張が緩和される流れに。
同590年 ラヴァンジェ国内において、異世界転移者による独立運動が広がる。転移者星間戦争
同591年 共立機構主導で、グランドウィンド停戦協定を締結。平和維持軍が増派され、ラヴァンジェ国内に転移者自治領が成立する。
同592年 ロフィルナ王国グロノヴェイルの戦闘において、複数名の戦争犯罪人が拘束される。
同620年 イドゥアム、セトルラーム、ラヴァンジェ間でルドラトリス安全保障協定が発効する。三原則に背いたオクシレインに対する防衛措置。
同625年 オクシレイン主導のネルヴェサ―民主同盟が成立。安保同盟に対する抑止力として機能した。
同630年 民間人及び外交使節に関する非常時保護条約が成立。これにより、各国間で人道主義が普及する流れに。
同632年 オクシレイン大衆自由国・トローネ皇帝親善訪問会談。これ以降、両国関係が改善し、セトルラームを含む三国秩序形成の機運が高まっていく。
同650年 共立機構主導のラムティス条約が成立。正式な国際法として戦略攻撃相当手段の抑制を目的とした。
同655年 内政不干渉の原則にソルキア解釈の適用が認められる。これにより、人道主義の理念が広く浸透する流れに。
同700年 カタニヤ協定の成立。AI安全保障に関する世界初の統一枠組みとなる。
同715年 技術監査コード管理法の成立。過度な技術競争による国際的エスカレーションの防止を趣旨とする。
同800年 ゼスタル・ゲートルート条約が制定される。国際社会における規定の合意内容をもとに策定され、国際法として昇華させる形を取った。
同935年 新世代ルスタリエ級都市型敷設工作艦が就航。各種長距離ワープゲート航路の敷設が始まる。
同945年 セトルラーム共立連邦国内における大規模電子工作。背景に星外文明が存在し、新ウェトラム戦争の勃発へと繋がった。
同950年 ユミル・イドゥアム連合帝国キルマリーナ共立国間の領土紛争が激化し、キルガル紛争へと発展。
同998年 セトルラーム共立連邦国内における軍事テロ事件。イドルナートの大火。世界情勢悪化の直接的原因に。
同1001年 第三次ロフィルナ革命が勃発。史上稀に見る血生臭い戦争に。
同1008年 アリウス女大公主導によるコルナンジェ停戦協定が成立。これにより、第三次ロフィルナ革命が終結し、イドゥニア星内における複数国の独立を認めた。
同1195年 トローネ皇帝主導によるユミル・イドゥアム連合帝国皇帝直轄領の廃止が実行され、同連合帝国共同統治機構が成立。相互対等の価値観を念頭に複数国が独立を果たし、主権が認められる。
同1200年 中東洋シジの保護を名目にレシェドルト共和国指揮下の海上警備船が領域侵犯を繰り返す。中東洋漁場戦争に発展。

中近代:Shtefam Ster

 星間機構による占領統治と滅亡後の覇権を巡る混沌の時代。長きにわたる断絶と世界大戦の歴史は、二度と繰り返してはならぬ国際的な教訓として刻まれました。

*2

星間文明統一機構

 近代史上の中でも特異と評される強度のディストピアを形成。後に大規模な索敵行動へと乗り出し、多くの生態系を破壊しました。
あらゆる種族、地域、階層ごとの分断を意図的に推し進めた同機構の占領政策によって更なる悲劇が生まれたのです。

新秩序世界大戦

 星間機構亡き後、新たに成立した列強諸国は後の時代における覇権を巡って衝突しました。この長きにわたる総力戦によって夥しい数の生命が失われ、共立構想の発展へと繋がったのです。

近古代:Helim Fara

 多くの星間社会が成立して幾星霜。とある宙域を舞台に繰り返された異種人類種の戦いは両者の間に大きな禍根を残しました。

*3

星火戦争

 星火戦争は、遥か古代、すべてが異質とされるソルキア連合の到来を機に勃発しました。人類の発展を潜在的な脅威として認識した異種生命体の侵略は、後の大戦に繋がる大きな禍根となり、未踏の宇宙の隅々にまで拡大していったのです。

遠古代:Leenam Fara

 未熟な、とある文明社会において紡がれる発展の物語。宇宙という、あまりにも広すぎる世界を前に人々は何を思い、どのような努力を重ねたのでしょうか。

古典古代:Fardornam Fara

 常識では計り知れない神話の時代。想像を絶する、様々な奇跡によって多くの天体と種族が生まれました。

*4

ヒュプノクラシア

 この世界の成り立ちについて語る時、人々はこれまでの科学史において積み重ねてきた物理法則の観点から追求する傾向にありました。考えられる主な疑問点としては次の内容が挙げられるでしょう。この広い宇宙において、如何なる発祥起源も共有しない人類系列文明の歴史は、どのように成立したのか?遠く離れた惑星に人の形を取る種族が存在するのは何故か?如何なるプロセスに基づいて進化してきたのか?個々の姿に多少の相違はあれど、人の形を取らなければならなかった理由は何か。これらの疑問は人の形を取らない異種生命体にも当てはまるものです。彼らは人の姿こそ取りませんでしたが、その進化の歴史において、如何なる発祥起源の証拠も見いだせない類似生命が存在したからです。このあまりにも広大すぎる宇宙において、都合よく似た環境の居住惑星が密集しているのは何故でしょうか?これについては、恒星間航法とテラフォーミングの歴史を紐解けば一定の理解を得られるかもしれません。しかし、どのような考察をもってしても説明できない数多くの謎が有識者を悩ませました。そうした世界の成り立ちを解き明かすための有力な説として、古代文明の躍動を主張する者もいました。しかし、遠い過去にそのような共通勢力が存在した何らかの証拠も発見されていない現状があります。収斂進化仮説を始め、事象災害による時空変動仮説や生物学的変異等、様々な見方が示されましたが、結局のところ、誰にも何も分からないのです。だからこそ、この世界の真実は神のみぞ知る。私達は常に他者の価値観を尊重しながら、謎の解明に努め、好きなように解釈すれば良いと主張する政治家もいました。唯一絶対の真理を追い求めて、苦悩を重ね続けた哲学者や科学者は納得しないでしょう。ヒュプノクラシアは、そのような疑問に一石を投じる、一つの解釈として提示されたものです。

ロフィルナ天空叢書

 ロフィルナ文明の成り立ちに纏わる物語は、後に神話と呼ばれるようになり、イドゥニア世界を形成する大きな土台の一つとなりました。
ここで述べるところの神話とは、現在のロフィルナ王国に留まらず、イドゥニア世界において存在する様々な国家勢力の基盤となる物語のことを指します。
天空叢書におけるエピソードの数々は、イドゥニアの歴史を語る上で欠かせない重要な参考資料の一つとして認識されます。

ラヴァンジェ/最終戦争

 魔法を発展させてきた人類は、技術と引き換えに人道を無視してきました。その極地が最終戦争であり、その結果はラヴァンジェの歴史に、引いては共立世界全体の歴史に影響を及ぼしているのです。

ラヴァンジェ/古典古代史

 ラヴァンジェにおける古典古代の歴史は魔法の発達とそれの副作用に代表することが出来るでしょう。結果として起こった最終戦争を別として、この時代の趨勢はのちの魔法技術の基礎となっています。

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最終更新:2025年07月30日 01:07

*1 作:AIピクターズ.AI

*2 作:NovelAI

*3 作:PixAI

*4 作:PixAI