概要
共立世界(現代)における軍事情報は、今日、存在する様々な国家勢力の軍事について纏めたものである。結論から述べると、神や精霊、またはそれに匹敵する究極兵器が創造された当世界において、科学的な調査を進めるのは極めて困難とされる。そのため、一つの尺度によらない、多角的な視点から多くの結論が導き出される(解釈が分かれる)ことに留意しなければならない。また、長らく大規模な戦争を経験していないことから、実際に衝突した場合の被害は殆どの考察において未知数とされる。軍事力の格付けを認定する試みもあるが、実戦経験に乏しい今日では想像の域を出ないのが現状で、個々の資料において確定的な答えを導き出すことは非常な困難を伴う。
ラヴァンジェ諸侯連合体のように特殊な技術を持つ魔法文明圏も存在するため、想定される前提条件によって大きく予測結果が異なってくる可能性に留意しなければならない。一方、
闘争競技における定期的な演習を通じて高レベルの練度を保っているという説も存在する。ただ唯一、どの国家においても固く共有されていることが平和維持軍の隔絶的強さである。通念上の列強として認められる大国は、
セトルラーム共立連邦、
ユミル・イドゥアム連合帝国、
オクシレイン大衆自由国の三ヶ国とされているが、仮にそれらが結束して軍事行動を起こしても
特異存在を含む平和維持軍との正面衝突は避けなければならない想定で一致した。
普遍技術
参考資料
この世界に存在する全ての国家を内包した。企業、団体、その他の星間組織の集合体であり、最強にして最大の軍事力を有する。
これに迫る規模の武力を持つことは原則として認められず、万一確認された場合は当機関(主に平和維持軍)による拡大抑止の対象となる。
量と質のバランスを重視する。が、イドゥニア系列勢力の技術革新に危機感を募らせ、近年急激な刷新を遂げつつある。
一般的には自国のテクノロジーに絶対の信頼を置いており、他国の戦力に関して過剰に恐れる必要はないといった論調が目立つ。
実際に究極戦闘を想定した複数の兵器(艦艇含む)を取り揃えていることから、抑止効果としては十分であるとの見方が主流となった。
一方のセトルラーム政府は、そうした論調に慎重な姿勢を見せており、報道各社に対して事態をエスカレートさせぬよう呼びかけた。
ヴァンス・フリートン大統領は現行体制における関係各国との連携を強調。引き続き平和外交に努める意向を示した。
慢性的な問題として兵器価格の高騰が進んで久しいため、
ユミル・イドゥアム連合帝国から多数の量産型を輸入している。
技術競争において、セトルラームのシェアが突出していることに激烈な不満を抱く勢力も幾つか存在する。常に国際市場のトップクラスを保ち、実際に独占しかねないことから警戒された。
セトルラームの視点では、その危険性を理解すれども、取引先の事情に配慮を講じるのが限界で、自国の競争力を損なう理由にはならないとする見解もある。()
外交の基本原則として、詳細なき謎技術、または過度な秘密主義の氾濫を許すつもりはなく、必要に応じて情報公開の圧をかける等の血なまぐさい努力も続けている。(かなり、めんどくさいやつ)
提携PRの強さが、時に政策強要(内政干渉)と受け取られるリスクを常に抱えており、未だ試行錯誤の域を出ない。
国内戦力の多くが数百年前の兵器で占められており、一部を除いて近代化の遅れが際立つ。
一方、軍事転用可能な大量の船をストックすることから、基本的には数の力による抑止を想定しているものと推定された。
また、
セトルラーム共立連邦から一世代前の最新鋭艦や戦闘機を輸入し、独自の戦力強化に充てている。
運用思想が硬直して久しく、近代化を軽んじる風潮も見られることから度々外圧に晒されてきた。(だいたいセトルラームのせい)
帝国側の視点では、量産しやすく、カスタマイズ性に富んだ自国産兵装の強みを活かしたい。そのため、段階的に刷新の工夫を講じる構えとなった。
現象学・魔法分野において一定の主導権を持つものの、一部から特権意識の強さが疑われている。
技術提携に関して、セトルラームほど執着的でもなければ、
ピースギアほど制限的ではないという意味で絶妙な立ち位置を保つ。
また、ラヴァンジェ自身が他国の技術を程よく受け入れ、運用の実績を認めることから市場主義的な意味でも拗れる理由があまり見られない。
この国が厄介と見なされる理由の殆どが現象魔術師機関の越境フリーパスに集約され、現地の機関から蛇蝎の如く嫌われがちなところである。
前
ピースギア期の歴史を背景に、
共立世界における独自技術の均質化と非殺傷性能を高めた。
基本方針として、単独での有事を想定しておらず、兵装それ自体に特化機能を持たせるのは意図しない転用の恐れがあり危険と判断されたため。
ピースギア製の兵装を扱うには、相応の連携能力と自制力、一定の装備システムが必須となり、成熟した人員も要する。
その上で、共立世界規格の航路・通信・モジュール・その他の対応装備等を割り当てることで孤立を回避しており、ソフト面での連携能力の向上を図った。
一部の共同開発機体に関しては提携国の解釈余地を、強力な主砲クラスについても共立機構へ提供し、その裁量に委ねることで国際的な貢献を果たしてきた。
共立世界での現出以降、程なくして共立機構の直轄に組み込まれた経緯から運営体制を巡る厳しい視線を向けられやすい。
それらの懸念は、
OSTS、
CSRA、その他の合意枠組みの成立によって緩和された。
外からの全容が見え難い分、「特務機関」としての地位そのものに疑義を呈する声は依然として聞かれる。
大陸国家であるが、強力な陸軍と大規模な海軍、独自の宇宙軍を擁する。加えて相当数の戦略兵器を持つことから、短期的には星間国家と渡り合う力があるものと想定された。
一方、旧式化して久しい兵器を大量に抱えて久しく、人命度外視の無謀なドクトリンを取るため、通念上は失敗軍隊として見られがちである。
イドルナートの大火に代表される数々の大規模テロ行為によって直接的な制裁を招く流れとなったが、その実、世界線干渉等の分不相応な研究に乗り出したことで機構中枢の逆鱗に触れたのが運の尽きとも囁かれる。
機構としては、生半可な存在による抵抗の準備を着想段階から潰す構えで、全ての勢力に対し、示しをつける必要があった、とも。
抑止力の在り方に関する議論と経緯
共立世界における抑止力とは、主に
平和維持軍を始め、各陣営が独自に有する通常戦力によって成り立つものである。また、一定の合意内容に基づく戦力調整の試みが継続しており、国際問題として語られる個々の要因を踏まえた上での解決策が提示された。一つは軍事分野において突出した超大国の誕生(または暴走)を抑制することで、これに限っては
文明共立機構を構成する、全ての集団に強く問わなければならない重要なテーマとして指摘される。こと自衛の在り方について、明確な言及を避ける勢力に対しては、場合により
指定評価に基づく段階的な予防措置を定めることによって一定の合法性を持たせた。その履行要件の在り方に関しては常に精査され、更新を重ねているのが現状である。大量破壊兵器、または、それに相当する生物.化学兵器等の運用を抑制するために世界的な
防止枠組み(通称、ラムティス条約)が制定されて久しい。加えて、既存の科学では説明できない類の魔法技術に対しても厳しい指摘がなされ、平和維持軍による全体的抑止力の共有も厳格に進められた。しかし、一部の指定国が主張する相互確証破壊の効力については軽々に断定できないのが現状で、どのようなシナリオをもってしても正確な結論を導きだすには至っていない。
ただ一つ確実視されていることは、共立三原則に背くものは例え列強として認められる大国であっても、その違反の程度に応じて、等しく罰せられるということである。そして、如何なる手立てを講じようと、文明共立機構は現行体制の弱体化(特に破壊工作)を許さず、国際社会の総意として、取り締まりの決意を固めているということに注意しなければならない。
科学と純魔法の対比について
この世界には既存の科学理論に囚われない多くのテクノロジーが存在する。そのうち、
令咏術や
現象魔法等が異能の代表例として挙げられた。これら特殊な方法を用いた戦闘に関して定量的な優劣を求めるのは不可能とされて久しく、適切ではない。自然科学を是とする高度な存在を相手に、超常的な奇跡を可能とする魔法をぶつけた時、何が起こるのかは個々人の技量や環境、その他の前提条件によって異なってくるものであり、どちらか一方の優位性を主張することはできないのである。例えば現象魔法を用いて既存の科学的対象を打ち破る場合、意図する効果が強大であればあるほど行使者の心身を蝕み、
アポリア等の
事象災害を引き起こす要因となる。また、科学サイドにおいても既存の物理法則に縛られる以上は、熱力学を含む定量限界の法則を踏まえる必要があり、魔法による超常的な力がそれを超えた時に敗北を喫することになるだろう。逆に敵性存在が意図する改変結果の想定を超えた時に勝利を得られるというのが通念上の常識とされた。
- 超常現象に対応する科学テクノロジーの一例として、フェノメノン・リプレーサーの記事を参照されたい。
- その他、超常的な異能技術(純魔法など)の設定については現象魔法/取扱説明書を参考とし、各位の創作に役立てて頂けると幸いである。
- 強すぎる力はラムティス条約による規制(対策)の対象となる場合があるため、注意されたし。
その他、戦闘の基本的な効能について
よくある想定事項として、重火器で武装した集団を相手に剣や斧などの武器を用いて抗うことの必然性とされる。通常の科学的視点に立つならば、重火器で武装した集団が圧倒的に勝ることは誰もが認めるところだろう。しかし、この共立世界において銃弾を防ぐのは一定の実力を持つ者であれば容易なことであり、通念上はシールド強度の問題として認知された。その他、前提となる想定事項を踏まえて、個々人の実力や環境によっても結果が異なってくるだろう。基本的な目安として、拳銃相当の発砲に対しては少し学習した程度の知識で防げる想定がなされた。一方、アサルトライフルの連射に耐えられるものは一定以上の実力を持つ場合に限られ、多くの事例において軍人クラスの練度が求められる。また、スナイパーライフルの狙撃に耐えられるものは更に少数となり、相応の障壁または回避能力が必須とされた。以上のシナリオに従う場合、一般的には遠距離戦闘からの低強度近距離戦への移行が推奨される。しかし、これまでに述べた想定はあくまでも基本的な考察に過ぎず、全ての戦闘にあてはまるわけではない。具体例を一部挙げるなら、剣や斧で衝撃波を放ち火器ごと両断などは
闘争競技においては当たり前に見られる光景で、魔法による遠距離攻撃も同様である。中には拳だけで複数の戦車を叩き潰したり、古典的な弓の威力によって飛来する航空部隊を全滅させたケースも認められた。超常的な改変の力をもって宇宙艦隊と張り合うなどした
特異存在への対策も進められる以上、科学的な常識だけで事の真理に迫ろうとするのは無謀な行いと言わざるを得ない。
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最終更新:2026年05月21日 19:11