概要
当記事では、
共立世界に関する主な用語を纏める。(現在、工事中)
主な用語
以下、五十音順に掲載する。なお、用語情報の関連性(一纏めにする必要等)が認められる場合は、例外とする。
国際組織
全世界を束ねる唯一の国際連合体。主権擁護、平和協調、内政不干渉の三原則を基軸として加盟国間の秩序を保つ。
文明共立機構が有する世界規模の連合軍。主に供出国からの資金提供によって成り立ち、最大にして最強の軍事力を有する。主な任務は特定国における平和維持ミッションの行使と、災害復興支援、共立直轄領における軍事警察権を担った。
複数国間にわたって広がる姉妹都市の連合。国のイデオロギーを超えて文化・経済・多方面にわたる協力関係を育んでいる。
旧暦時代における大戦で主戦場となった。世界平和を目的に設立された国際組織の一つ。領域内の事件は星系連合の枠組みをもって解決することを目的とする。
宇宙新暦初期の時代に猛威を振るった。全種族の同化と敵性種族の絶滅を目的として各惑星を侵略。後の時代に大きな禍根を残している。
現行体制において平和維持軍を補うために設立された。特定の加盟国によって構成される軍事組織。有事に際しては即時支援できる体制を整えており、平和維持軍と比べてフットワークの軽さを強調している。
国家
自由と民主主義、法の支配といった共通理念の普及を掲げる。時に武力による威嚇も辞さないが、基本妥協点を模索する柔軟性を持ち合わせているため、リーダー格の一国として注目されるに至った。
旧暦時代に猛威を振るったギールラング勢力の片割れ。『鍛える』を用いた比喩表現から、この国を連想してしまうほど体育会系な国。
闘争競技が盛んである。
遥か古代、惑星フォフトレネヒトから分離し、独自の文明を築き上げた。キュリスの文化と歴史に深く根ざし、天と地の調和を重んじる。
旧暦時代に猛威を振るったギールラング勢力の片割れ。宇宙海賊の伝統を色濃く引き継いでおり、周辺国との友好路線を取りながら小規模な略奪活動を続けている。
旧暦時代の大戦で侵略戦争を繰り返した。共立時代を迎えて久しい今日では近代化の遅れを逆手に取った観光立国としての強みを生かしている。
遅れているとはいえ依然強大な武力を有しており、平和維持軍の査察を上手く交わしながら一定の協調路線へとシフトしつつある。
高度な科学技術を頼りに様々な機械製品の開発を進める。貿易立国。対立する関係諸国の仲裁に取り組んでおり、調停国としての印象が定着した。過去数世紀にわたる経済外交の賜物か、近年は圧力国家としてのイメージも深まりつつあるらしい。
旧暦時代における侵略戦争において大規模な虐殺を繰り返した。悪しき超大国(
星間機構)の後継。外交の窓口として
闘争世界教団を抱える。
共立公暦1000年現時点においては従来の侵略計画を凍結。
文明共立機構による世界統治を支援する方針に転じた。
ユミル・イドゥアム連合帝国を構成する主要国の一つ。共立公暦700年から、
ロフィルナ連邦共同体にも加盟した。惑星フォフトレネヒトにおいて、一部半島を領有し、資源豊かな山脈と広い海に囲まれた最高の立地条件の中で発展している。
非常に小さな国だが、洗練されたデザインのモダン建築物を多数整備し、水の流れとともに落ち着く美しい街並みを誇った。都市部から遠く離れた田舎でも最先端のネットワークを張り巡らせ、映画産業をはじめとする数多くのメディア事業を展開する。
旧暦時代における
世界大戦を教訓として、特定技術の規制を進めている。星間宗教国家。
文明の利器に関する厳しい戒律を敷いて問題となっているが、一方、娯楽や性的嗜好の違いに寛容で一定の勢力を保った。
宇宙時代の価値観にある程度寄り添った政策を展開することから、多くの支持を得ている。
人類とは異なる複数の異種生命体からなる。過去大戦の反省から、人道上、バランスの取れた外交政策を理念として国際協調路線を重んじた。
旧暦時代における
星間機構の本国。過去大戦の反省から国際組織に軍事警察権を委ねており、独自の軍隊を持たない。
内政面では複数の企業グループによる合議制を軸に発展を遂げた独自の民主制を採用し、株主及び労働組合(その他、無産の民)の合意に基づく新たな統治モデルを確立させた。
世界中のエリートが寄り集まる。教育自由主義学園国家。学生理事会を筆頭に厳格な
序列制度を設けている。
一方、福利厚生が充実しており、一定額の就学給付金を配ることから世界中から移住希望者が殺到した。平和維持活動の一環として多くの異世界転移者を受け入れている。
一部の周辺国とともに
ロフィルナ連邦共同体を構成し、列強の内政干渉に対して断固たる抵抗を続けているが、人道上の問題行動が多く世界レベルの制裁を受けて久しい。
民主主義を標榜する中央政府の実効支配領域は実質首都圏のみとも指摘された。それ以外の地域は全て重武装の軍閥統治下に置かれており、断続的な紛争状態にあるなど規格外の危険地帯と化している。
地域
正式名称は、明ノ宮学区新大坂市。
事象災害による変動から
ユピトル領内に転移。自治体改革を経て成立した。
ユピトル連合の統治下にある地方自治体。ツォルマール学区を始め、文化の異なる様々な学園都市が存在する。
民族
ラヴァンジェ諸侯連合体における民族集団の一つ。基幹民族はラヴァンジェ人であり、高度な身分社会を特徴としており、教育を重視する。抽象的な一般魔法学である
現象魔法を大成した民族である。ヒューマノイドが多数だが、少数の獣的特徴を持つ者もいる。
ラヴァンジェ諸侯連合体における民族集団の一つ。基幹民族はヘウェカ人、アフ・アグリム人であり、伝統的に獣耳などの獣的特徴を持つ者が多く被差別民族として長年解放運動が続けられてきたが、地上に居住する貧困層が多い。
属性魔法を基幹魔法技術として持つ。ヒューマノイドが多数だが、少数の獣的特徴を持つ者もいる。
ラヴァンジェ諸侯連合体における民族集団の一つ。基幹民族はエクリ人、ブレイズ人、アイゲントリッヒ人、フソウ人、バートランド人。転移者の影響を古い時代に受け、その影響が色濃く残るものの今や同化したことで独自の民族文化圏を形成している。ヒューマノイドが多数だが、少数の獣的特徴を持つ者もいる。論理魔法を基幹魔法技術として持つ。
都市
文明共立機構が治める直轄都市。恒星ツォルマリアの軌道上を公転し、今もなお拡張を続けている。
パルディステルの内部に格納される、巨大タワー。自律航行を始め、異世界との交信を可能とする様々な施設が存在する。
オクシレイン大衆自由国の首都。様々な人種が共存する文化の坩堝。高級感のあるクラシカルなモダン建築物で占められる。
歴史
ラヴァンジェ諸侯連合国内において勃発した星間紛争。処遇の改善を求める転移者とラヴァンジェ当局の間で戦闘が繰り広げられた。
ラヴァンジェ諸侯連合が教訓として掲げる。古典古代の後期に起こったとされる古の戦争。存在しないアーティファクトを巡って争った結果、ベルディン全土が一度滅び文明を後退させた。
ツォルマリア人類とソルキア種族の間で勃発した。近古代における大戦。
星間文明統一機構成立の直接的原因となり、
新秩序世界大戦勃発の間接的要因とも考えられている。
時は中近代。
星間文明統一機構滅亡後の宇宙新暦1428年に勃発した。空前絶後の大戦。世代航行への逆行から3千年以上もの長きにわたって泥沼化し、複数セクターを跨ぐ総力戦が繰り返された。
この結果、千億を超える数の死傷者と難民・宇宙海賊を発生させ、後に
文明共立機構の発足へと繋がった。
機関
文明共立機構環境統括部・衛生省所属の特務機関。存在そのものは広く周知されているものの、具体的な任務に関しては殆ど公開されていない。一般的には謎のベールに包まれた組織として知られる。
しかし、主に汚染源となる魔力異常を探知すると意匠を凝らした黒スーツの職員達が出張ることから、多くの都市伝説をもって注目された。
新時代における健全な模擬戦闘を標榜する。
闘争競技の運営組織。実際は軍産複合体の経営も兼ねており、協賛団体の利害が絡むことから死人の出ない戦争ビジネスとも揶揄される。
団体
共立各国において人類史上主義を掲げる。無論、激烈な反発を受けており、旧暦時代の悪しき前例を彷彿とさせることから多くの国家において規制対象とされた。
ウェトラム人類統一機構の外交窓口。世界平和を成し遂げるための最終特命的な手段として独自の終末思想を掲げる。多くの国から危険視された。
企業
惑星間事業で主に宙域列車を運用している。星間主権企業体。考え方が機械中心であり、一部勢力との摩擦が心配された。外交面ではツォルマリアとの関係を重視。株式保有国との競合を避けつつ、体制の安泰を図っている。
世界各地において様々な依頼を請け負う。エルカム・グループを構成する企業体の一つ。業務内容は主に各種フリーランサーの派遣や依頼主とのマッチングを中心に幅広いサービスを提供している。
日常生活の支援も可能で、独自に武装艦隊を有した。それらの戦力は主に危険空域における探索任務に充てている。
共立公暦700年に加入したオブザーバー主権実体。50Kmの大きさを誇る巨大戦艦で活動する複数の商人団体。基本中立を維持している。
ユミル・イドゥアム連合帝国が運営する公営企業の一つ。連合帝国全域で見られる公共放送は国営放送のみとなる。
地方放送は、その領域内でしか見られない事が大半とされるが、これも一定の情報統制のもとで運営されており、番組の質に格差が開いてしまった。
ユミル・イドゥアム連合帝国が運営する公営企業の一つ。移送業務の他、各種航路の管理も担っており大規模な活動資源を有する。
国からの補助金で安定したサービスを提供できる一方、競争性に欠けており、他国企業に遅れを取る大きな原因の一つとして度々議題に挙げられる。
現状に満足しているのか、路線変更の兆しは見られない。
転移者とケルフィリア人がチームを組んで設立した。稲荷丸を本社とする移動会社。日用品の販売から物資の移送まで幅広く手掛ける。
軍事
連合帝国が誇る大規模な軍隊。主に大量動員を前提とする量産型の建造を進めており、近代化の遅れを補っている。
最大の取引相手国であるセトルラーム連邦から一世代前の新鋭艦を輸入し、重要拠点に配備するなどした。
正式名称は
勇者・
英雄・
冒険者事務局。
ラヴァンジェ諸侯連合体の軍事組織であり、転移者戦争における問題を背景に成立した。諸侯の自治権を超越して、諸侯連合体政府の命令を直接に受けて、有事に対応する。
公領主の直下に所属する軍事組織であり、公領主に忠誠を誓っている。平時は各領地の警備などを担当しているが、有事の際は連交代政府の命令によって徴発される。一般的にラヴァンジェ軍と呼称されているのは、この徴発された騎士団である。
平民であるヴラッドに対して、騎士団員は全て騎士下爵以上の爵位を持っているため、ヴラッドを軽蔑することが多いが、戦闘経験はヴラッドの方が豊富である。ただし、騎士団が用いる兵器は高性能で高価なものが揃えられているため、一概に弱いとも言い難い。
共立機構に加盟した後に設立された諸侯連合体直轄の軍事実力。防衛同盟を結んだイドゥアム帝国とセトルラーム連邦の支援により輸入建造した新旧入り交ざった艦船を強大な
現象魔法兵器で改装した。強力であるものの現象魔法兵器による影響が強いことから滅多なことがなければ動かないことが特徴。
公領主の直下に所属する地上調査隊員であるヴラッドを統括する機関であり、領主の権限を持って平時は「泉」に潜入して活動を行う。惑星ベルディン地上での有事の際は、率先して対応する準軍事組織になる。
同じく領主の下に属する騎士団とは反目しているが、比較的理性的な集団であり、転移者戦争時は騎士団と比べて命令違反が少なかった。また、名誉のために粘る騎士団に対して、ヴラッツァートは理性的に早期撤退することが多いという。
最先端を誇るセトルラームの軍隊。主力艦船を始め、強力な航空機を取り揃えており科学文明の威信を賭けて増強している。
反面、莫大な建造コストを要することから、イドゥアム帝国が有する量産型の輸入をもって数的劣勢を補った。
技術
連合帝国が独自に開発した。安全保障上の理由から一定のセーフティをかけており、利用可能範囲が限られる。
老化を防止し、細胞の若返りや修復を促進することで、永続的な若さと健康を維持するための高度な技術。導入地域と、そうではない地域において倫理上の課題が生じ、世界的な社会不安を誘発した。
旧暦時代の末期、
星間機構において開発されたものを一部の移民船が接収し、各々改良を重ねた。
本来は全種族の解脱(データ化)を目的として用いられたが、平和を迎えて久しい今日では幸福追求の要として利用される。
市場占有率は主にセトルラーム産のシステムが優勢となっており、出来ることが無限大。当初のスペックを遥かに超えた。
セトルラーム連邦において開発された、恒星間
ワープ航法。航続距離と接続速度の早さで一定の需要を保つが、消費コストが高く、リミッターを外した場合の事故率が高いデメリットがある。
現象魔法が理念や理論を大切にする一方、現実的で具体的な魔法の実現の仕方に目を向けるのが術式学の考え方である。
ラヴァンジェ諸侯連合体では
ナツィアーロに対応する主要8術式学の地位が高いが、地域や社会集団によって多様で柔軟な考え方が広がっている。
人物
複数国によって構成される同君連合.
ロフィルナ連邦共同体の長。全構成国民から慕われており、絶大な人気を誇る。
一方、側近に対する厳しさから冷血母公の異名で恐れられた。卓越した政治手腕を持ち、法的な縛りがあるにも関わらず自らの意思に従って行動することがある。
共立機構と
ラヴァンジェ諸侯連合体が接触して間もない頃、独力で宇宙航行を行い世界を震撼させた。恐るべき
クラックの一人。
世界放浪の際に連邦の戦闘機を複数撃墜し、挙句の果てには帝国の巨大戦艦を真っ二つに割って元に戻す芸当をやってのけた前科を持つ。
本人に悪意はないが、
セトルラームをはじめとする多くの星間勢力に衝撃を与え、安全保障問題に発展してしまった。
旧暦時代において
星間文明統一機構を統率した。宇宙新暦を代表する星域管理コンピューターの一つ。現在は初期化されて久しく、独自のアバターを得てからは天真爛漫な別キャラとして活動している。
大国
オクシレインの大統領として国際外交に務める。好青年風の優男。見た目に反して交渉術に優れており、連合帝国を中核とする安保同盟との緊張緩和を成し遂げた。
トローネ・ヴィ・ユミル・イドラムを崇拝する
近衛騎士団の騎士団長。幼少期にスラム出身でトローネに助けられ、皇室の保護を受けてきた経歴があるため人付き合いが苦手。トローネ個人に対する忠誠心ではトップクラスで、例え皇帝を退位したとしても騎士団を纏め上げてついて行くつもりでいる。また、トローネと愛人関係でもある。
ラヴァンジェ諸侯連合体の長。統合侯統府の合意のもとに作られた試作法術体。非常に聡明な人物であり、決して暴力的ではないものの、時折、放たれる天然の言動に定評がある。
タクトアーツを極めている。アーツ学会における高位魔導士の一人として広く知られた。過去二度にわたって
文明共立機構の長を務め、今期三度目のポストを歴任中。
イドゥアム帝国において惑星管理を担う。唯一トローネ皇帝を主とし、彼女の政策をサポートしている。
キューズトレーターとは旧暦時代に一戦を交えており、管理AIとして複雑な対抗心を抱いた。
共立公暦1000年時点、セトルラーム連邦の大統領。政治家として一定の人気を保つが、旧暦時代においては独裁者だった。
過去の失敗を教訓として、独自のリアリズムに基づく仲裁外交を展開し、貿易立国であるセトルラームの安全強化に務めている。
隣国の
トローネ皇帝とは、もはや家族ぐるみと言って良いほどの仲であり、両国関係において絶大な影響力を得た。
古の魔王にして、共立機構における最終兵器の一柱。契約に則り、改変の力を有する全ての存在に対して抑止力となった。
その他
通称、
フェアリアとして知られる。高度な
ライフサイクル・システム
の導入から、死人が出ない戦闘スポーツ、ないしは戦争ビジネスとしての発展を遂げた。
共立世界を代表する高度な娯楽事業の一つとしてガス抜きに用いられる一方、反倫理的と見做す勢力も存在し、論争となって久しい。
ラヴァンジェ諸侯連合体における社会集団のカテゴリーであり、特定の魔法文明から複数の民族をまとめて指し示す性質がある。公的には8つのナツィアーロが認められている。
共立世界発生の源にして、すべての整合性を吹き飛ばした。夢の世界。現代では、これを古典古代と称する。
『神の沈黙』をもって『分離』した当世界とは異なり、過去・現在・未来が複雑に絡み合うドゥルーズ時空(通称、牙王世界)において広く成立するものと考えられる。
時空連続体に悪影響を及ぼす。既存の物理法則に囚われず、複数の世界にまたがる恐るべき災厄。
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最終更新:2025年02月15日 21:43