シナリス星域連合直轄領特務機関ピースギア > ユナ(由奈)

ユナ(由奈)

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生年月日 星域歴不明(地球換算で約16歳相当)
年齢 16歳(推定)
出生地 不明(星域未登録)
民族 人間
所属組織 シナリス星域連合直轄領特務機関ピースギア
肩書 修復班オペレーター補


概要

ユナ(由奈)は、ロフィルナ王国の辺境にある廃棄宇宙ステーションで発見・保護された少女である。カウンセラーの聞き取り調査により、幼少期からロフィルナ王国の住人たちによって「穢れた者」「忌むべき者」として迫害されてきたことが判明している。彼女の人格安定指数は0.811、記憶領域は完全でありながら、極度の恐怖反応と自己否定傾向が強いのは、その長期的な虐待と排斥による心的外傷が影響していると考えられる。発見当初は言葉を発するのも難しく、ポッドの中で震え続けていたが、ピースギアでの保護と心理安定化処置を受けることで徐々に回復し、現在は修復班に所属し作業を手伝うまでに至った。元来は内向的で臆病に見えるが、諦めない心と必死に努力する姿勢が仲間の信頼を得ており、過去の傷を乗り越えようとする意志がうかがえる。


自己紹介

……こんにちは……ユナって呼んで、もらってます。……本当の名前は、わからないけど……ここに来て、カウンセラーの人に「ここから始めてもいい」って言われて……この名前が好きになりました。前は、ずっと「汚れてる」って言われて……石を投げられたり、閉じ込められたりして……誰も助けてくれなくて。……だから、今も時々怖くなるけど……ここは優しくて、怖くない……みんなが「いていいよ」って言ってくれるから……もっと頑張りたいです。配線とか……部品の名前も少しずつ覚えて、役に立てるようになりたい。……いつか、私も、誰かのことを守れるように……なりたいです。


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来歴

ユナは、ロフィルナ王国領の廃棄された宇宙ステーションで発見された。調査記録によると、ステーション内部は瓦礫に埋もれ、重力異常が発生する危険地帯だったが、彼女はかろうじてそこに潜みながら生き延びていた。カウンセラーの聞き取りの中で、彼女は幼少期から「穢れ」として周囲の大人たちに忌み嫌われ、暴力や言葉の虐待、隔離を受け続けていたと断片的に語っている。衣服の損傷や、かすかな傷跡、トラウマ反応の強さもそれを裏付ける証拠とされた。特に「ロフィルナ王国の住人の目が怖い」「あそこに戻るくらいなら死んだ方がいい」という言葉は、彼女の受けた迫害の深刻さを物語っている。
転送された直後は記憶も人格も正常でありながら恐怖心が非常に強く、通常の難民よりも慎重な保護が必要とされたが、時間をかけて心理的な安定を取り戻し、現在では技術者たちのもとで作業を覚えるまでに成長している。
彼女が過去を克服していく過程そのものが、周囲に勇気を与えている。
また、ピースギアに来た当初、「あれは……来ない……?」とおそるおそる口にした「あれ」は、単なる具体的な存在を指すものではなく、彼女の過去に刻み込まれた“象徴的恐怖”の総体であると考えられる。
彼女が育ったとされるロフィルナ王国の辺境地域では、「穢れ」という概念が深く根付いており、社会から逸脱した者や異質と見なされた存在は、理由もなく忌避される風土があった。その中でユナは、何らかの理由でその烙印を押され、幼少期から「見るな」「触れるな」「同じ空気を吸うな」と言われて育った。
周囲の大人たちは、まるで疫病か呪いでも扱うかのように彼女を遠ざけ、時には石を投げ、時には無言の拒絶でその存在を否定し続けた。
「あれ」とは、そうした迫害の記憶――例えば、夜中に吊るされたまま放置された納屋の冷たさ。怒鳴り声のあとに響く静寂。突然背後から飛んでくる土塊や、誰にも見てもらえなかった擦り傷。言葉の暴力は時に無言のままに行われ、「いないもの」として扱われ続けた。
その沈黙こそが、ユナにとってはもっとも残酷な形の暴力だったのである。
中でも、彼女の語った「目が怖い」という言葉には深い意味がある。
誰かが彼女を見るとき、それは人間を見る目ではなかった。まるで異物を見るような、嫌悪と不快が入り混じった視線。
それが何より彼女を傷つけた。
そして、そうした視線を向けてくる者たちの存在こそが、彼女にとっての「あれ」なのだ。
ピースギアの施設でイズモに向けて「もう、あれは来ない?」と尋ねたその瞬間、ユナは単に追手がいないかを確認していたのではない。
自分の存在そのものを否定しようとする“視線”や“言葉”――そういった名もなき圧力が、これから先の場所にはないのかを、必死に問いかけていたのである。
その「あれ」は、今でも彼女の中に影のように潜んでいる。
誰かの足音が少し荒くなるだけで、背中に冷たい汗が流れる。
部屋の片隅で目が合っただけで、「また石が飛んでくるかもしれない」と、身体が勝手に縮こまる。
それでもユナは、ポッドの中で手を差し出されたとき、勇気を振り絞って応じた。
自らの恐怖を言葉にできたこと、それは彼女にとって大きな一歩だった。

人物

ユナは、見た目の儚さと異なり、芯のある意志を秘めている。長期にわたる迫害の影響で、人前では萎縮しやすく自己評価が低いものの、その奥には「役に立ちたい」「ここにいてもいい自分になりたい」という強い思いがある。作業中も、最初は震える手で工具を持っていたが、失敗しても投げ出さず、根気よく取り組む姿が印象的である。カウンセラーによれば「恐怖に基づいた回避行動ではなく、克服しようとする建設的な努力が見られる」と評価されており、心理的にも着実に回復している。まだ時折過去の悪夢を見て怯える夜もあるが、仲間とともに作業をしている時間は、彼女にとって「恐怖を忘れられる幸せな時間」であるという。彼女の存在は、ピースギアの仲間たちにとっても「どれだけ壊れた人でも立ち上がれる」という希望の象徴となりつつある。

修復班オペレーター補になった経緯

ユナが修復班オペレーター補として活動を始めるに至った背景には、ピースギアの保護体制と、彼女自身の努力と意志が大きく関係している。
ユナが最初に発見された際、彼女は精神的にも肉体的にも極度に衰弱しており、まともに会話をすることさえ困難であった。
保護直後は医療班と心理支援班によって集中的なケアを受けることになり、特に心理安定化処置には時間と根気が必要であった。
当初の観察記録によれば、ユナは「誰かに近づかれると震える」「機械の動作音に過剰反応を示す」など、PTSD様の反応を繰り返していた。
しかし、保護施設内のカウンセラーが継続的に対話を重ね、彼女の安心できる環境を整えることにより、徐々に心を開くようになっていった。
ユナ自身、「ここでは怒鳴られない」「何かをしても否定されない」と感じることで、次第に小さな行動に踏み出す勇気を得るようになった。
ある日、施設の技術班が機器の点検をしていた際、ユナは興味を示してそっと近づいた。
誰も彼女を追い払わず、逆に「これは電圧変換モジュールだよ」と笑顔で説明してくれたその一瞬が、ユナにとっては非常に大きな転機となった。
以降、ユナは技術班の作業を見守るようになり、自発的に簡単な部品の名称や道具の使い方を尋ねるようになっていった。
技術者たちは彼女の慎重で真面目な姿勢を見て、試験的に小さな作業への参加を許可した。
最初はコネクタの整理や部品の運搬など単純なものであったが、彼女は失敗しても諦めず、繰り返し確認をとりながら着実に技術を習得していった。
作業中に機械音が鳴っても、深呼吸して耐え、震えながらも作業を継続する姿が周囲の者たちの心を打った。
そのような経緯を経て、ユナは正式に「修復班オペレーター補」として登録されるに至ったのである。
この肩書は単なる役職ではなく、ユナ自身が恐怖や過去の傷を乗り越え、自らの手で未来を切り拓こうとしている証でもある。

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最終更新:2025年07月20日 06:40

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