プログラマーがファンタジー世界に召還されますた(非公式まとめ)

灰色のPG03

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pfantasy

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 図書室には、かなりの書籍がおかれていた。全て革表紙で、私が
みたこともないような立派な本たちだった。

 私は、少々おかしかった。
 以前、大手のシステム・ベンダーに出向させられたことがあった
のだが、そのときも似たような感じで面接したのを覚えている。

 しかし、ここは客先ではない。私はリラックスしようと、書籍の
一冊を手にとった。ページを開く。

-!?

 そこには、見慣れたプログラミングのコードが書かれていた。
 AWKというスクリプト言語そっくりであった。ただし、見慣れ
ない組みこみ関数が幾つも用意されているようであった。

 私はその本を読み進めていくうちに、OSとの対話という
『仕様』部分の章に気づいた。
 この本のプログラミング・コードは、心に念じて最後に
run と声に出してOSに命じる事により、実行できるとある。

-心に念じる?

 AWK程度の言語であれば、意識した範囲で何かできるかも
知れない。私は、拡張機能である「空気を動かす」を、for で
ループするルーチンを念じて、やや恥かしげに「RUN」と叫
んだ。
 自宅の私のPCは、via Voice で「クリスタル・パワー・
メークアーップ」っと叫ぶと IDE が起動する。同じ要領で
いいはずだ。

-!?

 すると信じられないことに、図書室に風が舞い立ち、テー
ブルの上においてあった書きかけの紙などを巻き上げ始めた。
 私は驚愕し、そして、ややループが長かったのか収拾がつか
なくなった図書室の惨状に閉口した・・・。

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