プログラマーがファンタジー世界に召還されますた(非公式まとめ)

KAERU14

最終更新:

pfantasy

- view
だれでも歓迎! 編集

仕事で使っているドリームウェーバーではなく、趣味で使っているVCの画面にそっくりだ。
僕はしばし考えると、そこにプログラムを書き出そうとする。
だが、関数系が全く判らない。
どうしようか考えあぐねていると、もう一枚エディタ画面が見え出す。
そっちには色々掛かれている。
それを見ながら、そっくりそのまま書き写す。
関数名にRecoveryという文字が見える。
どうやら、コレがリカバリという魔法に該当するらしい。
Recoveryにカーソルを合わせて見ると、どうやら返り値があるようだ。
隣のエディタ画面は返り値を無視した形のプログラムらしい。
返り値を使ってループを組みたいんだが、困ったことに返り値の意味が判らない。
そこで考えていると、別のところにこれまたMSDNヘルプファイルそっくりの画面が見え出す。
(随分都合がいいなぁ。)
そんなことを考えながら、Recoveryを調べてみる。
返り値は、BOOL値の様だ。
どうやら対象のモノの状態が判るみたいだ。
怪我が直りきらないと、FALSEが返ってくるらしい。
怪我が治ると、TRUEが返ってくるとなっている。
ボクは、Recoveryをループ動作するようにした。
終了条件は、返り値がTRUEだ。
そのままコンパイルして、ビルドをしようとして、思いとどまる。
(そういえば、怪我が治りきらない場合はどうなるんだろう・・・。 このままじゃ、無限ループに陥っちゃうか。)
そう考え、再びエディタ画面に戻る。

ループにカウンタを追加して、終了条件に適当に思い付いたカウント値100もいれる。
そして、ループ終了後のカウント値が100だと回復しきっていない旨を表示するようにした。
そのままコンパイルして、ビルドを掛ける。
そうすると、エディタが変化して宝石になった。
そうして作られた宝石を実行に掛けてみる。
と、引数を求められた。
どうやら対象を入力するらしい。
かざした手のしたの鳥が居るので、対象は手の下の座標だ。
0,0,-1,0と数値をその引数に入れた。
すると、宝石が弾ける。
思わず目を開くと、僕の手から光が走り鳥に当たる。
横でヨモギが目を見開いている。
『リカバリ、使えるの!?』
そう声を掛けてきた。
『いや・・・使えるって言うか・・・その・・・目を瞑ったらエディタが見えたから、そこにプログラム書いて・・その。』
自分でも良くわからないので説明が変だ。
『やっぱし、お前は魔法使いだな。 エディタとかプログラムってのが良く判らないが、リカバリなんて魔法、そう使えるもんじゃない。』
後ろを見やると、直ぐ後ろからマコトが説明してくる。
『しかも、見ろ。』
そういわれて鳥のほうを見ると、既に立ち上がっている。
『おまえ、リカバリをループで組んだな。』
マコトが後ろから言ってくる。
『うん。』
ボクは、そう短く答える。

『凄い・・・。 リカバリって普通、魔法展開領域を相当消費するのよ。 それを補助道具もなしで・・・。』
ヨモギが隣で感心している。
なんて答えていいか迷っていると、魔法が通常終了した。
どうやら、怪我が治るほうの終了条件が働いたようだ。
『まぁ、ソラでファイヤーウォール使うような人間だからな。』
マコトが、そう言いながらベットに腰掛けた。
ヒイラギとマサキは何処からか椅子を引っ張り出してきている。
隣にいたヨモギが立ち上がり、同じように椅子を引っ張り出してきて座る。
ボクも同じようにするために立ち上がると、突然右肩に重みが掛かった。
右肩にさっきの鳥が乗っかってきたのだ。
というか、爪がめり込んでいて痛い。
『いででで!?』
思わず声を挙げる。
すると鳥が飛び上がり、僕が今まで寝ていたベットの上にうずくまった。
『へぇ。 珍しい。 あのハヤブサがココまで懐くなんて。』
『あっはっは。 お前、ハヤブサに相当好かれたな。』
ヨモギとヒイラギが笑いながら言ってくる。
その声を聞きながら右肩に視線をやると、血が滲んでいた。
そこに手をかざしさっきと同じように目を瞑る。
(えっと、さっきはこうしているとエディタ画面が見えて・・・。)
そう思っていると、エディタ画面が見えてきた。
(確かリカバリは、こうして。)
と、考えるとエディタに文字が浮かんでくる。
どうやら一回考えた魔法は記録されるらしい。
それをそのまま実行した。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
ウィキ募集バナー