そうマコトが言葉を掛けてくる。
(そうか。 そういえば、いつもウィンドウ閉じるとプログラムが終了するように作ってたっけか。)
そう考えていると、頭痛が引いてきた。
『うー、効いた・・。』
なんだかフラフラする。
噴水のほうを見ると、事態は今も凄いことになっている。
『あれは、そのうち元に戻るよ。』
マコトが横から言ってくる。
『にしても、ちゃんと魔法関数を調べてから使え! この馬鹿!』
マコトに、滅茶苦茶怒られた。
凹みながらも目を瞑り、修正を加えることにする。
さっきの魔法、とりあえず温度置換と付けて記録しておいて、後で適当な名前を付けることにする。
温度を絶対温度から、相対温度に直す様にして、異常温度にならないように修正をする。
通常-100度になんてしないだろうし、正の方向の温度も普通1000度は超えさせないないだろう。
なので下限値を-100、上限値を1000として、最記録しておいた。
魔法を直し、目を開くとソラが降りてきた。
再びボクの右肩に乗っかる。
『どう?何か見つかった?』
体を撫でながらソラに話し掛ける。
ソラは何も語らないが、何を言いたいのか判った気がした。
『付近に魔物は居ないみたい。』
皆に言うと、やはり驚かれる。
『おまえ、鳥と話せるのかよ。』
ヒイラギに言われる。
『いや、そう言いたいんじゃないかなって、思ったんだけれど。』
なんだか、また驚かれる。
『まぁいっか。 そうそう、コレ、お前の防具だから。 コレ位ならお前も着ることが出来るだろう。』
(そうか。 そういえば、いつもウィンドウ閉じるとプログラムが終了するように作ってたっけか。)
そう考えていると、頭痛が引いてきた。
『うー、効いた・・。』
なんだかフラフラする。
噴水のほうを見ると、事態は今も凄いことになっている。
『あれは、そのうち元に戻るよ。』
マコトが横から言ってくる。
『にしても、ちゃんと魔法関数を調べてから使え! この馬鹿!』
マコトに、滅茶苦茶怒られた。
凹みながらも目を瞑り、修正を加えることにする。
さっきの魔法、とりあえず温度置換と付けて記録しておいて、後で適当な名前を付けることにする。
温度を絶対温度から、相対温度に直す様にして、異常温度にならないように修正をする。
通常-100度になんてしないだろうし、正の方向の温度も普通1000度は超えさせないないだろう。
なので下限値を-100、上限値を1000として、最記録しておいた。
魔法を直し、目を開くとソラが降りてきた。
再びボクの右肩に乗っかる。
『どう?何か見つかった?』
体を撫でながらソラに話し掛ける。
ソラは何も語らないが、何を言いたいのか判った気がした。
『付近に魔物は居ないみたい。』
皆に言うと、やはり驚かれる。
『おまえ、鳥と話せるのかよ。』
ヒイラギに言われる。
『いや、そう言いたいんじゃないかなって、思ったんだけれど。』
なんだか、また驚かれる。
『まぁいっか。 そうそう、コレ、お前の防具だから。 コレ位ならお前も着ることが出来るだろう。』
そういってヒイラギが渡してきたのは、細かい網目の金属製と思われる服だ。
『チェインメイルの一種だ。 軽量でも防御力が高いタイプのを持ってきた。』
『あと、コイツが羽根つき帽子。 コレが旅行靴ね。 あと、上からコレを羽織っておけ。 まぁ、お前が装備できそうなのだとコレ位かな?』
そういって、色々渡してきた。
とりあえず、今着ているのを着替える必要がありそうだ。
近くの家の物陰にそれらを持って駆けて行く。
とりあえず、ソラを乗せたままでは服が脱げないので、家の屋根の上に行ってもらった。
チェインメイルを着て、その上に渡された服を羽織る。
頭に帽子を、靴は今まで履いていた靴を旅行靴に履き替えた。
月明かりの中、薄っすらとボクが映る窓に視線を送る。
『凄い格好。 まるでコスプレだなぁ。』
そんな言葉が口の端から漏れる。
近くにいたソラが再び肩に乗ってきた。
肩に布を入れていないが、チェインメイルのお陰らしく、爪が食い込まない。
今まで着ていた服を如何するか考える。
考えたけれど、結論が出ない。
直ぐに戻れるならこの服は必要だし、戻れないならば持っていること自体無意味だ。
なるべくなら荷物を軽減させたいと思うし。
いろいろ考えていると、マコトが来た。
『どうだ? ちゃんと着れたか?』
『うん、大丈夫。 でもこれ、どうしよう。』
そう言って、今まで来てた服を見せる。
『どうっても・・・捨てちゃえば? とりあえず、荷物は少ないほうがいいから。』
あっさりと言われた。
『うん。』
そう答えると、その服類を捨てることにした。
『チェインメイルの一種だ。 軽量でも防御力が高いタイプのを持ってきた。』
『あと、コイツが羽根つき帽子。 コレが旅行靴ね。 あと、上からコレを羽織っておけ。 まぁ、お前が装備できそうなのだとコレ位かな?』
そういって、色々渡してきた。
とりあえず、今着ているのを着替える必要がありそうだ。
近くの家の物陰にそれらを持って駆けて行く。
とりあえず、ソラを乗せたままでは服が脱げないので、家の屋根の上に行ってもらった。
チェインメイルを着て、その上に渡された服を羽織る。
頭に帽子を、靴は今まで履いていた靴を旅行靴に履き替えた。
月明かりの中、薄っすらとボクが映る窓に視線を送る。
『凄い格好。 まるでコスプレだなぁ。』
そんな言葉が口の端から漏れる。
近くにいたソラが再び肩に乗ってきた。
肩に布を入れていないが、チェインメイルのお陰らしく、爪が食い込まない。
今まで着ていた服を如何するか考える。
考えたけれど、結論が出ない。
直ぐに戻れるならこの服は必要だし、戻れないならば持っていること自体無意味だ。
なるべくなら荷物を軽減させたいと思うし。
いろいろ考えていると、マコトが来た。
『どうだ? ちゃんと着れたか?』
『うん、大丈夫。 でもこれ、どうしよう。』
そう言って、今まで来てた服を見せる。
『どうっても・・・捨てちゃえば? とりあえず、荷物は少ないほうがいいから。』
あっさりと言われた。
『うん。』
そう答えると、その服類を捨てることにした。
衣類ならば、元の世界に替えは幾らでも有るから大丈夫ということにする。
バッグの中も見て、要らない物を捨てることにする。
だが、要らない物など無かった。
元の世界に戻った際に必要なものばかりだった。
その中に、目に止まる物が見つかる。
中古同人店で見つけた手帳だ。
『あれ・・・? これ確か本棚に入れたと思ったのに。』
そう独り言を言いながら手帳を見やる。
目次を見ていると明らかに変化があった。
『あっれ? 内容がある!』
目次には、三つの項目があった。
第一項目は、リカバリ。
第二項目は、温度置換。
あとは相変わらず真っ白だ。
それぞれのページを見てみる。
ボクがエディタに書いた内容がそこに書かれている。
『どしたの?』
ヨモギが近寄ってきて、僕の持っている手帳に目が止まる。
そして、その目が丸くなる。
『へぇー。 ライブラリなんてモノ持ってるんだ。 初めて見た。』
そう言いながら、手帳を覗き込む。
『ライブラリ?』
そう聞くと、ヨモギが答えた。
『魔法関数とか、詠唱を書き留めておく本のことをライブラリと呼ぶの。』
『へぇ。』
そう、短く返事をする。
『へぇって、ライブラリをオリジナルで所持している人なんて世界で一握りよ? それにしても、真っ白ね。』
『いやぁ、そう言われてもコレ、100円だし。』
バッグの中も見て、要らない物を捨てることにする。
だが、要らない物など無かった。
元の世界に戻った際に必要なものばかりだった。
その中に、目に止まる物が見つかる。
中古同人店で見つけた手帳だ。
『あれ・・・? これ確か本棚に入れたと思ったのに。』
そう独り言を言いながら手帳を見やる。
目次を見ていると明らかに変化があった。
『あっれ? 内容がある!』
目次には、三つの項目があった。
第一項目は、リカバリ。
第二項目は、温度置換。
あとは相変わらず真っ白だ。
それぞれのページを見てみる。
ボクがエディタに書いた内容がそこに書かれている。
『どしたの?』
ヨモギが近寄ってきて、僕の持っている手帳に目が止まる。
そして、その目が丸くなる。
『へぇー。 ライブラリなんてモノ持ってるんだ。 初めて見た。』
そう言いながら、手帳を覗き込む。
『ライブラリ?』
そう聞くと、ヨモギが答えた。
『魔法関数とか、詠唱を書き留めておく本のことをライブラリと呼ぶの。』
『へぇ。』
そう、短く返事をする。
『へぇって、ライブラリをオリジナルで所持している人なんて世界で一握りよ? それにしても、真っ白ね。』
『いやぁ、そう言われてもコレ、100円だし。』