ressenrowa @ ウィキ
侵略の大義
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「今日か明日か、または3日目の午後に7時になるか、
とても強い衝撃を与えられることであなたは…爆発する、か、
日にちがわからない以外は前と変わんないな。」
とても強い衝撃を与えられることであなたは…爆発する、か、
日にちがわからない以外は前と変わんないな。」
バックをあさり、自分に植え込まれた爆弾の情報が記された
ポケナビのある項目を読み終えたロボットの名は…正確に言えばない。
ポケナビのある項目を読み終えたロボットの名は…正確に言えばない。
「それにしても研のやつ〜!!良くも俺にあんな仕打ちをやらかしてくれたなぁ!!」
ミナモデパートの屋上にてひたすら憤り、元々赤い一色であった顔は
さらに真っ赤に染まっているようにも見える。
このロボットの正式名称は不明である。(そもそも付けられていない可能性もある)
だがポケナビの参加者名簿にはバリカンの旧友と記載されていた。
ミナモデパートの屋上にてひたすら憤り、元々赤い一色であった顔は
さらに真っ赤に染まっているようにも見える。
このロボットの正式名称は不明である。(そもそも付けられていない可能性もある)
だがポケナビの参加者名簿にはバリカンの旧友と記載されていた。
バリカンの旧友と書かれているがこれは顔と同様真っ赤な嘘である。
正体はジュラル星人の時限爆弾搭載の兵器であり、
バリカンの旧友と名乗って泉家に潜り込み
全員の爆殺をもくろんだ己の生き死にすら省みぬ恐怖の殺戮マシーンである。
正体はジュラル星人の時限爆弾搭載の兵器であり、
バリカンの旧友と名乗って泉家に潜り込み
全員の爆殺をもくろんだ己の生き死にすら省みぬ恐怖の殺戮マシーンである。
彼の激怒の原因は簡潔に言えば目的を達成できず、
研に爆弾であることがバリカンのテレパシーでバレてしまい
大海原に放り捨てられそのまま爆死し
邪悪な命を無意味かつ哀れでむなしく砕け散ってしまったことだ。
研に爆弾であることがバリカンのテレパシーでバレてしまい
大海原に放り捨てられそのまま爆死し
邪悪な命を無意味かつ哀れでむなしく砕け散ってしまったことだ。
なぜ生き返ったのか、サカキという地球人は何者か
そんな疑問など憎しみと怒りの2色に染まりきった旧友にとっては
無関心な問題に過ぎなかった。
そんな疑問など憎しみと怒りの2色に染まりきった旧友にとっては
無関心な問題に過ぎなかった。
「ほんとーーにあと少しだったのに…!!おまけに夕食も食えなかった!!
俺にとっては最後の晩餐だったのにひどすぎる!!」
俺にとっては最後の晩餐だったのにひどすぎる!!」
自らがしでかそうとした悪行を棚に上げ
夕食が食べられなかったことと任務の失敗による負の感情が
怒れる龍のように禍々しく渦巻いていた。
この醜く極悪な思いは研の命を奪うことだけで
綺麗さっぱり晴らすことができる。
それ以外の手段で晴れることは天地が逆になろうとあり得ない話。
夕食が食べられなかったことと任務の失敗による負の感情が
怒れる龍のように禍々しく渦巻いていた。
この醜く極悪な思いは研の命を奪うことだけで
綺麗さっぱり晴らすことができる。
それ以外の手段で晴れることは天地が逆になろうとあり得ない話。
「この島に研はいるのか…!!?もしいなかったら…ひひひひひひひひひ…」
説明書を読了し、ポケナビを操作しながら研の参加を心底願う、
もし居なければやけを起こし最悪の行動を仲間の
ジュラル星人だろうがリーダーの魔王であろうが
ただひたすら無差別に暴虐を重ねまくるだけのモンスターとなり、
邪悪な思考と絶望しか感じられない機械となるだろう。
もし居なければやけを起こし最悪の行動を仲間の
ジュラル星人だろうがリーダーの魔王であろうが
ただひたすら無差別に暴虐を重ねまくるだけのモンスターとなり、
邪悪な思考と絶望しか感じられない機械となるだろう。
…重ねるも何も自爆は一度だけしかできないため
その自爆以外に旧友に攻撃手段は無く
本当に何回も悪事を重ねるのであれば強力な支給品や
他の参加者の利用が必須になると思われるが。
その自爆以外に旧友に攻撃手段は無く
本当に何回も悪事を重ねるのであれば強力な支給品や
他の参加者の利用が必須になると思われるが。
「なんだいるじゃんか〜!!け〜ん!!」
憎悪の対象である泉研の見つけたことで
狂喜と高揚感のあまりにバッタのようにはねながら小躍りをした。
狂喜と高揚感のあまりにバッタのようにはねながら小躍りをした。
「研!!必ず見つけて殺してやるぞ!!」
「ギラギラギラ、さっきから物騒なことばかり好き放題しゃべりおって、
その研とやらに何をされたんだおまえは?」
その研とやらに何をされたんだおまえは?」
「えっ!?」
エスカレーターから現れたそいつは自分と同じく無機物であるようにみえた。
身長3Mはかるくあろうその生物は
全身が金属で肩は出っ張っており、
ジュラル星人はもちろん、我らがジュラルの魔王すら
超越するほどの気迫と威厳があった。
身長3Mはかるくあろうその生物は
全身が金属で肩は出っ張っており、
ジュラル星人はもちろん、我らがジュラルの魔王すら
超越するほどの気迫と威厳があった。
「な、なななんだこいつ!!」
見た目からしてジュラル星人とは無関係だろう
かといって、決して地球人でも無かろう
全身金属の地球人など聞いたことも見たことも無い
おそらくこいつはまた別の宇宙人のはず。
かといって、決して地球人でも無かろう
全身金属の地球人など聞いたことも見たことも無い
おそらくこいつはまた別の宇宙人のはず。
「事情でも無い限り感心せんぞ〜、下等超人のような
愚か者がもくろんだ下劣な催しに乗るまねは!」
愚か者がもくろんだ下劣な催しに乗るまねは!」
「まず名乗れ!いったい誰なんだお前は!」
「い…一体何を言ってるんだ…?」
◆ ◆ ◆
「主催のサカキとかいう超人…いや、神であること一応も
考えられるか?とにかくいったい何がやりたいのだ?」
考えられるか?とにかくいったい何がやりたいのだ?」
完璧超人始祖シングマンはレインボーロケット団のサカキを
能力を持たない普通の人間であるとは一切考えない。
無数の参加者を気づかぬ間に多く拉致して、
抵抗すらもさせず妙な首輪まで付けさせる。
こんなまねができるのは実力にあふれた超人や
はるか太古に超人という種を創造した神くらいであろう。
能力を持たない普通の人間であるとは一切考えない。
無数の参加者を気づかぬ間に多く拉致して、
抵抗すらもさせず妙な首輪まで付けさせる。
こんなまねができるのは実力にあふれた超人や
はるか太古に超人という種を創造した神くらいであろう。
「この名簿も妙すぎるな…」
そして参加者の中でシングマンが知る超人たちも
参戦させられていたが選択があまりにも妙すぎる。
脱退したゴールドマンの一派の一人である悪魔超人ステカセキング
キン肉王位争奪のデスマッチに参加した飛翔チームのミスターVTR
そして知性チームのプリズマンであった。
参戦させられていたが選択があまりにも妙すぎる。
脱退したゴールドマンの一派の一人である悪魔超人ステカセキング
キン肉王位争奪のデスマッチに参加した飛翔チームのミスターVTR
そして知性チームのプリズマンであった。
彼らに共通点などないはず、自分を含めた
この4人の超人たちそれぞれには交流や
正面から戦った経験も無い。所属の違う超人たちを
競い合わせるのが目的ならつじつまは合うが
それならほかの所属が異なる超人でも成り立つのでは無いか?
疑問は解決することなく尽きることも無い。
この4人の超人たちそれぞれには交流や
正面から戦った経験も無い。所属の違う超人たちを
競い合わせるのが目的ならつじつまは合うが
それならほかの所属が異なる超人でも成り立つのでは無いか?
疑問は解決することなく尽きることも無い。
そして完璧超人始祖の中でどのような理由があり、
自分だけが参戦させられたのかいったいなんの理由があるか
それも今はわからない。
自分だけが参戦させられたのかいったいなんの理由があるか
それも今はわからない。
「とにかく何かしないことには始まらんな。」
<研のやつ〜!!
「ん?」
開始早々誰かの怒れる声が上の階で聞こえた。
上の階である屋上に上がったシングマンは
どんな人物かわからぬためまずは様子見をするべく
階段の手前で隠れながら、こそこそするまねは
好まないが盗み聞きをすることにした。
上の階である屋上に上がったシングマンは
どんな人物かわからぬためまずは様子見をするべく
階段の手前で隠れながら、こそこそするまねは
好まないが盗み聞きをすることにした。
◆ ◆ ◆
「研!!必ず見つけて殺してやるぞ!!」
殺すなど物騒な言葉をはいて研という人物の
存在を名簿で見て確認したら狂喜しうきうきと殺害宣言をする。
存在を名簿で見て確認したら狂喜しうきうきと殺害宣言をする。
ロボットが研とかいう者にどんな仕打ちを受けたまでは不明だが
怒りのあまりまわりが見えていないように思われ
仮にその通りであれば、何をしでかすかわからない。
怒りのあまりまわりが見えていないように思われ
仮にその通りであれば、何をしでかすかわからない。
こいつが下等超人たちのような多々暴れて傍若無人を
体現したかのような悪党であれば
何の罪も無い者まで暴虐の巻き添えになるかもしれない。
体現したかのような悪党であれば
何の罪も無い者まで暴虐の巻き添えになるかもしれない。
「ギラギラギラ、さっきから物騒なことばかり好き放題しゃべりおって、
その研とやらに何をされたんだおまえは?」
その研とやらに何をされたんだおまえは?」
「えっ!?」
◆ ◆ ◆
「なるほどな、お前たちジュラル星人は
故郷が住めなくなり、そこで地球を第2のふるさとにしたいわけか
そのためには原住民である地球の人間が邪魔だと。」
故郷が住めなくなり、そこで地球を第2のふるさとにしたいわけか
そのためには原住民である地球の人間が邪魔だと。」
「そうそうそうだよ!」
旧友は研を大悪党など自分たちは何もしていない無実な
被害者だの嘘をついて目の前の謎の生物を欺き
味方に付けることもしなかった。
被害者だの嘘をついて目の前の謎の生物を欺き
味方に付けることもしなかった。
こいつは何かやばい、そしてスケールも違う。
もしうそがばれたらどうなるかわからない
その恐怖が真実を吐き出す理由となった。
多少の誇張表現はあれど、嘘は一切ついていない。
もしうそがばれたらどうなるかわからない
その恐怖が真実を吐き出す理由となった。
多少の誇張表現はあれど、嘘は一切ついていない。
「…本当に感心せんな」
「うっ!」
「ジュラルの平和と繁栄のため言えば聞こえが良い、
だが話を聞く限りではただの侵略以外の何物でも無かろう」
だが話を聞く限りではただの侵略以外の何物でも無かろう」
「超越的な技術や圧倒的な力を持つ者が無力を虐げる…
お前たちはどれほどの大罪を犯しているのかわかっているか?」
お前たちはどれほどの大罪を犯しているのかわかっているか?」
「…」
シングマンの中で改めて下等超人への怒りが渦巻き燃え上がる。
この世の秩序と平穏が乱れたのも
そして何より完璧超人始祖が心から敬愛するザ・マンが
下等超人のあまりにもえげつない暴挙によって
ほぼ見切りを付け慈悲を失い、超人閻魔という
破壊と創造を繰り返す怪物と化したのも
全ては下等超人が元凶なのだ。
この世の秩序と平穏が乱れたのも
そして何より完璧超人始祖が心から敬愛するザ・マンが
下等超人のあまりにもえげつない暴挙によって
ほぼ見切りを付け慈悲を失い、超人閻魔という
破壊と創造を繰り返す怪物と化したのも
全ては下等超人が元凶なのだ。
そしてジュラルどももその過ちを重ねている。
許せるはずなど無い。
許せるはずなど無い。
「うるせぇ。」
「ん?」
「いちいちうるさいんだよ!お前に何がわかるんだ!
もとの星で死にかけている仲間の苦しみが!
その彼らを救うには少しでも早くあいつらから
地球をうばわなくちゃならないんだ!」
もとの星で死にかけている仲間の苦しみが!
その彼らを救うには少しでも早くあいつらから
地球をうばわなくちゃならないんだ!」
「…」
「大罪を犯そうが知ったことか!
だがこれだけは言っておく!
俺は研さえ殺せればそれで良い!
他の奴らは邪魔しなければ危害は加えない!」
だがこれだけは言っておく!
俺は研さえ殺せればそれで良い!
他の奴らは邪魔しなければ危害は加えない!」
「もう行くからな!お前の説教なんざ聞きたくないんだよ!」
旧友は屋上からプロペラを強く回転させて飛び去って行った。
「お前たちが侵略する理由は種が生きるためだ…
だがそれでも罪は罪…なぜ侵略以外の手段を
見つけられなかったのだ…」
だがそれでも罪は罪…なぜ侵略以外の手段を
見つけられなかったのだ…」
ジュラル星人は地球を奪うことで種の存続を目指す
だが侵略という手段を選び、なぜわかり合おうとはしないのか
彼らは事情により対話ができないのか、
真実と思われる出来事が一つある。
だが侵略という手段を選び、なぜわかり合おうとはしないのか
彼らは事情により対話ができないのか、
真実と思われる出来事が一つある。
以前地球人はジュラル星人の母星に
苗を植え込みそれによって生態系が狂い
母星崩壊につながった。
苗を植え込みそれによって生態系が狂い
母星崩壊につながった。
それが真実であれば故郷を間接的に滅ぼされ
そんな仇敵どもとは対話などしないのは当然であり
ジュラル星人の侵略は新たな住処の獲得と
故郷を滅ぼされた復讐でもあるのかも知れない。
そんな仇敵どもとは対話などしないのは当然であり
ジュラル星人の侵略は新たな住処の獲得と
故郷を滅ぼされた復讐でもあるのかも知れない。
ゆえにジュラル星人は復讐と侵略を同時に行うために
あえて回りくどく敵の苦しみの時が
長引くだけの策略を選択することもある。
多くの赤子を先天性異常にするために妊婦の食事に工場廃液を混ぜた作戦は
その最もたる例の一部である。
あえて回りくどく敵の苦しみの時が
長引くだけの策略を選択することもある。
多くの赤子を先天性異常にするために妊婦の食事に工場廃液を混ぜた作戦は
その最もたる例の一部である。
シングマンこの事情を知ればどう思うのだろうか
だが今は真実を知る手段など存在しない。
だが今は真実を知る手段など存在しない。
支給品を確認し屋上になにか変わったものが無いか確認すれば
もう特に用はなくこの場を後にし、シングマンは下の階へ降りたのであった。
もう特に用はなくこの場を後にし、シングマンは下の階へ降りたのであった。
【I-5(ミナモデパートの屋上)/未明/一日目】
【バリカンの旧友@チャージマン研!】
[状態]健康、憤り
[装備]特にない。
[道具]基本支給品、ランダム支給品1〜3(確認済み)
[思考・状況]
基本方針:研を殺す。
1:研を見つけて時限爆弾と首輪ぼ爆発で殺すぞ!
2:あいつ(シングマン)事情も知らないで言いたい放題しやがって…
3:魔王ほかのジュラル星人たちと合流を目指す。
[状態]健康、憤り
[装備]特にない。
[道具]基本支給品、ランダム支給品1〜3(確認済み)
[思考・状況]
基本方針:研を殺す。
1:研を見つけて時限爆弾と首輪ぼ爆発で殺すぞ!
2:あいつ(シングマン)事情も知らないで言いたい放題しやがって…
3:魔王ほかのジュラル星人たちと合流を目指す。
[備考]
死亡後参戦です。
体内の時限爆弾は一日目、二日目、三日目のどれかの午後7時か
強い衝撃を加えられることで爆発します。
首輪が爆発すると時限爆弾も誘爆します。
死亡後参戦です。
体内の時限爆弾は一日目、二日目、三日目のどれかの午後7時か
強い衝撃を加えられることで爆発します。
首輪が爆発すると時限爆弾も誘爆します。
【シングマン@キン肉マン】
[状態]健康
[装備]特にない。
[道具]基本支給品、ランダム支給品1〜3(確認済み)
[思考・状況]
基本方針:殺し合いを止める
1:サカキをとめる手段を探す。
2:殺し合いに載っている者は倒す。
3:あいつ(旧友)の言い分もわからなくは無いが罪は罪だ。
[状態]健康
[装備]特にない。
[道具]基本支給品、ランダム支給品1〜3(確認済み)
[思考・状況]
基本方針:殺し合いを止める
1:サカキをとめる手段を探す。
2:殺し合いに載っている者は倒す。
3:あいつ(旧友)の言い分もわからなくは無いが罪は罪だ。
[備考]
少なくともサンシャインに敗北する前からの参戦です。
少なくともサンシャインに敗北する前からの参戦です。
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