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CL7-9-3
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コラム7-9-3:【メタ認知の極致(3)】左派・右派に共通する「日常的な罠」 〜ダブルスタンダードと排他性のメカニズム〜
■ 「大きな罠」からSNSにはびこる「日常の罠」へ
これまでに見てきた「危険思想」や「全体主義」は国家レベルの巨大な罠ですが、現実のSNSや言論空間においては、より等身大で日常的な「思考の罠」が蔓延しています。
ここでは具体的な言説をピックアップし、左派と右派がそれぞれ全く異なるプロセスを辿りながら、最終的に「似たような閉鎖性」に陥っていくメカニズムを可視化します。
ここでは具体的な言説をピックアップし、左派と右派がそれぞれ全く異なるプロセスを辿りながら、最終的に「似たような閉鎖性」に陥っていくメカニズムを可視化します。
■ 1. 左派(および熱狂層)の罠:理念との乖離と「ダブルスタンダード」
左派や進歩派は、「反差別」や「平等」「多様性」といった崇高な理念を掲げます。しかし、その理念が特定の対象(権威や未成年など)に向かった途端、恐ろしいほどのダブルスタンダード(二重基準)や感情的暴走を引き起こします。
- 【実例1:異常な差別観と自覚の無さ(本田由紀氏)】
東大教授である本田氏は、皇族の映像に対し「遺伝的要因のおそろしさを感じる」と発信しました。普段は差別に厳しいはずの学者が、皇族に対しては平気で優生思想的な暴言を吐く。「彼らは特権階級としてポジティブに差別されているのだから、ネガティブな差別を受けても文句を言うな」と言わんばかりの、階級闘争的で身勝手な論理が透けて見えます。
未成年のYouTuberに対し「反知性の連鎖だね」と高圧的に冷笑しつつ、一方で「日本の伝統は土葬だから古墳がある」と日本文化への根本的な無知を晒す。弱者保護を謳いながら、自分より下と見た相手には容赦なく牙を剥く典型的なダブルスタンダードです。
- 【実例3:権力を敵視するルシファー的熱狂(小林よしのり氏)】
「天皇一家と国民は相思相愛!権力は邪魔者!国民はひたすら愛子さまを見ていればいい!」という言説。制度や法律(権力)を完全否定し、皇室を単なるアイドルのように消費して感情的に暴走する、極めて危険なルシファー的熱狂の典型です。
■ 2.右派の罠:固定観念への執着と「排他性」
一方の右派は、「伝統」や「歴史の事実」という正当性を持って議論をスタートさせます。しかし、自らの狭い解釈に執着するあまり、少しでも異なる意見を徹底的に見下し、味方さえも切り捨てる排他性の罠に陥ります。
『君が代』の「君」の解釈は、歴史的に「天皇」を指すというのはありがちな一般的解釈であり、「天皇の治世」などある程度幅のある解釈も存在します。しかし、「君が代の君が天皇を指すという妄想を持つ人マジでいるんだな」と、一般的な解釈すら「妄想」と一刀両断し、対話を拒絶する極めて狭量かつ排他的な姿勢を見せます。
- 【実例5:奇抜な珍解釈による独自路線の固定化(塩入清香氏)】
「君が代の『君』はイザナキの『キ』とイザナミの『ミ』を取ったものだ」という、歴史的根拠に乏しい与太話を堂々と展開するケース。伝統を守るどころか、自らの勝手な固定観念で歴史を歪め、結果的に右派全体の信頼性を落とすタコツボ化の典型です。
■ メカニズムの総括:我々はどちらの罠も回避せねばならない
- 左派は、「崇高な理念」を看板にしながら、実際はダブルスタンダードと感情の暴走で対象を破壊する。
- 右派は、「伝統的価値観」を盾にしながら、解釈を極端に狭めて味方すら排斥し、自滅していく。
どちらも「自分の枠組み(イデオロギーや独自の解釈)」を絶対視し、他者への想像力と「対話・啓蒙」を放棄している点で完全に一致しています。
我々はこの両極端な罠をメタ認知で俯瞰し、他者を論破する誘惑に耐え、平易な言葉で「終わりのない啓蒙」を続ける知的なバランス感覚を保ち続けなければなりません。
我々はこの両極端な罠をメタ認知で俯瞰し、他者を論破する誘惑に耐え、平易な言葉で「終わりのない啓蒙」を続ける知的なバランス感覚を保ち続けなければなりません。