キョン、いい月だね
キョン「ああ、いい月だ」
確か今年で三年連続満月だね……三回とも君と一緒に見ることができてよかった
キョン「ん? まるでもう一緒に見ることができない様な言い方だな」
ああ、すまない、そういうわけじゃないんだ
月の周期から考えて来年の今日は満月じゃないんだよ
次に満月になるのは多分7~8年後だろうね
キョン「ほー、そんな先になるのか。 次は子供たちも一緒だな」
そうだね……次はお腹の二人と一緒に見よう
キョン「ああ、次は家族『だけ』で『静かに』見たいもんだ……」チラッ
長門 「……」モキュモキュ ゴックン モキュモキュ ノドゴックン
ハルヒ「ちょっと有希! 食べ過ぎよ! みくるちゃんお茶!」ガツガツ
みくる「ふぇっ、は、はぁ~い」パタパタ
古泉 「お二人共追加作ってますからもう少し落ち着いて……って聞いてませんね」
橘 「ちょ! 九曜さん、ススキは食べちゃダメなのです! ぺっしなさい!ぺっ!」
九曜 「――団子――ない――」
藤原 「ちょっと待て! もうすぐ茹で上がる! なんで僕がこんなことを……」
キョン「やれやれ、あいつら人んちで……風情も何もあったもんじゃねぇな」
くっくっ、次も集まりそうだから静かに、は無理かもね まぁ、これはこれで楽しいよ
君の隣で名月を眺める……僕はそれだけで十分さ
最終更新:2014年01月27日 02:45