72-208「綺麗な満月です」

 キョン、いい月だね
キョン「ああ、いい月だ」
 確か今年で三年連続満月だね……三回とも君と一緒に見ることができてよかった
キョン「ん? まるでもう一緒に見ることができない様な言い方だな」
 ああ、すまない、そういうわけじゃないんだ
 月の周期から考えて来年の今日は満月じゃないんだよ
 次に満月になるのは多分7~8年後だろうね
キョン「ほー、そんな先になるのか。 次は子供たちも一緒だな」
 そうだね……次はお腹の二人と一緒に見よう
キョン「ああ、次は家族『だけ』で『静かに』見たいもんだ……」チラッ

長門 「……」モキュモキュ ゴックン モキュモキュ ノドゴックン
ハルヒ「ちょっと有希! 食べ過ぎよ! みくるちゃんお茶!」ガツガツ
みくる「ふぇっ、は、はぁ~い」パタパタ
古泉 「お二人共追加作ってますからもう少し落ち着いて……って聞いてませんね」
 橘 「ちょ! 九曜さん、ススキは食べちゃダメなのです! ぺっしなさい!ぺっ!」
九曜 「――団子――ない――」
藤原 「ちょっと待て! もうすぐ茹で上がる! なんで僕がこんなことを……」

キョン「やれやれ、あいつら人んちで……風情も何もあったもんじゃねぇな」
 くっくっ、次も集まりそうだから静かに、は無理かもね まぁ、これはこれで楽しいよ


 君の隣で名月を眺める……僕はそれだけで十分さ

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最終更新:2014年01月27日 02:45
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